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2013.06.30

無神論者の碑

Atheists unveiling monument by Ten Commandments - アメリカの無神論者の団体が石碑を建てたという話題。

Bradford County Courthouse courtyard by Dave Muscatoフロリダ州の Starke という町にある裁判所の庭には、旧約聖書の十戒の言葉を刻んだ石碑が建っていました。American Atheists という無神論者の団体が政教分離の原則に基づいてその撤去を求めて裁判を起こしました。その調停の席で、十戒を撤去するかわりに無神論者の碑を建てるという案が出され、無神論者団体側がそれに応じたものです。

石碑はベンチのようですが、無神論的な傾向のあったジェファーソン、フランクリン、アダムズの3元大統領や American Atheists を創設した Madalyn Murray O'Hair という人の言葉が刻まれているそうです。

29日に除幕式が行なわれました。政府の土地に建てられる初めての無神論者の石碑だそうです。

写真は Dave Muscato さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。このたび石碑が建てられたという裁判所の庭、一年前のようす。真っ黒な左右2つに分かれた石碑が十戒のものです。

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2013年 6月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.29

チリで続く学生の抗議行動

Chilean Mayors Reject Students Evictions From School - チリで行なわれた学生たちの強制排除には、体制内部からも批判の声が上がっています。

Insurrección by Joaquín Hernández今週末に大統領選の予備選挙を控えた南米チリでは、投票所に予定されている学校などを学生、生徒が占拠していましたが、27日早朝、排除が行なわれました。一部では、高圧水銃、催涙弾などが用いられる騒ぎになりました("Chilean police evict student protesters from schools")。

これに対して、チリの市長会(Asociación Chilena de Municipalidades)の会長が、「独裁政権時代を思い出させる」と述べて、政府を批判しました。

学生たちは、教育の質の向上と無償化を求めています。また、この秋に行なわれる大統領選に関しては、自分たちの声を代表してくれる候補がいないと主張してきたようです。

そう言えば、以前ここで取り上げた全学連代表 Camila Vallejo さんは、議会選挙に立候補する予定のようです。

写真は Joaquín Hernández さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。毎日を闘争に。服役囚と連帯。26日撮影。

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2013年 6月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.28

フィリピンが日本に基地を提供

Philippines wants to give US, Japan access to bases - フィリピンの防衛大臣が日本に基地を提供する意志があると語りました。

120430-D-NI589-0679 by Chuck Hagel日本の小野寺防衛大臣がマニラを訪れて、Voltaire Gazmin 大臣と会談しました。私たちの国の報道では、「両国の戦略的パートナーシップを深め、海洋、航空分野で協力していくことを確認」「法の支配による問題の解決が重要」「航空自衛隊とフィリピン空軍の間で、幹部による協議を開催することや、人道支援や災害援助などの分野で協力していく」といった感じで報じられていますが、会談後の記者会見でガズミン防衛相は、「特に日本は戦略的なパートナーであるので、既存の条約等の範囲内で、基地の使用を歓迎する」と述べたようです。

フィリピンは1990年代に米軍基地を追い出すにあたり、憲法を改正して、恒久的な外国軍基地を持たないことにしましたが、近年また米軍の「立ち寄り」と基地への「アクセス」を認めています。それと同じような扱いを日本に対してする用意があるという意味だと思われます。

中国との領有権争いで日本を味方に付けたいという地政学的な意義は分かりますし、過酷な占領経験を経てなお今の私たちの国に信頼を寄せてくれることをうれしくも思いますが、私たちの憲法の精神をしっかりと考えるなら、私たちの国は他国に基地を持ったりすることはできないはずです。憲法を遵守する義務のある閣僚であれば、そのことをはっきりと相手国に説明する義務があると思うのですが、小野寺防衛相はそれを果たしたでしょうか?

