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2012.10.31

経済制裁と交響楽団

Musicians: Iran's national orchestra disbanded - イランの国営オーケストラが解散しました。

Music is food for the soul. by claire_timmイランの原子力政策をめぐる西側の経済制裁の影響だろうと記事は分析しています。オーケストラの運営費は、ある意味、大した額ではないはずなのですが、こんなことになるのは、イランの指導層が「西側の文化」であるオーケストラを快く思っていない証だろうとも述べています。

経済制裁で一番大きな被害をこうむるのは、標的にされた中枢(政権)ではなく、その社会の周縁なのだということに改めて気づかされました。

写真は claire_timm さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.30

セシウムが減らない

Cesium levels in fish off Fukushima not dropping - 福島県沖で捕れる魚のセシウムのレベルがなかなか下がらないという AP 電。

アイナメ by bocagrandelasvegas東電福島第一原発の惨事から1年以上になるのに、福島県沖で捕れる魚のうち、海底近くに棲むもののセシウムのレベルが下がっていないことが農林水産省が公表するデータから分かるそうです。米 Science 誌に先週掲載された Ken Buesseler さんの研究 "Fishing for Answers off Fukushima" によります(リンク先は有料です)。海底に相当の量のセシウムが堆積しているか、依然として海中にセシウムが流れ込み続けていることが考えられるそうです。

メルトダウンした原子炉自体が汚染源だとして、その修復のめどが立たないこと、セシウム137の半減期が30年あることを考えると、東電福島第一原発近くの水域の汚染は、この後何十年も続くことになりそうです。

記事は、東北地方の沖で捕れる魚の大部分は基準値を下回っていることにも触れています。海面近くに棲息する魚ではセシウムの含有量が低下してきていることも述べられていました。その一方で、タラ、カレイ、ヒラメでは今でも4割が基準値を上回っていることが指摘されています。

ふだんから真剣に放射性物質による汚染のことを考えているかたがたには、ご存知のことばかりかもしれません。自分がいかに無関心に立ち戻ってしまったかを反省しながら書きました。

底生魚アイナメの写真は bocagrandelasvegas さんが CC-by-sa で公開しているもの。この夏、福島県沖で捕れたアイナメから25,000ベクレル/キロの放射線量が検出されたことに AP の記事も言及しています。

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2012年 10月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.29

ハロウィンが中止

Halloween parade canceled because of low test scores - 私は商業化されたハロウィンというのがあまり好きではないのですが…

Pumpkin Carving 2012 Halloween by dglassmeアメリカ、カンザス州のある小学校では、毎年、ハロウィンに全校で仮装行列をやっていました。しかし、今年はそれが取りやめになりました。理由は、テストの成績が悪かったから。

州の学力テストの結果を気にしているようです。行事の時間は普通の勉強にあてられる予定です。これもちょっと違うと思うのですが、「成績のよい子まで罰せられる」という親の批判が載っていました。

子どもたちは不満げなようす。その不満が上からの管理を打ち破る反骨心を育てますように。

写真は dglassme さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.28

焼身自殺が続いている

China: 5th Tibetan in week sets self on fire, dies - 中国でチベット人の焼身自殺が続いています。

by kenner116甘粛省の夏河(Xiahe)では、1週間で5人が焼身自殺しました。すべて、中国による統治に反対し、ダライラマ法王の帰還を求めての抗議行動です。

どう考えても、こんなに焼身自殺が続くのは大きな問題ですし、それを力で押さえ込もうとするなら、それは、なおさら大きな問題です。どうか中国政府には、ダライラマ法王らの「高度な自治」の提案を門前払いにせず、対話による解決を試みてもらいたいと思います。

抗議の焼身自殺を考える人たちには「私たちも力を尽くしますから、どうか命を大切に」と言いたいところですが、私自身はもっと努力しなくてはそう言うことができません。やれることを考えなくては。

写真は kenner116 さんが CC-by で公開しているもの。夏河のラプラン(Labrang)寺。

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2012年 10月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.27

空港のボディスキャナー

Full-body scanners removed at 7 airports - 2年ほど前からアメリカの空港に導入されてきたボディスキャナーが密かに撤去され始めているというニュース。

TSA Body Scanner Line by niiicedave従来の金属探知機ゲートの代わりに放射線で衣服の上から身体を「透視」するボディスキャナーについては、「見えすぎ」てプライバシーの侵害になるという批判が強く出されてきました。それに応えたのかどうかは分かりませんが、撤去した後には、同じく放射線で透視するけれど、検査官の画面には体の輪郭がまんがのような線画でしか写らない機械が設置されているとのことです。

