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2013.10.31

独裁者を掘り起こせ

'Dig up dictator Franco': Spanish socialists - スペインで、また戦没者の慰霊施設「死者の谷」に関する論争が。

Valley of the Fallen, outside Madrid by James Blick施設の大聖堂に埋葬されている独裁者フランコの遺体を掘り起こして、どこか別の場所に移そうという法案を社会党(PSOE)が議会に提出しました。社会党の提案には、フランコ時代のもう一つの右翼政党、ファランヘ党の創始者 Antonio Primo de Rivera の遺体も撤去することを求めています。多くの人道的犯罪を犯したこれらの人物の姿が消えて、初めて、「死者の谷」は中立的な慰霊施設になれる、という主張です。

議会では右翼の国民党が安定多数を獲得しているので、この法案が通るとは思えませんが、反民主的な国粋主義勢力の罪や責任を明らかにしていこうという動きはまだまだ続きそうです。私たちも負けてはいられません。

写真は James Blick さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.30

タクシーでキス

今日も言い訳から。時間がありません。十分に納得のいかない記事選択になってしまいました。

Yellow Only by akli dengeGay couple ordered out of cab after kissing - シカゴでタクシーを拾ったゲイのカップルが車内でキスをしたら、運転手に降りろと命じられ、それを断ったら、乱暴な運転をされた。そのことが裁判になった。というニュースです。

既に運転手は市から罰金を受けており、タクシー会社を解雇されています。訴えた二人は、「私たちに起こったことは正しいことではないから。だれか他の人たちが同じ状況に置かれたら、それが許されることではないと、はっきりと知っていてもらいたいから」裁判を起こしたと語っています。

えっと、「十分に納得のいかない記事選択」と書いたのは、これが決してめずらしい事件であるとは思えないからです。それでも私の心に響いたのは、怒っているからとか仕返しをしたいからではなく、正しさを求めているから司法に訴えたという言葉でした。しかし、これも、同じような考えで裁判を起こす人も多いのかもしれません。

シカゴのタクシーの写真は akli denge さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 30日 午前 12:22 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.29

服役者にインターネットを

今日は二つの弁明から。一つ目。紹介する記事に、情報源の報告書などが言及されている場合は、できるだけそれにも目を通すようにしてきたのですが、最近、なかなか時間が取れなくて、今日も、報告書にリンクを張ってはおきますが、私自身が既に読んだわけではありません。ここで紹介する記事はとても短い記事で、私もそれを手短に紹介するわけですから、いろいろと端折られて伝言ゲーム状態になっている可能性もあります。

15 PRISON DIALOGUE by LEOL30弁明二つ目。私はふだんあまりインターネット関係のことを話題にしません。自分が情報技術に長けているわけではないので、分からない事が多いからです。ですが、今日ご紹介する話の中心にはインターネットが出てきます。とても興味をひかれる話だったので取り上げました。

Internet access in jails 'can cut reoffending' - イギリスの財団法人が英政府の委託を受けて行なった研究の結論は、刑務所の受刑者にインターネットを使わせるべき、というものでした。

そのほうが更正と社会復帰によい効果をもたらす、服役中も家族などとの人間関係を保つことができる、などが理由です。完全に自由に使用させることはできず、監督、監視が必要だとは思われるものの、刑務所の職員や所管の官僚らも、圧倒的大多数が服役者にインターネットを使用させることを支持しているそうです。

それだけインターネット、情報技術というものが現代社会には重要であり、刑務所だけがそこから隔離された「暗黒時代」のままでいいはずがない、という考えです。

Through the Gateway: How Computers Can Transform Rehabilitation と題された報告書はここからダウンロードすることができます。

私はこれがとてもいい考えだと思いますが、世の中にはそう思わない人もいることを知っています。犯罪を犯したのだから、罰として不便な生活を強いられ、苦しめられ、それを償うことにつなげていくのが当然だという考えかただと思います。しかし、私には、そういう考えが、憎悪や侮蔑に根付いたもののように思えてしかたがありません。そうではなくて、人権や愛といった原理によって世界を動かして行こうという考えのもとでは、世界がどのような方向に向かえばいいかは明らかだと思います。

写真は LEOL30 さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。刑務所っぽく見えるので選んだのですが、芸術作品です。

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2013年 10月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.28

