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2013.01.31

歴史を刻む

Tensions linger in US over 'comfort women' plaques - 慰安婦にされたかたがたの銘板をめぐる AP 電。

Bergen County Courthouse, Hackensack, New Jersey (4) by Ken Lundニュージャージー州 Palisades Park に置かれた銘板について、日本の領事館が暗に撤去を求めたりしたことは記憶に新しいですが、同じニュージャージー州の Hackensack という街にも、新たな銘板が置かれようとしています。「日本帝国政府の軍隊によって連れ去られた」という部分から、日本政府に配慮したのでしょうか、「政府」への言及を取って「日本の帝国軍によって連れ去られた」に書き換えることが決まったあたりで話が宙に浮いているようです。

同様な銘板は、既にロサンジェルスに置かれた他、サンフランシスコ、ジョージア、ニューヨーク、イリノイ、マサチューセッツで計画が進んでいるそうです。

自分の、あるいは、身内の過去の悪事をいつまでも責められるのも辛いとは思いますが、やはり、被害を受けたかたがたの心に寄り添うのが人としての道だと思います。

写真は  Ken Lundさんが CC-by-sa で公開しているもの。ハッケンサックにあるバーゲン郡裁判所です。ここにはホロコーストや奴隷制の犠牲者に捧げる銘板があり、そこに慰安婦にされたかたがたのものが加わるそうです。

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2013年 1月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.30

ナポリの無関心

Naples residents collect money for homeless man's funeral - 亡くなったホームレスのための募金。

Galleria Umberto by wenzday01先週、イタリア南部のナポリで、1人の野宿者が亡くなりました。オペラハウスの前のきらびやかな商業施設の中で、毛布を被ったまま死んでいました。通行人も多かったようですが、だれもそれを届け出る人はいませんでした。

ナポリは冷たい無関心な街だという評判を払拭しようと、彼の葬儀のために市民らが募金が始めたという話。

そう言えば、京都の三条大橋で「ビッグイシュー」を売っていたおじさん、秋にいなくなってしまいましたが、どうしたのだろう。彼は健康そうだったし、生活もある程度安定しているようだったから、どこかで働き始めたのだと思っているのですが。この記事を読んだら、心配になってしまいました。

ナポリの話に戻って、ガレリア・ウンベルトの写真は wenzday01 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ここで亡くなっているのが見つかったそうです。

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2013年 1月 30日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.01.29

公務員賃金引き下げでスト

Greece grapples with strikes despite mobilization - ギリシャで公共交通機関がストライキ。

by Teacher Dude's BBQ月曜日、首都アテネのバスやトロリーバスをはじめ、各地の国営交通機関などが終日輪番ストを行ないました。右派政権による公務員賃金引き下げに抗議するものです。

先週は、地下鉄のストが非常令により終わらされ、アテネのバスのストに関しては裁判所が差し止め命令を出したようですが、依然として労働者による抵抗が続いています。

私たちの国でも右派政権が生活保護費の減額、公務員の人件費圧縮などを掲げていますが、抗議の声は極めて小さいです。私たちは飼い慣らされた羊なのでしょうか。

写真は Teacher Dude's BBQ さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 1月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.28

空爆訴訟

Barcelona pursues Italy over 1938 bombing - スペイン内戦当時の戦争犯罪に関する裁判が開かれることになりました。

plaça sant felip neri by brigadistak1938年1月30日、右翼のフランコ将軍の依頼で、イタリアは、バルセロナを空爆します。人口密集地への無差別空爆のはしりとなるものだったそうです。

この爆撃に関するイタリアの謝罪を求める訴訟がバルセロナの法廷で審理されることになりました。提訴したのは空爆の幸存者の人たちや、バルセロナに住んでいるイタリア人の人たち(AltraItalia)です。幸存者の人からは「許すことはできるが、忘れることはできない。これは復讐のための訴訟ではない」という言葉が、「もう一つのイタリア」の人たちからは「裏切り者と呼ばれるのは覚悟の上だ。しかし、私の祖国は人類全体だ」といった言葉が伝えられています。

記事によれば、イタリアはスペイン空爆以外にも、リビア、エチオピア、スロベニア、ギリシャでも大量虐殺を行ないましたが、これまでになされた謝罪はベルルスコーニ前首相がリビアに対してしたものだけだそうです。

裁判という形はともかく、戦争という過ちを忘れないでいるためにも、よい取り組みだと思います。

私たちの国も、同時期に重慶への空爆を行なっていますが、責任のありかは明らかにされ、歴史はちゃんと受け継がれているのでしょうか。

写真は brigadistak さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。バルセロナ空爆の傷跡。

