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2014.02.13

ちょっとお休み

これからしばらく、更新が不定期になります。

最初の数日は旅行のためなのですが、その後、ドサッと仕事が入っていて、いつまで「しばらく」が続くのか分かりません。けっこう長くなりそうな予感。

とりあえず、たぶん生きていますので、ご心配なく。

思い出したように記事を書くと思いますので、時々、見に来ていただければうれしいです。

2014年 2月 13日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2014.02.12

人間の鎖の罪

Ankara prosecutors demand up to 14 years for participants in tree-planting protest - トルコで、環境の保護を訴えて平和的な抗議行動を行なった市民たちに対する裁判で、検察側が異様なほど厳しい求刑を行ないました。

Statues by Cemre昨年の10月12月にここでも書いた件ですが、アンカラにある ODTÜ という大学の敷地内に高速道路を建設する計画が進められていて、それに伴い、3,000本の木が切り倒されることになっています。それに抗議する市民が、工事現場の入り口近くで「人間の鎖」を作り、バケツリレーのような形で苗木を運び、植えるという抗議行動をしました。ブルドーザーなどの進入を阻止するためです。とても平和的な行動のように思えます。

しかし、公務執行妨害で逮捕された市民たちの裁判が始まり、検察は最高で14年6か月の禁固刑を科すことを求めました。もちろん、10月21日のこの行動は、完全に平穏だったわけではなく、投石騒ぎがあったようです。おそらく警察側の挑発に乗ってしまった人たちがいるのでしょう。それにしても、14年半というのは、不釣り合いに長いと思います。

このトルコの抗議行動や裁判については、今のところ、私にはこれ以上何も言うことはありません。この話を読んで、真っ先に考えたのは、辺野古の海を護ろうとしている人たちに、これからどんなことがふりかかってくるのだろうか、ということです。ここに書かねばならないことなど起こらないことを、心の底から祈ります。

ODTÜ のキャンパスの写真は Cemre さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2014年 2月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.11

黒田日銀総裁の責任は?

ADB's failings in Cambodian resettlement plan - アジア開発銀行(ADB)のコンプライアンス評価部門が、近年カンボジアで行なった援助のありかたを痛烈に批判しました。

Railway Station, Phnom Penh by PigalleADB は2006年にカンボジア政府とともに鉄道網の現代化に着手しました。そのこと自体は悪いことではないと思います。しかし、線路の拡充などで多くの家族が立ち退きを余儀なくされた時、ADB が十分な補償を行なわなかったことが明らかになりました。

数年前の評価額を支払ったために、インフレぶんが不払いになって住民に大損をさせたり、移転先として用意した土地に水も電気も引いていなかったり、十分な説明を行なわなかったり、苦情受け付けもしていなかったり、等々の問題点が指摘されています。計画のあらゆる過程が大きな問題を抱えていたと評価されています。立ち退きなどに関する ADB の体質を変えなくてはいけないとも書かれています。ADB 史上、最も厳しい内部批判だとのことです。

このカンボジア支援事業が行なわれた時期、ADB の総裁を務めていたのは黒田東彦さんという人。現在の日本銀行総裁です。

評価書およびそれに至るコンプライアンス評価の中間報告等の文書はこちらから入手できるようです。私は読んではいないのですが、ことによっては、黒田日銀総裁の責任もしっかり問うていく必要があるのかもしれません。

首都プノンペンの駅の写真は Pigalle さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2014年 2月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.10

たばこの終わり

Experts increasingly contemplate end of smoking - アメリカの喫煙事情に関する AP 記事。

by Pikku-Mikkoアメリカ政府の公衆衛生総局長官などが「アメリカでの喫煙の終焉」をおおっぴらに口にし始めたと伝えています。喫煙という習慣の長期凋落傾向を受けてのことで、今後10年で喫煙率は10%に、2050年には5%にまで落ち込むだろうと予測されているそうです。

