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2013.02.27

バギオにて

フィリピン、ルソン島のバギオに来ています。依然として雨に降られています。

写真はけっこう撮ったのですが、メモリーカードを読み取るアダプタが壊れてしまったらしく、パソコンに取り込めず、お目に掛けることができません。残念だなあ。

いろいろなところで、「うちのおじいさんは日本の占領下で死んだ」とか「あそこに見えるのは日本の兵隊の遺族が建てた碑だ」、そしてもちろん「山下大将はこのバギオで降伏したのだ」といった話を聞きます。

今夜の宿はとても高級なホテルなのですが、元米軍基地内にあります。米軍が撤退した後の地で眠れるのは喜びですが、跡地利用が地元の普通の人々の益にほとんどなっていないような感じなので、複雑な思いです。

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2013年 2月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.25

バナウエにて

Bangaan

フィリピン北部、バナウエに来ています。棚田が「天国への階段」のようだということなのですが、天気が悪く、山が霞んでしまっていて、いい写真が撮れません。

乾季のはずなのですが、気候がおかしいようです。

写真はバンガアン村の子どもたちです。

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2013年 2月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.23

避寒

ちょっと旅行に行ってきます。少し暖かいところへ。

by IRRI Images田舎に行くので、ネットが使えないかもしれません。

カメラは持って行くのですが、撮影の腕がないからねぇ… そうだ、カメラが安っぽいせいにしよう。

こちらの素敵な写真IRRI Images が CC-by で公開しているもの。

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2013年 2月 23日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2013.02.22

イルカの名前

Dolphins May Call Each Other by Name - イルカはお互いを名前で呼んでいるらしいというニュース。

Bottlenose dolphins by tom hartleyイルカの鳴き声を分析すると、一人ひとり、特徴的な単語が使われるようで、これが自分の名前に相当します。2匹のイルカを捕まえ、間を壁で仕切って、互いの声は聞こえるけれど姿は見えないようにすると、相手の名前を呼び合うことが確認されたそうです。単に名前を呼ぶだけでなく、その前後に何か言っているようですが、何を言っているかは分かりません。あと、「名前」は母親から子どもに教えられることが分かっているそうです。

人間的な意味で名前を使っているのかどうかは定かではありませんが、その可能性は大きい、というのが取り上げられている研究の主張です。

記事は、100年ほど前には、動物はかなり人間的な知能を持っていると考えられていましたが、20世紀の間に「厳密に実証されなければ、知能的であるとは言わない」風潮が広まったと指摘しています。そのせいで、実験環境がうまく作れないゆえに動物の認知能力が過小評価されている可能性があるというわけです。

人間同士でも理解しあえず、尊重しあえないのだから、種が違う同士じゃねえ…

写真は tom hartley さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2013年 2月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.21

虐殺はいまだに謝罪されない

Jallianwala Bagh killings deeply shameful: Cameron - インドを訪問中のイギリスのキャメロン首相が植民地時代の大虐殺事件の現場を訪れたことを伝えるインドのザ・ヒンズー紙。

Memorial to the dead by abrinskyインド北部、パンジャブ州のアムリトサル(Amritsar)では、1919年4月13日にイギリスの統治に抗議するシーク教徒の集会に向けてイギリス兵らが発砲し、1,000人を越す死者が出ました。20日、その地に建つ Jallianwala Bagh 記念碑にキャメロン首相は花を捧げ、「これはイギリスの歴史の中で深く恥ずべき出来事であった。ウィンストン・チャーチルが当時これを醜怪だと呼んだのは正しかった」と記帳しました。

しかし、謝罪は行なわれませんでした。英ガーディアン紙 "David Cameron defends lack of apology for Amritsar massacre" に、なぜ謝罪しなかったかについての首相の弁明が載っています。「歴史に手を深く手を伸ばして謝罪すべきことを探すのではなく、何が起こったのかを認め、何が起こったかを思い起こし、何が起こったかについて敬意と理解を示すことが正しいことだと思う」のだそうです。あくまでも「した」のではなく「起こった」と考えているということでしょう。