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2013年 1月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.27

続く領有権争い

War 'last resort' with Cambodia - カンボジアとの国境紛争に関するバンコク・ポストの記事。

PreahSoldiers by TrojanTravelerタイとカンボジアは、Preah Vihear 寺院址周辺の領有権をめぐって小競り合いを繰り返しています(2008年の記事)。これについて、タイ軍の首脳が「戦争は最後の手段だ」と語ったと見出しは伝えています。しかし、記事の中では、発言の中心は「戦争をするというのは選択肢にない」となっていますから、見出しは煽りのためのものなのでしょう。気をつけなくては…

両国の争いには、実は1962年に国際司法裁判所で決着がついていて、プレアビヒア遺跡はカンボジアのものという結論が出ています。現在、カンボジアがその裁定の再確認を求めており、4月に審理が開かれるそうです。タイ側は、寺院そのものについては裁定が有効であるとしても、その周辺の土地の所有権は未確定だと主張しているようです。

私たちの国のいろいろな領土争いも、まずは国際司法裁判所に持って行くべきだと思います。もう一方の当事国が応じなくても、諮問意見を出してもらうことができます。

写真は TrojanTraveler さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。プレアビヒア寺院とカンボジア兵。

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2013年 1月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.26

欧州11か国がトービン税を導入

Financial transactions tax in Europe given go-ahead - 3、4日前のニュースで、私たちの国でも既に報じられているようですが(日経)、私は、つい先ほど、南米経由で気がつきました。

Robin Hood Tax stunt in Rome by Oxfam Internationalヨーロッパ11か国の蔵相が金融取引税(いわゆるトービン税)の導入方針を決定しました。すべての株、債権取引に0.1%、デリバティブ商品の契約に0.01%課税するようです。

トービン税を導入するのはドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ベルギー、オーストリア、スロバキア、スロベニア、ギリシャ、エストニアです。オランダ政府も前向き姿勢、イギリスは既に株取引に印紙税を課しているからという理由で棄権したとのこと。

広い地域で歩調を合わせて金融取引税が課されるのは初めてだと思います。投機的な取り引きなど、行き過ぎた資本主義を抑制する大きな一歩となるように思えます。

トービン税の話題は、ここで何回も何回も書いていますが、その度に、私たちの国では議論が盛り上がらないことを嘆いてきました。もう嘆き疲れました。いや、まだ諦めません!

写真は Oxfam International が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 1月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.25

人民の国の超富裕層

Mega rich in Chinese mainland to top combined GDP of S Korea, Taiwan - 中国の超富裕層の資産総額。

Despair by deanspic3,000万米ドル超の運用資産もしくは2,000万米ドル超の可処分所得を持つのは昨年時点で約11,000人。今年には12,250人に増えると予想されています。

オキュパイの言いかたをまねれば、この枠に入らない人たちにとっては「私たちは99.999%」って感じでしょうか。

で、この人たちの純資産を総計すると、1兆7,000億米ドルとなり、これは韓国と台湾の GDP を合わせた額よりも多くなるのだそうです。

それでいて、「人民共和国」だの「社会主義」だの「共産党」だのって名乗られるの、すごく不条理な気がします。

まあ、それよりも自分の国の矛盾に目を向けては行きたいのですけれど。

写真は deanspic さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。 甘粛省臨夏回族自治州にて。

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2013年 1月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.24

憎しみのビラ

Ga. authorities investigating KKK fliers - アメリカ、ジョージア州からのニュース。

Athens, Alabama KKK (Ku Klux Klan) Rally and Counter-Protests September 2007 by Gregory.Skibinskiアトランタ近郊の街で、白人至上主義団体 KKK への加入を促すビラが撒かれたそうで、警察が調査を開始しました。ビラは住宅地の家の外に置かれていて、30枚以上が回収されました。

私たちの国にも、歴史は浅いとは言うものの、似たような団体があって、憎悪を撒き散らしていますよね。何とかしたいものです。でも、警察には全然期待できないし…

写真は Gregory.Skibinski さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。アラバマ州で開かれた KKK への対抗集会だそうです。

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2013年 1月 24日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.01.23

最後の猫

NZ to eradicate pet cats? Purr-ish the thought! - ニュージーランドでは猫は環境保護の敵らしいです。

Cats Purr-fur Natives by Mollivan Jonそれは、ネコが希少種の鳥などを食べてしまうから。環境活動家が「今飼っているネコを最後のネコにする」(つまり、もうネコを飼わない)キャンペーンを呼びかけています。