世論調査によると、喫煙は既に「正常な行動」とは見なされておらず、十代に至っては、大麻よりも異常なことと感じられているそうです。

2009年の法改正で、食品医薬品局(FDA)には既にタバコを管理物質に指定する権限が与えられているけれども、タバコ業界からの圧力などによって動きが止まっているとも書かれていました。現在の法律では禁止薬物にすることはできないけれども、やる気さえあれば、ニコチンの量の規制などを厳しくして、タバコの魅力を奪うところまではやるだろうとのことです。ひょっとすると、2、30年後には、違法になって、取り締まりの対象になっているかもしれませんね。

最近は、私たちの国でも、喫煙に後ろ指を指す風潮がちょっと強すぎるような気もしますけれど、タバコを吸う人たちにとっては、きっと肩身は狭くなる一方でしょう。権利の剥奪という意味では、かなり問題を感じますが、すみません。あまり同情していません。

写真は Pikku-Mikko さんが CC-by-sa で公開しているもの。たばこを美化もせず悪の権化のようにも描かない中立的なものを選んだつもりです。

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2014年 2月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.09

活動家が集結中

Activists converge on Shandong city to demand investigation into death in custody - 中国の山東省に人権活動家が続々と集結中という AP 電(今日はいつもより早くブログ記事を書いているのですが、あと数時間したら、私たちの国でも大きく報道されるようになっているかもしれません。いや、オリンピックと首都圏の雪、そして都知事選でかき消されてしまうかな)。

by Ken Marshall政治犯として服役中の民主活動家、薛明凯(Xue Mingkai)さんのお父さんである薛福顺(Xue Fushun)さんが当局との交渉に行った際、建物の4階から謎の転落死を遂げたことをきっかけに、全国から民主活動家が山東省の曲阜(Qufu)に集まってきているそうです。曲阜に向かっているのは、おもに「南方街头运动」(Southern Street Movement)、「中国新公民运动」(New Citizens' Movement)などの草の根活動家たちだと書かれています。

歴史が動きそうな予感がします。傍からそんなことを言ってるのは甘い証拠ですが。

孔子の聖地として知られるという曲阜の街の写真は Ken Marshall さんが CC-by で公開しているもの。

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2014年 2月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.08

ボスニアで失業者が抗議行動

More than 130 hurt in anti-government protests in Bosnia - ボスニア・ヘルツェゴビナ北東部の町トゥズラで大規模な反政府抗議行動が行なわれたもようです。

Tuzla by Marco Fieberボスニアの失業率は27.5%にのぼるそうですが、かつては工業都市だった Tuzla では、近年、工場の閉鎖が相次ぎ、経済の悪さは非常に深刻なようです。今も根強く残る民族間の対立のために政府は弱体化していて有効な経済政策を打てず、また政治家の汚職なども多く、市民の政治への不満はとても強いそうです。それが火を噴いた形です。

石や卵を投げる数千人の失業者と催涙ガスで応酬する警察の双方にけが人が出ましたが、負傷者の多くは警察側だったようです。首都サラエボでも連帯行動が行なわれ、こちらでも警察との衝突が起きたと記事は伝えています。

トゥズラの写真は Marco Fieber さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。1995年5月のセルビア人による虐殺事件祈念碑。

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2014年 2月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.07

バングラデシュの不当労働行為

Group: Bangladesh workers threatened over union バングラデシュでアパレル業の工場の労働者が組合結成の妨害を受けているという告発。

Int Sol USA Tringle 25 03 11 by Derek Blackadder工業国の企業の下請けで劣悪な環境で労働を強いられ、度重なる火災で死者も多数出ているバングラデシュの服飾工場。組合を作ろうと動いていた労働者が暴行を受けたり解雇されたりした事案が何十例もあるようです。ヒューマン・ライツ・ウォッチが聞き取り調査などをもとに明らかにしました。