米ニューヨークタイムズ紙 "Cameron Calls Colonial-Era Massacre in India 'Shameful'" は、イギリスによるインド統治には残念な出来事があまりにも多いので、一つに謝罪すると、謝罪すべきという声が限り無く出てくるかもしれないことを心配したのであろうという点、そしてかつてエリザベス女王がジャリアンワラ・バーグを訪れた際(その時も謝罪はありませんでした)、夫のフィリップ王子が「死者の数が誇張されている」とつぶやいたのが聞き咎められ、大きな事件になったことを記しています。

世界のさまざまなところで、植民地支配の歴史が完全には閉じていないことを思い知らされます。

写真は abrinsky さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 2月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.20

独房で言葉を忘れる

Prisoner in Israeli isolation for 2 years 'forgets speech' - 独房生活の続く服役囚が言語を忘れ始めているというニュース。

by joegaza言葉を思い出すことができず、発音などもおかしいと心配されているのは、イスラエルの刑務所にいるパレスチナ人の Dirar Abu Sisi さん。技術者で、イスラエルの「鋳られた銅」作戦(2008年末から2009年1月)で破壊されたガザの発電所の復興に中心的に関わったとされています。

アブ・シシさんは妻のいるウクライナで列車の中から何者かに拉致され、後にイスラエルが彼を収監したことを認めました。容疑はハマスのイスラエル攻撃に携わったというものですが、アブ・シシさん自身も、ハマスも、関与を否定しています。

過去2年、独房に入れられていて、日記を付けていたノートも取り上げられるなど、とても悪い環境に置かれているようです。健康も優れません。

言葉を自由に使うことが許されている私が彼のために何もしないのは罪な気がして、この記事を書きました。これっぽっちのものを書いても良心が晴れるわけではないのですが。

写真は joegaza さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 2月 20日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.02.19

新党結成

Ramphele announces new political platform, Agang - 南アフリカで新しい党が結成されました。

Mamphela Ramphele by World Economic Forum中心人物はマンペラ・ランペレ(Mamphela Ramphele)さん。反アパルトヘイトの活動家として著名だった人だそうです。暗殺されたスティーブ・ビコの親しい友人だったとのこと。アパルトヘイト打倒後は、世界銀行で取締役も務めました。とても人望の篤い人のようです。

南アフリカの問題は、権力の座にある者が私利私欲に走るようになってしまったことだ、と彼女は語っています。南アフリカを変えていく新鮮な力になれるでしょうか。党の名前は Agang、「創る」という意味だそうです。

写真は World Economic Forum が CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 2月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.18

パキスタンで再び爆弾テロ

Large number of women, children among dead in Quetta: Terror comes back to haunt Hazaras; blast kills 67 - パキスタンのクエッタでまた爆破テロがありました。

by Hyder Kazmi1か月前のものと同様、少数民族を狙ったものです。「ハザラ人街のシーア派社会を標的にした」という犯行声明が出たそうです。

買い物客でにぎわう商店街で、さらに学校の下校時だったそうで、子どもも多く亡くなりました。

こんなことにならないように、憎悪の芽は早く摘み取っておかねば。

写真は Hyder Kazmi さんが CC-by-nc で公開しているもの。ファティマの手のお守りですね。「パキスタン、シーア」で検索したら出てきたものです。

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2013年 2月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.17

英独仏が大企業の課税強化へ

EU states want 'fair tax share' from big business G20 財政担当相会議からのニュース。

Exchange Money Conversion to Foreign Currency by epSos.de私たちの国では、もっぱら為替誘導ばかりが話題になりますが、ほかの重要な話題も出ているみたいです。AFP 電は、英独仏の財政担当大臣が大企業への課税強化政策を提言したことを伝えています。

ちょうど OECD の調査報告が出たところで、それによると、小企業は収益の30%を税として支払っているのに対し、大企業、多国籍企業は5%程度しか払っていないのだそうです。海外展開と称して、より税率の低い国で納税するなどしているからです。