しかし、ニュージーランドは、48%の家庭が猫を飼っているという有数の猫好き国だそうで、キャンペーンは全くうまくいっていないとのこと。

うーん、ネコも生物多様性も私には大切なことなので、よく考えなくては。

ちょっと話が違いますが、私、以前、菜食主義者になろうと考えたのですが、当時いっしょに住んでいたネコが鶏肉をうれしそうに食べるのを見て(そして彼が肉や魚なしでは生きられないことに気がついて)、「ああ、私だけ肉を食べるのをやめても、何も変わらないな」と思い、諦めたことがあります。

ニュージーランドのキャットフードの写真は Mollivan Jon さんが CC-by-nc で公開しているもの。ネコに脅かされる動物がラベルに描かれています。普通に売っているのではなくて、環境団体の啓発キャンペーンのグッズですよね、たぶん。

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2013年 1月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.22

血筋と公民権

Kuwaiti MPs push for 'natives' electoral law - クウェートの議会に提出された法案の話。

Kuwait Elections_DSC3321 by Kuwaitelections2012「1920年以前に住み着いた者の血筋である生粋のクウェート人」のみが国会議員になれるとする選挙法改正案が5人の議員から提出されました。

当然のことながら、「差別的だ」との批判が多く出されています。

クウェートには、そのように古くから都市部に住み着いてきた支配層の他に、20世紀後半に移り住んできた「部族」と呼ばれる人たちがおり、近年、その部族の人たちが野党として大きな力を持ってきたため、それを警戒した議員たちが提案したようです。

記事にあと書いてあったのは、野党は先月の選挙をボイコットしたため、今後は市民運動を通じて政府に圧力を掛けていくとのこと。それから、前回の選挙改革まで、1人の有権者が4人の議員を選ぶことができたそうです。どういう仕組みなのか興味を引かれます。

移住してきた人にも国籍・選挙権を認めているのだから、旧植民地の人の国籍を失効させたどこかの国よりましなのでは、とか書くと、また言い過ぎでしょうか。

クウェート国会の写真は Kuwaitelections2012 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 1月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.21

保育園と子どもの貧困

Ayrault annonce 10% de places en crèches pour les enfants pauvres - フランスの保育園に貧困層枠が設けられます。

by Birdyphage幼い子どもの5人に1人が貧困家庭で育っていると言われるフランス。保育園では今後、定員の最低1割の園児を貧困家庭の子どもに割り当てることになります。今日、エロー首相が正式に発表するそうです。

子どもを託児施設に預けることができれば、そのぶん就労も楽になり、貧困の解消への効果が期待できるというわけです。

貧困や格差の定義によるのだとは思いますが、私たちの国はフランスや OECD 平均よりも貧困率が高いとされています("Growing Unequal? Income Distribution and Poverty in OECD Countries" の国別資料を参照)。貧困対策の面から子育てへの支援がもっと考えられてもいいはずです。

写真は Birdyphage さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。フランスの保育園の親子。

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2013年 1月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.20

マリ・コ

Famed Mali artists compose song for peace - マリの著名な音楽家たちが集まって、祖国を憂う歌を録音したそうです。私もさっそく聴いてみました。

by zeibalsero「マリのために」(Mali Ko)。マリはシャリアを課そうとする「やつら」のものではなく、みんな同じ血を分けたもの同士なのだから、争うのではなく、話し合いによって解決していこう。このままでは殺し合い、裏切り合うことになる。子どもたちの未来がなくなってしまう。マリは平和の国であったはずだ。団結こそ力だ、と歌います。優しく、美しく、力強い歌です。

「戦争は何の解決になったためしもない」という言葉を、遠い国のことだけでなく、私たちの国のこととしても噛みしめるとともに、「マリに平和を、アフリカに平和を、全世界に平和を」と私も祈ります。

右上の写真は zeibalsero さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。今回の録音にも参加している Fatoumata Diawara さん。

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2013年 1月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.19

素敵にユダヤ的

'Jew' is the new 'cool' for Dutch youths - 「ユダヤ人」という言葉の新たな展開。

Verzetsmuseum Amsterdam by unwiederbringlichbegangenesアル・アラビーヤの記事(ロイター電かもしれません)によれば、オランダの若者の間で、 jood (ユダヤ人)という単語が「かっこいい」「クールな」という意味で使われ始めているのだそうです。もちろん、そんな使いかたは聞いたことがないと答える人も多くいるようですが。

流行がどのくらい浸透するかはまだ分かりませんが、Jood と書かれた黄色い星印のワッペンをユダヤ系市民が付けさせられたころから考えたら、大きく時代が変わったということでしょうか。

