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2013.07.31

ワルシャワ蜂起

Warsaw Rising film shoot in final phase - 1日早いですが、ワルシャワ蜂起の話題。

Monument to the Warsaw Uprising by Richard Janecki70周年となる来年8月1日の公開を目指して、ワルシャワ蜂起を主題とした映画の製作が進んでいるそうです。題名は Miasto44 (City 44)。歴史を忠実に描くよりも、愛、若さなどの人間的な面、感情面を強く出した映画になるようです。

監督は Jan Komasa さん、31歳。2年前に Suicide Room (Sala samobójców)という作品でデビューした期待の若手です。

69年前のワルシャワ蜂起はナチスに鎮圧されてしまいましたが、私たちはナチスの手口をまねようと企むやつらになど負けません!

蜂起の祈念碑の写真は Richard Janecki さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 7月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.30

ウォツカを捨てよ

LGBT campaigners boycott vodka in protest at Russian gay rights abuses - even though their main target isn't made in Russia - ロシアの反 LGBT 的な政策や状況に対する抗議行動が始まっています。

Best served chilled by Alex Ridgway標的はロシア産のウォツカ。バーなどに、ロシア産ウォツカを置かないようにしてもらう取り組みです。言い出したのはアメリカの著名なコラムニストの Dan Savage さんで、キャンペーンは Dump Russian Vodka と呼ばれています。

主にボイコットの対象とされているのはストリチナヤ(Stolichnaya)で、 #dumpstoli というハッシュタグも作られています。ただし、現在、ストリチナヤの商標名はロシア政府が持っているものの、実際に作っているのはロシアとは関係のない会社で、工場もラトビアにあるので、ボイコットに適しているかどうかは疑問のようです。

もう1社、対象となっているのは Russian Standard (Русский Стандарт) というブランドですが、これは私たちの国で売られているのを見たことがない気がします。

そのロシアン・スタンダードの写真は Alex Ridgway さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.29

フィリピンで安倍訪問に抗議行動

Filipino 'comfort women' stage protest outside Malacañang - フィリピンを訪れていた安倍首相を出迎えるように、日本軍によって慰安婦にされた女性たちが大統領府の前で抗議行動を行ないました。

by Kathleen Ocampo27日、マラカニアン宮殿入り口付近には、抗議のプラカードを持った慰安婦だった女性たち6人と、支援団体である Lila Pilipina と Malaya Lolas などの人たちが並びました。

慰安婦だった女性たちは、いまや80代です。記事によれば、リラ・ピリピナには174人の慰安婦だった女性たちが所属していましたが、そのうち73人がすでに亡くなりました。同じく、マラヤ・ロラスは92人のうち55人が亡くなっています。私たちがしっかりと歴史にけじめを付けることができるために使える時間は、とても限られています。

記事はまた、フィリピン政府がアメリカと日本に軍事基地を提供しようとしていることについて、また新たな悲劇が生み出されることを憂慮するという意見を紹介していました。

この記事を書いてから、冒頭に挙げたフィリピン・スター紙の記事が共同電としてジャパンタイムズにも出ていることに気がつきました。もしかすると日本語でも配信されているのかもしれません。日本語での報道としては、朝日新聞の記事しか、まだ目に留まっていません。

写真Kathleen Ocampo さんから特別に許可をいただいたものです。

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2013年 7月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.28

負の歴史を保存する

WWII internment camp unearthed in Idaho - アメリカ、アイダホ州の山中にかつて存在した日系人強制収容所。

Three men playing music (saxophone, guitar, flute). by University of Idaho Digital InitiativesKooskia Internment Camp が忘れられていかないように、地元アイダホ大学の研究者たちが、土の中に埋もれた湯飲みのかけらや薬のびん、小さな芸術品などを掘り起こし、保存しています。

クスキア収容所は約250人を収容する小さなキャンプでしたが、幹線道路を通す工事のために囚人たちを強制労働させた初めてのキャンプだったそうです。

「人々に、何がここで起こったか知ってもらいたい。そして、過去が繰り返されないようにしたい」という言葉が引用されています。

恥ずべき歴史であっても、しっかり見据えて行動する人々の誠実さに心からの賛辞を贈りたいと思います。

写真は University of Idaho Digital Initiatives が CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 28日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2013.07.27