イギリスのオズボーン財政相は、国際的な税制がおよそ100年前の国際連盟の時代に作られたままになっていて、実情に合わなくなっていることを指摘し、大企業に公正な負担を求めるには、各国の協調が必要だと呼びかけました。

さて、私たちの国の資本家子飼いの政権は、ちゃんと大企業への課税強化を行なえるでしょうか。

写真epSos.de さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 2月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.16

グデイム・イズィクの軍事法廷

Trial of Gdeim Izik group:- end of hearings, defense lawyers ask for medical expertise - 占領下の西サハラで行なわれた大規模な抵抗運動の裁判がモロッコで行なわれています。

PresosSaharauis-16 by arribalasqueluchan!西サハラの首都エル・アイウン(Al-Ayoun)近郊にある Gdeim Izik では、2010年の10月から11月にかけて、4万人ものサハラウィたちがキャンプを張り、占領によって奪われた政治的、経済的、社会的な権利のために声を挙げました(いわゆる「アラブの春」の序章と呼ばれることがあります)。その抗議行動が犯罪的であるとして、モロッコ政府は首謀者24人を軍事法廷にかけています。西サハラの占領において、軍事法廷にかけられる民間人は彼らがはじめてだそうです。

今月1日から始まった裁判は、12日に被告人尋問が終わり、13日から証人喚問が始まったようです。報道管制が敷かれているため、国外の報道機関や監視団は傍聴等を認められていないようで、詳しいことは分かりません。

グデイム・イズィクは、去年西サハラに行った時、ぜひ行きたかったのですが、運転手の人に断られて行けなかったところです。遠くより見守りたいと思います。

写真は arribalasqueluchan! さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。西サハラ沖にあるスペイン領カナリア諸島の Santa Cruz de Tenerife で行なわれた支援デモ。

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2013年 2月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.15

武装集団が上陸

Malaysia in Borneo standoff with armed intruders - ボルネオ島/カリマンタン島の北部、マレーシア領 Sabah 州の海岸に100人ほどの武装した集団が上陸しました。

Entering Downtown Lahad Datu by thienzieyungマレーシアの治安当局とにらみ合いが続いていると記事は伝えています。武器を捨て、自主的に退去するように促しているとのこと。

武装集団は、海峡の反対側のフィリピン南部で活動するイスラム系組織だと考えられています(他にも諸説あり)。ボルネオ島北東部の海岸は、かねてからフィリピンに拠点を持つ海賊による拉致などが起こっていて、両国の紛争の種になっていたそうです。

武装して国境を越えて入ってきた相手にも、交渉によって自主的退去を促すというのが、なかなか大人の対応でクールだと思いました。きっとマレーシアにも「問答無用で殺してしまえ」みたいなことを言う愚かな人たちがいるのでしょうけれど。

何はともあれ、平穏に解決することを祈ります。

写真は  さんが CC-by で公開しているもの。事件現場の近くの町 Lahad Datu です。

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2013年 2月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.14

大学法人化に半裸で抗議行動

Half-naked students protest against Kasetsart University privatisation - タイから大学法人化反対のニュース。

Kasetsart University Students @ Union Mall Bangkok by Ian Fuller記事によれば、タイ議会では、今、国立のカセサート大学を民営化する法案が検討されているそうで、それに反対する男子学生数名がパンツ1枚の半裸になって、議会前で抗議行動を行ないました。

法人化を推進する学長がステークホルダーは全て法人化に賛成していると述べたのに対し、学生たちは学生や教職員には何らの意向聴取も行なわれなかったとしています。また、カセサート大学法案では大学の評議会が大きな権力を持ちすぎることにも警戒を深めているようです。抗議を行なった学生たちは、法案の審議の延期を求めています。

私たちの国で国立大学が法人化された時、私はある国立大学に勤務していたのですが、構成員の意向聴取はなかったように思います。みんなが賛成しているというウソもなかったようですが。そして、学生たちからの力強い反対もありませんでした。