写真は unwiederbringlichbegangenes さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 1月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.18

リトアニアの不寛容

Tolerance survey: Lithuanians grow more homophobic and resent Roma, but accept Russian-speakers - リトアニアで行なわれた、寛容に関する、つまり裏を返せば差別意識に関する調査の結果。

Untitled by Sjors Provoostだれと話したくないか、だれの隣に住みたくないか、だれといっしょに働きたくないかといった質問に対して、一番多く出てきたのはロマ、続いて服役歴のある人、そして知的障碍者、同性愛者といった答えが並びました。これら「上位陣」は以前の調査と同様な傾向。ただ、これらの人たちへの差別が許されると考える人は増えているようです。また、これらの人々に偏見を持っている人の多くは身近にこれらの人々がいないと答えました。つまり、偏見は直接の体験ではなく、伝聞によって形成されていると見ることができます。

反対に、差別意識が下がったのは、リトアニア語を話せない人たち、ロシア語を話す人たち、および、身体障碍者に対して。まあ、ロシア語については、ソ連という時代を知らない人たちも大人になるころですから、当然かもしれません。

あと、特に雇用に関しては、年齢による差別(高齢者への差別)も大きな問題のようです。

差別を見てそれをしかるべきところに報告したのは1%足らず。また、「しかるべきところ」がどこかを知っている人も11%にとどまりました。見て見ぬふりをした人の56%は、「声をあげても何も変わらないから」という答えだったそうです。

遠い国の話だと、客観的にというか冷静に見ることができますよね。見るだけじゃダメで、自分の周りで行動にしていかなければいけないのだろうけれど。

写真は Sjors Provoost さんが CC-by で公開しているもの。リトアニア北部にある「十字架の丘」という場所だそうです。一応、迫害というテーマで考えたのですが、ちょっとこじつけですね。

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2013年 1月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.17

マリの音楽家たちは介入に賛成

Mali music ban by Islamists 'crushing culture to impose rule' - 英ガーディアン紙が、マリの音楽家たちがイスラム至上主義者たちを批判し、フランスによる軍事介入に賛意を表明していると伝えています。まあ、介入していく側の新聞なので、いろいろと差し引いて解釈しなくてはならないのかもしれませんが。

Tinariwen - Fri 6 April 2012 -0123 by The Queen's Hallイスラム至上主義者たちが音楽を禁止し、伝統的な griot と呼ばれる歌い手たちを遠ざけるなど、マリ北部では音楽の迫害が続いてきました。また、テロを恐れて、南部にある首都バマコなどでも音楽イベントが中止されたりしています。

こんな状況下で、音楽家たちはフランスを「救世主のように感じる」と述べています。その期待が裏切られないように、戦況が泥沼化しないように祈るばかりです。

軍事介入も外からの侵略ですが、教条主義的なイスラム至上主義も同じく侵略なのだなあと思いました。それらにどう抗うのか。どう支援するのか。

写真The Queen's Hall が CC-by-nc-nd で公開しているもの。マリ北部を拠点に活動していた Tinariwen というグループです。記事の中にも名前が出てきました。

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2013年 1月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.16

マリ軍事介入

French lead all-night bombing campaign in Diabaly (12) - フランスのマリ軍事介入についての AP 電。アルカイダ系の勢力が最近になって勢力を伸ばしたディアバリという町を14日の夜、フランス軍が夜通し空爆したことを伝えています。ディアバリは首都バマコから約400キロ、Ségou から車で3時間のところにある町だそうです。

Timbuktu rejects al-Qaeda | خروج سكان تمبكتو في مسيرة للتنديد بالقاعدة | Tombouctou rejette al-Qaida by Magharebia記事によれば、フランスのオランド大統領は「私たちは侵略者、敵、つまりテロリストを素早く止めることができると確信している。アフリカ諸国からの派兵を受け、あと1週間でマリの領土を元の状態に戻すことができると思う」と語ったそうです。

介入5日目の発言ですが、そんな簡単にいくものなのでしょうか。

教条主義的なイスラム勢力による統治を多くのマリ市民が望んでいないことは明らかだと思うのですが、その人たちは、自分の街が空爆されるような軍事介入が行なわれることを望んでいたのでしょうか。

写真は Magharebia が CC-by で公開しているもの。アルカイダに反対するティンブクトゥ市民。この人たちが介入に歓喜している姿よりも、この写真と同じようにフランス軍の介入に反対しているところが目に浮かんでしまいます。

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2013年 1月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.15