TSA (米政府の運輸保安局)は、プライバシーへの懸念ではなく、新しい機械のほうが効率がよいから置き換えを図っているのだと説明しているそうです。

被曝については言及はありません。胸部レントゲン撮影などに比べて2桁少ないと言われていますから、まあ、安心かな。

写真は niiicedave さんが CC-by-sa で公開しているもの。左側がボディースキャナー、右側は普通の金属探知機。

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2012年 10月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.26

祈念日と謝罪

France seeks to set Algerian remembrance date - フランスがアルジェリア独立戦争祈念の日を制定するというニュース。

19th of March 1962 Street End of the war in Algeria by ciciliefフランス議会上院で25日に論議されましたが、投票は11月20日まで延期になったようです。この法案、下院では10年前に可決されており、長いこと上院で店ざらしになっていたものだそうです。

1954-62年にアルジェリア、モロッコ、チュニジアで戦われた独立闘争で、双方に出た何十万という死者を弔う日。オランド政権は、停戦協定の結ばれた3月19日をその日にしようとしていますが、保守派は、その日は敗北の日であり、引き揚げてきた植民者たちを侮辱するものだとして反対しているそうです。

オランド大統領は12月にアルジェリアを訪問し、過去についての謝罪を行なう予定とのこと。謝罪の中では、1961年にパリで200人を超えるアルジェリア市民が警察によって虐殺されたことにも触れるらしいです。

我が身を振り返ると、私たちの国は、このフランス・アルジェリアの1つ前の章、第2次世界大戦の話にすら終止符を打っていません。

写真は cicilief さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。パリ郊外にある3月19日通りだそうです。

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2012年 10月 26日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2012.10.25

中国が原発建設を再開

BEIJING: China set to OK new nuke plants, ending moratorium - 中国が東電福島第一原発の事故以来、中断していた新規原子力発電所の建設を再開します。

Up in the air by alika89建設される原発の数は限られ、また沿岸部のみに作ると書いてあります。現在、中国の原発は13基で出力は約10ギガワットですが、2015年末までに40ギガワットにまで増やす予定とのこと。原子力と再生可能エネルギーで合わせて30%の電気を担う予定だそうです。

福島の後で、私たちの国がもっと毅然とした態度を取ることができていれば、中国の意志決定にも影響を与えられていたでしょうから、残念に思います。

写真は alika89 さんが CC-by-nc で公開しているもの。西安の近くの原発だそうです。

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2012年 10月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.24

西パプアでデモ隊が警察と衝突

Papua Police Shoot Two During KNPB Protest in Manokwari - インドネシアが統治している西パプアからのニュース。ジャカルタ・グローブの報道。

Sunset in Manokwari by CarolincikManokwari にあるパプア州立大学(Unipa)で、パプア国民委員会(KNPB = Komite Nasional Papua Barat)が集会を開き、300人あまりの参加者が近隣をデモしようとしたところ、インドネシア国軍と武装警察が阻止しようとしました。デモ隊が投石を行なったところ、警察側が発砲。2名が撃たれたようですが、負傷で済んだようです。他にも数名負傷者が出たもよう。

警察は集会開催の許可が出ていないことを阻止の理由にしていますが、そもそも独立運動系の集会には許可が出たことがないようです。

今回の衝突ではインドネシアのジャーナリストも私服警官に殴られるなどの被害を受けており、このところパプアでジャーナリストへの暴行が続いていることへの憂慮から、今回の詳細な記事に至ったものと思われます。

かつて私たちの国が他国を占領したり植民地支配したりしていたころのことを思い描く手がかりにと思って西パプアのことを追っているのですが…

写真は Carolincik さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。マノクワリの夕暮れ。

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2012年 10月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.23

チュニスの不安

Tunisian women fight new 'sexist' constitution - ジャスミン革命後のチュニジアでの憲法論議。

by Amine Ghrabi8月に示された憲法草案の中に、男女は「家庭の中で互いに補い合わなければならない」という一節があり、これが女性の権利の後退につながるとして、反対の声が上がっています。政権与党は、憲法草案の中で男女の同権は保障されており問題はないと主張していますが、もっと保守的な政権になった場合に伝統的な性役割の押しつけに道を開くものだとして、懸念されているようです。

その心配は、なんとなく分かる気がしますが、やっぱり原文のアラビア語が分からないと何とも言えないですね。

私たちの国の憲法では、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」ですね(第24条)。「補い合い」ではないから、まあ大丈夫かな(「両性」の部分への異議は今回は省略)。