ガズミン大臣の写真は Chuck Hagel さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 6月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.27

35年目の謝罪

Babson to offer formal apology to Brandeis for anti-Semitic incidents, 35 years later - アメリカのマサチューセッツ州ボストンの近郊には大学が数多くありますが、その中に、ブランダイズ大学バブソン・カレッジという大学があります。どちらも有名な大学です。前者ブランダイズ大学は、ユダヤ系の市民によって設立された大学です。

Right Turn Only by Jeff Hesterこの2つの大学が1978年にサッカーの試合で対戦した際、バブソンの学生たちがブランダイズのチームに対して「ホロコーストおめでとう」と書かれた横断幕を掲げたり、ユダヤ人に対する侮蔑表現を叫んだり、選手が鍵十字の付いた服を着て練習したりしたそうです。

このことは、罵られ蔑まれたブランダイズ大側にも大きな傷となりましたし、そのような言動をよしとしないバブソン大内部の人たちをも傷つけることになりました。

ボストン・グローブの記事は、バブソン大学がこの事件を重く受け止め、正式に謝罪することを決定したと伝えています。35年目の謝罪です。

さらに、多様性尊重の教育を大学のカリキュラムの中に織り込んでいくことも決めたそうです。そういう教育がどのくらいの効果を持つのかは分かりませんが、「謝ったら終わり」にしない態度であることはよく分かります。

だれでも、自分が罵られた時のことはよく覚えていても、自分が発した汚い言葉は忘れてしまいがちなもの。思い出し、謝罪をすることの意味は、想像以上に大きいように思います。

バブソン大の写真は Jeff Hester さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。地球儀の直径は約8.5メートルだそうです。

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2013年 6月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.26

花のパリでストライキ

Eiffel Tower closes as workers strike - パリのエッフェル塔がストライキで閉鎖されました。

Eiffel Tower from Arc de Triomphe by PaulSchliebs経営者側とフランスの労組ナショナル・センターである La cgt の間の話し合いが24日、決裂し、25日、300人余りの労働者が職場を放棄しました。労働者側の要求は、労働条件の改善と、観光シーズン時の賃上げです。

エッフェル塔がストで閉まるのは3年ぶりだそうです。案外、頻繁にあるんだな、というのが率直な感想でしょうか。まあ、ストライキは労働者の当然の権利ですから、時々使わないと、さび付いてしまいます。しかし、実情は、安心して組合に入れないような人だっていますよね。

写真は PaulSchliebs さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 6月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.25

五月広場の死を悼む

Icon Mother of Plaza de Mayo dies - アルゼンチンでかつての右翼軍事独裁政権の責任追及に中心的な役割を果たしてきた Laura Bonaparte さんが亡くなったという記事。

Ni olvido, ni perdón by Carlos Reusser Monsalvez首都ブエノスアイレスの五月広場(Plaza de Mayo)で毎週、抗議行動を行なってきた女性たちの指導的人物でした。右翼軍事独裁政権によって拉致されて消息を絶った家族を持つ「五月広場の母親たち」のうち、Madres de Plaza de Mayo - Línea Fundadora  というグループを率いていました。88歳でした。彼女の3人の子どもは今も行方が分からないとのこと。

ボナパルテさんは、エルサルバドル、レバノン、ボスニアなどにも監視団の一員などとして出向き、人権侵害を糾弾しました。まだ若い13歳の時に、服役中の女性たちに読み書きを教えたりもしていたそうです。

彼女以外にも、人道被害を訴えている高齢者は世界にたくさんいます。私たちの国にも。一日も早く正義がなされることを求めていくのは、彼女たちよりも若い者の使命でもあるのでしょう。

五月広場の母親たちを描いた壁画の写真は Carlos Reusser Monsalvez さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 6月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.24

タイの尼僧

Thai nuns still yearning for recognition - タイの仏教と女性。

Dhammananda Bhikkuni by TEDx DoiSuthepタイは敬虔な仏教国として知られていますが、僧籍には男性しか入れないのだそうです。法律によって、女性の得度は認められていません。

記事は2人の女性を紹介しています。1人は Mae Chee Sansanee さん。白い衣装を着て精神的な生活を送る mae chee というタイの伝統的な尼僧のような生活に入りました。瞑想センターを主宰して、女性たちに短期間の出家を呼びかけています。

もう1人が上の写真の Bhikkuni Dhammananda さん。女性が僧になることが認められているスリランカに行って叙階しました。女性の叙階の権利を求める法改正を働きかけています。彼女によれば、仏陀自身は女性の得度を認めていたのですが、なぜかそれはタイにもたらされませんでした。彼女はそれを変えようとしています。