談話の蒸し返しにノー

Carr wants better Japan-SKorea relations - オーストラリアのボブ・カー外相が「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」の見直しを企てる安倍内閣に対して釘を刺しました。

Australian Foreign Minister Speaks at the Economic Club of New York 2 by Asia Society既に私たちの国でも広く報道されていることですし(NHK 「日豪「安保理が断固とした対応」で一致」、朝日「豪外相「河野談話見直し、望ましくない」 日豪共同会見 」)、私が付け加えられることは何もないのですが、一応、現地での報道をここに残しておこうと思います。オーストラリアの通信社 AAP 配信の記事からです。

Senator Carr said the 1993 statement related to "an episode that was one of the darkest in modern history" and it was in "no one's interest that the acknowledgement be revisited".

カー上院議員は、1993年の談話は「現代の歴史の最も暗いエピソードの一つ」に関するものであり、「そこで認めたことを蒸し返すのはだれの利益にもならない」と語った。

河野談話は、「われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい」と記しています。その決意からの後退は許されません。

Bob Carr 外相の写真は Asia Society が CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 1月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.14

民主主義の1マイル

Germany: Thousands prevent neo-Nazi march through center of Magdeburg - ネオナチ撃退のニュース。

Magdeburger Dom by renee.hawkドイツ東部のマグデブルクでは、900人ほどのネオナチが街の中心を行進する計画でしたが、12,000人もの市民が対抗運動に集まり、それを阻みました。対抗集会はネオナチの予定ルート沿いに開かれ、「民主主義の1マイル」(Meile der Demokratie)と名付けられました。

ネオナチの行進は第2次世界大戦末期のマグデブルク空爆の記念日にあたって計画されたものだそうです。ドイツ語報道はヴェルト紙の "Bis zu 900 Neonazis marschieren in Magdeburg - Krawall bei Gegendemos" など。

次は新大久保で極右のデモを粉砕した話題を書きたいです!

マグデブルクの街の写真は renee.hawk さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2013年 1月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.13

埋葬を拒否

Sit-in continues in Quetta; HDP says provincial govt has failed - 10日にシーア派市民に対する爆破テロのあったパキスタンのクエッタから。

Baluchistan by Beluchistan爆破テロでは、104人が犠牲になりましたが、そのうちの86人が少数民族のハザラ人でした。クエッタでは、バロチスタン州政府には治安維持能力がないとして、亡くなったハザラ人の親族や友人たちが抗議行動を続けています。

痛ましいのは、抗議をしている人たちが亡くなった人たちの埋葬を拒否していること。氷点下の冷え込みの中、遺体の状態はおそらく安定しているだろうとは言うものの、愛する人を安らかな眠りにつかせることを我慢してまで闘う遺族たちの心のほどを思うと、辛くなります。もしかすると、自分自身の命を賭した抗議よりも凄まじいものであるかもしれません。

バロチスタンの写真は Beluchistan さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2013年 1月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.12

太陽の門の村

Palestinian activists set-up protest tents in E1 settlement area - パレスチナが西岸地区に新たな「入植地」を建設しました。

view of maale adumim settlement by helga tawil souri書きかたがよくないかもしれませんが、イスラエルではなくパレスチナが、です。エルサレムとマーレ・アドゥミムの間にある E1 と呼ばれる地域にテント村を作りました。名前は「太陽の門」(Bab al-Shams)村。

「国際社会が沈黙する中、イスラエルは何十年にもわたり、既成事実作りをしてきた。もう、そうばかりはさせない。この土地は私たちのものであり、その現実を見せつけるつもりだ」と、キャンプ作りを主導した「壁と入植地に反対する人民委員会」のメンバーが語っています。

数日で消されてしまう村なのかもしれませんが、その思いが遠くまで届いたことを、ここに記しておきます。

E1 地区の写真は helga tawil souri さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。遠方に見えるのはイスラエル側のマーレ・アドゥミム入植地です。

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2013年 1月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.11

フィリピンとの結びつき

Philippines asks Japan for help amid China dispute - フィリピンを訪問中の岸田外務大臣とデルロサリオ比外相との会談を報じる AP 電。

Spratlys' Human Outline by Storm Crypt南沙諸島の領有権を中国と争うフィリピンは、日本に警備艇10隻と通信機器の提供を打診したと伝えています。日本がこれに応じれば、今年中にも最初の艦艇が引き渡されるようです。どういうスキームで行なわれるのでしょう。円借款?