自民党の草案だと、これに加えて「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位」とか書いてあって、まさに、立案者の意図はどうであれ、社会がもっと保守化した時にどんな解釈をされるものやら、心配になります。

写真は Amine Ghrabi さんが CC-by-nc で公開しているもの。チュニジアで女性が警官によって暴行を受ける事件があり、それに抗議する集会で撮影されたそうです。

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2012年 10月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.22

教会とモスク

In France, tensions flare over proposed sale of church to Muslim group - 売りに出された教会と移民をめぐるニュース。

L'avenue de la République de Vierzon by Олександрフランス中部のヴィエルゾンという町で、教会に来る信者が少なくなったため、1つ教会を閉じて、売りに出すことになりました。地元のムスリム団体が購入に興味を示しましたが、そのことが知れると、イスラムでは不浄とされる豚を教会に投げ入れるなどの嫌がらせが起こったという話。

実際には、ムスリムの人たちによる買い取り話は立ち消えになったようですし、その教会自体、比較的新しい、質素な建築のようですが、教会がモスクに変わるという象徴性がコンスタンチノープル陥落後のハギア・ソフィアにもたとえられて議論が交わされているそうです。

その教会の神父様がミサで「もし穏健なムスリムの人たちがこの Saint-Eloi 教会を買うのであれば、この街のムスリムの人たちが自分たちの宗教の礼拝を行なう場所ができることは、喜ばしいことだ」と語ったそうです。その通りだと思います。でも、そう思わない人もたくさんいるということですね。

Vierzon の街の写真は Олександр さんが CC-by で公開しているもの。

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2012年 10月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.21

新しい聖者

'Mother Of Outcasts' To Be A Saint For Leprosy Work - 今日バチカンで聖人の列に加えられる人々の一人は Marianne Cope という名前のマザーです。

Mother Marianne Cope statue by billsoPHOTOハワイが独立を失いアメリカに併合された時期、ハワイでハンセン病に罹患した人は、すべてモロカイ島にある隔離施設に収容されました。治療法が見つかっていなかった感染症で、二度と外の世界を見る希望もなく、Kalaupapa と呼ばれるその施設で暮らしていました。

マザー・マリアンヌは、そこに来て35年間、ハンセン病患者のために献身しました。「うち捨てられた者の母」と呼ばれたそうです。患者たちの絶望と社会の不理解の中、想像を絶する闘いだったのだと思います。

ハワイでは、1969年まで隔離が続いたそうです。カラウパパには今でも十数人の元患者が暮らしているとも書いてありました。

マザー・マリアンヌの列聖が、人々に希望と喜びを与えるものでありますように。

写真は billsoPHOTO さんが CC-by-sa で公開しているもの。ホノルルの Kewalo 公園というところにある銅像です。

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2012年 10月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.20

地元は賛成

Central Electoral Commission releases official results of Lithuania's nuclear referendum - リトアニアの中央選管が先週末に行なわれた住民投票の最終結果を公表しました。

Ignalina Kerncentrale by Martijn.Munneke有権者258万人のうち1,361,059人が投票(住民投票は投票率50%で成立と聞いていましたから、成立したということだと思います)。原発建設に反対は853,149票で62.68%、賛成は463,957票で34.09%でした。市民の脱原発の意志がはっきりと示されました。

唯一、ビサギナス原発が建設される予定の Zarasai-Visaginas 選挙区のみで、賛成票が反対票を上回ったそうです。

私たちの国でも、原発の立地自治体だけが原発推進だったりしますが(ひとたび事故が起こればおそらく最大の被害者になるにも関わらず)、リトアニアでも同じような事情なのでしょうか。

写真は Martijn.Munneke さんが CC-by で公開しているもの。停止された Ignalina 原発。この隣に Visagias 原発が建設される計画が進んでいたそうです。

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2012年 10月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.19

今からでも遅くはない

日本、核非合法化署名を拒否 国連委の16カ国声明案」- 共同通信の報道です。ちょっと探したところでは、海外での報道は見つけられませんでした。

. by Mario Kaoru Mevyスイスやノルウェーなど16か国が核兵器の非人道性を訴え、「核兵器を非合法化する努力の強化」を促す声明案に私たちの国が署名を拒否したというニュースです。日米安保体制のもと、「核の傘」への影響を懸念したのであろうと書かれています。

