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2013.04.30

22年ぶりの手紙

Return to sender? Maybe not as Somalia to restart mail 22 yrs on - 内戦が下火になったソマリアで郵便が再開されるそうです。

Kids by Robbert van der Steeg万国郵便連合(Universal Postal Union)がソマリアと海外の間の郵便物の取り扱いを始めることを決め、アラブ首長国連邦のドバイを配送拠点とすることで合意しました。実際に郵便が行き来するようになるのは数か月後のようです。

とは言っても、ソマリア国内にはほとんど郵便網がありません。内戦前には100の郵便局がありましたが、今あるのは首都の中央郵便局1つだけ。通りの名や番地も整備されていません。

ソマリア政府の情報郵政伝達運輸大臣は、世界からあらゆる面での支援を求めると語っています。

写真は Robbert van der Steeg さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 4月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.29

ウーンディッド・ニー

To whom does Wounded Knee belong? - ウーンディッド・ニー(アメリカ、サウスダコタ州)と聞くと、私などは子どものころにあった立てこもり事件のことを思い出してしまいますが、元はと言えば、1890年に起こったアメリカ軍の騎兵隊によるスー民族に対する無差別虐殺の地です。

cutlery as windchime--wounded knee cemetery by egyptspiceそのウーンディッド・ニーは、現在、1人の白人の個人所有になっていますが、その人が土地を手放すことにした、しかし先住民団体にはそれを買い取るだけの資金がない、という話です。土地自体の価値は低いのに、歴史的な重みで値が吊り上げられているようです。

有名な場所であるにも関わらず、現地にはほんのわずかな祈念碑等が建つのみで、遺跡として保全はされていません。なぜ連邦政府が管理していないのかという声もあります。先住民団体は、苦い歴史の地がばらばらにされた上、商業化されてしまうことを警戒しています。

社会が自らの負の過去とどう向き合っていくかという点で、今後の展開に興味を引かれます。

写真は egyptspice さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.28

虹の横断歩道、ふたたび

Anti-rainbow warrior requests people 'stop this nonsense' - 2週間ほど前に、オーストラリアでプライド・パレードに合わせて描かれた虹色の横断歩道が消されてしまった話を書きました。

Rainbow crossing by Newtown grafittiその後、色とりどりのチョークで勝手に横断歩道を描く DIY Rainbow Crossings という運動が全国区で広がりを見せているようです。

ニューサウスウェールズ州のニューカッスルという町では、市長が「くだらないことはやめろ」と発言したため、これに不満を抱いた市民が市役所の周りにさんざん虹を描いていると、記事は伝えています。

道にチョークで何かを描いてメッセージを伝えるというのは、LGBT に限らず、広く運動に使えるなあと思いました。

さて、今日は東京レインボープライド開催おめでとう!

写真は Newtown grafitti さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.27

サッチャー広場

Paris councillors reject plans for Margaret Thatcher street name - 先日、スペインのマドリードがサッチャー通りを作るという話を紹介しました。

The wicked witch is dead! by duncanそっちの話がどうなったか確認が取れていないのですが、フランスのパリでは、「サッチャー広場」案が市議会で否決されました。第17区にできるはずだったそうです。それとは別に、シャンゼリゼの近くにシェークスピア通りができるそうです。

私たちの国では、「サッチャー通り」と命名しようなんていう話は出ていないんでしょうかねえ。右翼的で目立ちたがりの人がやっている自治体も多いのに。「靖国通りをサッチャー通りに改名しました」とか言ったら、近隣諸国との関係改善にも役立ちそうな気も(ほんの少し)しますが。

写真は duncan さんが CC-by-nc で公開しているもの。依然として CC ライセンスで探す限り、辛辣な写真が多かったです。

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2013年 4月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.26

ズデーテン追放の今

PM Nečas slams Zeman over Sudeten German remarks - チェコの大統領による歴史認識に関する発言に首相が苦言を呈しました。