ドネルケバブの歴史

Doner kebab 'inventor' Kadir Nurman dies - ドネルケバブを発明した人が亡くなりました。

Doner Kebab - Ankara, Turkey by Cameron Wears記事によれば、肉を上から吊してあぶること自体は伝統的に行なわれてきたことらしいです(私は写真にあるこの調理法が「シャワルマ」と呼ばれると思っていたのですが、どうも違って、シャワルマはアラビア語での料理の名前らしいです)。そぎ取った肉をピタに挟んでサンドイッチにして食べるというスタイルが、亡くなった Kadir Nurman さんの考案とのこと。ドイツに移民したヌルマンさんが1972年にベルリンで始めた売りかただそうです。しかし、ネットで調べると、これについてもいろいろと異説があるようです。冒頭にリンクを張ったインディペンデント紙は、ヌルマンさんがトルコのドネルケバブ業界団体から「発明者」として認定されたことをもって、彼を最初の考案者だとしています。

まあ、本当のところはよく分からないのですが、私がこの話を取り上げた理由を説明します。私は、ドネルケバブという料理なり食べかたなりが古い伝統的なものだと思っていました。で、それが実はたかだか40年ほどの歴史しか持たないと聞いて、びっくりしました。私たちが無批判に「伝統」とか「自国の文化」などとして受け入れているものにも、案外、近年の産物があったりするのかな、と思ったのです。

写真は Cameron Wears さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 10月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.27

濃い色の肌は美しい

Dark is beautiful movement takes on unfair India - インドで行なわれている「濃い色の肌は美しい」キャンペーン。

Pedatha with Nandita Das by Pritya Books伝統的にインドでは特に女性の色白さが尊ばれてきたそうですが、最近はその風潮をあおって金儲けをしようとする資本家らの企みが度を超していて、保湿美容液市場の84%が「肌の色を明るくする」効果をうたった商品で占められているそうです。さらには、昨年、女性器の色を薄くすると称する商品(Clean & Dry 社の Intimate Wash という製品らしいです)も売りに出されたとのこと。

この伝統的な考えかたに敢然と挑戦して、Dark Is Beautiful というキャンペーンが始められました。暗に女性に肌を白くすることを迫るようなコマーシャルをやめさせる署名活動などをやっています。

キャンペーンの先頭に立っているのは、Nandita Das さんという有名な俳優。人気俳優である彼女も「あなたは肌の色が濃いのに、どうしてそんなに自信たっぷりでいられるの?」などと聞かれることもあるとか。

私たちの国でも「美白」とか言われますから、似たような状況があるのかもしれません。

「色黒は美しい」というキャンペーンも、まだ「美しさ」にこだわっているようなところがちょっと不満な気もしますが、無批判に前の世代から受け継いできた価値観とか、それを利用して搾取する資本の無節操さに立ち向かっているという点では、大いに応援したいところです。

ナンディタ・ダスさんの写真は Pritya Books が CC-by で公開しているもの。今日の話とは関係ありませんが、彼女が握手している年配の女性はインドで著名な料理家だそうです。

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2013年 10月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.26

不況と戦争の記憶

War memories surface in Greece as German auto makers feel anti-austerity blow - 緊縮財政にあえぐギリシャでの市場調査で、戦争の爪痕が明らかになったという記事。

War memorial inscription by Martin Belamギリシャでは、ナチス・ドイツが残虐行為をはたらいたので、反独感情があって、ドイツの自動車企業はギリシャ市場で苦戦していました。それでも、緊縮財政が始まる直前の2000年代後半には、着実に市場シェアを伸ばしていました。しかし、これは EU による緊縮財政が敷かれてから一変し、その後は市場をどんどん失いつつある、という話です。

さらに、ギリシャ国内を地域ごとに見ていくと、第2次世界大戦当時、ドイツ軍による残虐行為が多く、レジスタンスが盛んだった「殉教者の街」と呼ばれる都市を含む地域でドイツ車の売れ行きの落ち込みが著しいことが分かりました。70年前の戦争の記憶がまだ生きているのだ、ということです。

Vox という経済学のサイトに載った Vasiliki Fouka, さんと Hans-Joachim Voth さんによる "Massacre memories: German car sales and the EZ Crisis in Greece" という論文に詳細があります。

私たちの国を取り巻く状況でも、同じようなことが言えるでしょうか。もしかすると、そういう研究が既にあるかもしれませんね。

写真は Martin Belam さんが CC-by-sa で公開しているもの。写真に添えられた説明によると、ギリシャ国内に建てられたドイツの慰霊碑で、「遠い異国の地でより偉大なドイツのために命を落とした者たちに感謝する」と刻まれているとのことです。終戦前に建てられたのでしょうかねえ。ちょっと信じられないような文言です。

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2013年 10月 26日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.10.25

スマホと躓きの石

App creates virtual Holocaust memorials - 6年半ほど前にここで、躓きの石(Stolpersteine)というプロジェクトがドイツで進行中だという話を紹介しました。今日の話はその続きです。