国際司法裁判所が1996年に出した諮問意見が「核兵器による脅しまたは使用は、一般的に武力衝突に関する国際法の規則や、特に人道法の原則と規則に反するものであろう」「すべての面において厳密かつ効果的な国際的統制のもとに核軍縮につながるような交渉を妥結させるための誠意ある努力をなす責務がある」と結論づけたとおり、核兵器の非人道性、非合法性は国際的に確立され共有されている理念です。

何を恐れることがあったのでしょう。核兵器廃絶は「国是」だったのではないですか。卑近な現実を変えようと努力することもなく、原則的な理念を捨ててしまうとは、とても残念です。

今からでも間に合うはず。方針転換を強く求めます。

写真は Mario Kaoru Mevy さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 10月 19日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2012.10.18

占領地の道路を封鎖

Israeli forces break up protest on West Bank road - パレスチナでイスラエルによる占領に抗議して幹線道路の封鎖が行なわれました。

Where was this sign in 67? איפה היה השלט הזה ב67? by mushonテルアビブとアルクッズ(エルサレム)をつなぐ国道443号は、西岸地区のパレスチナ人の土地の上に勝手に作られ、路線沿いの村のコミュニティを分断しています。2002年からはパレスチナ人による使用も禁止され(つまりイスラエル人専用道路になり)、この差別的な状態は2009年の最高裁判決の後も変わっていません。

その443号線で16日、パレスチナ人および国外から参加した活動家によって、道路の封鎖が行なわれました。30分間の封鎖はイスラエル警察によって、催涙ガス弾などを用いて、解かれたようです。数人の負傷者が出たもよう。 +972 のサイトにある写真と報告によれば、1人が逮捕されたが、すぐ釈放されたそうです。

世界に向けて、BDS(ボイコット、脱資、制裁)でイスラエルによるアパルトヘイトを打破しようというアピールが出されたようです。

上の写真は mushon さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。443号線沿いに掲げられた「イスラエル人よ、ここまで来たのなら、それは何かの間違いだ」という標識。

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2012年 10月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.17

難民キャンプの火事

Fire destroys main market at refugee camp in northern Kenya - ケニアにある難民キャンプで起こった火事について伝える新華社電。

Mohamed Sheikh Ibrahim Speaks with a Megaphone and Tells New Arrivals in Hagadera Refugee Camp, Dadaab by Internewseuropeソマリアからの難民を受け入れているケニア北部 Dadaab にある Hagadera 難民キャンプで15日夕、火事が発生し、露店多数のほか、ホテル、携帯電話会社の施設などが焼けたそうです。露店での漏電が原因とみられています。ハガデラ・キャンプには8万人もの難民が暮らしています。

2か月前には Dagahaley 難民キャンプで、今月初めには Garissa というところで大きな火事があったそうで、記事は、なんとなく、不審火の可能性を捨てきっていないことをにおわせている感じです。

売り物を失ってしまった店の人たち、日々必要な物資を買えなくなった人たち。目もあてられない悲惨さなのだと思います。

このニュースを、中国の報道機関が大きく取り上げている意味を私たちもよく考えてみる必要があるように思い、ご紹介しました。

写真は Internewseurope が CC-by-nc-nd で公開しているもの。ハガデラ難民キャンプに到着したばかりの人たち。

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2012年 10月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.16

合法化議論を求める大臣の声

France rejects minister's call for debate on legal cannabis - フランスで閣僚がマリファナ合法化を議論すべきだと発言しました。

Vincent Peillon by Parti socialiste14日に Vincent Peillon 教育相が、大麻を合法化すべきか否かは「重要な論点だと思う。これに関してフランスが遅れているのに驚く」と発言しました。これに対して右翼 UMP が問題発言だと噛み付き、エロー首相の事務所が、意見はペヨン大臣の個人的なものであり、政権としては大麻の非刑罰化を検討する予定はないとの声明を発表しました。

遅れているとか進んでいるとかの問題ではないと思いますが、オランド政権の閣僚によるマリファナ合法化支持の意見表明は6月のデュフロ住宅問題担当相に次いで2人目です。閣僚19人の中では圧倒的に少数だと見るのが正しいでしょうか。

写真は Parti socialiste が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 10月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.15

難民がホームステイ

Australian families open homes to boatpeople - オーストラリアの難民受け入れ。

Released balloons carry a message of freedom - Refugee Rights Protest at Broadmeadows, Melbourne by Takver年間7,000人ほどの難民申請があり、拘留施設に限界が来ているそうです。で、永住ビザ発行の審査が行なわれている間、仮ビザ(bridging visa)を発行し、最長で6週間、市民の家庭に滞在してもらうという取り組みが始まりました。留学生のホームステイを斡旋する団体などと連携して、やっているようです。

