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2013.12.31

フランスがついに富裕税導入

French 'millionaire's tax' gets constitutional go-ahead - フランスで富裕層への増税が実現しました。

Tax the Rich by Tim Olson社会党のオランド政権が公約として掲げ、施行されかかったものの、憲法評議会(Conseil constitutionnel)が違憲として認めていなかったものです。もともとは1年に100万ユーロ(約1億4千5百万円)以上の収入のある人に75%の課税を行なう案でしたが、憲法評議会は66%が合憲の限界だと判断したそうで、今回、政権が出した修正案では100万ユーロを超える部分に50%の課税をすることにしていて、憲法評議会もこれを合憲と認めたようです。

記事には、なんだかんだで75%課税と同じ計算になるんだと書いてあるのですが、仕組みもよく分からないし、私は算数にも弱いので、よく分かりません。

私たちの国では、今のところ、1,800万円以上は一括りで、最高税率は40%ですよね。あまりにも金持ちに甘いと思います。

「金持ちに課税せよ」のサイケデリックで美しい壁画の写真は Tim Olson さんが CC-by-nc で公開しているもの。サンフランシスコ、ミッション地区 Clarion Alley という通りに今年の夏に描かれたもののようです。

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2013年 12月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.30

南スーダンで足りていないもの

Civilians Trying to Flee South Sudan Violence Are Caught Between Two Sides - 南スーダンで今月半ばに始まった内戦に巻き込まれ逃げ惑う市民たち。

Treating Malnutrition by European Commission DG ECHOMalakal という町の市民は、町のすぐ近くにある国連の基地に逃げ込みました。その数は少なく見積もっても1万人。水も食べ物も足りない状態で、感染症の蔓延が心配されています。

Salva Kiir 大統領と Riek Machar 前副大統領の率いる部隊の間の戦闘で、多くの市民が負傷しましたが、病院の施設も十分ではないようです。銃弾が腹部を貫通して、自ら怪我をした父親に運び込まれた6歳の女の子のことが紹介されていました。抗生物質も麻酔薬ももうないとのことです。

おそらく、戦場になった街というのは、みんなこういうものなのだろうと思います。「2人の政治家の間の抗争で何千人もが死んでいる」。いや、少数の指導者だけでなく、喜んで争いの種を蒔き、銃を取る人たちも少なからずいるのでしょう。

南スーダンで根本的に足りないのは薬であり水であり食糧であると思います。平和維持のための銃弾も足りなかったのかもしれない。しかし、そのことだけに私たちの注意を向けさせ、本当に南スーダン市民が必要としているものには目を向けない態度は、紛争の政治利用だったと言われてもしかたないでしょう。

記事が発信されたマラカルの街の写真は European Commission DG ECHO が CC-by-sa で公開しているもの。独立前、2010年の撮影です。

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2013年 12月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.29

ブラジルの生活保護

What would Robin Hood do: How cash handouts are remaking lives in Brazil - 貧しい人にお金を与えることが貧困の解決にならないというのは、よく言われることですが、とてもうまくいっている例がブラジルにあるそうです。

Bolsa Família by Fotos GOVBA社会主義者のルラ前大統領が始めた Bolsa Familia (家族交付金)という制度は、子どもが高校まで就学したり健康診断を定期的に受けたりすることなどを条件に、貧困家庭の女性に現金を支給するものです。また、受給中は各家庭にソーシャル・ワーカーが割り当てられ、相談にのったりします。それまでの貧困対策と異なり、綿密かつ網羅的なデータベース構築が行なわれるなど、真剣な取り組みとなりましたが、予算は GDP の0.46%に過ぎません。

ボルサ・ファミリアは10年間で格差解消に目立った効果を発揮しました。乳児の死亡率は40%減少。就学率はほぼ100%を達成しています。最貧層の所得は富裕層の8倍のペースで伸び、世界で3番目に格差の大きい国だったブラジルは15番目まで格差を縮小し、2,200万人が貧困から脱しました。また、ボルサ・ファミリアを受給している家庭では、女性が配偶者との間でより対等な関係を築いているということも報告されています。

記事には、この他、この生活保護制度への市民の支持が圧倒的なので政権が代わっても廃止はできないだろうという観察、ブラジルの経済成長は著しかったので全てがボルサ・ファミリアのおかげだとは言えないだろうという評価もあること、他の国でこの制度をまねするのは難しいだろうという意見などが紹介されていました。

自分たちの Bolsa Família カードを見せる母子の写真は Fotos GOVBA が CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 12月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.27