占拠し、抵抗し、生産せよ

Citing Dignity, Greek Workers Take Over Factory - 倒産した会社の工場を自主運営しているギリシャの労働者の話。

sharing with activists by iolandaテッサロニキ近郊のその工場では、数年前まで建築用の接着剤が作られていました。しかし、不況によって建築市場は崩壊。一昨年に会社も倒産しました。労働者たちは、給料がもらえなくなっても、工場に来て接着剤を作り続けていましたが、やがて失業保険も切れ、新たな就職先を見つけることも困難な彼らは、工場を占拠して、洗濯用の柔軟剤を作り始めました。「家は建てられなくなっても、洗濯はしなくてはならないからね」。

債権をかかえた会社には買い取り手もつかず、銀行も破綻しているので融資も受けられず、彼らの将来は不確かです。一日の給料は、ほぼ交通費で消えてしまうぐらいだと言います。しかし、彼らは労働に「自分の尊厳を見つけた」と語ります。

記事は、同じように倒産した工場を占拠して自分たちで運営した例として、10年ほどまえのアルゼンチンの取り組みを挙げています。 Zanón という工場です。ここで紹介したギリシャの Vio.Me は、このセノンとも連帯して活動しているとのこと。

もしかすると、大きく取り上げられないだけで、世界中のいろいろなところで、同じような話を聞くことができるのかもしれません。

Vio.Me の人たちの写真は iolanda さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.26

わがままな原発

自民党の細田博之幹事長代行が選挙後、「世界の潮流は原発推進だ」と発言したと伝えられています。

[台中] 309台中反核遊行 (十七) by Y.J. Wang脱原発が圧倒的な世論になっているわけではないというのは認めざるを得ないと思いますが、原発推進が「潮流」だというのは過大評価だと思います。

"Argentine refusing to negotiate with Paraguay on nuke plant plans" - 南米のアルゼンチンが国境近くの Formosa  に原発の建設を計画していることについて、隣国のパラグアイが反発しています。正式な話し合いが必要だという主張ですが、現在、アルゼンチン政府は昨年の政変後のパラグアイ政府の合法性を認めていないので、話がこじれています。

"Lithuania concerned about Belarusian nuclear power plant actions" - 東欧のベラルーシが「一方的に」Astravets 原発の建設を推進していることにリトアニアが懸念を表明しています。ヨーロッパ各国が参加している Espoo 協定は大規模開発の際に環境評価を他国にも諮問しつつ行なうことを定めていますが、それに違反しているというものです。

これらの例が示すように、だれもが原発推進の考えに立っていないことは明らかです。隣の国が反対しているという図は、私たちの国で原発が立地している自治体が再稼働推進で、周辺の自治体が慎重であるのに似ています。原発推進は「わがまま」だということだと思います。

そして、最大のわがままは、現在の自分たちが安い原料や豊富な電力を享受し、廃炉や核廃棄物の貯蔵、そして運が悪ければ大惨事の被害を後の世代に押しつけようとすることだと言えるでしょう。

写真は Y.J. Wang さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。台湾の脱原発集会のようす。私は人間だ。私は核に反対する。

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2013年 7月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.25

ブラジルのサリドマイド

Brazil new generation of Thalidomide babies - サリドマイドの薬害は現在も新たな被害者を生み出しています。

Boy Meets Girl by Jeremy Richardsonブラジルでは、2005年から2010年の間の6年間に約100人の子どもが腕や脚の発育不全の障碍を持って生まれたことが確認されました。

サリドマイドはハンセン病による皮膚の傷の治療の特効薬として、ブラジルでは現在も処方されています。女性が用いる場合は避妊薬とともに処方されますが、男性に処方される場合は、そういった注意が伝えられないこともあり、家の中で薬を融通し合ったりして、妊娠中の女性が服用してしまうこともあるようです。

ハンセン病は今でも年間3万件以上発生していて、その対策にサリドマイドは欠かせないと言われています。ハンセン病も、サリドマイドの誤った服用も、貧困、教育や識字率の問題と切り離して考えることはできないと記事は指摘しています。