記事は、日本では尼僧の存在がしっかりと認められていることにも言及していました。傍目には、女性の僧と男性の僧がはっきりとシステムとして分けられてしまっていることに問題がないのかどうか、分かりませんが。

写真は TEDx DoiSuthep が CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 6月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.23

夢を加速させろ

Commemorative walk is 'call to action' echoing MLK's historic 1963 march - 50年前の今日、キング牧師がデトロイトでデモを率いたそうです。

by Andrew Bisdale「私には夢がある」という言葉は、同じ1963年の夏にワシントン DC で開かれた集会でのスピーチが有名ですが、同じ言葉をキング牧師が最初に使ったのは、このデトロイトのデモだったそうです(Speech at the Great March on Detroit)。

だから、今日は夢の50周年。

キング牧師の言葉を、今日、私たちの国で、差別と偏見と闘っている友人たちに捧げようと思います。民族や国籍によって見下されたり,罵られたり、虐げられたりすることのなくなる日が一日でも早く来ますように。それぞれのやりかたで力を尽くしましょう。

写真は Andrew Bisdale さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。今年1月にニューヨークで開かれた「夢から50年」の式典で。

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2013年 6月 23日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.06.22

あの旗はもう掲げない

Latvia Bans Soviet, Nazi Symbols - 東欧のラトビアで、ナチスとソビエトの旗が禁止されました。

Riga, Latvia by Janette Hillicks20日に国会で議決された法律により、ナチス・ドイツの旗や国歌、そして鍵十字などのシンボル、そしてソ連の旗や国歌、槌と鎌などのシンボルを公の場に掲げることが禁止されました。

ラトビアでは、占領時代に SS だった人たちや、親ロシアの人たちがナチスやソ連の旗を掲げて集会を開いたりすることがあるそうで、それらの禁止が目的のようです。

東欧では、ヒトラーのナチスとスターリンのソビエトを「二つの全体主義」として批判の対象とすることが多いようですが、どちらも外から来た全体主義だから、ある意味、対処もしやすいのでしょう。私たちの国では、内から沸き上がった全体主義の旗や歌を拒むこともできずに、今日まで来てしまいました。

冒頭にあげた記事はロシアの新聞なので、ソビエト関係の部分の説明が多いです。ラトビアはソ連に組み込まれていた間のことをロシアによる占領と呼んでいるが、ロシアは占領の事実は認めていないと書いてありました。

ラトビアの首都リガの写真は Janette Hillicks さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。ラトビアでは、結婚にあたって、橋に錠前を付ける風習があるようです。最初、「結婚は牢獄」って意味かと思い、訝しく思いましたが、そうではなくて、絆の強さを表わしているんでしょうね。

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2013年 6月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.21

名誉殺人と若者の世論

Jordan teens think 'honour killings' justified: study - 名誉殺人を支える思想。

Finding refuge by IDLO「家族の名誉を汚した」女性の殺人は認められると思うかどうかを、ヨルダンの首都アンマンで10代の若者850人に聞いた調査の結果です。男子の46.1%、女子の22.1%が、名誉殺人が認められる状況があると答えました。

名誉殺人を認めるか否かは、イスラームへの信仰の強さとは無関係であることも分かりました。一方、学歴の長さや、家族の大きさ(きょうだいの多さ)と関係があるようです。許容する考えかたの裏には、父系社会、伝統、女性の貞操の強調、他人に暴力をふるっても正当化される場合があるとする考えかたがあるようです。

驚きますまい。私たちの国でも、人を差別しても許されるといった考えが横行していますから。

名誉殺人を逃れてきた女性の写真IDLO が CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.20

兵隊と詩

'Real men don't write poetry,' says Israeli army brigade - イスラエル軍の兵隊が自分が作った詩をラジオの番組で読もうとしたら、軍から差し止めをくらったというニュース。

A Hundred years of solitude by Hadar Naim「戦闘に参加する兵隊のイメージを損なうため」というのが理由だったそうです。

記事(イスラエルのハアレツ紙との提携)は、ほんの数年前まで軍主催で詩のコンテストなどもあったのに、詩作を「男らしくない」ことだと考えるなんて、嘆かわしいことだ、という論調です。