タイの国立大学法人化については、2006年に記事を書いています。わぁ、あれからもう6年以上経っているんだ…

写真は Ian Fuller さんが CC-by-nc で公開しているもの。バンコクの街を闊歩するカセサート大学の学生たち。

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2013年 2月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.13

米軍協定見直しを提訴

SC asked to review Visiting Forces Agreement - フィリピンで、米軍の地位協定の再交渉が提訴されました。

by Commander, U.S. 7th Fleet現在、アメリカ軍はフィリピンに訪問軍協定(VFA)によって駐留しています。かねてから米兵による犯罪が多いことに加え、先月、掃海艇 USS Guardian がユネスコ世界遺産である Tubbataha の珊瑚礁に座礁したことで、協定見直しの世論が高まりました。

掃海艇は、軍の任務とは無関係に珊瑚礁のある海域に入ったらしいのですが、訪問軍協定により、船長らはフィリピンの裁判所で裁かれることはなくなってしまいました。

前回このような動きが高まったのは2010年ごろで、フィリピンの女性に暴行した米兵の身柄がフィリピン側には拘束できなかった時です。この時のことと今回の座礁を踏まえて、提訴した市民らは、「訪問軍協定はアメリカ人にフィリピンの主権を無視してもいいという口実を与えている。それによって以前は女性に暴行し、今回は自然の遺産を破壊している。まるで勝ち誇った征服者のように、私たちの国の富を犯しているのだ」と語っています。

写真は Commander, U.S. 7th Fleet が CC-by-sa で公開しているもの。愚かにも座礁した掃海艇です。珊瑚礁が傷ついているのが見えますね。船は、今後、この場で解体撤去される予定です。

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2013年 2月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.12

吸血鬼の更正

Turkish 'vampire' gives up blood drinking, biting others - 吸血鬼が血を吸うのをやめた話。

image_5 by Photos by Mavisトルコで、人を刺した上で噛み付き、血を啜るという事件を何度も起こしていた吸血鬼が、2年間にわたる精神科の治療が功を奏して、血を吸う病気を克服しました。

治療に当たった精神科医によれば、彼が患っていたのは心的外傷後ストレス障害(PTSD)と解離性同一性障害(DID)。自分の娘が病死したこと、親族が殺されるところを目撃してしまったこと、さらに、友人が殺人を犯すところを見てしまったことなどが重なったため、心が傷つき、全く別の人格になってしまって凶行に及んでいたと思われるそうです。

彼が司法の面でどのような扱いを受けているかについては記事は触れていませんが、心の病気だということに気付かれ、その治療を受けることができたのはよかったと思います。世の中、必ずしもそんな場合ばかりではないでしょう。

写真は Photos by Mavis さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 2月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.11

ネルーダの検死が決定

Pablo Neruda foundation supports exhumation of Nobel Prize-winning poet's body for autopsy - パブロ・ネルーダの検死が行なわれることが決まりました。

Acerca de la chacina #chile #travel #neruda by Cintia Barenhoアジェンデ政権に対するピノチェト将軍によるクーデターから12日後に死んだチリの偉大な詩人ネルーダ。前立腺がんを患っていましたが、死亡証明書には死因は衰弱と記されています(よろしければ、1年前の記事もご覧ください)。軍部に毒を盛られたとの噂の真偽を確かめるため、墓から掘り出して検死に付すことを裁判所が決定しました。

遺族は、がんによる死であったと信じてきましたが、今回の決定には協力する旨、パブロ・ネルーダ財団が発表しました。

ピノチェトの逮捕から今年で15年でしょうか。本当にゆっくりとですが、踏みにじられた民主主義と自由の歴史が解き明かされていきます。

写真は Cintia Barenho さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 2月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.10

死刑再開の懸念

Zim urged to abolish death penalty as new hangman appointed - つい先日、スリランカで死刑執行人が新たに任命されたというニュースを紹介しましたが、今度はジンバブエです。