サリドマイド薬害の被害者 Mat Fraser さんの写真は Jeremy Richardson さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。マット・フレーザーさんはイギリスの俳優で、サリドマイドをテーマにしたミュージカルに主演したそうです。

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2013年 7月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.24

去った人たちの粘土像

Mexico artist who made clay migrants dead at 49 - 移民を描いたメキシコの塑像作家の死。

2501 Migrantes, Oaxaca by amy halversonAlejandro Santiago さんはメキシコのオアハカ州の画家、塑像作家で、メキシコからアメリカに正規の手続きなしに越境して移民しようとする人たちを描いた「2,501人の移民たち」(2501 Migrantes)という粘土像の作品群を遺しました。

外国滞在から帰ったサンチアゴさんが故郷の Teococuilco の街で見たのは、多くの人が去り、寂れてしまった道でした。約2,500人がアメリカに行った(ある者は、国境線沿いで銃殺されたりしたかもしれません)と考え、「次に出て行く1人」を足して、2,501体の、130センチほどの高さの粘土像を作り、道に置いたそうです。

私たちの国に置いたら、どんな意味になるでしょうか。少子化でいなくなった子どもたち、過疎の村、東電福島第一原発の破局的事象による帰還困難区域?

写真は amy halverson さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.23

ホーチミンでスラムの取り壊し

HCM City prepares to bulldoze illegal houses - ベトナムで進むスラム街の取り壊し。

Balcony-1100006 by Stephen McGrathホーチミン市の Binh Chanh 地区などで、認可を受けずに建てられた家屋の取り壊しが行なわれているそうです。ベインチャイン地区だけで830棟が来月半ばまでに撤去されるとのこと。これまでそのような違法状態を見過ごしていた市役所の監督責任も問われると書かれています。

家屋を失う人たちの今後や補償については触れられていませんでした。

写真は Stephen McGrath さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ベインチャイン地区ということで検索したら、引っかかったのですが、今回の取り壊しはもっと密集したところのことのような気がします。

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2013年 7月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.22

ゲジ公園の恋

Turkey bars protestors' wedding party at park - トルコのイスタンブール。紛争の街で芽生えた恋。

memorial in gezi park by matti keltanen先月のゲジ公園占拠運動の中で、Nuray Cokol さんと Ozgur Kaya さんは出会い、20日に2人は結婚しました。結婚式の後、想い出の公園で祝賀会をしようと、仲間たちがゲジ公園を訪れましたが、機動隊が高圧水砲や催涙弾で阻止しました。

それでも公園の外で反政府のシュプレヒコールを上げてねばった一団は、混乱の拡大を怖れた当局側から、写真撮影のための入園を認められたとのことです。冒頭にリンクを張った記事には、白いウェディングドレスと白いヘルメット姿の花嫁らの写真が載っています。

出会って1か月で結婚なんて早すぎませんかなどというのは余計なお世話ですよね。私からも、Tebrikler! Mutluluklar dilerim!

写真は matti keltanen さんが CC-by-nc で公開しているもの。ゲジ公園で警察によって殺された人たちの追悼碑。

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2013年 7月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.21

稼働後のクダンクラム原発反対運動

先週、インド最南部のクダンクラム原発が稼働し、臨界に達したことを書きました。以下、その後の報道をまとめておきます。

Peace by Jimmy Álvarez"Anti-nuclear power protesters 'Drop Dead' on 700th day of Kudankulam stir " - 15日、クダンクラム原発の稼働を受けて、隣村の Idinthakarai で市民らによるダイ・インが行なわれました。この日は反対運動の中心となっている People's Movement Against Nuclear Energy (PMANE) が結成されて700日目にあたるそうです。

"NGO files petition against Kudankulam project” - クダンクラム原発の稼働は違法だとする差し止め訴訟がマドラス高裁で起こされました。連邦最高裁が5月6日に提示した稼働の条件が満たされていないというものです。特に、国側が反対派の市民らへの起訴をすべて取り下げるべしという部分がないがしろにされているようです。

"Kudankulam nuclear plant: Political parties, other outfits to stage protest" - 反対派の市民や MDMK などの野党が、8月5日にタミール・ナドゥ州の州都であるチェンナイで抗議行動を行なうと発表しました。日取りは、8月6日の広島の原爆の日を意識して決めたと書かれています。