本当にそうでしょうかね。私は、読んで、その兵隊の書いた詩の内容が問題だったのだろうと思いました。記事には、どんな詩だったかは全く書いてありませんでしたが。

戦闘の中で死んだ友人のことだったのでしょうか。同じ人間であるのに、「国のため」とかいう怪しげな理由のためにパレスチナ人を殺さなければならないことの苦悩だったのでしょうか。

寸暇に読書するイスラエル兵の写真は Hadar Naim さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。読んでいるのはガルシア・マルケスの「百年の孤独」だそうです。

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2013年 6月 20日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.06.19

歩道の役割

With benches back, Northampton City Council resolution views sidewalks as places for 'both enjoyable and disruptive activities' - アメリカのマサチューセッツ州西部、ノースハンプトンの人たちの町づくり。

20111127 Main Street, Northampton by chipmunk_1ノースハンプトンでは、街の目抜き通りの歩道にいくつもベンチが置いてありましたが、先月、ホームレスの人や物乞いの人に占領されているという苦情が一部から出て、市長がベンチを撤去しました。

これに対する街の人々の反応は早く、市議会でベンチを元に戻す条例が提起されることになり、市長はすぐ、ベンチを元に戻しました。

当面は必要のなくなった条例案(PDF)ですが、今週から審議が行なわれます。生き生きとした街を作るために、市と人々が「歩道は、楽しいことも、やっかいなことも起こりうる場所であると見る」ことを求めています。

これって、案外大切なことだと思います。もちろん、自治とは、なるべく心地よい社会を作るための営みでしょう。しかし、時にして、無菌状態を作り上げて、心地よさを100%にするということが自己目的化しているように思います。そんな、何の問題もない完璧な世界なんてあるわけないのに。

ノースハンプトンの街の写真は chipmunk_1 さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.18

ビクトル・ハラのシェルター

Chilean torture center becomes shelter - ビクトル・ハラが殺された場所の今。写真が21枚添えられています。

Compromiso y sacrificio por los más desvalidos by Departamento Comunicacional del Ejército1973年9月、ピノチェトらによるチリの軍事クーデターの中、歌手で社会運動家だったビクトルはスタジアムに拉致され、虐殺されました。

そのスタジアムは、今はビクトル・ハラ・スタジアム(Estadio Víctor Jara)と改名され、ホームレスのシェルターになっているそうです。500人を収容する、チリで一番大きいシェルターです。チリのホームレス人口は、昨年の統計で12,225人とのこと。

南半球のチリは、今、真冬。2010年には、150人が冬の寒さの中、亡くなりましたが、昨年はそれが28人にまで減らすことができたそうです。

冬も夏もつらいですよね。

ビクトル・ハラ・スタジアムの写真は Departamento Comunicacional del Ejército (チリ陸軍情報部)が CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.17

ネコ市長誕生なるか

Morris the cat runs for mayor of Mexican city - メキシコで行なわれている市長選で猫の候補が善戦しています。

Callejon en Xalapa. by Ivan Sanchez東部の Xalapa という都市で、「ドブネズミのような政治家たちに飽き飽きしたなら、ネコに一票を!」を標語に、Morris さんという黒と白のネコが立候補しました。FacebookTwitter を使った選挙戦術が功を奏し、「いいね!」の数では与党候補をしのぐ票を集めているそうです。

モーリス候補への予想外の支持の広がりを心配した選挙管理員会が「ネコの名前を書いてあなたの貴重な一票を無駄にしないでください」と悲痛なお願いのアピールをしたとも報じられています。

一年前にここでも紹介したアラスカの猫町長からも応援のメッセージが寄せられたとか。

モーリス候補の闘いに触発されて、メキシコ各地で、ネコ、イヌ、ニワトリ、ロバが選挙を闘っています。

人々の審判が下されるのは、7月7日です。

ハラパの町並みの写真は Ivan Sanchez さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.16