Marinus Post by Joop van Dijk躓きの石は、ホロコーストで殺された人たちが住んでいた場所に、名前や経歴などを記した銅板を埋めていくプロジェクトです。ドイツ全国でこつこつと進められていますが、ミュンヘンでは市当局が「名前の記された板を人々が踏む場所に置くのは死者への冒涜にあたる」として設置を禁じました。

今回の記事は、そのような事情で銘板が置けないミュンヘンを舞台に、GPS を使って、銘板が置かれるべき場所に来るとおしらせが送られるスマホ・アプリ Stolpersteine München が公開されたことを伝えています。pARtcours (拡張現実 AR とか芸術 art とかを掛け合わせた言葉だと思います)という会社が作っています。Android 向けiPhone/iPad 向けそれぞれにリンクを張っておきます。ミュンヘンに行けばいろいろと表示されるのでしょうが、私の家ではプロジェクトの紹介動画ぐらいしか見られませんでした。ドイツに行く用事ができないかなあ。

アプリの中から10ユーロの寄付ができます。さらなる犠牲者の調査にあてられると書かれています。私たちの国からだと PayPal では「募金」はできないので、クレジットカード払いを選択することになります。

写真は Joop van Dijk さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.24

虐殺に使われた武器

Helicopters supplied to Indonesia by Australia used in military operations amounting to genocide: Report - オーストラリアから提供されたヘリコプターが1970年代にインドネシア政府が起こしたジェノサイドに使われたと指摘する豪エイジ紙の記事。

RAAF Iroquois Helicopter at air show Laverton by Liam Ryan1977年から78年にかけて西パプアの中央高地で行なわれた虐殺に、オーストラリア軍が提供していたイロコイ・ヘリコプター2機が使われたと考えられることを、香港に拠点を持つ人権団体 Asian Human Rights Commission が発表しました(サイトを見てみたのですが、記事で言及されている The Neglected Genocide: Human rights abuses against Papuans in the Central Highlands, 1977–1978 という報告書を見つけることができませんでした。私が疲れているだけかもしれませんが)。

中央高地の虐殺では、5,000人から数万人にのぼる西パプア市民が虐殺されたそうです。単に殺すだけでなく、さまざまな拷問も行なわれたらしく、エイジ紙の記事にはかなり詳しく蛮行の数々が記されています。

私が関心を持ったのは、このような記事が書かれるのは、人道に反する犯罪に自分の国の武器が使われたことについて、オーストラリアで良心の呵責のようなものが感じられていることの反映だろうということ。私たちの国では武器輸出三原則を緩めようなどという動きもありますし、世界的に最近の人たちはもうそんなことは気にしなくなっているのかと思っていたものですから。

写真は Liam Ryan さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。虐殺に使われたというイロコイ型ヘリ。

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2013年 10月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.23

ギリシャで反右翼デモ

Ant-fascist rally and events to be held in central Athens on Saturday - このブログでは、いつも小さな記事を取り上げていますが、今日ご紹介するのは特に小さな記事です。

Look at the R/C car! by Spyros Papaspyropoulosギリシャの新聞のサイトに載っていました。26日の土曜日、「黄金の夜明け」などの国粋主義右翼に対抗するデモが首都アテネで開かれます。移民らが多く住む Aghios Panteleimonas というスラム街を、住民、教師、大学教職員などが歩き、民族差別反対を叫ぶそうです。レイシストやファシストの憎悪ではなく、創造と連帯の街をつくるために。

東京の新大久保や大阪の鶴橋のことを考え、全く同じ気持ちの人たちなのだろうと思いました。がんばれ!

写真は Spyros Papaspyropoulos さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。デモの出発予定地、ビクトリア広場。

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2013年 10月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.22

フランス右翼の法廷闘争

French far right to sue black justice minister - フランスの右翼政党国民戦線が閣僚を名誉毀損で提訴するそうです。

Forum des idées OUTREMERS Christiane Taubira by Parti socialiste事の起こりは、国民戦線の政治家が黒人の Christiane Taubira 法務大臣について「政府にいるのより、木の枝に吊されているところをみたいものだ」と発言したことでした。リンチされて殺されてしまえばいいという意味です(私はビリー・ホリデイが「奇妙な果実」で歌ったようなアメリカ南部の情景を思い浮かべましたが、同じようなことがフランスやその植民地であったのかどうかは、私は知りません)。

トビラ法相は当然、激怒し、「黒人は木から吊せ、アラブ人は海に放り込め、同性愛者はセーヌ川に浮かべろ、ユダヤ人はガス室に入れろ、ということですかね」と語りました。

すると、国民戦線は、そんなことは言っていない。侮辱された。わが党に投票する何百万ものフランス人の名誉に関わる、と述べて、裁判に訴えることを表明した、という話だそうです。