近隣の覇権国家との領土争いに関して協調姿勢をとること自体が悪いとは思わないのですが、なしくずしに軍事同盟化していきそうなのが心配です。

写真は Storm Crypt さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。フィリピンが実効支配している南沙諸島の珊瑚礁。

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2013年 1月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.10

自然の権利と国家の成長戦略

What if Mother Nature had rights? She does in Ecuador - カナダの著名な環境学者デービッド・スズキさんの論評。

Phyllomedusa tomopterna by Santiago Ron2008年にここでも紹介したエクアドル憲法の自然条項についてです。エクアドルの憲法は、人にだけでなく、自然にも生きる権利を認めています。「よい生きかた」(sumak kawsay)という考えかたがあって、それは、人間だけが便利な暮らしをするのではなく、自然と協調の取れた生活を重要視するものだそうです。

そのような考えに基づき、アマゾン川流域の未開の地方を石油採掘から守ろうとする動きなどが始まっています。また、憲法に基づき、川の代理人として開発の差し止めを求める訴訟なども起こされているようです。David Suzuki さんは、カナダの「環境省」が人間による環境の利用についてのみ扱うのとは大違いだ、と述べていました。

私たちの国では、またぞろ成長戦略なるものが作られ、工業の生産性向上、そのためのエネルギーの安定供給といった言葉で未来が語られています。もっと違う道もあるのだということを考えた上で、未来図を描きたいです。

Yasuní 国立公園のカエルの写真は Santiago Ron さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 1月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.09

アレッポの学校

Of books and bombs: schooling in Syria's rebel zone - シリアのアレッポにある学校の日常。

Children chanting Syrian freedom songs. Aleppo. by FreedomHouseAFP の記者が訪れた学校は、元々ある学校ではありません。学校は、反体制派が兵舎として使っているため、子どもたちは、出て行かなくてはなりませんでした。場所が取られたからと言うより、反体制派の拠点となったことで、政府軍の攻撃目標になってしまったから。

今は、オスマントルコ時代の宮殿で授業をやっています。広いからというのもありますが、壁が高くて厚く、安全だからです。

道路2本先が衝突の最前線になることもあります。

そんな中で、学校は学びの場だけでなく、子どもたちを安全に守る場であり、癒やしの場であり、日常生活を取り戻すための場であろうとしています。無給で若者たちが教師役を引き受けています。

戦いの時には、どちらかの側に付いて全力でそれを応援することを要求する力がとても強いのだろうと思いますが、こんなふうに静かに生を護っていけるように、私もなりたいです。

写真は FreedomHouse が CC-by で公開しているもの。

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2013年 1月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.08

空港を作らないコンサート

Notre Dame des Landes airport protestors stage music festival - 空港の建設に反対する市民が建設予定地で野外コンサートを開きました。

Manifestation à Notre-Dame-des-Landes by cafe repaire de Locmiquelicフランス西部の都市ナント近郊にある Notre-Dame-Des-Landes という村では、10年ほど前から Aéroport du Grand Ouest と呼ばれる新空港の建設が計画されてきました。住民の反対が根強いため、計画は頓挫した状態になっていましたが、昨年秋、土地の接収などが行なわれたことにより、状況が一気に緊迫し、催涙ガス弾と火炎瓶の飛び交う状態となりました。

その「着工が遅れている地区」(zone d'aménagement différée)でこの週末、大規模な野外コンサート "FestiZad" が開催され、主催者側の発表で3万人が参加したそうです。

反対派と警察の衝突が激化したころの記事には、この闘いはただ単に空港建設のための立ち退きをめぐるものではなく、移民やロマの排斥とか、貧しい人たちが都市から追い出されることとかと繋がっているのだ、という意見が紹介されていました。ノートルダム・デ・ランドの近くに住む人たちだけに関わることではない。みんな同じ惑星に住んでいるのだから、と("French anti-airport protesters prepare for battle")。振り返って、私たちの国の脱原発のゆくえについても、同じように思っている人が世界に数多くいるのだろうと思いました。

写真は cafe repaire de Locmiquelic さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。昨年11月撮影。

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2013年 1月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.07

普通の国になるドイツ

Germany Moves Closer to Accepting Military Role - ドイツが軍事面で「普通の国」になりつつあるというニューヨーク・タイムズの記事。星条旗紙にも転載されていました。

Brandenburg Gate by j27上で「普通の国」と端折って書いた部分は、記事中では「軍隊との普通の関係に静かに近づきつつある」となっています。NATO 同盟国に派兵したりといったことを主に指しています。

