« 行ってはいけない慰霊施設 | トップページ | 世界の奴隷は3千万人 »

2013.10.17

戦犯は安らかに休んではいけない

Clashes Interupt Funeral for Nazi War Criminal Priebke Near Rome - 私はニュースに気がついていなかったのですが、先週の金曜日に有名な(悪名高き、と言うべきかもしれません)ナチスの戦犯が死んだそうです。

Mausoleo delle Fosse Ardeatine by Simone RamellaErich Priebke はローマのアルデアティーネ洞窟(Fosse Ardeatine)の虐殺と呼ばれる事件に関わったとされています。戦後は一貫してホロコースト否定論を唱えました。潜伏先のアルゼンチンから強制送還され、イタリアで自宅監禁措置を受けていました。

カトリック教会は彼のためにミサを挙げることを拒否しましたが、教会の超保守の一派が教会で葬儀を執り行いました。数百人の市民がこれに反対して教会に押し寄せ、ネオナチと睨み合いになりました。事態の悪化を懸念した警察が葬儀を中止させ、遺体を近隣の空軍基地に移送しました。ここで火葬されるのか、遺体が故郷ドイツに送られるのかはまだ分かっていません。ドイツの教会は埋葬を拒否することを明らかにしています。右翼の聖地になることをよしとしないからです。

ここに概略を示した展開のあらゆる点で、私たちの国との違いを感じずにはいられません。

アルデアティーネ洞窟の写真は Simone Ramella さんが CC-by で公開しているもの。

このブログで

2013年 10月 17日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12988/58398880

この記事へのトラックバック一覧です: 戦犯は安らかに休んではいけない:

コメント

このような記事を読むと「筋を通す強い意志」といったものを感じます。
教会にしても市民にしても国家政府にしても。
私もまったく知りませんでした。
いつもながら貴重な情報をありがとうございます。

投稿: Y-Uzumaki | 2013/10/17 9:58:51

コメントを書く