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2013.01.10

自然の権利と国家の成長戦略

What if Mother Nature had rights? She does in Ecuador - カナダの著名な環境学者デービッド・スズキさんの論評。

Phyllomedusa tomopterna by Santiago Ron2008年にここでも紹介したエクアドル憲法の自然条項についてです。エクアドルの憲法は、人にだけでなく、自然にも生きる権利を認めています。「よい生きかた」(sumak kawsay)という考えかたがあって、それは、人間だけが便利な暮らしをするのではなく、自然と協調の取れた生活を重要視するものだそうです。

そのような考えに基づき、アマゾン川流域の未開の地方を石油採掘から守ろうとする動きなどが始まっています。また、憲法に基づき、川の代理人として開発の差し止めを求める訴訟なども起こされているようです。David Suzuki さんは、カナダの「環境省」が人間による環境の利用についてのみ扱うのとは大違いだ、と述べていました。

私たちの国では、またぞろ成長戦略なるものが作られ、工業の生産性向上、そのためのエネルギーの安定供給といった言葉で未来が語られています。もっと違う道もあるのだということを考えた上で、未来図を描きたいです。

Yasuní 国立公園のカエルの写真は Santiago Ron さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 1月 10日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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