第2次世界大戦後、軍国主義の歴史との兼ね合いから、ドイツ市民は平和主義的な思想を持っていた。しかし、歴史が遠ざかるにつれ、1999年のコソボ派兵あたりから、国外への、あるいは NATO 域外への展開への抵抗が薄れてきた。今回、シリアでの情勢悪化に伴い、トルコに400人規模の派兵を行なうことを議会が決めたが、派兵反対のビラを撒くために集まった市民は数少なかった、といったことが書かれています。

こういったニュースが私たちの国の事情と並行するものだとして論じられるとしたら、それは間違いだろうと思います。最近も書きましたが、戦後責任の取りかたが、この2つの国の間では同じではなかったからです。

写真は j27 さんが CC-by で公開しているもの。

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2013年 1月 7日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.01.06

39年目の無罪

Poet acquitted of charges of infringing national security - 韓国の詩人キム・ジハ(金芝河、김지하)さんに判決。

[121213]김지하시인만남[박근혜] (2) by 박근혜 공식앨범近年何か罪を犯したというのではなく、1970年代の軍事独裁政権時代、国家保安法や大統領緊急措置に違反したとして死刑判決を下されていた件です。罪に問われて39年目とのこと。

結果は、74年のいわゆる「民青学連(민청학련)事件」に関しては無罪、元々の70年に『五賊(오적)』という体制批判の詩を発表したことについては、再審裁判所の審理範囲に関する法理上の限界によって有罪判断を取り消すことはできず、最も低い法定刑である懲役1月の宣告を猶予されることとなったようです。

裁判長は「当時、裁判手続きが人権保障と法治主義守護という司法本来の役割と機能をつくすことができない状況で、民主化運動に参加した多数の知識人に耐えることはできない犠牲が強要された」として正式に謝罪しました(ハンギョレ新聞、‘민청학련’ 김지하, 재심서 39년만에 무죄 선고)。

キム・ジハさんの詩を私が読んだのは光州事件のころだったでしょうか。また、90年代に、講演会を聞きに行ったことがあります。とても分かりにくかったです。なんか、私の理解できる方向や範囲とは違うほうに流れて行ってしまったような… 詩を読んだ時の印象とはだいぶ違っていました。

先月行なわれた大統領選挙でも、セヌリ党のパク・クネ候補を支持したそうで、違和感というか、不思議な感じがしました。うまく表現できないのですけれど。

だから、現在のキム・ジハさん(それはもちろん、1970年の彼と連続しているわけですが)への評価は全く別問題として、今回の裁判所の判断からは、韓国の社会が過去の不正を直視し、その罪を贖おうとしているのが分かる、というのを一番強く読み取ります。

とは言え、謂われなき罪に問われ、死罪を宣告され、投獄された一人の人間がその咎を晴らされたというのは、とてつもなく重大なことです。私もそれを深く喜びます。

写真は 박근혜 공식앨범 が CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2013年 1月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.05

ドイツは後戻りしない

Altmaier bezieht Stellung: Nie wieder Atomstrom in Deutschland - ドイツが核エネルギーに戻ることは絶対にありません。

Solar_12-06-13_2 by campactPeter Altmaier 環境大臣がそう明言しました。与党内には原子力発電の再導入を考える声もあるようですが、アルトマイヤー環境相は、核の復活は政治的にあり得ないと述べています。そのように考える裏には、使用済み核燃料の処分の見通しが立っていないことがあるようです。

私たちの国では、新しくできた政権が脱原発の方針の見直しを示唆しています。ぜひ、原発の安全性/危険性だけでなく、核廃棄物を安全に保たねばならない何千年、何万年という長さを忘れずに考えたいです。

アルトマイヤー大臣の写真は campact さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2013年 1月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.04

野鳩の死

Uighur writer's death in prison bitter blow - 獄中のウイグル人作家の死が伝えられました。

Uighur Children by  · · · — — — · · ·ヌルムハメット・ヤシン(Nurmemet Yasin、Nurmuhemmet と綴られることも)さんは、2004年に「野鳩」(Wild Pigeon、Yawa Kepter)という短編小説を発表し、それが中国によるウイグル侵略の寓話であると解釈されたためでしょう、「国家分裂を提唱した」として禁固10年の刑に処されていました。ヤシンさんの死が明らかになったのはこの年末年始ですが、彼は2011年に、つまり1年以上前に獄死していたようです。アムネスティ・インターナショナルが、彼の死が事実であるか、事実であればそれはどのようなものだったのかを中国当局に明らかにするように迫っています。私も、真相が明らかになることを強く望みます。

「野鳩」は、野生のハトが「魂」をなくしたハト(つまりヒトに飼われているハト)に裏切られて、ヒトに捕まり、囚われの中で自分の尊厳の喪失を嘆いて自殺するという物語で、自らの命を絶つことによって主人公の魂が解放されるところで話が終わります。