Sudetenland 057 by ddkkppチェコスロバキアでは、第2次世界大戦終了直後、ドイツとの国境沿い(当時のズデーテンラント)に住んでいた300万人近いドイツ系市民の国籍を剥奪し、ドイツとオーストリアに追放しました。

ゼマン大統領は、旧ズデーテン地方のドイツ系市民はナチスに投票する裏切り者だったので、死刑ではなく追放になったのはむしろ寛大な措置だったと発言しました。

冷戦終結後、チェコ政府は、追放措置の非人道性を認めて謝罪するなど、ドイツ、オーストリアとの和解を進めて来ました。ネチャス首相は、大統領の発言はこの流れに水を差すものだとして批判しました。

疲れていて何も考えられないのですが… 政府の中に不見識な発言や行動を諫める人がいるのはうらやましいですね。あと、戦後の国籍剥奪についてももっと知りたいと思いました。世界中でそういうことが行なわれる時代だったのですね。戦争による混乱で、人々の心も荒廃していたのでしょうか。

写真は ddkkpp さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。旧ズテーテン地方のレストラン。

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2013年 4月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.25

家を失って、なおも追い出される

Amnesty criticizes Haiti over evictions from camps - 2010年1月に大地震に見舞われたハイチの抱える問題。

Leaving Jean-Marie Vincent Camp by IOM Haiti地震の後、家を失った多くの人がテントやブリキ小屋の集落(キャンプ)を作りましたが、その集落からの強制退去が頻繁に行なわれているそうです。

これは、こういった集落に住んでいる人の数の減少が復興の尺度として使われているためで、その後どこに行くかは別として、とにかく追い出したいということがあるようです。

アムネスティ・インターナショナルが由々しき人権侵害だとしてハイチ政府に抗議しています。

地震では30万人以上が亡くなり、一時は約150万人がテントや小屋で生活していました。今はその数は30万人台だとのことです。まあ、使いかたを間違うと、こういった数字が人々を苦しめることになるのでしょう。

とあるキャンプの写真IOM Haiti が CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 4月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.24

領土と度量

China incursion in Ladakh: Second flag meeting between India and China today, say sources - 中国による「侵犯」。

Breathtaking Valleys Of Ladakh by Pranav Bhasin中国、インド、パキスタンの間で国境線の定まっていないカシミールでは、4,000キロにわたって実効支配線(LAC = Line of Actual Control)が定められていますが、4月15日以来ラダック地方で中国の人民解放軍がインド側に10キロ入ったところで野営を続けています。

いろいろ困難があって、ようやく2回目の話し合いができそうだとかできそうにないとか。中国側は「実効支配線を越えた事実はない」と主張しており、どうも、どこに線が引かれているかについて意見が違うようだとか。さすがに10キロの侵入は珍しいが、数百メートルぐらいの越境は双方よくあることだとか。このままでは終わらないでしょうが、でも、なんとなく、のんき、というとひどいでしょうか、落ち着いています。

尖閣とか釣魚とか呼ばれる島の近くに船が来ただけで「すわ、これは宣戦布告されたも同然だ」などと高ぶっている人たちも、カレーでも食べると少し心が大きくなるかもしれません。

ラダック地方の写真は Pranav Bhasin さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.23

戦争とビール

Wellington Beer Label Comes Under Fire - ベトナム戦争にちなんだ名前のビールの話。

Horrors Of War #2 by emilio labradorインドシナを思わせる植生。空にはヘリコプターが隊列を組んで飛んでいる。そんなビールのラベル。名前は「降り注ぐ死」(Death from Above)。ヘリコプターが落としていくナパーム弾のことです。

そんなビールがニュージーランドの醸造会社によって発表され、批判を呼んでいます。

ビール会社は、「降り注ぐ死」という名前は映画『地獄の黙示録』にあやかったポップカルチャー的なものだとしていますが、ニュージーランド在住のベトナム系市民は「無神経だ」「趣味が悪い」と語ります。

