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2014.11.17

沖縄県知事選

沖縄県知事選の自治体ごとの集計結果と県内の基地の分布の関係が分かるかなと思って、次のような表を作ってみました。いろいろな人が既に言っていることを繰り返しているだけかもしれません。すみません、あまりニュースを追わずに日々を過ごしています。

市町村名の後に「仲井真」と入れたところ以外は翁長雄志さんが制したところです。自治体の並びかたは選管の開票結果の表のとおりです。県の資料を見て、各自治体の面積に占める米軍基地の面積と、沖縄県内の米軍基地の総面積に占めるその自治体内の基地の面積、そして仲井真候補を選んだ自治体については、そこに存在する主な基地の名称を入れました。空欄になっているところは基地がない自治体だと思います。四捨五入の関係か、県全体に占める各市町村の基地負担率を足しても100%にならないのが、ちょっと心配ですが。

市町村名基地/自治体基地/全基地
市部 那覇市 1.4 0.2
宜野湾市 32.4 2.7
石垣市 仲井真 0.4 0.4 黄尾嶼射爆撃場など
浦添市 14.3 1.2
名護市 11.1 9.9
糸満市
沖縄市 34.5 7.1
豊見城市
うるま市 7.2 2.6
宮古島市 仲井真
南城市
国頭郡 国頭村 仲井真 23.0 18.9 北部訓練場など
大宜味村
東村 仲井真 41.5 14.3 北部訓練場など
今帰仁村
本部町 0.0 0.0
恩納村 29.2 6.3
宜野座村 50.7 6.7
金武町 57.7 9.2
伊江村 仲井真 35.2 3.4 伊江島補助飛行場
中頭郡 読谷村 35.8 5.3
嘉手納町 82.5 5.2
北谷町 52.9 3.1
北中城村 14.2 0.7
中城村
西原町
島尻郡 与那原町
南風原町
渡嘉敷村 仲井真
座間味村 仲井真
粟国村
渡名喜村 仲井真 6.4 0.1 出砂島射爆撃場
南大東村 仲井真
北大東村 仲井真 8.8 0.5 沖大東島射爆撃場
伊平屋村 仲井真
伊是名村 仲井真
久米島町 0.1 0.0
八重瀬町
宮古郡 多良間村 仲井真
八重山郡 竹富町 仲井真
与那国町 仲井真

辺野古の海に新しい基地を作ることによって普天間基地を有する宜野湾市などの負担を軽減するというのが日米両政府の言い分で、それに異を唱える翁長雄志さんが選ばれたことで「移設の遅れ」とか「基地の固定化」が起こると言われたりするわけですが、宜野湾市や、嘉手納町をはじめとする基地負担の大きな自治体のほとんどの市民は、それでも仲井真現知事を排したように見えます。

現職が優勢だったのは、主に、基地の少ない離島の自治体と、北部訓練場や伊江島飛行場をかかえる自治体と言えるでしょうか。これらの中では、伊江村以外は基地があることを理由に行なわれる国の振興策に財政的に強く依存しているわけでもなさそうです。ここらへんは、どういうふうに解釈すればいいのかな。

いずれにせよ、日米両政府の路線には沖縄の市民の間では3割台の支持しかないことが明らかになったこの選挙結果を、私たちの国のすべての市民がしっかりと踏まえていかなければなりません。

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2014年 11月 17日 午前 07:40 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2014.11.14

「みえない雲」が舞台化

「みえない雲」というドイツの小説をここでご紹介したことがあります。3年半前、東電福島第一原発の核災害の直後のことでした。

みえない雲来月、この「みえない雲」が舞台で上演されます。12月10日(水)から16日(火)までの1週間。場所は三軒茶屋のシアタートラムです。私は残念ながらそのころ東京に出向くことができそうにないのですが、ぜひ関東地方にお住まいのみなさま、足をお運びください。

グードルン・パウゼヴァングさんの「みえない雲」は、ドイツの原子力発電所で破局的な事故が発生し、親兄弟も失われる中、ひとり生き延びる10代半ばの少女を描いた小説です。日本語には高田ゆみ子さんがお訳しになりました。舞台化されるという話も、高田さんから教えていただきました。

瀬戸山美咲さんというかたが脚本、演出を担当なさいます。小学生だったころに「みえない雲」を手にしたという瀬戸山さんは、原作の中では語られなかった「今」の視点も織り込み、小さな子どもから大人まで、日本に暮らす人から世界の人まで、誰もが「自分のこと」として受け止められる作品を目指すと語っていらっしゃいます。

自分のこととして受け止めるというのは、今、とても大切なことだと思います。あれほど衝撃的な出来事であったのに、私たちは既に福島の核災害を自分たちの頭から消し去りつつあります。福島から何百キロも離れた私たちには影響のなかったことであるだとか、私たちは比較的に福島に近いところにいたけれど、もうあれは終わったことだとか考え始めている私たちがいます。嘆き、怖れるばかりではなく、胸を張り、瞳を上げて生きていくことはとても大切です。しかし、私たちの過去は、自分たちのふるさとは、忘れ、捨て去ってしまうのではなく、そこから確実に学び取って、よりよい世界を作っていくために存在するはずです。

瀬戸山さんの作る舞台の中心には、今とても期待されている若い俳優がいるそうです。上白石萌音さんという人。「舞妓はレディ」という最近の人気映画の主役をつとめたかたです。本の「みえない雲」を読んで、ぜひやりたいとおっしゃったそうです。

多くの人たちの思いを重ねて、すばらしい舞台になることをお祈りいたします。

舞台版「みえない雲」。前売りはもう始まっています。詳しくはミナモザのサイトをご参照ください。

ポスター画像は瀬戸山さんから使用許可をいただきました。本当は、このポスター、目をこらすと、いろいろなものが見えてきます。どこかで大写しになったものを見てみてください。

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2014年 11月 14日 午前 07:46 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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