ブラジルからトルコに手を振る

Protesters chant 'Turkey is here!' in Brazil bus fare demos as police takes hard line - ブラジルではバスや地下鉄などの公共交通機関の値上げに反対する抗議行動が活発化しています。

by David Cardosoサンパウロで行なわれたデモでは、参加者がトルコの旗を振り、「平和は終わった。ここはトルコだ」と叫びました。

政府のやることを黙って受け入れるのではなく、体を張って抗議することの先達としてイスタンブールを見つめ、自らの行動を通してそれと連帯しているということでしょう。

私も見習わなくては。おかしいと思うことはたくさんあるし、敬意を表して連帯したい人たちもたくさんいるのですが、行動が追いついていません。最近、特に、ゆううつスイッチが入ってしまって…

写真は David Cardoso さんが CC-by で公開しているもの。こちらはリオデジャネイロの抗議行動、13日に撮影。

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2013年 6月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.15

最後の電報

After 163 years India sends its final telegram -(Stop): Mobile phones and the internet have superseded the once-essential service - インドでは今週で電報が廃止になりました。

post tele sign 2 by Donovan Beeson1850年に東インド会社が初の電信線を敷いて以来、163年間の歴史が幕を閉じることになりました。

携帯電話やインターネットの普及によって利用が極端に落ち込んだことによるようですが、もしかすると、やはり電報にしか頼れない弱い人がいて、切り捨てられているような気がします。大丈夫でしょうか。

写真は Donovan Beeson さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.14

ホームレス権利章典

Connecticut Passes Landmark 'Homeless Person's Bill Of Rights' - アメリカのコネチカット州で野宿者の権利確立に画期的な動きがありました。

by Stefan Georgi「ホームレスの権利章典」と呼ばれる法律(SB 896)が議会で可決されたのです。

権利章典には、公園や道路を移動する権利、就職の平等、緊急医療を受けられること、投票できること、個人情報が守られること、ある程度のプライバシーが守られること、役所で平等に扱われることが定められており、これらの権利が脅かされがちな集団として、ホームレスは保護されることとされています。

これは、象徴的な勝利ではなく、実質的な勝利であると関係者は歓迎しています。

同様な野宿者保護の法律は、昨年、お隣のロードアイランド州で成立しており、近くイリノイ州でも制定される見込みです。オレゴンとデラウェアでも動きがあるそうです。

写真は Stefan Georgi さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.13

病室のマンデラ

Dalai Lama to preserve Mandela ideals - だれもがネルソン・マンデラの死を予期しているようです。

Nelson Mandela painted portrait P1040890 by thierry ehrmannマンデラ元大統領は、8日から、肺を患って入院しています。毎年のように入退院を繰り返し、だんだんと衰弱してきた94歳のマンデラ元大統領。この危機を乗り切ることができるでしょうか。自身の回復を望んでいるのであれば、元気になりますように。それとも、もし、尊厳を持って旅立っていきたいと望んでいるのであれば、平和のうちにその望みがかなえられますように。

上記の記事は、ダライ・ラマ法王が、マンデラの精神を受け継ぎ、伝えていく覚悟だと語ったことを伝えています。世界中で、多くの人が、大なり小なり、同じような気持ちでいることでしょう。

憎しみを乗り越え、肯定的な精神で和解し、正義の世界を築く。難しいことではありますけれど。

写真は thierry ehrmann さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 6月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.12

死んでも国籍

Australia defends decision to leave bodies in ocean - 先週、インド洋のオーストラリア領クリスマス島沖で、オーストラリアへの亡命を目指していた難民の船が沈没しました。

some of the 55 silhouettesfor those in ASIO immigration refugee limbo by Takver船には60人ほどが乗っていたと考えられていますが、1人も助かりませんでした。救助作業の際、13体の遺体が漂流していることが確認されましたが、生存者の救出を優先したため、回収されることはありませんでした。

9日、救助作業は終了となり、10日、オーストラリア政府は遺体の回収作業を行なわないことを決定しました。

そのことに、国内から批判が出ています。もし沈没した船に乗っていたのがオーストラリア国民だったら、遺体の回収を試みたのではないかと。国籍によって、扱いを変えているのではないかと。

「国民」であるかどうかで扱い(例えば高校の無償化)を変えるのは、私たちの国でも行なわれていることで、その際も、国は何ら問題はないはずだと言います。それに納得できない人もいます。それと同じようなことかなあと思いながら読みました。