私たちの国では、「福島とチェルノブイリは違う」「原発と原爆は違う」といったように、問題を細かく切り分けてしまうのが正しい論じかたであるかのような風潮があり、私も無意識にそれに従ってきたように思います。この日にちの話を読んで、言ってみれば違和感、別の言いかたをすれば新鮮な感じがしました。

写真は Jimmy Álvarez さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。広島の平和公園にある銅像だと思います。

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2013年 7月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.20

永遠の火を消す

Man Jailed for Putting Out Eternal Flame in Astrakhan - ロシア南部の都市アストラハン(Астрахани)で第2次世界大戦の祈念碑の炎を消した人が禁固18か月の有罪判決を受けました。

Eternal Flame by duzernロシアで「大祖国戦争」と呼ばれる先の大戦で死んだソ連軍の兵隊たちの墓にともされた「永遠の火」が2月のある夜、5人の若者によって消されました。

やった人に政治的な背景はないような気がしますが、検察の発表によれば("В Астраханской области вынесен приговор об осквернении «Вечного огня»")、ファシズムとの戦いを祈念する施設を冒涜した罪(刑法244条2項b)に問われたようです。

同じ戦争でもファシズムの側で戦った国に生きてきた者としては、考え込んでしまいます。

写真は duzern さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 7月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.19

セックスワーカーの死

Sex workers cry foul over activist's death - スウェーデンで殺された1人のセックスワーカー。

Colorful City by Kalle Gustafsson彼女は、セックスワーカーであるがゆえに親としては不適格とされ、離婚にあたって、子どもたちの親権は元夫に与えられました。元夫は彼女を虐待していました。また、離婚後もストーカー行為をしたりしていました。先月、彼女が子どもたちの面会に行った時、彼女は元夫に殺害されました。

彼女はセックスワーカーの国際的な権利団体 Rose Alliance の理事を務める活動家で、売買春の合法化を主張していました。現在、スウェーデンでは、売春は合法、買春は違法だそうです。これは先駆的だと評されることもありますが、それでもセックスワーカーを影の存在にしてしまうことには変わりないというのが彼女の主張でした。

著名な活動家だった彼女の死を受けて、世界的な規模でセックスワーカーの人たちから抗議の声が上がっていると記事は伝えています。

売買春を合法化することは、例えば、私たちの国の大きな問題だと指摘されている人身売買にどんな含意を持つのかとか、しっかりと考えなければならないと思います。また、一部の右翼的な政治家の発言にあるような、勝手にセックスワークをお国のためのものにしてしまう傲慢な考えかたにもしっかりと対峙していなくてはなりません。

写真は Kalle Gustafsson さんが CC-by で公開しているもの。殺人事件のあったスウェーデン中部の都市 Västerås です。

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2013年 7月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.18

大使館前で抗議

Worldwide protest set vs China's intrusion in West Phl sea - 中国の西フィリピン海進出に抗議する世界行動。

Project Pearls @ Ulingan, Tondo by Marilex Jean Borja来週の水曜日、フィリピン、アメリカその他の国の中国大使館や領事館の前で、中国によるフィリピンの「いじめ」に対する抗議集会が開かれるそうです。

「長い間、友好関係を保ってきた中国の人民に対して不満は持っていませんが、隣人の地にあっても横柄な領主のように振る舞う中国政府に抗議します」と宣言文には書かれているそうです。

記事はまた、フィリピンと中国の領土紛争に関する調停がハーグで始まったことも伝えています。

「領土問題は存在しない」と言い張る政府や、相手国の政府だけでなく相手国の人々全てを嫌ったり罵ったりする一部の国民に、爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね。

ピースサインをかざすフィリピンの子どもの写真は Marilex Jean Borja さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 7月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.17

電気が来た

After 65 years, a Maharashtra village gets power - インドのある村に初めて電気が通りました。

Deepam. Festival of Lights, Chennai by Chandrachoodan Gopalakrishnanマハラシュトラ州の Garanji という村。先住民族の村で、電気の来ている一番近い村からも10キロ離れていました。村人たちは長年、電気を通すように運動してきましたが、ようやくその願いが実を結びました。電力会社に人手が足りないというので、村人たちが出て電信柱を立てたそうです。