私たちの国の右翼反動勢力にも共通しますが、人格の低さに驚嘆すべきものがあります。

そう言えば、国民戦線が支持率1位になったニュースについてフランス人に「フランスは大丈夫なのか?」と聞いたら、「あなたは、ナチスをまねようと発言して何の咎めも受けない副首相のいる自分の国のことを心配したほうがいい」と言われました。そうでした。

トビラ大臣の写真は Parti socialiste が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.21

諸国民のうちの正義の人

Relative: Egyptian family rejects Israel honor - 先月、イスラエルのホロコースト記憶のための施設ヤド・ヴァシェム記念館が、第2次世界大戦当時、ユダヤ人を救った功績を認めて、一人のエジプト人を「諸国民のうちの正義の人」(Righteous Among the Nations)に選びました。私たちの国でも杉原千畝さんが与えられた称号です。

The wall of the righteous among the nations by Rich Watts選ばれたのは Mohamed Helmy さん。エジプト人を父に、ドイツ人を母に持ち、ベルリンで医師をしていました。ナチスによるユダヤ人の迫害が始まった時、小屋にユダヤ人をかくまったり、ユダヤ人の患者への治療を続けたりしました。アラブ人でこの称号が与えられたのは彼が初めてです。

ヤド・ヴァシェム記念館はヘルミさんの遺族は発見できなかったとしていますが、AP 通信がカイロに住む親族を捜し当てました。しかし。

その親族は、ヘルミさんのかわりに賞を受け取るつもりはないと語りました。「もしこれがどこかほかの国だったら、喜んで受け取るのですが」「私はユダヤ教を尊重します。ユダヤ人も尊重します。イスラムはユダヤ教も同じ天をいだく宗教だと教えています」「ヘルミは特定の民族や人種や宗教を選んで助けたわけではありません。患者を分け隔てなく助けただけです」。

とても切ない物語です。

写真は Rich Watts さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。パリにある「諸国民のうちの正義の人」の名を刻んだ壁だそうです。

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2013年 10月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.20

トルコの大学で反政府行動強まる

Ankara municipality starts night-time construction of controversial ODTÜ road, triggering protests - トルコの大学で環境破壊をめぐって政権との衝突が起こっています。

odtü koşuyor by son tilki舞台は首都アンカラ郊外の中東技術大学(ODTÜ、昨年末にも取り上げました)。キャンパス内に高速道路を通す計画をエルドアン政権が強行し、18日の夜に工事が始められました。3,000本以上の木が伐採されるそうで、大学当局もこれに反対しています。

学生たちの抗議行動を機動隊が催涙弾で排除にあたっているようです。ここ数週間、学生らによる抗議行動が続いていました。トルコ各地の大学でも連帯行動が取られているとのこと。

ある報道では、「独裁色を増しつつあるエルドアン政権」といった表現が使われていました。遠くからでは、なかなか分からないのですが、注意して見ていこうと思います。

中東技術大学の学生たちの写真は son tilki さんが CC-by-nc で公開しているもの。2010年の撮影です。

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2013年 10月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.19

歳の差と恋

Age doesn't matter, does it? - 今日は芸能ネタです(私にしては、めずらしいですが、決して初めてではありません)。

by Tony Cheng1970年代の後半、Anak という曲(「息子」の意。YouTube ビデオ)が世界的な大ヒットになりました。私たちの国でも流行ったのを覚えている人も少なくないと思います。その後も、Anak は多くの歌手らによって歌い継がれて来ました。

歌ったのは Freddie Aguilar というフィリピンの歌手でした。そのアギラルさんの話題が新聞に出ていました。アギラルさんは今、60歳。その彼が16歳の女性と交際していて、それが波紋を呼んでいるという話です。記事の後半のインタビューの部分がタガログ語なので、よく分かりませんが、不道徳だと非難する声あり、いや自分の思いは誠実だという主張あり、ほかにも年の差の開いたカップルはいろいろいるという紹介あり、といった感じです。

Anak を久しぶりに聞いてみました。相変わらずいい曲ですね、と言いたいところですが、子どものころ、この曲があまり好きではなかったことを思い出しました。ちょっと暗すぎたのかな。

アギラルさんの写真は Tony Cheng さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。この夏の姿です。

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2013年 10月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.18

世界の奴隷は3千万人

Thirty million people are slaves, half in India, survey says - 今日の世界で奴隷の生活を送ることを強いられている人は約3千万人という調査結果が発表されました。