入院中

1388094910575.jpg
昨日、検査に来て、そのまま入院しました。
辺野古とか靖国のせいではありませんので、ご安心を。

2013年 12月 27日 午前 06:43 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2013.12.26

ウルグアイから、コロラドから

昨日は大麻の合法化に関するニュースが2つありました。

by Cannabis Destiny"Uruguay President Mujica signs marijuana law" - 南米のウルグアイがマリファナを合法化したことは、法案が議会で可決された時に私たちの国でも広く報じられましたので、ご存知のかたも多いと思います。23日、ムヒカ大統領が署名し、晴れて正式に大麻が合法な存在となりました。販売に関する細則はまだ決まっておらず、実際に店頭で売られるようになるのは4月のことになるそうです。しかし、大統領の署名によって、大麻の栽培や所持は、既に犯罪としては扱われなくなりました。

"Colorado issues first licenses for recreational marijuana businesses" - 1年前に住民投票で嗜好目的のマリファナを合法化したアメリカのコロラド州で、23日、大麻の販売、取り扱いの許可証が348の事業主に交付されました。州政府の関与するレベルでは、これで1月1日から、店頭でマリファナを売ることができるようになります。連邦政府レベルでは、依然として大麻の取り締まりの法律がありますが、司法長官が州の制度を尊重して取り締まりを行なわない方針を明らかにしています。一方、市や町のレベルで販売許可がおりるかどうかは不確実です。

いずれにせよ、年末になって急に、2013年は大麻の合法化に関して画期的な年になりました。来年、そしてそれに続く年月に何が待ち受けているか、楽しみです。

写真Cannabis Destiny が CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。4月20日(マリファナの日)のコロラドでの集会のようす。「私がここにいるのは、表現の自由を信じているから」。ちょっと優等生っぽい答えですが、この言葉は私の思いでもあります。あ、「スピーチ」(表現)の綴りを間違えていますね、この人。そんなに優等生っぽくもないか。私も変換ミスとかしているかもしれません。疲れているんです。

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2013年 12月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.25

旗騒動で入国禁止

Sri Lanka bars Australian hotelier in flag fury - スリランカで、旗を逆さまに掲揚した人が入国禁止になったそうです。

Sri Lankan flag by Dhammika Heenpella2回にわたり空港で追い返されたのはイギリス生まれのオーストラリア人で、現在はスリランカの Galle という街で高級ホテルを経営しています。Taprobane 島にあるホテルは、世界で最もロマンチックな旅行先の1つに選ばれたこともあるそうです。

彼の近所の人が間違ってオーストラリアの旗を上下逆さまに掲揚したことに腹を立て、スリランカの旗を上下逆さまに、半旗で掲揚したのだそうです。

アメリカでは、旗を逆さまに掲げると、政府への強い抗議を表わしますが(私たちの国にまつわる旗ではできない抗議方法なので、うらやましいですね)、ここではそういった政治的な意図はなかったようです。

スリランカはシンハラ人とタミル人の民族対立があるので、そういう話題かと思って読んでみたら、何だこれはという感じの話だったのですが、それだけに、このくらいのことで入国禁止はないだろうと思いました。私たちの国も、だんだんそうなりつつあるような気もしますが。

写真は Dhammika Heenpella さんが CC-by-nc で公開しているもの。水平に張られたロープに掲げられた旗が風にたなびいているだけで、上下逆になっているわけではありません。

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2013年 12月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.24

兵隊は猫を救えない

Italian army medical officer faces jail for saving life of pregnant cat - 兵隊が死にそうな猫を助けたら、軍規に違反したとして裁判にかけられたというニュース。

Wildcat by Donika Sadiku旧ユーゴスラビア、コソボに駐留している NATO 軍に参加しているイタリア軍の基地で、「猫が変な声で鳴いているから、何とかしてくれ」という連絡が来て、医務官が現場に向かうと、野良猫(後にアガタという名が付けられます)が出産しているところでした。何匹かは無事に産まれたようでしたが、最後に、死産の胎児が体内に残ってしまい、母猫が痛みで泣き叫んでいたのでした。医務官が処置して、母猫も一命を取り留め、生まれた仔猫たちも助かりました。

ところが、コソボ駐留軍には「野生動物や野良の動物に近づいてはいけない」という規則があるそうで、医務官はそれに反したとして軍法会議にかけられることになります。来年2月7日に審理が行なわれるそうです。

Ente Nazionale Protezione Animali という動物愛護団体が医務官を支持し、生き物の命を救ったために罪に問われるのはおかしいとして、防衛大臣に介入を求める署名を行なっています。郵便番号(CAP)が必須なので、イタリア国外からは署名できませんでした。まあ、目標としていた人数を上回る署名が集まっているみたいですから、いいとしましょうか。