バングラデシュでは昨年、組合結成の要件が緩和されましたが、その時、労働者側からはとても冷めた意見が出ていました。それがまさに的中した感じです。

写真は Derek Blackadder さんが CC-by-sa で公開しているもの。2011年3月25日に行なわれたデモのようすです。この日はどんな日だったかと言うと、ちょうど100年前にアメリカのニューヨークで Triangle Shirtwaist Factory という縫製工場の大火災があり、戸に鍵がかけられていたりして逃げられなかった労働者146人が亡くなったのだそうです。1世紀前の彼女たちは今日の私たちだという連帯の思いが強く伝わって来ます。

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2014年 2月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.06

荊冠の記憶

水平社資料を世界記憶遺産申請へ 差別解消への宣言など - 91年前に出された水平社宣言などの文書をユネスコの世界記憶遺産(Memory of the World)に登録してもらおうという運動が始まっているそうです。

Crown of Thorns by Gashwin Gomes「人の世に熱あれ、人間に光あれ」。西光万吉らは私たち市民にこう強く訴えました。部落差別のありかたは約1世紀を経て、大きく変わったかもしれませんが、偏見や侮蔑という人々の心の冷たさは何も変わっていませんし、排除や格差の固定化などの社会の影の部分は日々再生産されています。それらを考え、乗り越えていくために記憶すべき原点として、水平社博物館などによる登録申請を強く支持します。

写真は Gashwin Gomes さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。韓国ソウルの明洞聖堂にある石像だそうです。どんな写真を載せようかとさんざん悩んだのですが、「犠牲者がその烙印を投げ返す時が来たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が来たのだ」という宣言の文章に、そしてその後の部落解放運動の象徴となった荊冠旗にちなんで、この写真をここに置きます。

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2014年 2月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.05

勝てば官軍とは言うけれど

Report to call for UN probe into Sri Lankan war crimes allegations - スリランカ政府軍による戦争犯罪を糾弾する声。

State terrorism in Sri Lanka is ignored by the international community by Noaman Aliスリランカ政府がタミル系市民との内戦を鎮圧した際、安全地帯に逃げ込んだ市民に無差別爆撃を行なって数万人を殺傷したり、内戦終結後に墓地を荒らして大量虐殺の証拠隠滅を図ったりしたことを Public Interest Advocacy Centre というオーストラリアの市民団体が告発しているという内容です。

内戦下、双方が戦争犯罪を犯したものの、大多数は政府軍側によるものだったと結論づけています。Island of Impunity? (罪を問われない島)という題で、今日、資料が公開されるそうです。私がこれを書いている時点では、まだネット上には見つかりませんでした。

写真は Noaman Ali さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。プラカードは「スリランカ政府による国家テロを国際社会は無視し続けている」。

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2014年 2月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.04

毛布を届ける

Polish aid for protesters arrives in Kiev - 昨日に引き続き、ウクライナの首都キエフで続いている反政府運動(ユーロマイダン)の話題。

revolutionaries by Sasha Maksymenkoキエフ中心部の広場に陣取っている何千人もの市民のもとに、暖かい服や毛布、寝袋や薬が届けられました。隣国ポーランドからの約10トンのプレゼント。これまでの試みは国境の検問で追い返されたそうですが、今回は6時間ほど足止めをくわされたものの、無事、通過することができたそうです。

ポーランド市民の連帯の印だと語られています。もちろん、もっと泥臭い政治的な思惑が全くないわけではないのでしょうけれど。

私も、闘っている人たちに対して、もっと目に見える支援をしていかなくてはいけないと反省しました。だれを支援すればいいのか、ふだんから注意しておかねば。タイ? カンボジア? いや、もっと近くの名護でしょうか、やっぱり。

凍てつくキエフの写真は Sasha Maksymenko さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2014年 2月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.03

ピアニスト過激派

Who is that masked man? Kiev's Pianist-Extremist - ウクライナのキエフで続く反政府集会。その最前線に1人の音楽家がいます。