CH 41 Slave Village - Now Free! by Made By Survivors国別では、インドが1,390万人、中国が290万人、パキスタンが210万人、ナイジェリアが70万、エチオピアが65万人などとなっています。人口比で見ると、奴隷が財産扱いされる「伝統的」奴隷制(chattel slavery)が残るモーリタニアが全体の人口の約4%が奴隷状態にあり第1位、次に restavek と呼ばれる子売りが行なわれるハイチが第2位だそうです。

調査を行なったオーストラリアの人権団体 Walk Free Foundation のサイトから報告書 Global Slavery Index 2013 が入手できます。今年初めて編纂された報告書のようです。

私たちの国のことが気になるので、検索をかけてみますと、私たちの国で奴隷状態に置かれていると考えられる人は約8万人とのことでした。順位としては、161か国の中で31番目にいいという評価のようです。アジア太平洋地域で私たちの国よりも評価が高いのは韓国、オーストラリア、香港、シンガポール、ニュージーランドです。記述としては概ね妥当な気がします。

写真Made By Survivors が CC-by-nc-nd で公開しているもの。解放された奴隷の村。

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2013年 10月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.17

戦犯は安らかに休んではいけない

Clashes Interupt Funeral for Nazi War Criminal Priebke Near Rome - 私はニュースに気がついていなかったのですが、先週の金曜日に有名な(悪名高き、と言うべきかもしれません)ナチスの戦犯が死んだそうです。

Mausoleo delle Fosse Ardeatine by Simone RamellaErich Priebke はローマのアルデアティーネ洞窟(Fosse Ardeatine)の虐殺と呼ばれる事件に関わったとされています。戦後は一貫してホロコースト否定論を唱えました。潜伏先のアルゼンチンから強制送還され、イタリアで自宅監禁措置を受けていました。

カトリック教会は彼のためにミサを挙げることを拒否しましたが、教会の超保守の一派が教会で葬儀を執り行いました。数百人の市民がこれに反対して教会に押し寄せ、ネオナチと睨み合いになりました。事態の悪化を懸念した警察が葬儀を中止させ、遺体を近隣の空軍基地に移送しました。ここで火葬されるのか、遺体が故郷ドイツに送られるのかはまだ分かっていません。ドイツの教会は埋葬を拒否することを明らかにしています。右翼の聖地になることをよしとしないからです。

ここに概略を示した展開のあらゆる点で、私たちの国との違いを感じずにはいられません。

アルデアティーネ洞窟の写真は Simone Ramella さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 10月 17日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.10.16

行ってはいけない慰霊施設

Arnie visits Spain's top 'fascist' monument - アーノルド・シュワルツェネッガー前カリフォルニア州知事がスペインの慰霊施設を訪問したことが論議を呼んでいます。

Valle de Los Caídos by David Samuel Santsマドリード近郊には、戦没者の谷(Valle de los Caídos)と呼ばれる慰霊施設があります。独裁者フランコがスペイン内戦を戦った兵士などを弔うために作ったものです。その建築には、右翼のフランコ政権によって政治囚とされた人たちなどが駆り出されたと言われています。過去の人道犯罪に無反省なまま、戦没者を祀った施設として、問題視されている場所です。

その戦没者の谷をシュワルツェネッガー前知事が訪れたことで、従来から右翼的な言動で知られている彼がファシズムを礼賛したと解釈されたということのようです。

社会の中から大きな声で批判が出されるのは素晴らしいと思います。私たちの国では、「国のために戦った人を弔うのは当然」といった愚にもつかない意見が幅を利かせていますから。率直なところ、すごくうらやましいです。

写真は David Samuel Sants さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 16日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.10.15

アラファトの暗殺

Radiation experts confirm polonium on late Palestinian leader Arafat's clothing - パレスチナのアラファト前大統領が暗殺された可能性が強まりました。

Yasser, Plate 3 by Thomas Hawkヤセル・アラファト前大統領は、亡くなった当初から暗殺の可能性が取りざたされていましたが、2年前、埋葬された遺体から検体が採取され、専門家らによって検査が続けられています。記事は、この週末に医学誌 The Lancet に掲載されたスイスの放射線学の研究者らの調査報告("Improving forensic investigation for polonium poisoning"、けっこう高いので見ていません)の内容を紹介しています。

論文によれば、アラファトが身につけていた衣類などからポロニウム210という放射性同位元素が検出されたそうです。特に彼の血液や尿が着いていた部分は濃度が高く、数ミリベクレルだったそうです。

研究者らは、アラファトが患っていた原因不明の吐き気、疲労、腹部の痛みなどは被曝障害と矛盾しないと指摘しています。一方で、彼には、放射線障害でよく見られる抜け毛や骨髄の減少がなかったと思われることも述べています(考えてみると、いつもかぶり物をしていたので、彼の髪の毛を見たこともありませんでしたが)。確実な死因の調査には、本格的な遺体の発掘が必要なようです。