興味をひかれたのは、ニュージーランド復員兵協会の人もあまり好ましく見ていないその理由。「まるで(戦争を、ナパーム弾攻撃を)賛美しているかのようだ」と評しています。非人道的な侵略戦争に加担した自分たちの過去を苦々しく見ているようにも聞こえます。

写真は emilio labrador さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.22

クダンクラム原発反対運動で多数の逮捕者

Anti-Kudankulam protesters held - インドのクダンクラム原発反対運動で、大規模な逮捕が行なわれた模様です。

The human rainbow by pb photoworksヒンズー紙の記事によれば、20日、反対派市民がインド最南端のカーニャクマリ(コモリン岬)からクダンクラムまでのデモをしようとしたところ、警察が一斉検挙を行ない、子ども5人を含む146人が逮捕されたとのことです。

稼働目前まで来ているクダンクラム原発では、先週、冷却系統で使われている一部のバルブが品質基準を満たさなかったことを原子力規制評議会(AERB = Atomic Energy Regulatory Board)が初めて認めました(報道資料PDF)。これによって反対派が勢いづくのを警戒したのかもしれません。

カーニャクマリの写真は pb photoworks さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.21

ラドロー虐殺から1世紀

Year of events to mark Ludlow Massacre - アメリカの労働史上の分水嶺的な出来事から1世紀が経ったことを祈念する1年が始まりました。

The Ludlow Massacre Memorial, April 20th, 1914, Colorado Coal Miners on Strike by Beverly & Pack99年前の昨日、1914年4月20日に、コロラド州でラドローの虐殺と呼ばれる事件が起こりました。争議で宿舎のテント村を占拠していた炭鉱労働者やその家族約20人を州兵が殺害したのです。

大企業と政府の残虐さに大きな非難が起こり、それがきっかけとなって、8時間労働制や児童労働の禁止などの労働条件の整備が本格化したと言われているそうです。

これからの1年間、コロラド州の各地で祈念行事等が行なわれたり、学校で、ラドロー虐殺をテーマにした文学作品を購読する授業が開講されたりします。州政府に祈念委員会(Ludlow Centennial Commemoration Commission、ウェブサイトはまだ見あたりません)も作られたようです

炭鉱労働者の全米労組 United Mine Workers of America にもリンクを張っておきます。

祈念碑の写真は Beverly & Pack さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.20

恐怖のオリンピック大屠殺計画

Sochi under fire for plan to kill stray dogs, cats - 来年の冬にオリンピックが開かれるソチから。

The cat's mafia:) by Grigory Mumrikovソチでは、オリンピック開催までに2,028匹の犬や猫を「処理」する事業の入札が行なわれましたが、市民から激しい抗議が起こり、だれも応募しませんでした。

現地の動物愛護団体が殺処分の代わりにシェルターを設けることを呼びかけ、市側も、シェルター建設に動き出しました。処分ではなく去勢避妊処置の請負に関する入札が近々行なわれるようです。

というわけで、ソチの野良犬、野良猫たちは命拾いをした模様。

実際に野良犬に噛まれる事故などが多く起こっているみたいです。うまく人間たちと共存できるといいのですが。

ソチの野良猫の写真は Grigory Mumrikov さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.19

原爆投下の再現ショーが中止に

Air Show cancels fake bomb drop after outcry - アメリカの航空ショーで、原爆投下の再現が中止になったというニュース。

Hiroshima by Imahinasyon Photographyオハイオ州デイトンの航空ショーでは、毎年、B-29 爆撃機が飛来して爆弾の模型を投下し、その後、花火を打ち上げるという形で、広島の原爆投下を再現していたみたいです。

今年は、「多くの罪のない人が殺された原爆投下を美化するのはいけない」という署名が行なわれ、その結果、原爆投下の再現は企画から外されたそうです。署名したのはわずか百数十人のようですが、平和を願う力としては、すばらしい成果だと思います。