一昨日、インドの原発のことを書きました。東電福島第一原発の破局的事象以降、「電気がほしければ、原発に文句を言うな」的な物言いを聞く機会が増えました。でも、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保証することと高度な経済成長を目指すこととは違うと思うんですよね。私にはうまく言えませんが。

写真は Chandrachoodan Gopalakrishnan さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.16

ヒトラーの壁画

Apologies for Hitler mural, says Chulalongkorn University - タイのチュラロンコン大学が、学生が学内にヒトラーの絵を描いたことについて謝罪しました。

Kong (272) by the_thiチュラロンコン大学では、芸術学部の学生が、卒業生へのお祝いの壁画を描きました。バットマンやスーパーマンに交じって、右手をまっすぐに挙げたナチス風の敬礼をするヒトラーが描かれていました。これに対して「歴史を知らない」等の批判が起こり、学校当局は、壁画を撤去するとともに、製作した学生たちの意図は「英雄にはいい人も悪い人もいる」というものだったと弁解しました。

確かに悪気はなかったのだろうと思います。でも、ヒトラーや私たちの国の戦犯たち、鉤十字や旭日旗などを何かに使う時は注意が必要ですね。

あ、私も以前、ヒトラーの写真をここに使ったのだった。どうしよう。

チュラロンコン大学の学生たちの写真は the_thi さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。単に同じ大学だというだけで、今回の話とは全く関係がありません。

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2013年 7月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.15

クダンクラム原発が臨界

Kudankulam nuclear plant goes critical - インド最南部に建設されたクダンクラム原発がついに稼働しました。

by IAEA Imagebank先週11日にインド政府の原子力エネルギー規制庁(Atomic Energy Regulatory Authority)が最終的な稼働許可を出し("Kudankulam project gets clearance for power generation")、その日のうちにスイッチが入れられたようです。現地時間の13日夜23時過ぎ、臨界に達しました。今のところすべての値は正常の範囲内だと発表されています。

この後、1か月から1か月半かけて最大出力の4割ぐらいに持って行き、送電網に接続します。その後、チェックを重ねながら出力を上げます。また、既に完成している2号炉も数か月中に稼働させる予定だそうです。

私が現地を訪れたのは東電福島第一原発の惨事があった年の暮れのことでした。市民の強い反対を目の当たりにしました。これからは、長く、厳しい、止める闘いになるのですね。

写真は IAEA Imagebank が CC-by-nc-nd で公開しているもの。クダンクラム原発の内部です。たぶんダミーの燃料棒だと思います。

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2013年 7月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.14

女王への忠誠

Fight against citizenship oath to Queen starts in court - カナダで市民権を得るための宣誓のありかたが法廷で争われます。

Citizenship @ MaRS 2009 by MaRS Discovery Districtカナダは形式的には立憲君主制で、イギリス国王がカナダ国王を兼務します。他の国の市民がカナダに帰化する場合、女王への忠誠を誓う文章を唱えることが要求されるのだそうです。

人間は平等なのに、たまたま王室の家系に生まれた人に忠誠を誓うなどというのは馬鹿らしいしおぞましいとする永住外国人らが訴訟を起こしました。単に儀礼的な宣誓の言葉の問題だけでなく、国の形を問う裁判であるかもしれません。

風あたりは強いと思いますが、がんばってほしいなあ。

写真は MaRS Discovery District さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。カナダに帰化する人たち。

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2013年 7月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.13

排除に立ち向かうベルリン市民

Citizens face off racist anti-asylum groups - ドイツのベルリンでは、今日、右翼や人種差別主義者によるデモとそれに対抗する行動が予定されています。

Spontandemonstration anlässlich des Jahrestags der Pogrome von Rostock-Lichtenhagen 1992 am 24.08.2012 in Freiburg by Medien AG // Anarchistische Gruppe Freiburgベルリンの Marzahn-Hellersdorf 地区にある廃校になった校舎を難民の居住施設に作り替える計画が進められているのですが、9日に行なわれた地域住民に対する説明会には、800人ものネオナチやレイシストが来て、「ドイツはドイツ人のものだ」「やつらの苦しみなんて、私たちの知ったことではない」などと叫び、妨害しました。1992年に移民虐殺が起こった Rostock-Lichtenhagen の地名などがあしらわれた T シャツを着ている者もいたと言います。