遠い国で、そういう「色」を付けて見てしまうのは、亡くなったかたに失礼かもしれませんね。ご冥福をお祈りします。

写真は Takver さんが CC-by-sa で公開しているもの。オーストラリアで行なわれた難民支援集会のようす。

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2013年 6月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2013.06.11

知事のつぶやき

Governor Tweets Gezi Parkers: I Wish I Were With You - イスタンブールのムトル知事(@Valimutlu)の一連のツイート。

Children of the revolution by Zsombor Lacza「昨夜は2時間ぐらいしか眠れませんでした。暖かいベッドのかわりにゲジ公園で寝ている若者のみなさんにあいさつをしようと思い、もうすっかり目が覚めてしまいました。」

「遅くなりましたが、タクシム・ゲジ公園にとどまっている人々や子どもたちにあいさつを送ります。おはよう。平和な朝を過ごしてください。」

「いい悪いの評価を超えて、人々や子どもたちに語りかけることほど大切なことはないと私は信じています。」

「意見が同じであろうと意見を違えようと、謙遜の気持ちと正直さをもって、お互い不満に思うことを思い切り口に出すことは必要です。」

「独立した個人であり市民であると自覚するゲジ公園の若者のみなさんと開かれた会話を持ちたいと思います。」

「ゲジ公園では、鳥が歌い、菩提樹が香り、蜂が羽音をたてる平和な朝を迎えていることでしょう。私もみなさんとともにそこにいられればと思います。」

以上が Hüseyin Avni Mutlu 知事の9日の早朝のつぶやきです。

私は情勢をしっかり把握していませんし、もしかすると、機動隊に排除命令を出すのもこの人かもしれないので、今の時点で過大な評価を与えたくはないのですが、誠実さが伝わってくる言葉だと思います。

無意識のうちに私たちの国の市長や知事や首相のツイッター等の使いかたと比べてしまって、絶望のあまり泣きそうになったことは秘密。

写真は Zsombor Lacza さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.10

インドの原発建設計画は進まない

Residents oppose nuclear plant at Kovvada - インドで、原子力発電所の建設計画に反対してリレー・ハンストが行なわれており、既にほぼ半年が経過しました。

తెడ్డుతో జీవన పయనం..... a fisherman with his boat and oar by SriHarsha PVSS新たな原発建設が予定されているのは、アンドラ・プラデシュ州 Srikakulam 地方 Ranasthalam mandal 郡にある Kovvada 村です。Kovvada 村、そして隣接する Ramachandrapuram Tekkali 村、Kotapalem 村に用地を確保する計画ですが、用地買収は全く進んでいません。

記事は、買収がうまくいっていない理由として、国側が提示した買い取り条件がよくなかったこと、環境への影響や安全性への不安、そして原発ができると漁場への立ち入りが制限されて漁ができなくなることなどを挙げています。

州の野党はすべて建設に反対していること、国側が強制的に土地の収用を行なおうとするならば抗議行動が激化する見込みであることも書いてありました。

Kovvada での原発建設計画については、昨年1月にも書きました。その時、既に、用地買収の問題が出ていますね。1年半、全然進んでいないということなのでしょう。

アンドラ・プラデシュの写真は SriHarsha PVSS さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.09

狼は復活したか

Government moves to wrap up gray wolf recovery - アメリカで、ハイイロオオカミ(タイリクオオカミ)が保護リストから外されることになりそうです。

Female Gray Wolf by Seney Natural History Associationハイイロオオカミはかつて広汎に北米大陸に分布していましたが、狩猟などにより絶滅寸前となり、1974年に連邦政府の魚類野生生物局によってリストに載せられ、保護が図られました。

このほど、個体数が十分に回復したと判断され、保護リストからの削除が提案されました。パブリック・コメントを経て、最終決定が行なわれるとのことです。

回復したと言っても、以前の棲息範囲に比べればはるかに狭い地域でしか見られず、リストからの削除は時期尚早だという意見も強くあるようです。

どこまで回復すれば絶滅の危機を脱したと考えるのかは難しい問題だと思いますが、他の動物の保護をめぐる判断にも影響を与えたりもするでしょうから、慎重に見極めてほしいです。