私たちの国では、自分たちの国に被害が出たから核兵器に反対するというより、人類一般の問題として捉えるという気持ちが強いと思うのですが、アメリカでは、未だ、戦争を終わらせるために必要だったという点を強調して、原爆投下を肯定する人も多いと思います。その中で、一般論として「多くの罪のない命が失われた」というところに焦点をあてて運動が成立したのは、画期的なことだと思います。

ありがとう、と、署名を主宰した Missing Peace Art Space にメールを送りました。

写真は Imahinasyon Photography さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.18

ニュージーランドで同性婚が合法化

Same-sex marriage law passed - ニュージーランドで同性婚が合法化されました。

Watercolour supporting Marriage Equality by Jem Yoshioka17日夜、国会で可決。77対44でした。党議拘束なし(conscience vote)で、想像を上回る賛成票が出たようです。8月に発効します。

記事によると、結婚の平等が認められたのはアジア太平洋地域でこれが初めてのようです(5年前に私はこんな記事を書いたので、ネパールでもう合法化されていると思っていました)。そんなニュージーランドですが、1980年代までは、同性愛が違法とされていたそうです。

ゲイとして、はじめてこの国の社会の中に入れたような気分だ、という趣旨のコメントが紹介されていました。この感覚は、いろいろな面で疎外を受けている人たちに通じるものですよね。

婚姻法改正を推進してきた Marriage Equality in New Zealand のサイトにリンクしておきましょう。

ニュージーランドの同性婚を祝うは Jem Yoshioka さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 4月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.17

過去の闇に光を照らす最高裁判決

Top court recognizes woman as victim of Minamata disease - 水俣病認定をめぐる16日の最高裁判決を伝える共同電英文記事。

Minamata started here!! by Eco Cafe' Phuket複数の症状を必要とする国の認定基準が万全でないことを認めるとともに、司法の場でも認定を行なうことができるとしました。

この日、1つ目の判決を聞いたのは、1977年に亡くなった母親の認定を争った81歳の原告。そして2つ目の裁判の原告は先月亡くなったとのこと。

患者のかたがたの苦痛もさることながら、認定を受けられなかった人々のこうむった不正義に憤るとともに、それを遅ればせながらも正す力を私たちの国が持っていたことを喜びたいと思います。

正されねばならぬ歴史の闇は水俣病だけではありません。

写真は Eco Cafe' Phuket さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。チッソ工場の裏手だと思うのですが、よく分かりません。

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2013年 4月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.16

駐パレスチナ大使

Turkey becomes first state with ambassador recognized by Palestine - トルコから駐パレスチナ大使が着任。

by harryfearトルコはイスラエルと外交関係を持っていますが、おそらくアルクッズ(エルサレム)をイスラエルの首都とは認めておらず、テルアビブに大使館を置いていると思います。で、アルクッズには領事館を置いていて、そこの総領事が「大使」に格上げされました。国連でパレスチナのオブザーバー国家としての地位が確立されたからです。

このたび、Şakir Torunlar 大使がラマラのアッバス大統領のところに信任状を提出に行き、パレスチナ政府によって認められた最初の駐パレスチナ大使となりました。

少しずつ、だれが見ても「国家」のようになっていくのですが、占領者イスラエルとの関係はちっとも変わりません。

写真は harryfear さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。向こうは「江南スタイル」を踊っているみたい、こっちで見ているのはハンダラ君みたいですね。

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2013年 4月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.15

サッチャー通り

Madrid street to be named in honor of Margaret Thatcher - スペインの首都マドリードで、どこかの通りをマーガレット・サッチャー通りと名付けることを市長が提案しました。

the Witch Is Dead party, Trafalgar Square by simonm1965市長は右翼の国民党。市議会は国民党が多数を占めているので、24日に行なわれる投票で、たぶんこの提案が可決されるのだろうと思われます。

野党の社会党や統一左翼(IU)、進歩民主連合(UPyD)などは、「彼女はマドリードと何らゆかりがない」「地名を政治的に利用しようとするものだ」などと反発しています。