9年前になくなったアラファト。既に高齢でしたから、仮に彼の死が暗殺だったとして、「もし暗殺されなかったなら」と考えても、さほどパレスチナの行方は変わらなかったのかもしれません。でも、パレスチナの人々が「アラファトの闘いは私たちみんなの闘いだ」と考えていたことも事実でしょう。やはり、もし暗殺であったのなら、それを行なった者を恨み、失われた平和のチャンスを歯がみして惜しみます。

写真は Thomas Hawk さんが CC-by-nc で公開しているもの。蝋人形館での撮影のようです。

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2013年 10月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.14

旗の日

Somalia celebrates National Flag Day - 昨日はソマリアの国旗の日だったそうです。

Casket of Former Somali President Flown to Mogadishu by United Nations Photo記事によれば、ソマリアの旗は植民地支配下だった1954年に定められました。Abdi Farah Shirdon 首相が記者会見を行なって、近年の事実上の無政府状態の中で堪え忍んだ市民をねぎらい、部族主義によって分断されることなく団結していこうと呼びかけました。

私のように侵略の歴史で汚された旗を持つ国に生まれ育つと、このような健全そうなナショナリズムの発露の陰にも部族間の覇権争いなどの負の部分があるのだろうと勘ぐってしまいますが、とりあえずは、祝うべき日に、私の喜びを遠くから添えます。

写真は United Nations Photo が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.13

IMF のコペルニクス的転回

International Monetary Fund strongly suggests countries tax the rich to fix deficit - 国際通貨基金(IMF)がかなり画期的な方向転換を起こしつつあるようです。

Street Art Protesting Against IMF/EU Debt by William Murphy記事によれば、IMF が定期的に発行している Fiscal Monitor の今月号で、各国が富裕層への課税強化を行なうことを考慮する余地が十分にあるとの指摘をしているそうです。金持ちへの課税強化をすべきかどうかの議論に巻き込まれたくはないとしながらも、1980年代以降、富裕層に課される税率が著しく低くなったこと、その部分を調整することによって各国の税収がかなり改善することなどを論じているようです。

IMF の方針転換には、格差問題、貧困問題に長く関わってきた市民団体の Oxfam のほか、フランス財務相、OECD などが賛意を表明しています。

記事は、IMF が逆進性の最たるものである消費税を提唱していることを挙げ、IMF の「コペルニクス的転回」は端緒に就いたばかりであるとしています。

私たちの国ではどういう議論になっていくのでしょうね。ここでは、資本家や、その愚かで哀れな飼い犬たちが結構まだ力を持っていますからね。

写真は William Murphy さんが CC-by-sa で公開しているもの。貧困の問題で IMF などに債務救済を求める落書き。

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2013年 10月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.12

スペインで裁く

Spanish court takes on China over Tibet torture - チベットにおける中国政府の人権侵害がスペインの裁判所で審理されることになりました。

Concentración de apoyo al Tíbet - Madrid 8/2/2012 by Carlos J. de PedroTibet Support Committee という団体の提訴を Ismael Moreno 判事が受理したとのことで、胡錦濤前主席、江沢民元主席、李鵬前首相などのジェノサイドの容疑を裁きます。80年代から90年代にかけての戒厳令、強制移住、強制的な避妊事業、拷問などの事実が明らかにされます。

人道犯罪に対する普遍的管轄権の適用に、スペインはこれまでも積極的に取り組んできました。今回の取り組みにも注目したいと思います。

写真は Carlos J. de Pedro さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.11

右翼政党が支持を伸ばす

French polls show surge in support for far-right National Front - フランスの世論調査で衝撃的な結果が出ました。

Non, Marine by Dan Noyes右翼国粋主義の国民戦線(Front national)が政党支持率で1位になったのです。24%。サルコジ前大統領らの UMP の22%、現与党社会党の19%を上回る数字です。10日にヌーベル・オプセルバトゥール誌が発表しました。

記事は、中高年には懐かしい名前のアラン・ドロンが国民戦線を支持する発言をしたという話も伝えています。移民排斥などの考えかたが外縁のものではなくなってきていることが見てとれます。

だからどうした、私たちの国では移民や難民に極端に冷淡な政策をとる国粋的な右翼政党がもっと高い支持を得ているよ、という反応も考えられますが。

写真は Dan Noyes さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 11日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.10.10

キスの自由

Moroccan teens arrested for kissing on Facebook - モロッコで高校生のキスが問題になっています。

Juventud by MiguelNador という町の高校生のカップルが、自分たちがキスをしている写真を Facebook に載せたところ、公序良俗に反するとして写真を撮影した友人を含めて3人で逮捕され、数日間留置されました。今度の金曜日に裁判が開かれ、有罪になれば、禁固2年となる可能性があるそうです。

市民による抗議が始まっていて、自分たちがキスしている写真に #freeboussa (自由なキス)というハッシュタグを付けてツイッターに投稿しています。署名もあります。

みんな、キスしている写真を公開できるような人がいていいですね… うらやましくなんかないんだからね!