これに心を痛めた市民が「ヘラースドルフ地区は難民申請者を助ける」(Hellersdorf hilft Asylbewerbern)を合言葉に対抗運動を立ち上げました。「難民を犯罪者予備軍であるとか、脅威であるとか、負担であると見るのではなく、人間として見るという、当たり前のことをしているのです」との言葉が引用されていました。

マルツァーン・ヘラースドルフの市民に連帯を表明します。

最後に、毎日新聞にも紹介された明日14日の Osaka Against Racism 仲良くしようぜパレード in 大阪をご紹介します。私も行きます。

写真は Medien AG // Anarchistische Gruppe Freiburg が CC-by-nc-sa で公開しているもの。ロストック・リヒテンハーゲンの外国人排斥事件20周年の写真。他にもいろいろとあったのですが、安易に英語の横断幕の写真を選んでしまいました。

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2013年 7月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.12

どの候補でもない

Court upholds Nevada's unique "none" ballot option - アメリカのネバダ州で、投票用紙の一番下に書かれている「どの候補でもない」の選択肢がこれからも残ることになりました。

Ballot by Alberto Garciaアメリカの選挙では、たいがい、候補者の名前が印刷されていて、自分が投票したいと思う人のところに穴を開けたりするようですが(名前の書いていない候補の名前を書き入れて、その人に投票することもできるようです)、ネバダ州では、最後に「上記のいずれでもない」という選択肢が置かれているそうです。

この選択肢が、いわば野党候補に投じられるべき不満票、反対票を吸い取ってしまうとして、制度の改善を求める提訴がなされていましたが、このほど、連邦巡回裁判所で原告の当事者不適格の裁定が出ました。

この「上記のいずれでもない」の選択肢は、1970年代に、ウォーターゲート事件以後の政治不信の中で設けられたそうです。

さて、私たちの国の参議院選。だれに入れましょうか。白票や棄権はもったいない。

写真は Alberto Garcia さんが CC-by-sa で公開しているもの。これは冗談のような投票用紙ですが、none of the above とはこんな感じです。

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2013年 7月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.11

壁に穴

Palestinians smash holes in Israel's wall - イスラエルがパレスチナに建設した隔離壁に穴が開けられました。

Gazing by Jennifer C.9日、アルクッズ(エルサレム)近郊の西岸地区の村 Eizariya で、市民らが隔離壁に穴を2つ開けました。その後、イスラエル軍が到着し、閃光弾などで攻撃して市民らを掃討しました。

この抗議行動は、2004年に国際司法裁判所が隔離壁は違法と裁定したことの記念日に行なわれました。市民らは、アルクッズへの自由な往来等を求めています。

国際司法裁判所の裁定をイスラエルに守らせ、法の支配を世界的に確認しようではありませんか。

写真は Jennifer C. さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。同じ Eizariya で2008年に行なわれた抗議行動。

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2013年 7月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.10

ジンバブエの識字率は不思議

Zim rules roost on literacy - ジンバブエの識字率は非常に高いという記事。

Best Sellers by Save the Children最新の統計で、識字率は90.9%であり、これはアフリカで最も高い数字だそうです。The African Economist という雑誌の調査によります。

冒頭に挙げた記事はジンバブエ政府与党にべったりのメディアなので、いかにムガベ政権と与党 Zanu-PF が教育を重視してきたかの反映だと述べ立てています。

独立以来30年以上にわたって続いてきた独裁で、国内はめちゃくちゃだと思うのですが、本当に教育だけうまくいくなんてことがあるのでしょうか。

写真は Save the Children が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 7月 10日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.07.09

名前を聞いても分からない

Dog taken from Illinois 8 years ago found in Kona - アメリカのイリノイ州(シカゴのある州)でいなくなった犬が6千キロ以上離れたハワイで見つかりました。

actual microchip by Penny Blankenship見つかったのは、Sheryl Jans さんという人が飼っていたボストン・テリアの Koki ちゃん。8年前、当時の恋人と別れた際、恋人が Koki ちゃんも連れて行ってしまいました。