富んだ地域と貧しい地域を分断する通りにでもこの名前を付けるんでしょうかねえ。それはそれで相応しいような気も。

写真は simonm1965 さんが CC-by-nc で公開しているもの。雨の中、ロンドンで開かれた「魔女は死んだ」集会。死んだばかりの人にちょっとひどいと思うのですが、CC で探すと、哀悼を表するような写真がほとんどないです。まあ、国営葬が済めば、それも一転するでしょう。

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2013年 4月 15日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2013.04.14

即入居可、但し

Racist tenant ad sparks outrage - 南アフリカ、ケープタウン郊外で配られたアパート入居人募集広告。

Apartheid: the Tyranny of Racism Made Law by United Nations Photo「家具付き部屋。即入居可。もう1部屋5月1日に入居可の物件あり。禁煙。白人のみ。性別不問。ショッピングセンター、コインランドリー、交通至近。駐車場あり」。

当然のことながら、人種差別的だとして、問題になっています。

統合が進んだ今になっても、まだこのようなことが起こるのは残念だという South African Institute of Race Relations という団体のコメントと、以前、白人のみ入場可だったリゾートが South African Human Rights Commission に罰金を科されたことなどが載っていますが、この広告自体が法的にどう扱われるかについては書かれていません。

写真は United Nations Photo が CC-by-nc-nd で公開しているもの。異人種間の結婚が禁止されていた1982年に撮影。

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2013年 4月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.13

消されてしまった虹の横断歩道

End of the rainbow as workers cover crossing - 横断歩道が塗りつぶされた話。

Rainbow Crossing, I by Newtown grafittiオーストラリアのシドニーでは、毎年、マルディグラの日に LGBT のパレードが開かれるそうです。今年は、パレードへの歓迎の意味を込めて、市議会がオックスフォード通りに虹色の横断歩道を作りました。

当初、虹の横断歩道は1か月限定で企画されましたが、とても人気が出て、「オーストラリア版アビーロード」とまで呼ばれるようになっていました。

しかし、道路課が安全上の懸念を理由に突如、削り取り、新しいアスファルトを敷いてしまいましたとさ、という話です。

虹の横断歩道を惜しむ声は多く、家の近くの路地にチョークで虹の横断歩道を描く人もいるとか。

写真は Newtown grafitti さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 13日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.04.12

寺を壊す

Ancient Chinese Buddhist temple faces demolition - 中国陝西省が取り壊そうとしているお寺についてのニュース。

by BarnyardBBS西安の郊外に興教寺(兴教寺、Xingjiao Si)という仏教寺院があるそうで、そこには西遊記で有名な玄奘三蔵(Xuan Zang)の遺骨が奉られています。7世紀から続く古寺です。

その僧坊、食堂などを5月末までに取り壊すようにとの通達が来ました。古いお寺なのにどうして、と思いますが、理由を聞いて、またさらに不思議な気持ちになります。

ユネスコの世界遺産に応募するから。

後代の建築をなくして唐の時代の姿に近づけたほうが、合格する可能性が上がるという考えのようです。

お寺の址なら分からないでもないですが、今も使われているお寺であれば、その全体を有機的にとらえるのが正しい道だと私には思えます。

中国国内では、抗議の声があげられていると記事は書いていますが、間に合うのでしょうか。心配です。

写真は三蔵法師。BarnyardBBS さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 12日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.04.11

ソマリアでコンサート

Somali music festival takes aim at Al-Shabab - ソマリアの首都モガディシオで開かれた音楽イベント。

2013_03_16_Somalia_Fishing b by Albany Associates内戦が始まって、約20年。これが初めての大規模なコンサートだったそうです。音楽を禁止した教条主義的なアル・シャバーブは2年前に駆逐されましたが、依然として大きな影響力を持っています。その中でアル・シャバーブに真っ向から異議を申し立てるコンサートを行なうのは危険すぎるという意見もあったようです。また、地元に音楽産業がほとんど育っていないことも、開催を困難にしました。