軍隊という不条理なシステムとか、「法の支配」とか、人間は動物とどう向き合うべきなのかとか、命とか、やさしさとか、私たちが考えなければならない問題が凝縮されて入っているような気がします。

コソボの野良ネコの写真は Donika Sadiku さんが CC-by-sa で公開しているもの。この事件のネコではありません。

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2013年 12月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.23

アルカイダの謝罪

Al-Qaeda apologises for Yemen hospital attack - アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の指導者が市民の殺傷を謝罪しました。

Old city of Sana'a by イエメンの首都サナアでは、今月5日に防衛省の施設に対して AQAP による攻撃がありました。その際、施設の敷地内にある病院も襲撃され、入院患者や医療関係者が亡くなりました。

AQAP の指導者は、病院への攻撃が命令に背いて1人の戦闘員によって行なわれたものだとした上で、その責任を全面的に負い、謝罪と賠償を行なう考えを示しました。

防衛省への攻撃は、無人機による攻撃への報復だとのことです。無人機による攻撃はたびたび無関係な市民の犠牲を生じさせています。そのことを素直に謝罪しないアメリカ政府などとの違いを強調する狙いがあるのでしょう。

美しいサナアの街の写真は Julian-G. Albert さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 12月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.22

弱められるヘイトスピーチ法

Holocaust denialists back calls for reform of Australia's race hate laws - オーストラリアで、ヘイトスピーチを取り締まる法律が改悪されようとしているそうです。

Abbott by alco_dl500b保守的な自由党のアボット政権は、人種差別的な発言を罰する人種差別法(Racial Discrimination Act)の第18C条を改訂しようとしています。司法長官、人権委員会委員長などがその方向で論を進めています。

この法律が最後に適用されたのは2年前のことで、先住民アボリジニをめぐる新聞の論評に関してでしたが、主にこの法律はホロコースト否定論者の発言を取り締まるために使われてきたそうです。

そのせいだと思いますが、記事は、オーストラリアの有力なホロコースト否定論者が法律の見直しに賛成を表明したことを伝えています。

既にヘイトクライムを罰する法律があるという点は、私たちにはうらやましいことですが、そういう国でも、右寄りの政権ができると、どんどん弱者を守る仕組みが壊されていくことを見て、私たちは多くのことを学ばなければならないと思います。

写真は alco_dl500b さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。他の人が作ったポスターのようですが、「(夏時間の終わる)この日曜日に時計を1時間戻すことを忘れないでください。で、もしアボットに投票するのなら、60年戻すことになります」とあります。

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2013年 12月 22日 午前 12:08 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.21

スト指導部を逮捕

Police nab rail walkout leader - 11日に書いた韓国の鉄道民営化反対ストのその後。

20131219_기자회견_철도노파업 지지와 의료민영화 저지투쟁 선포 (4) by 참여연대19日、20日と、ストライキを打っている全国鉄道労働組合の指導者たちの逮捕が続きました。警察は25名の組合関係者の逮捕状を用意していて、出頭に応じない人を検挙していく方針のようです。

鉄道公社経営陣はストライキに参加している労働者に対して職場復帰の「最後通牒」をしたもようで、今後、労働者たちが闘争を貫徹できるのか、それとも権力側の圧力に屈してしまうのか、目が離せません。

写真は 참여연대 が CC-by-nc-sa で公開しているもの。もうちょっと現場っぽい写真を探したのですが、見つかりませんでした。19日の撮影。医療の民営化も進められているようですね。

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2013年 12月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.20

糖尿病の飲み薬がもうすぐ

Indian scientists invent insulin pills for diabetics - 糖尿病の薬インスリンを注射ではなく経口摂取できるようになる日が近づきました。

Free Diabetes Camp by Trinity Care Foundationインスリンは胃ですぐに溶かされてしまうので、これまで飲み薬にすることができず、注射によらねばなりませんでした。このほど、インドの研究者たちがインスリンをうまく包み、さらに血管に取り込まれやすくする方法を開発したそうです。まず脂質で包み、さらにポリマーの幕で覆うようです。吸収を促進するために葉酸をまぜるそうです。American Chemical Society の学会誌に発表された "Improved Stability and Antidiabetic Potential of Insulin Containing Folic Acid Functionalized Polymer Stabilized Multilayered Liposomes Following Oral Administration" という論文です。