Inside Zimbabwe's prisons by Sokwanele - Zimbabwe3年ほど前、ジンバブエではだれも死刑執行人になりたがらないという話を書きました。8年ほど空席だった死刑執行人の職にこのほど人が就きました。現在、死刑囚は76人いると言われており、死刑が再開される可能性が出てきました。

ジンバブエでは現在、憲法改正が国民投票に付されようとしているところですが、記事によると、新憲法案でも死刑は廃止されませんでした。ただ、女性、未成年、70歳以上の老人は死刑に処されないこと、刑罰として死刑だけを定めるような法律を作ってはいけないことが定められているそうです。

ジンバブエ政府に死刑廃止を呼びかける声として、アムネスティ・インターナショナル関係者の「このおぞましい任命は、ジンバブエがこの残虐、非人間的で人の尊厳を損なう刑罰の禁止に向かおうとする世界的な潮流に反していることを示している」「死刑は究極的な人権の否定である。それは国家による計画的で冷血な殺人だ」「私たちは犯罪の性質、罪を犯したものの性格、死刑の執行方法によらず、あらゆる場合に例外なく死刑に反対する」という発言が紹介されています。

私も思いはいっしょなのですが、こんなにきっぱりとした口調で言える自信はありません。

写真は Sokwanele - Zimbabwe さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。ジンバブエの刑務所内の映像です。死刑だけでなく、いろいろと問題がありそうに思います。

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2013年 2月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.09

開発と立ち退き

ミャンマー3千人に立ち退き迫る 日本が開発の経済特区 」 - ビルマ(ミャンマー)のラングーン(ヤンゴン)からのニュースを伝える共同電。

Port Yangon by Tianyake記事は、住民たちが政府に抗議書を送ったこと、立ち退きを命じられたのが1月31日、立ち退き期限が2月14日、立ち退かない場合は拘束すると地域当局が言っていることなどを伝えています。

問題となっているのは、ラングーンのティラワ(Thilawa)港周辺の地区。2,400ヘクタールの土地を日本の企業の出資を得て経済特区(SEZ)にする計画が進んでいることが昨年9月に明らかになりました。参加する企業は三菱、丸紅、住友です。工場や火力発電所が建設されます("Thilawa economic zone details explained")。12月に両国政府の間で覚え書きが交わされました。日本の持ち分は49%。2015年に操業を開始する予定です。つい先日、自動車会社のスズキが進出することが報じられました。

民主化は着実に進んでいる印象なのですが、立ち退きだとか行政代執行だとかは、なかなかなくせないものなのでしょうか。どこの国でも。

写真は Tianyake さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。港の近くの風景だそうです。

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2013年 2月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.08

クルド語で政治ができる

Turkey allows conduct of political activity in Kurdish for first time - トルコで政党がクルド語で活動できるようになりました。

Doğubayazıt by Evgeni Zotovトルコ語以外での政治活動を禁じていた政党法が違憲であるという憲法裁判所の判決が昨年あり、5日、それが発効しました。今後は、集会の演説、党内の会合、文書や横断幕の作成などを他の言語で行なえるようになりました。

判決は、2年前に正義民主党(BDP)の党員がクルド語でアジ演説を行ない検挙されたことを不当だとして訴えていた裁判で出されたもの。違憲判決を受けて、これまで政党法違反に問われて起訴されていた人たちがすべて免訴になるそうです。

トルコでのクルド語話者への弾圧については、ここでも何回か書いてきましたが、少しずつ状況はよくなってきているように思えます。正義を求めて声をあげる勇気ある行動の結果だと思います。

強者、多数者、支配者は、放っておくと何でもやりかねないから、私たちも絶えず異議申し立てをしていかなくてはならないということですよね。肝に念じて。

写真は Evgeni Zotov さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。トルコ東部、クルド人の多く住む地域の風景です。

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2013年 2月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.07