写真は Seney Natural History Association が CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.08

卒業式の羽根

Student Denied Diploma, Fined $1000 for Feather アメリカ、アラバマ州の高校の卒業式で起こった問題。

Large Feather by Tony Alter卒業予定者の中に Chelsey Ramer さんという生徒がいました。この人はクリーク民族という先住民の出身です。彼女は、アメリカ先住民の伝統と文化の象徴とも言える、鷲の羽根を身につけて卒業式に出席したいと考えました。しかし、校長はそれを認めず、初心を貫徹して一枚の羽根を持って式に出た彼女は、卒業証書はもらえず、かわりに、校則違反の罰金の請求書が届けられました。

人によって、反応は千差万別だと思いますが、正しい一つの答えなどない問題のように私には思えます。ただ、校長は解雇されたとのことですから、「決まりなのだから、だめなものはだめ」という視野の狭い対応は、社会的に認められなかったのだということだけが分かります。

写真は Tony Alter さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 6月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.07

虐殺の軍事法廷始まる

Soldier pleads guilty in massacre of 16 Afghans - アフガニスタンで民間人を虐殺したアメリカ兵の裁判が始まりました。

Vigil for Afghans, Killed by U.S. Soldier Massacre by Alan Greig昨年の3月11日の早朝、カンダハル州の米軍基地を一人抜け出したこの兵隊は、2つの村を襲い、16人の市民を殺害し、現場の民家に放火しました。彼は殺人などの罪を認めており(これによって死刑は免れ)、終身刑に途中保釈の可能性を付けるか否かが陪審によって審議されます。

アフガニスタンからビデオ中継で、生き残った人々が証言しました。

最初は、銃を向けた後で、その人を殺すかどうか考えていた。ある女性が抵抗して揉み合いになった後は、みんな殺すことにした。どうして人々を殺そうなどと思ったのかは自分でも分からない。弁解の余地がないことはよく分かっている。そう述べました。

彼一人に大きな問題があったのか、戦争という営みの歪みに起因するものを認めるのか。そのことも気になりますが、軍事法廷というところにその判断を委ねることはできませんよね。

虐殺当時、アメリカで行なわれた追悼集会の写真は Alan Greig さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.06

キスとコーヒー

Metro St James cafe Sydney lets customers pay with a kiss - キスをすればコーヒーがただになる喫茶店があるそうです。

The Kiss by Charles Haynesオーストラリア、シドニーの地下鉄セント・ジェームズ駅の近くに3か月前に開店したカフェ。今月いっぱい、午前9時から11時の間、キスをすることで、あなたとパートナーのコーヒーが無料になるキャンペーンをやっています。上記の記事に熱いビデオがあります。

夫婦や恋人同士で訪れるもよし。淡い恋心をいだく相手と、キスのレベルにまで行く口実にするのもよし、とのことです。私は奥手なので、この発想はありませんでした。メモメモ。

わたしたちの国でもやるといいなあ。

写真は Charles Haynes さんが CC-by-sa で公開しているもの。「シドニー+キス」で検索しました。

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2013年 6月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.05

トルコに向けるまなざし

What is happening in İstanbul? - イスタンブールのゲジ公園闘争を闘っている人たちからの情報発信。もちろんトルコ語版 İstanbul'da Ne Oluyor もあります。

Taksim Olayları by Eser Karadağ外国語での情報提供を重視しているのは、世界の人たちに目を離さないでいてほしいと考えているということでしょう。

トルコには10年ほど前に行きました。以下は旅行者の個人的な感想です。

エジプトでは人々がムバラクをとても嫌っていること、シリアでは人々がアサドを非常に怖れていることが感じ取れましたが、トルコでは、人々は政治に満足はしていないものの、「まあ、こんなものか」といった感じで受け入れているように思えました。

不満足なところもあるのだけれど、そこに拘っていると、混乱に乗じて軍部がクーデターでも起こしたらまずい。そんな判断が市民の中にあったのだろうと思います。

それに対し、今、堂々と街に出て闘おうと人々が思うのは、軍事クーデターなどへの警戒感が減ったということなのかなと思いました。

写真は Eser Karadağ さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2013年 6月 5日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.06.04