ハワイで捨て犬としてシェルターにいるところを、埋め込まれたマイクロチップの情報をもとに、元の飼い主が見つかりました。

うちの恩姫ちゃんはマイクロチップなんか入れてないし、私たちの国ではあまり聞かないよねと思いつつ、調べたら、何と動物愛護管理法でマイクロチップの装着等を行うべき旨が定められているのだそうです。知りませんでした。

写真は Penny Blankenship さんが CC-by-nd で公開しているもの。右がペットに埋め込まれるマイクロチップ。左がアメリカの1セント貨(直径1.9cm)。

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2013年 7月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.08

ガス室で死刑

Missouri Attorney General Calls For Revival Of Gas Chambers - アメリカのミズーリ州では、死刑執行の方法として、ガス室を使用をする案が浮上してきています。

Gas Chamber by Beverly Vealachここでも何回か書きましたが、アメリカで死刑が残っている州では、3種類の毒薬を注射する方法が一般的です。しかし、製薬会社が薬を死刑で人を殺すのに使うことを禁止したため、執行が滞ったりしています。

処刑の遅れを解消するために、1960年代まで使われていたガス室を用いてはどうかと州の司法長官が提案しました。

死に至るまで10分程度かかることなどから、残酷な方法だとされ、使われなくなったガス室。実は近年では1999年にアリゾナで処刑に用いられたそうです。その時、殺されたのがドイツ人だったことで、ホロコーストのことが思い出され、なんたることと非難囂々だったそうです。

写真は Beverly Vealach さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.07

パレスチナはジム・クロウ

Prominent African Americans affirm 'Jim Crow' analogy in Israel's treatment of Palestinians - イスラエルによるパレスチナ人の扱いは、かつてのアメリカ南部の黒人差別とよく似ている。

Racist signs by Nathan Rupert著名なアフリカ系アメリカ人らが、この類似が本当のものであるとする署名をしました。数か月前に作家のアリス・ウォーカーさんが、パレスチナで行なわれていることは公民権運動以前の南部の「ジム・クロウ」政策(隔離政策)と同じだと述べ、議論を引き起こしましたが、彼女の意見に賛意を表明したわけです。

ジム・クロウ政策の標語は「別々だけど平等」というものでした。本気でそう信じていた人もいるのだろうと思います。それほど、差別とは、心の目を曇らせるのでしょう。

往年のアメリカ南部に見られた看板の写真は Nathan Rupert さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 7月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.06

名前のない人

Living with “No Name” for 40 years - 「名前なし」で生きていた人の話。

gusungan island by Mohd Rizal Ismailマレーシアの Sabah 地方出身で現在65歳の Mahat Ismail さんは、生まれてから 40年間、身分証明書に「名前なし」と書かれた状態で暮らしていました。どうして自分には名前がないのか、親に聞いたところ、彼が生まれた日はとても忙しかったので、名前を届けるのを忘れたのだとのこと。40代になり、パスポートを申請する必要が出てきて、名前の変更をしたそうです。

実は Sabah には、「名前なし」の人がけっこうたくさんいるそうで、選挙のたびに不正が疑われており、調査が行なわれているところだそうです。Mahat さんの証言もその調査委員会で出たものです。

サバの子どもたちの写真は Mohd Rizal Ismail さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 7月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.05

TPPとエイズ

Don't sign TPP agreement, urge AIDS groups - 世界のエイズ患者支援団体などが TPP (環太平洋パートナーシップ協定)を締結しないよう各国の政府に訴えています。

AIDScon2012_whitehousemarch_DSC_0410 by Michael Fleshman現在、国際エイズ会議(International AIDS Society)の年次総会が開かれているマレーシアのクアラルンプールからの記事によれば、IAS、国境なき医師団などが TPP に反対しています。理由は、TPP  によって現行の仕組みよりも特許の保護期間が延長されることが予想され、それによってジェネリック薬品の提供が遅れ、世界各国で HIV 感染者の手から医療が遠のいてしまう、というものです。

事は HIV だけに限らないと思いますし、私たちの国で HIV がそれほど大きな問題になっていないにしても、感染症の拡大を他国の出来事と切り捨ててしまうのには人道的な躊躇があります。私は TPP に反対し、21日の参院選でも TPP を推進しようという政党には票を投じないつもりです。