私は、20年ほど前にいっしょに暮らしていた猫が糖尿病になり、毎日インスリン注射をしていました。自分で打つ人はどんな気持ちだろうなあと思ったものです。

いろいろな治療法ができるのはいいことだろうし、それがいわゆる先進国の巨大な製薬会社ではなく、インドの研究所で生まれるというのは、とても素敵なことだと思いました。

写真は Trinity Care Foundation が CC-by-nc-nd で公開しているもの。インドでの糖尿病検査の風景です。

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2013年 12月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.19

名誉市民号剥奪の続報

German town revokes Hitler's honorary citizenship - 一昨日、ドイツの Dietramszell という町で、ヒトラーに与えられた名誉町民の称号が撤回できなかった話を書きました。

Never forget that everything Hitler did in Germany was legal. -MLK Jr #mlkj #mlk by Michael Stecker市議会が称号剥奪を可決できなかったことに対して大きな抗議の嵐が起こり、議決の取り直しが17日行なわれ、今度は全会一致で可決されたのだそうです。

またしても、とても短い記事なので、これ以上のことは分かりません。いいにしろ悪いにしろ頼りがいのない議員だなあと思うべきか、人々の声に耳を傾ける姿勢を称賛すべきか。

とりあえず市民の声が届いたということには、祝福を贈りたいと思います。私たちの国の消費増税とか特定秘密保護法とか集団自衛権とかのことを考えると、うらやましい限りです。

写真は Michael Stecker さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。警察に逮捕されたキング牧師。「ヒトラーがドイツでやったことはすべて合法的に行なわれたことを忘れるな」という彼の言葉が引用されています。これも私たちが胸に刻むべき言葉ですね。

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2013年 12月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.18

美しい広場

Lonely Planet declares Krakow square world's finest - ポーランドの古都クラクフの Rynek Glowny 広場が世界で一番美しいと認定されたそうです。

クラクフイギリスで出版されている人気の旅行ガイド「ロンリー・プラネット」のランキングだそうですが、サイトを見ても見つけられませんでした。2位はイタリアのベネチア Piazza San Marco 広場、3位はモロッコのマラケシュ Jamaa el Fna 広場だそうです。ほかにチェコのプラハ、イランのイスファハン、ロシアのモスクワが10位までに入っていると紹介されています。

今日は完全な手抜き記事です。って、言わなくてもバレていますよね。

写真は CC-by-nc で公開します。ピンぼけですみません。でも、あふれるばかりの光で、私の心象風景はまさにこんな感じだったのです。

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2013年 12月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.17

いまだに名誉町民

Anti-Hitler vote fails in Bavarian town - ドイツ南部バイエルン州の Dietramszell という町で、かつてヒトラーに与えた名誉町民の称号が剥奪されないことになりました。

by Mario Weilerこの町は1933年の3月にヒトラーに名誉町民の称号を贈りました。そのことは永らく忘れられていましたが、最近になってこのことが調査によって判明し、町長が町議会に称号剥奪を諮っていました。

ところが、議会では「歴史の書き換えだ。馬鹿らしい」「死んだら名誉町民ではなくなるのだから、既にどうでもいいことだ」「ナチスと関係を絶つより、今いる政治家たちと関係を絶つほうがいいと思う」などの意見が出て、条例は可決されませんでした。

これだけの報道では、否定票を投じた議員たちの意図が分かりかねますね。なんとなく屁理屈をこねて、ナチスの歴史を肯定しているようにも聞こえます。

ドイツは私たちの国と比べてしっかりと歴史と向き合ってきたとよく言われます。戦犯を祀る神社もないですし(あ、この部分は「ドイツに神社があるわけないだろう」というツッコミをもらうためのボケです)。それでも、五十歩百歩なのかなあ、と思ってしまうようなニュースでした。

ディートラムツェルの町の写真は Mario Weiler さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 12月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.16

ガザで洪水

Gaza flooding drives 40,000 from their homes - パレスチナのガザで洪水があり、4万人が避難しています。なんか中東というと「乾いた」イメージが強いんですが…

PALESTINIAN-GAZA-WEATHER-FLOODING by Globovisiónアルクッズ(エルサレム)やエジプトのカイロで雪が降ったという話を聞いていましたが、海岸沿いで比較的温暖なガザでは先週水曜日から大雨となり、ガザ市の Sheik Radwan 地区では貯水池があふれ、多くの住宅が床上浸水し、5,000人余りがボートで救出されました。記事には、大人が肩まで水に浸かっている写真が載っています。

ガザ北部の Jebaliya 難民キャンプも水に浸かり、ハマスのハニヤ首相らがボートで視察を行なったそうです。

イスラエルとエジプトにより物資の搬入などが厳しく制限されているガザ。復旧も並大抵のことではないでしょう。封鎖によって下水処理が既に破綻していたわけですから、伝染病など衛生面が特に心配です。