中国による占領の不当性を問うだけでなく、それに迎合する同胞への警戒も描いた、とても心を打つ作品です。著者の意図とは別に、超大国の属国になって魂を失っている民にも耳の痛い話かもしれません。

「野鳩」の英訳へのリンクは イングランドの PEN のサイトにあります。中国語訳と英語訳から日本語に訳しているブログや、ヤシンさんの略歴などを訳しているブログもあります。

ウイグルの子どもたちの写真は · · · — — — · · · さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2013年 1月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.03

もう、じっとはしていない

Idle No More protests beyond control of chiefs - カナダの先住民運動が大きな局面を迎えています。

28/12/12 by Thien Vハーパー首相率いる保守党政権が先住民の権利を踏みにじる開発政策を打ち出したことに抗議して、これまでの先住民運動のヒエラルキーとは独立した Idle No More (もう、じっとはしていない)という草の根運動が始まりました。12月には Theresa Spence さんという先住民自治組織の指導者の1人がハーパー首相との面会や政策の撤回を求めてハンガーストライキに入ったこともあり、年末の数週間の間に、Idle No More は、先住民以外の市民をも巻き込んで、大きなうねりとなりました。

運動はすでに Bill C-45 と呼ばれる法律の撤回というシングル・イシューを越えて、人権、環境、貧困などをめぐり広く市民を無関心から呼び覚ますものになっていると思われるというのがグローブ・アンド・メール紙の記事の分析です。

私たちの国であれば、こういう少数者の権利の主張に対して、差別的、右翼的な対抗勢力が出てきて罵ったりしていくわけですが、カナダではどうなのでしょう。記事には書いてありませんでした。そんなレベルの低いこと考えていないで、早く #IdleNoMore に連帯しろよ、自分。

写真は Thien V さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2013年 1月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.02

徴兵のない社会

All-volunteer military may desensitize U.S. to war, some fear - アメリカが徴兵制を廃止したのが1973年。今年でちょうど40年になります。

March for peace (Washington, D.C.): I won't fight in Vietnam (1965) by Penn State Special Collections Libraryマクラチーの記事は、身近に兵隊になった人がいなくなると(記事のグラフによれば、今でも第二次世界大戦前よりもかなり多くの人が軍に入っているようですが)、社会が戦争に無感覚になるかもしれないという心配があると書いています。無感覚になるとは、軍部の戦争努力への支持が弱まるということにもなりうるし、逆に、自分には危険が及ばないと思って、かえって国民が好戦的になるということもあるだろうとされています(軍事のことに嬉々としている人たちを見ると、確かに心配になります)。

また、現在の兵隊の57%は兵隊の子どもだということが指摘されていて、このままでは「兵隊階級」ができてしまうかもしれないという危惧が述べられています。

いずれにせよ、今のアメリカでは国民皆兵とか徴兵制復活とかは無理だと書かれています。これは私たちの国でもそうでしょう。

しかたがないと言えばしかたがないのですが、記事には「戦争はいいことなのか」とか「不正義の戦争を支持することはいいことなのか」みたいな視点はまったくありません。

そう言えば、私たちの国のことも書いてありました。「侍」という兵隊階級があった国として。思わず吹き出した後で、「取り戻す」とか「維新」とか言ってるうちに、そこまで逆戻りしてしまったらどうしようと、少し動揺。

写真は Penn State Special Collections Library が CC-by-nc-sa で公開しているもの。1965年の撮影。

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2013年 1月 2日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2013.01.01

クダンクラムの年越し

Activists join Kudankulam protesters on New Year's Eve to express solidarity - インド南部のクダンクラム原発反対運動の近況。

the-reactor by icultist12月31日にインド各地から市民運動の活動家らが到着し、原発稼働に反対する地元住民らと連帯して新年を迎えるそうです。

1年前、私が現地を訪れた際は、穏やかな時期でしたが、2012年はクダンクラムにとって激しい闘いの年でした。それでも、当初6月ごろにもと言われていた運転開始は、住民運動の結果、越年することになりました。2013年にどのような展開を見せるか、予断を許しません。

私たちの国では、去年は福島第一原発の惨事の教訓を選挙という形で結果として残せず、とても残念な年となりました。逆に言えば、脱原発と再生可能エネルギー導入は、これからが勝負です。

写真は icultist さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。インド最南端カーニャクマリ岬から入り江の向こうにはるかに臨むクダンクラム原発です。

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2013年 1月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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