写真は Michael Fleshman さんが CC-by-sa で公開しているもの。貧困と闘え、AIDS と闘え、ウォールストリートに課税を。

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2013年 7月 5日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2013.07.04

コーランで宣誓

Husic defends taking oath on Koran - オーストラリアでムスリムの政務次官が誕生しました。

Qur'an by Christopher Roseエド・ヒュージックさんはボスニア系で、ムスリムです。オーストラリア初めてのムスリムの国会議員ですが、このほどラッド首相のもと、政務次官に就任が決まり、コーランに手を置いて宣誓しました。

これに対しては、残念なことに、市民の間から「アルカイダのテロリストと同じ本を使ってオーストラリアの国に仕える宣誓をするなんて」といった批判の声がかなり上がったようです。

一方、政治家の間では、保守的な人を含めて、信教の自由があるのだから何も問題はないはずだという意見が主流のようです。なかなか偉いですね、オーストラリアの政治家(別にだれかと比べてはいません)。

ああ、そう言えば、やめさせられたギラード前首相は無神論者だったのですよね。宣誓の時はどうしたのだろう。

写真は Christopher Rose さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 7月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.03

ヴィチェンツァの基地問題再訪

Ribbon cut on expanded US military base in Vicenza - アメリカ軍の基地拡張の話です。

Vicenza è stata anche questo by Lorenzo De Tomasiイタリア北部の都市ヴィチェンツァでは、数年前から、ダル・モリン空軍基地の拡張計画が進んでいました。ここでも2007年2月などに何回か取り上げました。

その工事が終わり、昨日、基地の拡張部分が供用に付されたそうです。

大きな基地があることによって、むしろ攻撃の対象となる危険が増すかもしれないというおそれを抱いたり、ユネスコの世界遺産となっている都市に基地は似つかわしくないと考えたりしていた人たちの無念を思います。

写真は Lorenzo De Tomasi さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 7月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.07.02

アメリカが盗聴

Trans-Atlantic Relations Threatened by Revelations of Mass US Spying - アメリカの NSA がドイツ政府や EU のオフィスを盗聴していた問題に関する独シュピーゲル紙の報道。

phonetap2 by Dan Moutal「環大西洋の関係に深刻な問題をもたらします。アメリカ政府のヨーロッパでのあらゆる仕事をとても難しいものにするでしょう。例えば環大西洋自由貿易合意です。ドイツで選挙が迫ってきていることを考えれば、ますます難しくなります」という専門家の談話が載っていました。

英ガーディアン紙("New NSA leaks show how US is bugging its European allies")が、盗聴の範囲が駐米日本大使館にも及んでいたことを明らかにしました。

上に引用したコメントの「大西洋」を「太平洋」に変えたりすれば、そっくり私たちの国に関するコメントになるのかなと思ったのですが、政界の反応も、報道も、思いのほか低調ですねえ。どうなっているんだろう。大丈夫か、この国。

写真は Dan Moutal さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。電話で変な雑音が聞こえても心配はいりません。あなたがテロリストでない限り、怖れることはありません。国土安全保障省からのお知らせでした。

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2013年 7月 2日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.07.01

パレスチナで続く焼身自殺

Man injured after self-immolation outside PA ministry - 昨日、西岸地区のラマラーで、焼身自殺未遂がありました。

Prisoners' art exhibit at the Palestinian Ministry of Detainees' and Ex-detainees' Affairs in Gaza by Joe Catronパレスチナ政府財務省の建物の前だったそうです。焼身自殺を図ったのは、21歳の青年。イスラエルで服役していた人に支給される手当ての支払いが遅れていることに抗議しての行動でした。青年はイスラエル軍の拷問によってでしょうか、体が不自由だったそうです。まわりにいた人が火を消したため、一命は取り留めましたが、ひどい火傷を負いました。

記事は、先週、ガザでも焼身自殺があったことを伝えています。圧倒的な閉塞感が伝わってくるようです。

写真は Joe Catron さんが CC-by-nc で公開しているもの。イスラエルで服役していたパレスチナ人たちによる絵の数々。

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2013年 7月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

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