コンサートでは7か国の音楽家が舞台に立ったそうです。唯一、記事に名前が出ていたのは Waayaha Cusub というソマリアのヒップホップ・グループでした。

「アルカイダとそのテロ組織がソマリア、アフガニスタン、スーダン、チェチェン、アラブの若者たちを過激主義や殺人、憎悪で団結させることができるなら、私たちにも音楽と芸術を通じて中道主義、和解、愛で若者を団結させられないわけがない」という言葉が引用されていました。

偏狭で、憎悪の炎をかきたてる好戦的な人々は私たちの中にもいます。音楽家のみなさん、愛と平和の音楽を聴かせてくださいよ。

モガディシオの写真は Albany Associates さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.10

骨を探す

Seven decades on, Japan looks for WWII remains - 日本軍の遺骨収集に関する AFP 電。

Japanese Empire 1920s by jczart戦争が終わって70年近く経つ今になっても、グアム島などに行って、戦死した親族の骨を探す人たちがいると伝えています。政府が企画して、ボランティアが参加するようです。

アジア太平洋戦争では、240万人の日本兵が死に、そのうちの半分の遺体は親族のもとには戻されなかったと記事は伝えています。

「遺体を持って帰るまでは、私たちの戦争は終わらないのです」「怖ろしい戦争の記憶が消えないよう、これをしなくてはいけないのです」。そんな言葉が引用されていました。

骨を探すあなたは、あなたの父や兄が殺した人々のこと、そしてその家族のことも、時には考えるでしょう。どんなふうに考えるのでしょうか。

写真は jczart さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 4月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.09

不人気な国王

Royals take king-sized hit in opinion polls - スペインでは国王の人気が急下降中です。

20121206121800 by @Popicinio7日にエル・パイス紙に掲載された世論調査結果によると、フアン・カルロス国王の仕事ぶりを評価すると答えたのは42%、評価しないと答えたのは53%でした。評価するが5割を切ったのは初めてのことだそうです。

昨年、緊縮財政の中、ボツワナに豪華旅行に行ったことが非難を浴びましたが、それでも、年末の調査では評価するという答えが21%も上回っていました。評価しないという声が高まったのは、最近になって明るみに出た娘の配偶者の資金疑惑が大きく影響しているのでしょう。

年齢別では、18歳から34歳の層についてしか書かれていませんが、その年齢層では、評価しないが評価するを41%上回るそうです。

…とは言うものの、国王への支持は、政治家、政党、銀行への支持などよりも依然として高いことも、記事から読み取れます。

写真は @Popicinio さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。王制を廃止し、共和制を求める人々の集まりです。まあ、王制自体に反対している人は、まだそんなに多くはないだろうと思います。

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2013年 4月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.08

軽減される負担は0.7%

基地面積軽減0.7% 首長ら批判」 - 沖縄タイムスの記事です。

The Border by Ojo de Cineasta嘉手納基地より南の6施設の返還が実現しても、国内の米軍基地総面積に対して沖縄が占める割合は、現在の73.8%が73.1%に微減するだけ。翁長雄志那覇市長の質問に対する政府側の返答です。

いろいろな見かたを数字にしてみて、いろいろな視点から把握をすることができるのだと思いますが、「沖縄の負担軽減」と言った時の一つの重要な側面である、基地面積に沖縄が占める率の低減という意味では、(もちろん前進ではあるのでしょうが)喜ばしいと言うにはほど遠いものだと分かります。

防衛省が開いた説明会では、市町村長らからさまざまな「不満や戸惑いの声が上がった」とされています。

遠くにいる私にも沖縄の不安や憤りを(そして喜びを)共にすることはできるでしょうか。思いを馳せます。

写真は Ojo de Cineasta さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.07

アウシュビッツで新たに訴追

50 Alleged Auschwitz Guards Face Jail in Germany - アウシュビッツ絶滅収容所に勤務していたナチスの兵士50名が新たに戦争犯罪で起訴される見通しです。

the gates of hell. by MrJamesAckerley容疑者たちはアウシュビッツで衛兵をしていた人たちで、虐殺の共犯として裁かれることになります。容疑者たちが存命であるかは不明。生きていれば90代ぐらいになります。何人かは、カトリック教会の協力で南米、特にブラジルに逃れたのではないかとされています。

