ドイツが戦後補償を増額
Germany expanding compensation for Nazi victims - ドイツがホロコースト幸存者への補償額を引き上げるというニュースです。
ドイツは、1952年に賠償条約を結んで以来、ナチスにより迫害を受けたユダヤ人などの人たちに対して補償を行なってきました。累積額は700億ユーロ(約7兆3千億円)に上ります。幸存者たちが高齢になったことによって、医療などの負担が大きくなってきたことに鑑み、旧東欧圏に居住する人への補償月額を最大5割引き上げました。また、ドイツ侵攻直前に避難した人たちへの賠償もはじめて行ないました。
補償に関しては、対ドイツ請求会議(Conference on Jewish Material Claims Against Germany)という団体がドイツ政府と定期的に交渉して決められるようです。その会議の交渉役の Stuart Eizenstat さんが記事の終わりのほうで、「これは自分たちの責任を認識するという点において日本がやってきたことと鋭い対比をなします。非常に印象的です」と語っています。
写真は Giant Ginkgo さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。ベルリンのホロコースト記念碑。
2012年 11月 16日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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