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2012.09.30

普天間を封鎖

Osprey protesters block gates at Marine base on Okinawa - 普天間基地のゲート封鎖についての星条旗紙の報道。

Futenma: Life with the Military Base 7 by Ojo de Cineastaこの記事の伝える28日の座り込みは、29日、襲来する激しい台風の中も続けられたようです(「住民が普天間の3ゲート封鎖」)。まさに体を張って、命がけで取り組まれているかたがたに敬意を表します。

今のところ、国外での新聞報道は冒頭に挙げたものしか見つけられていません。沖縄の問題を解決するためには広い連帯が必要であること、そして、ほかの基地の問題を糾弾していくためにも、この宜野湾の経験が役立てられなくてはならないことを考えると、残念な気がします。

写真は Ojo de Cineasta さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。普天間の低空を飛ぶ C-130 Hercules。

Citizens of Ginowan have been blocking the gates at US Marine Corps Futenma Airfield in Okinawa in protest against the planned deployment of MV-22 Ospreys. Show your solidarity with the courageous Okinawans who braved the ferocious typhoon Jelawat and continued the blockade.

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2012年 9月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.29

海上封鎖へ

KKNPP complex to be besieged with boats - インド南部クダンクラム原発に対する反対運動の今後の行動計画。

Pêcheurs du Tamil Nadu by Le photo à Go-Go10月8日の月曜日に、漁船などによってクダンクラム原発を海上から封鎖します。先週、700隻の漁船が Tuticorin (Thoothukudi)港を封鎖しましたが("Kudankulam protests: Fishermen lay siege to Tuticorin port")、次回はもっと多くの船の参加を期待しているようです。また、10月29日には、タミル・ナドゥ州議会場で抗議活動を行なう予定です。

この他、今月10日の警察による捜索で Idinthakarai 村の教会のマリア像が壊されたことに対する抗議のミサが明日(9月30日)開かれること、ストライキを続けている漁民に対しては操業を再開して長期戦に備えるように求めることが決まったそうです。

クダンクラム原発では、燃料棒の運び込みが始められてしまいましたが("Fuel loading begins at Kudankulam after AERB’s green signal")、市民はまだまだ諦めてはいません。

タミル・ナドゥの漁師たちの写真は Le photo à Go-Go さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 9月 29日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2012.09.28

ビアフラという国があった

Chinua Achebe publishes Biafran memoir - 現代アフリカ文学の父、チヌア・アチェベさんの自伝が昨日イギリスで発刊されました。これは今年の世界文学界で最大の出来事かもしれません。

Complex Sculpture by failing_angel本の名前は "There Was A Country: A Personal History of Biafra"。1967年から70年にナイジェリアからの独立をかけて戦われたビアフラ内戦の回顧録です。これまで、アチェベさんは内戦当時のことをほとんど作品の中で語ることはありませんでした。

当時見た、飢餓に苦しむビアフラの子どもたちの写真は、私が「世界」というものを意識した初めての経験でした。今から、アチェベさんの本が届くのが待ちきれません。

写真は failing_angel さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。イグボ人の木彫りだそうです。

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2012年 9月 28日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.09.27

アルンドの侵略

'Miracle' crop could invade like kudzu - arundo (あるいは arundo donax)と呼ばれる植物が注目を集めています。

Arundo donax L.  /  Caña común. by chemazgzArundo はものすごく繁殖力が強いらしく、畑に植えれば、大量に取れるので、バイオ燃料にうってつけだとして、アメリカのノースカロライナで栽培を始めようとしています。しかし、繁殖力が強いということは、栽培地の境界を越えて、生態系に浸食して行きかねないということに他ならず、環境の問題を心配する人たちは、この点を挙げて、アランドの栽培に反対しています。

アルンドは日本にも自生していて、ダンチク(葮竹、暖竹)というらしいのですが、見たことありますか? ちなみに、冒頭に挙げた記事の見出しは、「葛のように侵略する」とあって、アメリカ南部にすっかり根付いてしまった kudzu を引き合いに出しています。また日本から侵略か、とか言われたら嫌ですね。

写真は  chemazgz さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 9月 27日 午前 12:33 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.26

軍用機配備阻止の闘い

F-35 opponents consider new legal argument (12)- アメリカ北東部バーモント州の市民たちによる戦闘機配備阻止の闘い。

Burlington Airport by biberfanバーモント州のバーリントンに米空軍の次期主力戦闘機 F-35A を配備する計画が進んでいますが、それへの反対運動 Stop the F-35 Coalition が起こっています。