ドイツ連邦政府のナチス犯罪中央捜査局(Zentrale Stelle der Landesjustizverwaltungen zur Aufklärung nationalsozialistischer Verbrechen)が明らかにしたもので、Westdeutsche Allgemeine Zeitung という新聞が5日、伝えました("Fahnder jagen noch 50 Auschwitz-Wärter")。

証拠は多くはないが、当時の記録などで公判が維持できるだろうとされています。

辛いことであっても、過去と向き合うことが誠実なことだと思います。それに比べ、英霊と呼んで罪を覆い隠そうとし、かばおうとする卑怯さはいったい何なのでしょう。

写真は MrJamesAckerley さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 4月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.06

いっしょに踊るまでの長い道のり

Wilcox County Students Fight Segregated Prom - アメリカの人種隔離政策の克服は、いまだ現在進行形の課題です。

prom by [ Ben ]Prom - 手元の英和辞典では、「(高校卒業時の)ダンスパーティ、 プロム 〘高校生活を締めくくる一大イベント;通例正装の上、 男女のペアを組んで参加する〙」とあります。

「男女のペア」のあたりとか、「正装」と言った時の暗黙の性別とかが今どきでは問題になっているのかなと思っていたのですが、事態は50年前とさほど変わっていなかったみたいです。

記事は、南部のジョージア州のある高校で、伝統的に白人だけのプロムと白人以外のプロムが開かれてきたこと、それを恥ずかしいと思う生徒たちが人種統合プロム(integrated prom)を企画したこと、そして、それにもかかわらず、やはり今年も2つのプロムが開かれることを伝えています。

「私たちが変えなかったら、だれも変えてくれはしない」という生徒の言葉が紹介されていました。いい言葉だと思います。

この言葉は、私たちの国で差別や偏見に対して、日々、声をあげている人たちのものでもあります。

写真は [ Ben ] さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。あまり記事の内容に合った写真が見つからなかったので(それが現状なのでしょう)、プロムそのものの美しい写真で。

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2013年 4月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.05

マクドナルドでストライキ

City fast food workers to walk off jobs in protest of low pay - ニューヨーク市のファストフード店でストライキ。

happens only at McDonald's-NY city n2 by <maca>マクドナルド、バーガーキング、ビザハット、KFC などの店で、これを書いている時点(現地時間4日午前。4月4日はキング牧師の命日で、それを意識してこの日を選んだようです)で400人ほどの従業員が職場を放棄しました。店の前でピケをはるところもあるようです。

Fast Food Forward という団体がストを主導しています。賃上げと組合結成の権利獲得が目標です。これらの店の時給は法定の最低賃金ぎりぎりのところも多いですが(7ドル25セント、約690円)、要求としては時給のほぼ倍増を求めているようです。そのくらいないと現実問題として暮らしていけないそうです。

街の大きさを考えると、まだまだとても小さな動きかもしれませんが、きっと強い流れになると思います。連帯します!

ニューヨーク市のマクドナルドの写真は <maca> さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 5日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2013.04.04

旗を勘違い

Confused Indonesia police arrest 17 over French flag - フランスの旗が分離独立派の旗に間違えられた話。

Kids on Kisar, Maluku by GlobalCitizen011945年に日本による占領から解放されたインドネシアが独立を宣言した際、スラウェシ島とニューギニア島の間にあるモルッカ諸島はそれに同調しませんでした。1950年、インドネシア共和国の正式な成立を受けて、モルッカは南マルク共和国(RMS = Republik Maluku Selatan)の独立を宣言し分離独立のための武装闘争を始めます。武装闘争は1960年代に終息しましたが、今でも亡命政権が継続しています。