@jordibernabeu: A man playing the piano in front of the police (Riots // Kiev). Font: http://t.co/JXnnGkMcNv http://t.co/jkVhP1YILO by Jordi Bernabeu Farrús「ピアニスト過激派」と名乗り、本名は分かりません。目出し帽をかぶっているため、顔も分かりません。20代で、ウクライナ西部の音楽大学で学んだと言います。イタリアの現代作曲家 Ludovico Einaudi さんの作品を演奏しているそうです。

自分たちが当局側が言うように過激でも野蛮でもない、ごく普通の市民なのだというメッセージを伝えたいと語ります。

私もいろいろな抗議行動で、楽器を奏でたり、花や風船を警官に渡そうとしたりする優しい人々を見てきました。彼の安全と勝利を祈ります。

写真は Jordi Bernabeu Farrús さんが CC-by で公開しているもの。今日はふだんよりいくぶん大きめなものを載せてみました。

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2014年 2月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.02

強い国の言いなりにならない人たち

Mexico energy reform sparks mass protest メキシコの首都で政府のエネルギー資源政策に抗議して6万5千人のデモがありました。

Confío en la palabra del PRI respecto a Pemex: Cuauhtémoc Cárdenas by Eneas De Troyaメキシコでは75年前に石油採掘産業が国営化されましたが、保守派の現政権が外国資本の参入を許すべく法改正を行なっているそうです。1月31日のデモは、左翼の民主革命党(PRD)が呼びかけたものです。PRD の指導者である Cuauhtémoc Cárdenas さんは、石油国営化を断行した Lázaro Cárdenas 元大統領の子どもだとのこと。

既に大多数の州で法改正が批准されているそうなので、どこまで巻き返せるか分かりませんが、PRD は非暴力の抵抗などで反対を続けていくと宣言しています。

属国になることを拒む心意気ですね。

クアウテモク・カルデナスさんの写真は Eneas De Troya さんが CC-by で公開しているもの。

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2014年 2月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.01

戦争への評価

Grim assessment of wars in Iraq, Afghanistan - 戦争に対するアメリカ市民の最新の意識調査の結果。USA Today 紙のものが米軍の機関紙 Stars and Stripes に転載されていました。

No War with Syria protest outside Nancy Pelosi Town Hall by Steve Rhodesイラク戦争でアメリカが目的を達成できたと考えるアメリカ人は37%。それをはるかに上回る52%が戦争は失敗だったと考えています。アフガン戦争でもほぼ同様で、成功と考える人が38%、失敗と考える人が52%です。イラクに関しては、2年前には数字は正反対で、56%が成功、33%が反対と答えていたと記事は紹介しています。

戦争を始めたのが正しかったかという問いに対する答えは、少し古めかしいもので、アフガニスタンについては51%が正しかったと考えているのに対し、間違っていたと考えているのは41%にとどまっています。それでも、2006年には3分の2のアメリカ人が戦争は正しいと答えていたそうなので、大きな進歩が見られると言うこともできます。

また、イラクについては、50%が間違っていたと答えて、正しいと答えた38%を上回りました。10年前には4分の3が正しいと答えていたそうです。

度しがたい愚か者がアメリカ市民の三十数パーセントもいるとも思えませんから、「正しかった」「成功だった」という声は、今後もどんどん減っていくだろうと思います。ただ、本当に度しがたい愚か者がゼロではないことも事実でしょう。

アフガニスタンやイラクにおける戦争だけではなく、またアメリカでだけでなく世界中で「戦争は正しいか」とか聞いても、だいたい同じような結果になるのかもしれません。内戦とかが続いている国で聞けば、もっと戦争に否定的な声が大きいでしょうけれど。

私たちの国では、いわゆる平和ボケで度しがたく愚かになっている人が多くて、戦争や軍備などに肯定的な回答が案外多いのかも、とか思いました。

写真は Steve Rhodes さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。シリア介入を諫めるアメリカ市民。

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2014年 2月 1日 午後 08:53 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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