軍と蛆虫

Army Probes Reports of Kurils Soldiers Starving - クリル諸島(千島列島)に派遣されたロシア軍の食糧事情。

E680/0181 by troubadour1クリル諸島南部に配備されているロシア軍部隊では、食事に蛆虫が入っていて、食べられたものではないという話が数日前に報道されたそうです。ロシア語の報道をたどってみると(例えば、2日付け "Солдат и офицеров на Кунашире кормят кашей с червями")、クナシリ島(国後島)のラグナという村に展開している71435部隊第46砲兵連隊(すみません、軍事にもロシア語にも暗いので、適当に訳しています)の兵隊が母親に宛てて書いた手紙というのが話の出どころのようです。

5日に、ロシア軍当局は、そのような事態は発生していないと、報道を否定しました。しかし、過去にロシア軍では食糧倉庫から期限切れの食材やドッグフードが見つかったことなどがあり、今回の話もあり得ない話ではないと受け止められているようです。軍も調査を約束しました。

ひょっとして、海峡の向かい側にいる兵隊、もとい、自衛隊員も、同じような状況なのでしょうか。

領土とか国境に対する思い入れが私とは次元が違うのがよく分かりました。

写真は troubadour1 さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。元々は NASA が撮影した写真だろうと思います。

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2013年 2月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.06

不漁

Peru's anchovy yield plummets - 地球の反対側でも魚が不漁だそうです。

Peru53 by KevinPalominoペルーでは小魚アンチョビーの漁が盛んですが、今年は過去最低の漁獲高だそうです。アンチョビーは主に魚粉にして養殖魚や家畜の飼料にされるそうで(ピッツァとかにも載っていたりしますよね)、不漁は乱獲が原因だと見られています。

私たちの国では、ウナギが絶滅危惧種に指定されました。これも獲りすぎで減っているのだと言います。

なんか、今までと同じように暮らしてはいけないというか、技術が発達したぶん、そのまま更なる利便を享受してはいけないという気がします。ざっくりと言えば、地球上に人が増えたぶん、一人ひとりは、より慎ましく生きなくてはいけないというか。

写真は KevinPalomino さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ペルーの漁港です。

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2013年 2月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.05

21世紀のハンセン病

New focus on leprosy - ナイジェリアのデイリー・トラスト紙の論説記事。

Gerhard Henrik Armauer Hansen (1841 - 1912) by Trondheim Byarkiv私たちはハンセン病をもう過去の事柄(効果的な治療法が存在して完治が可能であり、新たに罹患する人が少ない。医学的に大きな問題では既になく、今は元患者の人たちの人権問題が主に残っている)として考えがちですが、ナイジェリアでは昨年も3,623人の新規罹患者が出たそうです。患者の発生を人口1万人に1人以下に抑えようという目標の達成のためには、官民を挙げてもっと努力が必要だと論じています。

記事によれば、世界保健機関(WHO)はハンセン病の治療のために患者の負担なしに多剤療法を提供していますが、ナイジェリアの田舎では、実際のところ薬が足りていないし、市民に情報も行きわたっていないようです。

感染者は、今でもコロニーに隔離されたり、ひどい場合には深い森に置き去りにされたりするとのこと。依然として差別があるようです。

私はインドで、ハンセン病患者のための施設の近くを通りかかったことが1度ならずあります。なんでこんなに多いのだろうと不思議に思ったのですが、ナイジェリアやインドでは、“今もある”病気なのですね。

この記事のはじめに「私たちはハンセン病をもう過去の事柄として考えがち」と書きましたが、そんなふうに書くと、「俺といっしょにするな」と言われるかもしれません。そう考えがちだったのは私にほかならないことを明らかにしておきます。

写真は Trondheim Byarkiv が CC-by で公開しているもの。19世紀にレプラ菌を発見したノルウェーの医師 Gerhard Armauer Hansen です。今は21世紀です。

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2013年 2月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.04