真実委員会のためのプラットフォーム

Dwindling number of Franco-era victims plead for "last hope" truth commission - フランコ独裁政権時代の真実を探る動き。

Representación víctimas del franquismo by Xanti Fakir1930年代の内戦、そして1975年まで続いた右翼のフランコ政権下で、多くの人が拉致されたり、公正な裁判を受けることなく処刑されたりしました。しかし、長い時が経ち、被害者やその親族も高齢となったり他界したりしています。

事実上、司法の場でフランコ時代の真実を探るのは不可能であるとして、判事、弁護士などの法律の専門家などが中心となって、「真実究明委員会設立のための連合会」(Plataforma por la Comisión de la Verdad)を立ち上げました。

真実委員会という形で歴史的な不正義をこうむった人々を救おうというのは、ユネスコが提唱しているのだそうで、既に40か国で真実委員会が作られているそうです。

「だれもが独裁時代からページをめくってしまいたいと思っている。しかし、ページをめくるには、まず、そのページを読まなくてはならないのだ。そして、もし読みたくないという人がいれば、私たちは読ませなくてはならない。この国は過去を怖れなくてもいい。怖れなくてはならないのは、無知だ」という発言が引用されていました。

写真は Xanti Fakir さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 6月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.03

パレスチナのための交響曲

'Symphony for Palestine' gets first West Bank airing - 西岸地区ラマラーで、「パレスチナのためのシンフォニー」が演奏されました。

Kayhan Kalhor @ Tiny Desk by Keith Jenkins「パレスチナのためのシンフォニー」はイランの音楽家 Kayhan Kalhor が作曲したもので、2011年に初演されましたが、さまざまな障壁のため、これまでパレスチナで演じられることはありませんでした。

今回も、ウードなど中東の楽器を担当する地元の音楽家に関しては、イスラエルによって移動の自由を与えられていない人が多く、参加できた人はとても限られていたようです。カルホールさん自身も、イランとイスラエルの間の敵対関係のため、来訪できませんでした。

Symphony for Palestine はドイツ、ドレスデンの現代音楽オーケストラ Dresdner Sinfoniker が演奏してきていて、今回も西洋楽器はこの楽団が担当したようです。ドキュメンタリー映画もあるようで、Youtube に曲の出だしの部分がありました。

カルホールさんの写真は Keith Jenkins さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 6月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.02

ネパール建国の日

Nepal picks May 28 as National Day - ネパールの建国記念日が5月28日と定められたという新華社電。なぜその日が過ぎて数日経ってから流れてくるのか分からないニュースですが。

DURBAR SQUARE KATHMANDU NEPAL FEB 2013 by calflier001以前は国王の誕生日が建国記念日(national day)とされていましたが、共和制移行後、どの日とするかが決まらず、祝われていませんでした。

新たな日付は、2008年に王制が廃止され、初の憲法制定会議が開かれた日にちなんでいるとのことです。

私たちの国でも封建時代の遺制が払拭されて、いい日が建国記念の日になるといいですね(むやみに憲法をいじればいいと言っているのではありませんよ、念のため)。残念ながら、私はその日を生きて迎えられる気がしません。生まれてくる時代を間違えてしまいました。

カトマンズの写真は calflier001 さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 6月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.06.01

欧州債務危機との市民の闘い

Blockupy Protest Surrounds European Central Bank in Frankfurt - 今日はヨーロッパ各地で、緊縮財政路線に対する抗議運動が行なわれるそうです。

Blockupy 2.0 by strassenstriche.netそれに先立ち、一昨日、昨日と、ドイツのフランクフルトで「ブロキュパイ」(=オキュパイ+ブロック)と呼ばれる運動が行なわれました。欧州中央銀行(ECB)本部などの周りに人垣を作り、交通を遮断するという運動です。

記事によれば、一昨日は2,500人ほどの市民が ECB を取り囲みました。「資本主義、緊縮財政と闘おう」「利益よりも人間性を」などのプラカードが見られたと伝えられています。包囲は平和的に成功したようです。

写真は strassenstriche.net さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 6月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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