南マルク共和国の旗は左から細い青、白、緑と太い赤。一方、フランスの旗は青、白、赤。ワールドカップ予選の応援のために掲げられていたフランス国旗を警察が分離独立派の旗と勘違いして17人を拘禁しました。間違えるほど似ているわけでもないと思うのですが… 何か裏がありそうな感じ。

「モルッカにはフランスのサポーターがたくさんいるが、なぜかは分からない」とも書いてありました。こっちもちょっと思わせぶりです。

一方、インドネシアの西の端、アチェでは分離独立派の旗を州の旗にすることを求めて大規模なデモが行なわれたというニュースもありました("Acehnese fly separatist flag")。

小さな力の旗を掲げる自由、大きな力の旗を拒否する自由が行きわたった世界にしたいですね。

モルッカの子どもたちの写真は GlobalCitizen01 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。この配色も意図がありそうですねえ(考えすぎ)。

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2013年 4月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.02

ロシア人が戻ってくる

Debacles aside, Russia's going back to Afghanistan - ロシアがアフガニスタンへの再進出の機会を狙っているという記事。

Even Afghans Take Tourist Photos by Tanks by peretzp来年、アメリカなどの軍が去った後、旧ソ連製の武器を修理する基地を作ろうという話だそうです。幸いなことに、軍事的な侵略を考えているということではありません。

再進出計画について語られた記事には、「アメリカ人たちが遺していく傷跡を考えれば、ソビエトの存在は祝福のようなものだったと言えるだろう。ソビエト兵は尊敬をもって記憶されている」と書かれているとのこと。私たちの国の歴史修正主義者と全く同じようなことを言いますね。呆れてしまいます。

アフガニスタンにある戦車の残骸の写真は peretzp さんが CC-by-sa で公開しているもの。旧ソ連製だと思うのですが、間違っていたらごめんなさい。

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2013年 4月 2日 午後 11:59 | | コメント (2) | トラックバック (0)

ルムンバの暗殺

British peer reveals MI6 role in Lumumba killing - コンゴ(現在のコンゴ民主共和国)が独立後、最初に選んだ大統領がパトリス・ルムンバ(Patrice Lumumba)でした。

Sven Augustijnen : Spectres by Marc Wathieuルムンバ大統領は、就任してわずか3か月ほどで暗殺されます。これまで、暗殺を実行したのは旧宗主国のベルギーとアメリカのCIAだけだと言われて来ました。

ところが、London Review of Books の読者投稿欄に、上院の元議員が手紙を寄せ、イギリスの諜報機関 MI6 の当時のレオポルドビル(現在のキンシャサ)駐在員で後に上院議員になった人物が MI6 によるルムンバ暗殺への関与を告白したと語っています。

汎アフリカ主義者だったルムンバが生き続けていたら、アフリカの姿は大きく変わっていただろうと考えると、本当に残念な事件だったと思えます。真相が少しでも明らかにされていきますように。

写真は Marc Wathieu さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 4月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.04.01

猛牛墜つ

Feared and celebrated bull in Spain has died - スペインで最も人気を誇った牛が死にました。

Falla (01) Toro Raton. Prop.NIT. Fundacio SASM. Sueca. 11-3-2012 by Joanjo Aguar Matosesラトン(Raton、鼠)という名のその牛は、スペイン各地の牛追い祭り(bous al carrer)に出て、7年間の現役生活のうちに3人の人を殺したそうで、名を馳せ、怖れられていたそうです。

昨日は差別主義者たちの罵声をさんざん浴びせられたので(「在日コリアン街で旭日旗掲げ街宣 大阪、住民ら抗議し騒然」)、今日は毒抜きに動物ニュース。もちろん、牛追いだって虐待にあたるとか毒があるかもしれませんが。一応、bous al carrer は闘牛とは違い、牛は殺されないそうです。

そうだ、今日から新年度だし、これからは動物ブログにしようかな。

ラトンの模型の写真は Joanjo Aguar Matoses さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 4月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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