家庭への送り出しにあたっては、性格や過去の行動などに関する厳しい審査があるそうです。引き受ける家庭には週に140豪ドル(約1万1千円)が経費として支払われます。

滞在中は、ホストファミリーに交通機関の使いかたを教えたり、銀行に口座を開くのを助けたりしてもらいながら、自分の住む場所を探します。

オーストラリアでは、難民認定が厳しすぎる、拘留施設への収容は非人道的だ、等の批判がかねてから強く出ていましたから、そういった声を受けての、よい一歩なのだと思います。

えっ、締めに、私たちの国の難民事情はどうかを書かなくてはならないのですか? うーん。

写真は Takver さんが CC-by-sa で公開しているもの。メルボルンで開かれた難民の権利擁護集会。

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2012年 10月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.14

人材育成からの揺れ戻し

Why university students need a well-rounded education - カナダの新聞から、大学でカリキュラムの見直しが始まっているというニュース。

Library by CollegeDegrees360総合的な教養や多角的な考えかたが身につくようなカリキュラムへの指向が少しずつ強まっているという報告です。「社会」の求める「役に立つ人材を育てる」ことを近年の大学は目指してきましたが、企業から新卒者に関して「視野が狭い」「集団の中で働けない」などの注文が付くようになってきた、とのこと。

求められているのは、つまみ食いができる一般教養ではなく、さまざまな知識を結びつけ、考える力を育むことができるような中核的なカリキュラムだ、と記事は書いています。しかし、そのようなカリキュラムはお金がかかったり(少人数授業とか)、学部学科の独立と相反したり(何を必修にするかとか)して、難しいのが現状だと指摘されています。

また、学生(もしくは、大学を選ぶ高校生)の間には依然として専門知識指向が強く、教養教育を重視する大学は就職に不利かもしれないとして、敬遠される傾向にあるようです。

専門家養成に長けているアジアの大学も総合的、中核的なカリキュラムの開発に乗り出してきているとあるのですが、残念ながら私たちの国の名前は出ていませんでした。

写真は CollegeDegrees360 さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.13

基本条約と情報開示

Japanese court victory for comfort women - 東京地裁で一昨日、外交文書の開示を命じる判決がありました。

YongSooLee_1 by keithpr1965年の日韓基本条約締結に先立つ交渉に関係する文書268点について、開示を拒む正当な理由がないとして、日本政府に対して公開を命じる判決です(他紙の報道 "Tokyo court orders disclosure of Korea-Japan treaty" では、117件について全面開示、47件について部分開示を命じたとされています)。日本政府はアジア太平洋戦争当時の慰安婦の人たちへの補償の問題は日韓基本条約の締結により解決されたという立場を取っており、その主張の妥当性を検証する資料が公開されることになるかもしれません。

日本政府は、開示が日韓関係や南北関係に悪影響を与えることを心配しているようです。でも、「基本」条約がそのような知られては困る秘密の上に成り立つ脆弱なものであっていいはずはありません。また、韓国とは国交を結んで北朝鮮とは結ばないといういびつな関係構築は、当時、反対意見を押し切って行なわれたものだと思いますが、そのことの是非も問い直されるべきでしょう。

この判決は、私たちの国の情報公開に関して大きな意味を持つものだと思います。何が出てくるか分かりませんが、半世紀近く閉ざされていたこの箱のふたは、開け放たれるべきです。

写真は keithpr さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。原告の一人、イ・ヨンスさんです。

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2012年 10月 13日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.10.12

消えたアッツ村

ANCHORAGE: Alaska's World War II civilian POWs recall their 'lost village' of Attu - アッツ島などで捕虜となった市民の「同窓会」が開かれています。

Attu Island, Alaska by born1945アラスカの西、アリューシャン列島の最先端にあるアッツ島。ここは1942年6月に日本軍が侵略し、翌年5月、アメリカ軍によって奪還されるまで占領しました。両軍あわせて3,000人以上が死ぬ激しい戦いの場だったそうです。日本軍が展望もないまま降伏を拒んで無駄に戦死者を増やしたのでしたね。