記事が紹介しているのは、バーモント州法 Act 250 関係の公開請求です。Act 250 は、環境への影響、地域の学校への負担増加、土地評価額の下落などが著しいと予想される場合に公共事業などを中止させることができる規定のようです。おそらく、当局側は、空港(軍民共用)自体は既存の施設なので、この規定は適用されないと主張して争うのだと思います。

空軍による環境評価報告書の提出は遅れており、住民側は、ひょっとすると数千棟の家屋が環境悪化のため当局側に買い上げられることになるかもしれないと考えているようです。その場合、補償の一部はバーリントン市が担うことになり、その場合は税金の支出監査の問題となるとしています。

私たちの国でも、米軍のオスプレイ配備撤回の闘いが正念場を迎えています。運動の目標設定としては低すぎるかもしれませんが、少なくともアメリカで住民に対してなされるのと同じような配慮が私たちの国の中でもなされるべきだと私は思います。

バーリントン空港の写真は biberfan さんが CC-by-nc で公開しているもの。言うのも切ないですが、なにせバーモントですから、どこかと違って、住宅地や学校と隣り合わせだったりはしないようです。

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2012年 9月 26日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (1)

2012.09.25

大麻合法化住民投票の行方

Voters Weigh Eased Pot Laws - この秋のアメリカ大統領選とともに行なわれる住民投票に、3つの州で、嗜好品としてのマリファナの合法化がかけられます。

@jodieemery speaking on the main stage today at #Seattle #Hempfest 2012 #marijuana #activism #freemarc by Cannabis Culture最新の世論調査によると、コロラドでは大麻合法化に賛成が50%、反対が40%。オレゴンでは賛成が43%、反対が46%。そしてワシントン州では賛成が50%、反対が38%(別の調査ではもっと差が開いています)。

まだ投票までに一か月以上あるので、どうなるかは分かりませんが、ワシントン州の住民提案 I-502 は通るような気がします。かねてから私は2012年から2014年までの間にどこかの州で大麻が合法化されると考えてきました。今年は大統領選なのでダメだろうと思っていたのですが、共和党の候補が思いの外弱いみたいなので、あまり大統領選の影響はないかもしれません。まあ、これも最後まで分かりません。

記事によると、アメリカで1969年に初めて世論調査でマリファナ合法化についてどう思うかが聞かれた時には、賛成はわずか12%だったそうです(今、私たちの国で調査したら、そのくらいでしょうか)。それが今では、50%に達しています

写真は Cannabis Culture さんが CC-by で公開しているもの。ちょっと60年代みたいに見えますが、今年の夏にシアトルで開かれた Hemp Fest (大麻まつり)です。

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2012年 9月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2012.09.24

もうすぐ住めなくなる

Gaza's Future Looks Bleaker Even Than Its Past - ガザの厳しい現状レポート。

Life in Gaza by United Nations Photo占領者イスラエルによる禁輸措置により、経済全体が停滞しており、人口が急激に伸びているのにインフラ整備が全くなされていないため、2020年には「居住不可」な地になってしまうだろうと書かれています。

特に水の不足が逼迫しており、現在、飲料水が手に入る家庭は4割に満たないと言われているものの、その水の95%は国際的な基準では飲むのには適さないとされるようなものであるそうです。地下水の汚染も起こっており、2020年と言わず、2016年に水が枯渇するかもしれないようです。

若者の失業率は60%近くにまで上っています。工場の多くは閉鎖されており、最近になって原料の輸入が少しできるようになったものの、輸出が許されていないので、工業は採算が合いません。

こういう話を読むと、本気でイスラエル政府はパレスチナ人が去って行くことをじっと待っているのかなあと思ってしまいます。そんなことは許してはいけない。

読んでいないのですが、記事から国連(UNRWA)のレポート "Gaza in 2020: A liveable place?" へのリンクがありました。

写真は United Nations Photo が CC-by-nc-nd で公開しているもの。ぜひ拡大して見てみてください。

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2012年 9月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.23

たばこと収入

Poor smokers in New York spend 25% of their income on cigarettes: study - ニューヨーク州の貧困層の喫煙者は収入の4分の1をたばこ代につぎ込んでいるという報告。報道資料はこちら、研究論文はこちらです。