写真は Globovisión が CC-by-nc で公開しているもの。今月初めから洪水が起こっていたようですね。

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2013年 12月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.15

首脳会議で話されなかったこと

Missing Laos activist highlights gov't repression - 1年前の今日、ラオスの首都ビエンチャンで Sombath Somphone さんが拉致されました。

สมบัด สมพอน by Prachataiソムバット・ソムポーンさんは、警察によって車が止められた後、トラックに乗せられて、どこかへ連れ去られました。行方は分かっていません。当局側の説明は、「個人的または商売上のトラブルに巻き込まれたものとみられる」というものでした。

ソムバットさんは有機農法の実践や農村での学校運営などで著名な社会活動家で、2005年にマグサイサイ賞を受賞しています。ダム建設によって立ち退かされる村の声を代弁したり、国際会議で「経済発展の負の面をしっかり見る必要がある」といった意見を述べるなどしたことが政権(人民革命党による一党独裁)の気にさわり、拘束されたというのが大方の見かたです。

消息不明となった1周年を前に、アムネスティ、ヒューマンライツウォッチ、メコンウォッチなどの諸団体が安倍首相にあてて共同書簡を出しました。ちなみに、安倍首相は11月にラオスを訪問しています。

東京で開かれた ASEAN と日本の会議は防空識別圏問題を受けた「法の支配の原則」の確認やら、政府開発援助や経済連携協定やらで華々しい成果を上げたと伝えられています。しかし、ニュースでは、「人権尊重」という文字を見ることはできませんでした。

写真は Prachatai が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 12月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.14

グアンタナモの過ち

Here's why It's long past time that we close Guantánamo - グアンタナモ収容所は即刻閉鎖すべきだという Michael Lehnert 米海兵隊元少将による論説記事。

NSA Snowden Bradley Manning Guantanamo protest at Senator Feinstein's office by Steve Rhodesアメリカがキューバに返還せずに占拠し続けている土地にグアンタナモ米空軍基地があります。レナート少将はブッシュ前大統領のもと、ここにアフガニスタンで捕捉したアルカイダなどのテロリスト容疑者を収容する施設を作ることを命じられ、またその初代所長を務めた人です。

貴重な情報を持った極悪のテロリストが送られてくると聞いていたのに、留置が始まってすぐに、それが全くの誤りで、罪のない人が非常に多く混じっていることが分かったと述べています。牢に入れられているべきでないことが分かっても釈放が進まないこと、職員の間に服役者たちを人道的に取り扱わなければならないことを理解していない者が多いことなどに言及し、グアンタナモ収容所の運用をこのまま続けるのは、世界がアメリカに対して持っている否定的なイメージが全て正しかったことにしてしまうと語っています。

軍の上部にいた人から聞ける批判としては最も厳しいものと言えるかもしれません。もちろん私たちは、グアンタナモが間違いであっただけでなく、アフガニスタン、イランでの戦争そのものが誤りであったと考えますが。

写真は  さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。グアンタナモ平和を求める行動にて。

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2013年 12月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.13

イェレバンの声

Protestors welcome Davutoğlu in Yerevan exclaiming STOP and SHAME - アルメニアを訪問中のトルコの外相に対する抗議行動。記事には、雪の中で行なわれた行動の写真が5枚載っています。

Yerevan by Marco Fieber黒海沿岸諸国会議のためにアルメニアの首都イェレバンを訪れているアフメット・ダーヴトオール外相を、アルメニア市民の「恥を知れ」の声が迎えました。彼らが訴えたのは1915年のトルコによるアルメニア人ジェノサイドに関する謝罪です。

アルメニア社会党(Armenian Revolutionary Federation – Dashnaktsutyun)が呼びかけたこの抗議行動は、ジェノサイドをやめろ、ジェノサイド否定主義をやめろ、歴史の捏造をやめろ、不正義をやめろと訴えました。

1世紀の時を経ても、人々は不正義を糾弾し続け、その声は、微かではありますが、こうして地球の反対側にまで届くのだということです。

ジェノサイド祈念碑の写真は Marco Fieber さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 12月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.12

キエフ市民が機動隊を追い払う

Ukrainians force police from protest square - ウクライナのキエフで行なわれている反政府運動の現状。

EuroMaidan Protests in Kiev on 8.12.20213 by Ryan Anderson1週間以上にわたり市中央部の Maidan (独立広場)を占拠している反体制派市民を水曜未明に  Berkut と呼ばれる機動隊など警察勢力数千人が排除にかかりました。バリケードなどが撤去されましたが、市民らが盛り返し、同じく占拠中の市役所の建物から冷水をかけるなどして、警察を広場から追い出しました。