戦争により、島にあったアッツ村は全て壊されました。市民は捕虜として日本に送られ、3年半を過ごしました。収容所では食べ物も十分に与えられなかったけれど、それは周りの日本人も同じだったと、今年77歳になる Nick Golodoff さんが語ります。日本兵におぶってもらって遊んだとのこと。中国の人、朝鮮の人よりも待遇がよかったようだとも記されています。いずれにせよ、ゴロドフさんは、日本人に対して憎しみは感じないと言います。また、記事によると、アメリカ政府によって収容されたアリューシャン列島の先住民たちの扱いも、かなり酷いものだったようです。いろいろと考えさせられます。

アッツ島のことは、それを領有するアメリカでより、日本でのほうがよく知られていると記事は指摘します。なぜそうなのかは書いてありませんが、考えてみれば、私たちの戦争の記憶はアジア太平洋戦争が最後なのに、アメリカは、その後も、朝鮮半島、ベトナム、等々、戦争の記憶を上書きしてきたのですから、当たり前なのかもしれません。

写真は born1945 さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 12日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2012.10.11

小さなカティン

Search launched for victims of 'Little Katyn' - ポーランドで「小さなカティン」と呼ばれる事件の調査が始まりました。

not healed by muni77ポーランド北東部のアウグストゥフ(Augustów)では、1945年7月、ソ連の防諜機関 СМЕРШ によって2,000人の市民が検挙され、そのうち562人が帰ることがありませんでした。ナチス降伏後、ソ連に対しても不信感をいだいていたパルチザン(レジスタンス)に参加していたり加担していたというのが罪状だったそうです。

今回の調査は秘密警察 НКВД が用いていた建物などを中心に行なわれますが、仮に遺体などが見つかったとしても、それが「アウグストゥフの検挙」の犠牲者なのか、それとも1956年まで続いたスターリン時代の何か他の事件の被害者なのか、見分けることはできないだろうと言われています。

アウグストゥフの森の写真は muni77 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ナチスのポーランド侵攻後、独ソ間の国境線となっていた木立だそうです。

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2012年 10月 11日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.10.10

飢餓は減りつつある

ROME: UN says world hungry not 1 billion after all - 国連が世界の飢餓人口の見積もりを下方修正しました。

FMSC Distribution Partner - NWHCM by Feed My Starving Children (FMSC)国連食糧農業機関(FAO)は、2010年に、世界で食料を十分に得ていない人が10億人いると発表しましたが、今回、人口統計や食料の流通、体格などのデータを見直した結果、世界で飢えに瀕している人の数は8億7千万人であると訂正を行ないました

差である1億人以上の食料をどうするかはとても大きな問題なので、これはいいニュースなのだと思われますが、もちろん、8億7千万人というのは、まだまだ大きすぎる数字です。

再計算の結果、実は飢餓は1990年から92年ごろに最も深刻な状況で、その後、改善しつつあることも分かったそうです(90年ごろと言うと、冷戦の終結を思い出しますが、関係あるのでしょうか)。これは希望を与えてくれるニュースです。

写真は Feed My Starving Children (FMSC) が CC-by で公開しているもの。ハイチの子どもたち。

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2012年 10月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.09

アフガンの女性たちの未来

Don’t forget us in Afghan transition, women plead - アフガニスタンの女性の地位に関する記事。ただし、ワシントン発です。

Afghan Women Queue at World Food Programme Distribution Point by United Nations Photoアフガニスタンの女性運動家らがアメリカを訪れ、NATO 軍の駐留、占領が終わると世界の目が届きにくくなり、この11年間に進んだ女性の権利の拡大が逆戻りしてしまうかもしれないとの危惧を訴えました。

記事がどのくらい網羅的に彼女たちの主張を伝えているかは分かりませんが、「だから外国軍による占領の継続が必要だ」に類する言葉は全くありません。アフガニスタンの今後を決めていく場に女性の存在が不可欠だというのが彼女たちの主張です。

「アフガニスタンの女性の権利はまだ弱い。だからこそ、それが失われてしまわないように注意を払うことが必要だ」という発言が引用されています。おそらく、軍事力で何かが解決できるなどという愚かな思い込みをするのではなく、もっと真剣に知恵を絞ってほしい、ということなのでしょう。

この問題、私は一貫した考えを持つことができずにいます。かつてはアフガン戦争を評価するようなことさえ書きました。

写真は United Nations Photo が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 10月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.08

有機の国

Bhutan aims to be first 100% organic nation - 昨年からの政策のようなのですが、ブータンは完全有機農業化を目指しているそうです。