写真は Miguel さんが CC-by-sa で公開しているもの。Nador の町の写真にしました。

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2013年 10月 10日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.10.09

マラリアのワクチンができた

UK firm seeks to market world's first malaria vaccine - 世界初のマラリアのワクチンが世に出ることになりそうです。

Aedes aegypti by JAVIER DEVILMANイギリスを拠点とする大手製薬会社の GlaxoSmithKline が、ブルキナファソなどで行なってきた治験で良好な結果が得られたとして、欧州医薬品庁(European Medicines Agency)に認可を申請する予定であることを明らかにしました。RTS,S と呼ばれる薬で、接種した乳児の罹患率が(月齢によって異なりますが)27%から46%減少するのだそうです。

わたし的には、巨大な製薬会社というのもマラリア蚊と同じくらい怖い感じもしますが、マラリアに対してさまざまな方策がとられることは極めて重要だと思います。30年にわたり地道にワクチンの開発にあたった研究者のかたたちに敬意を表します。

写真は JAVIER DEVILMAN さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.08

800万人の移住計画

Philippine govt to spend US$1.2b to relocate informal settlers - フィリピン政府が大規模なスラム街改善計画を打ち出しました。

TYPHOON KIKO, Photo: Ernie Penaredondo by Global Water Partnership - a water secure world2016年までに800万人の非正規居住者(スラムの住民)を住宅に移転させるという計画です。予算規模は12億ドル(約1,162億円)だそうです。安価な住宅を建設して提供し、30年間にわたって家賃補助を行ない、最終的にはその家がその住人のものになるような筋書きです。

まずは台風などで常に危険にさらされる約10万世帯が移転の対象になるとのことですが、3年ちょっとの間に800万人というと、1年に200万人以上の人を移転させなければならないことになりますが、本当にできるのでしょうか。

政府は、公的な努力だけでは実現は不可能だとして、民間の支援団体などにも協力を求めているそうです。願わくば、上意下達の計画ではなく、市民の声がしっかりと反映された企てであることを。

写真は Global Water Partnership - a water secure world が CC-by-nc-sa で公開しているもの。大きな被害をもたらした2009年の台風の時の写真だそうです。

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2013年 10月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.07

領事館で訴える

West Papuans breach Bali consul security ahead of Abbott visit - APEC サミットが開かれているインドネシアのバリで、領事館への潜入事件が起こりました。

West Papua Morning Star Flags by AK Rockefeller警備をすりぬけてバリのオーストラリア領事館に入ったのは、3人の西パプアの活動家たち。インドネシアによる西パプアの占領の不当性を訴えました。特に、ジャーナリストが西パプアを訪れることができるようにすること、占領当局によって長年身柄を拘束されている政治囚らを釈放することを呼びかけました。

3人は、オーストラリア市民に宛てた手紙で、オーストラリアのアボット首相、アメリカのケリー国務大臣、そして日本の安倍首相に、西パプアの人権のために立ち上がることを求めているそうです。

記者会見や国会質疑などで、安倍首相の考えが問いただされる機会があるといいと思います。

写真は AK Rockefeller さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.06

壁を壊す

Israeli forces detain 3 as activists drilling hole in wall - 分離壁に穴を開けようとしていた若者たちが拘束されました。

Abu Dis (10) by Lisa Nessanアルクッズ(エルサレム)に隣接する西岸地区の町アブ・ディスで、イスラエルが作った分離壁に工具を使って穴を開けていたパレスチナ人3人がイスラエル軍によって拘束されました。その際、町の人々とイスラエル当局の間で激しい衝突が起こり、イスラエル当局側が使用した催涙弾や銃弾などによってけが人が出たようです。近隣のアルクッズ大学でぼやが発生したが、衝突のせいで消防車が近づけなかったため、消火に手間取ったとも書いてありました。

私も壁を壊しに行きたいです。

Abu Dis の町の写真は Lisa Nessan さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 10月 6日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.10.05