核実験に反対

北朝鮮が計画していると言われる核実験に反対します。

Propaganda by ninjawil朝鮮中央通信のニュースを見ると、核実験の実施を予告しているとされる「金正恩同志の指導のもと、党中央軍事委員会の拡大会議」と題された記事のほかに、「朝鮮の文筆家らがこの10年間に数多くの名作を創作」という記事がありました。「朝鮮労働党の大いなる信頼と期待を心に深く刻みつけたわれわれの記者、作家はチュチェの筆鋒で祖国の富強・繁栄に寄与するという一念を抱いてこの10年間、躍動する現実の中に入って千万の軍民を強盛国家の建設へと力強く奮起させる時代の名作を数多く創作した」と書かれています。

もっと自由に表現された、感じられた、生きられた命に触れたい。

核というものの際だった暴力性もさることながら、生活のすべての面を国家や軍といったもので束ねていこうという思想に反対であるといったほうが、私の気持ちを正確に表わします。

その気持ちを、ファッショ的な体制の中にいる個に結びつけるには、どうしたらいいのでしょうね。

写真は ninjawil さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。「先軍政治の偉大な勝利万歳」、ピョンヤン市トンデウォンで撮影。

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2013年 2月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.03

絞首刑執行人が着任

New hangmen start training session - スリランカで死刑執行人が着任しました。

Noose
by Tortured Mind Photography昨年夏に募集のあった絞首刑執行人。175人が応募し、2人が採用されました。記事は、2人に辞令が手渡され、14日間の訓練が始まったことを伝えています。

どれだけ仕事があるのかは分かりません。スリランカは、死刑判決はたくさん出ているものの、執行は1976年以来ないということです。

しかし、タミール・イーラム解放の虎との内戦を終わらせた右派政権は、「法と秩序」を大義名分に、死刑を復活させる動きを見せているそうです。当局による非合法的な処刑は今でも行なわれているようで、死刑執行への回帰も、そのような国情だからこそ可能なのかもしれません。

写真は Tortured Mind Photography さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 2月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.02

排他的経済水域を侵犯

Japan blasted after whaling ship enters Australian waters - 漁期を迎えた日本による南太平洋での捕鯨に関する AFP 電。

Shonan Maru no 2 by wietse?日本の捕鯨船団に属する共同船舶所有の第二昭南丸がオーストラリアの南東沖で同国の排他的経済水域を侵犯し、同国は東京の大使館を通じて日本政府に厳重に抗議しました。

Tony Burke 環境大臣は、オーストラリアは捕鯨船がオーストラリアの領海や排他的経済水域に入ることに強く反対しており、捕鯨船の侵入を許さないことを事あるごとに日本政府に対して明らかにしてきたと述べています。

記事は、また、第二昭南丸が捕鯨船とは言うものの、武装した要員が乗り込んでいることを環境団体の話として伝えています。

第2昭南丸の写真は wietse? さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 2月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.01

入植の即時停止を求める国連報告書

UN human rights inquiry says Israel must remove settlers - 国連人権理事会の調査団によるイスラエル問題に関する報告書について報じるロイター電。

Land Theft by myheartinpalestineII第4ジュネーブ条約に従い、すべての入植活動を前提条件なしに停止し、即時にパレスチナ占領地からすべての入植者を退去させることをイスラエルに求めています。ジュネーブ条約によれば占領地への民間人の移動は戦争犯罪にあたり、国際刑事裁判所で裁かれることになります。

記事によれば、イスラエルはヨルダン川西岸とアルクッズ(エルサレム)に250の入植地を築き、52万人がそこに生活しています。このため、パレスチナ人が水資源や農地に近づくことが困難になっており、土地が分断されて独立国家の形成を難しくなっています。

パレスチナ側に対しては、報告書は、ジェノサイド、戦争犯罪、人道に対する罪を裁くハーグ法廷を批准するように求めているとのことです。

汚点のない国などないのだから、世界から指摘されたことには誠実に向き合わなくてはならないと思います。どの国も。

追記:報告書はこちらのページの下のほうにあります。正式提出は3月だそうです。

写真は myheartinpalestineII さんが CC-by-nc で公開しているもの。鉄条網越しに見る奪われた土地。

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2013年 2月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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