Paro Valley by Sudar Muthuもともと化学肥料などの使用は少ないものの、すぐにすべて有機にすることはできないと見て、2020年を目標として、化学肥料、殺虫剤、農薬などの使用をやめていきます。国際的に有機作物の需要は大きいので、売りになる、みたいなことが記事には書いてありますが、基本的には自給自足のための有機農業化なのだろうと思います。

記事は、南太平洋のニウエというとても小さな国(日本政府は国家として承認していないそうです)が、既に完全有機化を達成していると紹介しています。

ブータンにもいろいろな人権問題があると聞くし、有機農法を信奉するわけでもないのですが、やっぱり心ひかれますねえ。

写真は Sudar Muthu さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.07

生き物に祝福を

Catholic bishop to give blessings to Savannah pets - 動物に祝福を与える教会の催しのニュース。

St. Francis addressing the birds (predella) by adotmandaアメリカのジョージア州サバンナのカトリック教会で、1年に1回、教会の前の公園に動物を連れてくると、司教が祝福してくれる催しがあるのだそうです。昨日がその日でした。

動物を愛したというアッシジの聖フランチェスコにちなんで、とのことです。私も、すべての命あるものの幸せを祈ります!

読んでくださるかたの中に、うちの猫の恩姫ちゃんのことを思いやってくださるかたがいらっしゃると思います。ありがとうございます。恩姫も15歳になり、跳躍力とかは落ちましたが、まだまだ元気に家の中を走り回っています。食欲の秋を満喫しているようです。

ジョットによる聖フランチェスコの絵の写真は adotmanda さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 10月 7日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2012.10.06

南営洞の記憶

SKorean torture film raises ghost of military past - 開催中の釜山国際映画祭で今日、「南營洞(ナムヨンドン、남영동)1985」(英語題名は National Security)という映画が上映されるそうです。

민주화열사 묘역 참배_20121002 by moonjaeinチョン·ジヨン(정지영)監督のこの映画は、韓国の軍事政権下で行なわれた反体制活動家への拷問を描いたもの。昨年亡くなったキム・グンテ(김근태)さんの体験をもとにした話で、拷問は、受けるほうだけでなく、与えるほうの人間性も破壊してしまうという教訓を、観る人に訴えているとのこと。

記事の中で、キム・グンテさんといっしょに収監されていた人の「ナムヨンドンで拷問をやっていた人たちは、何も後悔や罪の意識を感じてはいなかった。国家安全保障のために自分の仕事をやっているだけだと信じていたのだ」という言葉が紹介されています。実は、つい先日、あるビデオ中継を見ていて、同じことを感じました。

写真は moonjaein さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。今週の火曜日、キム・グンテさんの墓を参る民主統合党のムン・ジェイン(문재인)大統領候補。

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2012年 10月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.05

戦争に行ったおじいさん

Last Chance to Quiz Granddad -  Book Stirs Interest in Families' Nazi-Era History - ドイツで話題を呼んでいるナチス時代を生きた老人の聞き語り。

Soldados alemanes compañia de bicicletas by josemite23「戦争の中の私の祖父、1939-1945」(Mein Großvater im Krieg 1939-1945)は、歴史家の Moritz Pfeiffer さんが祖父から聞いた記憶を緻密に検証した本です。史料の調査を通じ、おじいさんの話にはつじつまが合わなかったり、欠けている点があったりすることが明らかになっていきます。おじいさんは、ナチスドイツ下で殺された何百万人もの人々に同情を示すことがありませんでした。これをファイファーさんは「驚くべきこと」だと感じたと言います。

この本は、ただ彼の家の秘密を解き明かすというのではなく、ドイツ全体の沈黙の壁を打ち破るものだと受け止められているそうです。ドイツでは親族のナチスとの関わりを語るのはタブー視されてきたようですが、人生の終わりに近づいた老人たちは、近年、口を開こうとしてきているようです。そのことに対して、今の中年にあたる世代は、高い関心を向けています。彼らは子どもの時、ナチスドイツのことをほとんど習うことがありませんでした。その欠如を今、取り戻そうとしているようです。一方、戦争犯罪などについて、学校教育でもある程度の知識を得た若者の世代は、老人たちの語りに全く興味を示してはいないと書かれています。ただ、せっかく学校で得た知識も、抽象的で、自分と直接関わりのある事柄だという意識は低いようです。

私たちの国では、中年の世代も若い世代も、興味がなさそうな、もしくは歴史修正主義の衣をまとって自分に関わりのある戦争犯罪などから目を遠ざけようとしているような気がしますけど、どうでしょうか。

ドイツ兵の写真は josemite23 さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 10月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.04