ロシア寄り対ヨーロッパ寄りということのほかは何も知らないので、今のところどちらの側の応援もする気にならないのですが、警察権力に毅然と対峙するところは立派だと思います。勢いがあるので、このまま政権を辞任にまで追い込めるような気がしますが、どうでしょうか。

広場の写真は Ryan Anderson さんが CC-by で公開しているもの。8日の撮影。

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2013年 12月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.11

韓国で鉄道民営化反対スト

Railway workers strike over suspected privatization plan - 韓国で鉄道のストライキが行なわれています。

20130903_기자회견_철도민영화 반대, 공공부문 민영화를 우려하는 전국 시민단체 모임 및 공동선언 기자회견 by 참여연대国営の鉄道公社が KTX 新幹線を切り離して子会社化する方針を打ち出しており、それが分割民営化に道を開くものだとして、全国鉄道労働組合(전국철도노동조합)が打ったストライキです。鉄道公社の労働者の約3分の1が参加しているとのことです。

来週には、ソウルの地下鉄の労組も、労働条件の改善と全国鉄道労働組合との連帯を掲げてストライキに入る見通しです。

私たちの国の国鉄は26年前に分割民営化されましたが、私はそのころ留学に出ていたので、どのような議論があったかよく知りません。最近の JR 北海道の不祥事の話を聞くと、民営化のツケとして、収益のあがらない地方路線の問題が顕在化してきたのかなと思います。

写真참여연대 が CC-by-nc-sa で公開しているもの。鉄道民営化反対の抗議行動だと思います。

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2013年 12月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.10

西サハラでデモが武力で鎮圧

Morocco police beat up Sahrawi protesters: Witnesses - モロッコによって不当に併合されている西サハラのエル・アイウン(ラユーン)で、7日、抗議デモが機動隊によって武力で鎮圧されました。

Laayoune Chat by cingulariteデモは多くの女性を含む50人程度の平和的なものでしたが、圧倒的多数の機動隊が警棒で強く殴るなどして、女性や子どもなどにも多くの負傷者が出たとのことです。

今日、EU 議会が、モロッコとの間で EU が結んだ漁業協定を批准する予定です。この協定が西サハラの海域での操業を認めるとするものであるにも関わらず、西サハラの市民の意向は全く反映されていないなので、現地では不満が高まっているようです。EU は2011年に、西サハラでの人権侵害などを理由に、それまでのモロッコとの協定を延長させなかっただけに、今回の新協定締結には裏切られたという思いが強いということでしょう。

協定のもとで操業するのは主にスペインの漁船ということですが、私たちの国の市場にも入ってくるんでしょうかねえ。まあ、あまり気にしすぎると、何でも必ず何かケチの付くところを見つけてしまって、何も食べられなくなってしまいますが。

エル・アイウンの街の猫の写真は cingularite さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 12月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.09

仏が中央アフリカに軍事介入

Traumatised Bangui residents await full French deployment - 内戦状態にある中央アフリカ共和国の首都バンギの市民がフランス軍の派兵を歓迎しているというニュース。

Children are fearless, obedient and sadly prone to being recruited as soldiers by European Commission DG ECHOすでに到着した部隊は車のクラクションや踊りで歓迎を受け、市民らは予定されている増派によって「早く私の住んでいる地区の治安も回復してほしい」等々と語っているとのこと。

当のフランスの通信社の記事なので、必要以上に好意的に伝えられているのかもしれませんが、先週首都だけで300人が犠牲になったという民兵組織による殺戮に怯える市民たちにとっては、わらにもすがりたい気持ちなのでしょう。

国連決議を受けて介入が既に行なわれた今となっては、フランス軍の駐留によって事態が少しでも好転することを祈るばかりです。どのような条件がそろえば軍事的な介入が有効性を持つのかを知る手掛かりとして、注視したいと思います。

中央アフリカ共和国の子どもの写真は  European Commission DG ECHO が CC-by-nd で公開しているもの。銃をはじめ暴力は依存性が高いです。とても悲しい写真ですね。

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2013年 12月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.08

モロッコによる拉致

Asociaciones saharauis amplían la querella por genocidio a excargos marroquíes - 西サハラでのモロッコによるジェノサイドを裁くスペインの法廷に新たな証拠が提出されたというニュース。