1965年の記憶

Film gives Indonesia view of bloody, obscured past - ちょうど1年前に、The Act of Killing という映画の話題を紹介しました

taok1 by James Terrell映画は、1965年にインドネシアで起こった共産主義者の大量虐殺を描いたものです。欧米では公開されましたが、インドネシアでは劇場公開はされていません。劇場公開に必要な申請をしても、逆に上映禁止措置がとられてしまうことを制作者側が警戒しているのだそうです。

そのかわりに、映画はインドネシア国内で自由にダウンロードできるようにされました。有志が自主上映会などを行なっているようです(インドネシア国外でも、非合法かもしれませんが、ネットで見られることを確認しました。私も見てみようと思います)。

事件に関わった多くの人は既に世を去り、この映画を作るのは遅すぎたのかもしれない、いや、時間が経ったからこそ、この話題について話し合うことができるようになったのではないか。そんな思いが語られています。「正義をもたらすには時は遅すぎるが、真実を明らかにすることはできる」といった声も聞かれます。

映画がきっかけになったのか、虐殺された人たちが埋葬されている場所に花を手向ける人たちが見られるようになったとも書かれていました。

映画の一コマの写真は James Terrell さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.04

パキスタンで死刑執行停止続く

With thousands on death row, Pakistan rules against death penalty - パキスタンが死刑執行の停止(モラトリアム)を継続することにしました。

パキスタンでは、2008年から死刑の執行が停止されてきましたが、その措置の期限がこの夏に切れました。シャリフ政権は死刑の再開を模索してきましたが、反対が強く、それを断念しました。

死刑再開には、人権団体のほか、狙い撃ちされると考えられるイスラム原理主義団体らが反対していたそうです。パキスタンのタリバンは、死刑が再開されれば報復すると警告していました。

しかし、記事によれば、パキスタンには数千人の死刑囚がおり、劣悪な環境におかれているそうです。殺さないでおけば問題なし、というわけではないと思います。

今日はいい写真が見つけられませんでした。

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2013年 10月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.03

フランコ時代の記念品

Madrid state school hosts market selling Franco and Nazi memorabilia - スペインでは、右翼独裁軍事政権の記憶は今でも強い嫌悪をもって迎えられるようです。

Quijorna (Madrid) by Obra fotográfica de Federico Romero先週末、首都マドリード郊外の Quijorna という町の公立高校でバザーが開かれました。その場で、フランコ時代や、それを支えた党の一つであるファランヘ党を称賛する記念品などが売られていたことが分かり、大きな騒ぎとなっています。エル・パイス紙の記事に添えられた写真では、「フランコに敬礼! スペイン万歳!」と書かれた横断幕などが目を引きます。

市長は、右翼の国民党ですが、速やかに謝罪しました。しかし、国民党所属の市議会議員らの中には、写真などの十分な証拠があるにも関わらず、事実を否定したりする者もいると記事は伝えています。

今、スペインは経済状態がとても悪いようですし、こういう国粋主義的な出来事が出てくる下地は十分にあると言ったところでしょうか。要注意かもしれません。

私たちの国では、平然と旭日旗が掲げられたりしますが。どこで道を誤ってしまったのでしょう。

写真は Obra fotográfica de Federico Romero さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.02

王制擁護派が不敬罪に

Thai royalist sentenced for repeating royal insult - タイから、また、不敬罪に関するニュースが来ました。

A very Thai tradition by Roger Price王制擁護派の大物が、反体制活動家の王制批判の言葉をそのまま引用して発言したため、あろうことか、不敬罪に問われ、有罪となったという話です。不敬罪の最長の刑期は15年ですが、この人は禁固2年になったそうです。

元の発言者に対して自制を促すための発言だったようですが、それでも不敬ということになるのであれば、これはもう喜劇ですね。

まあ、こういう事態を必然のように生み出す君主制そのものが打倒すべき茶番だと言えるとも思えます。

写真は Roger Price さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 10月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.01

ロマをめぐってフランスで政争

Hollande urged to act as France's Roma row splits govt - フランスで、移民に関する政争が起こっているそうです。

VueMois0812-30 by Service photo, photothèque du Conseil Général du Val-de-MarneManuel Valls 内務大臣が先週、「フランスにいるロマは絶対に同化されることがない。彼らは元いた国に送還されるべきだ」と発言したのが端緒でした。この発言に対して、与党社会党の左派や、同じく与党連合を組んでいる緑の党から、当然のことながら批判の声が上がりました。

しかし、市民の中にはバルス内相の排外的な発言を歓迎する層もあり、彼の人気は非常に高いのだそうで、オランド大統領も更迭を決められないでいるようです。そこを野党が批判しているのだそうです。

辞めさせられて当たり前の発言だと思うのですがね。

フランスのロマの写真は Service photo, photothèque du Conseil Général du Val-de-Marne が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 10月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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