インドの長征

'Jan satyagraha': 50,000 landless people march from Gwalior to Delhi for rights - インドで、5万人による320kmの行進が始まりました。

Marschieren und Debattieren. by sehroiber民衆のサチャグラハ(जन सत्याग्रह)と呼ばれるこの運動が目指すのは総合的な農地改革。大地主の所有から土地を解き放ち、小作農が持続可能な農業を営めるようにすることなしには、農村部の貧困の問題は解決しないと主張し、マディヤ・プラデシュ州のグワリヤルから首都のデリーまで歩きます。デリーに着くころには10万人になっているだろうと予想されています。

サチャグラハを主導しているのは、Ekta Parishad (एकता परिषद)という NGO、それを率いているのは PV Rajagopal (पी.वी.राजगोपाल) さんという人だそうです。

300キロを超える長距離(名古屋から東京ぐらい)の行進に5万人が参加というのは、とても大きな数のように思えます。しかし、インドで貧困に沈む人々の数は、桁が3つか4つ違うのでしょう。かくも大きな問題を変えるきっかけになりうるかどうか。

写真は sehroiber さんが CC-by-nc で公開しているもの。Ekta Parishad の白と緑の旗を掲げて歩く人たち。

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2012年 10月 4日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.10.03

消された女性たち

IKEA 'regrets' cutting women from Saudi advert - 写真から女性たちが姿を消した話。

ikea-dekalen by macapeter世界的な家具販売店網 IKEA はサウジアラビアにも展開しているのですが、カタログのサウジアラビア版には女性が全く登場しないのだそうです。サウジ政府による検閲を見越してか、女性の写っていない写真ばかりを使って(あるいは Photoshop で消して?)作り直したようです。

これに対し、IKEA のお膝元スウェーデンで抗議の声が上がり、スウェーデン政府の閣僚も「現実から女性を消すことはできない」「私企業だとはいえ、国外ではスウェーデンのイメージを作る企業だ」等、遺憾の意を表明しました。IKEA 社も、間違いだったことを認め、深く反省していると述べています。

写真は macapeter さんが CC-by-sa で公開しているもの。カタログに貼って、消された女性たちを補うシールだそうです。

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2012年 10月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.02

入墨と記憶

With Tattoos, Young Israelis Bear Holocaust Scars of Relatives - ナチスの強制収容所に入れられたユダヤ人たちの入墨の話。

Sailor views Holocaust survivor's prisoner tatoo by Official U.S. Navy Imageryアウシュビッツとビルケナウの収容所では囚人たちの腕に番号を入墨したことはよく知られています。幸存者である祖母や祖父の番号を自分に入墨する若者がいるという話題です。幸存者と近しくなるため、そしてかれらの苦悩を覚えておくための入墨です。

ある若い女性は、一日に何人もの人から、その番号は何なのか、なぜそれを彫ったのかを聞かれると言います。もちろん、そのような会話をするために、彼女は入墨をしたのです。

孫たち、そして祖母や祖父たちへのインタビューが Numbered というドキュメンタリー映画になったことを記事は伝えています。

年月を経て、ホロコーストの記憶を幸存者たちの語りだけに任せてはおけなくなってきた今、歴史の中に刻み込む試みとして、この入墨は注目に値するでしょう。

入墨を見せる幸存者の写真は Official U.S. Navy Imagery が CC-by で公開しているもの。

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2012年 10月 2日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2012.10.01

民族隔離の街

SITTWE, Myanmar: Divided town a challenge to Myanmar democracy bid - ビルマ(ミャンマー)の西部 Sittwe からの報告。

Sittwe, 17/03/2011 by fredalix - อาลิกส์この都市には、アラカン(ラカイン)人とロヒンジャ(ロヒンギャ)人が混住していましたが、今年5月の暴動以来、ロヒンジャの隔離が始まりました。ロヒンジャは、街の外のキャンプか、街の中に唯一残された Aung Mingalar という地区に閉じ込められているようです。民族間の衝突を避けるためとして、警察が行く手を阻みます。ロヒンジャは無国籍なので、身分証明書を持たず、市場への立ち入りが許されないため、食料を買うこともできないほか、かつて市場に出店していた人たちは生計を立てることもままならないとのこと。

ロヒンギャの位置づけについては、私は不勉強で何も言うことはできませんが、「よそ者」であったとしても、何世代もその地に住んできた人たちへの扱いとして酷すぎると思いました。

写真は fredalix - อาลิกส์ さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。ロヒンギャの村、昨年3月撮影。

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2012年 10月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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