PresosSaharauis-10 by arribalasqueluchan!2006年にスペインの裁判所でサハラウィ(西サハラ市民)とスペインの人権団体 APDHE (= Asociación Pro Derechos Humanos de España)が起こした裁判では、1975年から1980年の間にモロッコ軍によって拉致され失踪した542人のサハラウィに対する人権侵害が争点とされてきましたが、最近になって新たに4人の遺体が Samra という町で発見されたため、それらのかたがたも訴訟の範囲に含められることになったそうです。遺体とともにスペイン政府の発行した身分証明書も発見されました。以前から争われてきた542人に関しても、かなりの数の人がスペイン国籍を持っていたと見られています。つまり、モロッコ政府が行なったことにはスペイン市民の拉致も含まれていたということです。

1970年代後半と言えば、私も、まだ大人ではありませんでしたが、生きていた時代で、決して遠い過去だとも思えませんが、このモロッコ軍部による拉致にせよ、ラテンアメリカ諸国の軍事政権下での失踪にせよ、物騒な時代だったのだなあと思います。今の時代は、私たちの近くでこそ権力による誘拐とかはあまりないと思いますが、広い世界。どこかで同じ過ちが繰り返されているのだろうなあと思ってしまいます。

写真は arribalasqueluchan! さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。スペインで開かれたサハラウィとその支持者による集会。

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2013年 12月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.07

悪い日、よい知らせ

昨日は、起床とともにネルソン・マンデラが亡くなったというニュースを知りました。

Faces of the future of East Timor by Austronesian Expeditionsその後は、一日中ずっと、国会のこと、そして特定秘密保護法が道を開くかもしれぬ社会の姿が頭から離れず過ごしました。

そんな沈鬱な日に届いた小さな明るい話題をみなさまにもお分けします。

東ティモールのことば テトゥン語入門」という本が出版されたそうです。まだ手にとっていないので分かりませんが、テトゥン語と言ってもさまざまな方言があると聞きますから、たぶんこれは首都とその周辺で話されているテトゥン・ディリの入門書でしょう。

軍事占領から自らを解き放った東ティモール。苦難を抱えながらも独立国として歩む東ティモール。

こんな本が私たちの国でも出版されたという紹介のメールを受け取った昨日の夕方。どんなに救われる思いがしたことか。

写真は Austronesian Expeditions さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。東ティモールでも写真に写る時にピースをするのでしょうかね。

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2013年 12月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.06

ブミプトラ

Don't worry if people call us racists, says Umno youth member - マレーシアの政治集会で「だれかが我々をレイシストと呼んでも心配するな。我々は自分たちの利益を守ろうとしているだけだ」という発言が飛び出したというニュース。

The Father, The Mother and The Children by Mohd Nor Azmil Abdul Rahmanマレーシアは、多数を占めるマレー系のほか、中華系、インド系の市民から主に構成されていて、政党も民族別に系列化されており、中華系に富が偏りがちだとして、長年、マレー系の与党によってマレー人優先政策がとられてきました。

今回の発言も、与党 UMNO (マレー人政党)の役職にある有力な宗教家によるものです。

ふと、「私を右翼の軍国主義者と呼びたいのなら、どうぞ」という発言を思い出しました。

私はどちらかと言うと明るく物事をとらえるほうだと思うのですが、これらのような開き直った発言を聞くと、気分が悪いです。

お口直しに素敵な写真を。 Mohd Nor Azmil Abdul Rahman さんが CC-by で公開しているもの。お父さんはマレー系、お母さんは中華系。

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2013年 12月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.05

エジプト民衆の詩人

Egypt's 'poet of the people' Ahmed Fouad Negm dies at 84 - エジプトの「人民の詩人」が亡くなったというニュースが目に留まりました。

Ahmad Fouad Negm أحمد فؤاد نجم by Hossam el-Hamalawyアハマド・フアード・ネゲムさんは、風刺的な詩作を通じてムバラク政権を痛烈に批判してきた、また、その前のナセル、サダト両政権下で投獄された経験も持つ、さらに「アラブの春」のエジプトでの変革にも大きな影響を与えた、と書かれています。

ここに歪曲がある
長年にわたって、放送局が
カイロからコルドファンに至るまで
ほかのアラブ諸国でも、日本でも

という詩(「重要な宣言」の出だしの部分)を1979年に書いているみたいですね。単に遠い地の例として使ったのだろうと思うけど、ちょっと気になります。

ご冥福と、残された家族や友人たち、そして彼を愛したすべてのエジプト市民の心の平和を祈ります。

写真は Hossam el-Hamalawy さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 12月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.04

ダムに追われる

Malaysia tribe end protest as mega-dam floods their homes - マレーシアのボルネオ島で、ダム建設に反対していた市民らが撤退を余儀なくされました。

Penan by Travelustボルネオ島サラワク地方に建設された Murum ダムでは、土地を失うことになる Penan 民族の人たちが道の封鎖などを行なっていましたが、9月に貯水が始まり、ついに水が彼らの家屋のすぐ下まで来てしまったため、行動の継続を断念することになりました。裁判闘争は続けるとのことです。

Penan の人たちは、立ち退きに対する補償が十分でないことを訴えてきましたが、サラワク州の Abdul Taib Mahmud 知事はこれに応じませんでした。移転先として住居を建設するという約束でしたが、まだ建設が完了していないにも関わらず、立ち退きが必要となりました。また、タイブ知事やその側近が続けざまのダム建設の工事によって私腹を肥やしているという批判もあるようです。

ダムに反対していた少数民族の人たちが強引な貯水開始によって土地を追われるというのは、胸が激しく痛みます。

ペナンの家の写真は Travelust さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 12月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.03

サリドマイドで和解

Australia, NZ thalidomide victims win US$81m settlement - オーストラリアで、再びサリドマイド被害者の補償をめぐる和解がありました。

The Last Thalidomide by Alfie Dennen100人余りのオーストラリアおよびニュージーランドの被害者が訴えていた裁判で、サリドマイド薬を生産販売した会社を買収した製薬会社 Diageo PLC は、8,900万オーストラリアドル(約83億円)を支払うことに合意しました。

「50年の私の人生は毎日が闘いでした。この和解は、その辛さを取り去ってくれるわけではありませんが、これによって未来を前向きに見ることができます。自分が必要とする支援や介護を得ることができるからです」と原告の1人は語っています。

歴史的な過ちを正す勇気を、すべての人に。

ところで、自分で書いておいて、情けないことですが、2010年の和解との関係がよく分かりません。

最後のサリドマイド」像の写真は Alfie Dennen さんが CC-by-nc で公開しているもの。空気で膨らまして展示される高さ10メートルぐらいの像だそうです。モデルは7月に紹介したマット・フレーザーさん

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2013年 12月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.02

イギリスでダイ・イン

London cyclist deaths: Hundreds take part in 'die-in' protest - たぶん広く報道されているのだと思いますが、29日、ロンドンで市民による大規模な抗議行動がありました。

Die In - Critical mass 12 by Sebastian Ilari約1,000人が参加したこの行動は、路上での自転車走行者の安全確保を求めるもの。ロンドン市交通局の前で、自転車を倒し、人々が道路の上に寝て死んだふりをする「ダイ・イン」を行ないました。ロンドン市各区の交通関係予算の10%を自転車走行のためのインフラ整備に使うことを要求しました。

ロンドンでは、最近2週間で6人が自転車に乗っていて交通事故に遭い、死んだそうです。抗議行動は Stop the Killing of Cyclists と名付けられています。

記事によれば、1970年代にオランダで似たようなダイ・インが行なわれ、それがきっかけとなって、オランダは自転車にやさしい社会への変容を遂げたのだそうです。

私はふだんの生活の中で、歩くことも、自転車に乗ることも、車を運転することもありますが、自転車に乗っている時が一番怖い気がします。路側帯のへんは、傾きがあったり、側溝の金属のふたがあったり、歩道にまたがって駐車している車があったり、危険がいっぱいです。なんとかしたいと思います。

ロンドンの行動の写真は Sebastian Ilari さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 12月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.12.01

植民地支配末期の秘密文書が公開

UK officials burned, dumped 'embarrassing' Kenya colonial documents - 1950年代、60年代のイギリスの外交文書が新たに公開されました。

Statue of Dedan Kimathi Waciuri by Jorge Láscar独立を獲得していく植民地の人々の手に渡らないように破棄する命令。シンガポールの海軍基地にあった焼却炉で秘密文書が焼かれたようす。陸から遠く離れた海上で書類を廃棄したようす。軍や警察などの「恥となる」ような秘密を組織的に処分したことが明らかにされています。

資料は、植民地統治下で人権を侵害されつつケニアでマウマウ団として闘った人たちが起こした裁判の結果、公表されました。敬意を表したいと思います。

こうした市民のたゆまぬ努力の結果、私たちの世界は半世紀前よりも、はるかに人権状況がよくなったと言えると思います。では、今の政治家たちがもう「恥となる」ようなことを絶対にしないかと言えば、そうは到底思えません。

写真は Jorge Láscar さんが CC-by で公開しているもの。マウマウ団の指導者だった Dedan Kimathi の銅像です。

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2013年 12月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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