Now I'll never quit by fling93ニューヨーク州では2003年ごろから2010年ごろにかけて喫煙率が全体では20%下がりましたが、年収 $25,000(約195万円)未満の層では変化は見られませんでした。また、富裕層の間では喫煙にかかる費用はわずか2%であるのに対し、貧困層では25%にも上ることが分かりました。

たばこ税は喫煙率の引き下げに効果はあるものの、だれもが均等に喫煙をやめることができるわけではなく、特に貧困層での禁煙治療などに税収を回すことが必要であるというのが結論です。

数字としては、私たちの国でもそのまま当てはまりそうな気がしますが、では、どうやって(特に貧困層で)喫煙を減らしていくかというと、かなり難しそうに思えます。

写真は fling93 さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 9月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.22

別の旗の物語

Changing the flag a heinous act, says PM - 「国旗を変えるなどというのはおぞましいこと」と首相が語った、というマレーシアのニュース。

Pride. by Rachael Maree.今月1日の独立記念日(ムルデカの日)の前夜、政治改革運動 Bersih 3.0 の集会で国旗とは違う旗を掲げた人たちがいて、その人たちが国旗の変更を主張したとして、治安妨害罪第9(1)章違反に問われたのだそうです("Malaysia Not Aiming to Redesign Its National Flag")。

与党 UMNO 側は、この旗の件を取り上げ、野党が政権をとったら、国をめちゃくちゃに変えてしまうと言い募っているようです。

野党集会で掲げられた旗というのは、Sang Saka Malaya という、植民地時代の左翼運動の旗だそうで(インドネシアの旗の上にマレーシアの旗の黄色い月と星を重ねたような意匠です)、掲げた人たちは、この旗を新たな国旗にしろという要求はしておらず、ただ、現在の国旗(Jalur Gemilang、「栄光の縞」。アメリカの国旗に似ているのは、どちらも英国東インド会社の旗を模倣しているからだそうです)とは違う「物語」を語るものとして、忘れてはならないと主張したかったのだと言っています。

旗が物語を語るものだという言いかたに興味をひかれました。私たちの国の旗は侵略という恥ずべき物語が織り込まれたものなので、ぜひとも変えるべきだと思うのですが、私たちの歴史の中で、何か違う物語を語る、別の旗ってあるのでしょうか。

今のマレーシア国旗の写真は Rachael Maree. さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ずいぶん古びています。

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2012年 9月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.21

国際平和デー

International Day of Peace, 21 September 2012 - 今日、9月21日は国際平和デーです。

Peace Day Celebrations in Darfur by United Nations Photo国連のページに掲げられた、今年のテーマは「持続可能な未来のための持続可能な平和」。ふと、持続可能な平和とは、だれもが今までどおりのやりかたを押し通すのではなく、譲り合い、いたわり合って生きていくことから生まれるのかもしれないと思いました。

2年前のこの日、私たちの国が国連に贈った平和の鐘に触れ、こう書きました:「私たちの国は、今、中国との間で領土領海をめぐる争いで、関係が緊張しています。よもや武力衝突などにはならないだろうと思いますが、政治家や外交官のかたがたには、今一度、平和の鐘に鋳込まれた祈りを思い起こし、世界に先駆けて「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄」した国の誇りをもってもらいたいと思います」。この思いは、今日も変わりません。

写真は United Nations Photo が CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。2年前、ダルフールの国際平和デー。

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2012年 9月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.20

憎悪発言の取り締まり

Two people questioned for allegedly spreading hatred - 折に触れて、各国でヘイト・スピーチが法的にどのように扱われているかをメモしています。

Monday Morning's long face by Swamibu記事は、インドネシアの州知事選にあたって、副知事候補が中華系なので、ある候補には投票するなと呼びかけるビラが見つかったという話です。現在、警察が取り調べ中。その根拠は刑法(KUHP)156および157条で、特定の集団、民族、宗教に対する憎悪を公の場所に出したり広めたりすることを禁じていて、最高刑は4年の禁固と45万ルピア(約3,700円)だそうです。服役の長さと罰金の額の釣り合いが全然感じられませんが。

今日行なわれる選挙に向けて、少数民族を罵る落書き等が増えているのだそうです。私たちの国では、そういうことがないといいのですけれど。

インドネシアの仮面の写真は Swamibu さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 9月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.19

海の名前

New PH map with ‘West Philippine Sea’ name to be out soon - フィリピン政府が来週にも改訂版の地図を発行するというニュース。

Very large protests in my neighborhood (near the Japanese consulate). Today is the anniversary of the Marco Polo bridge incident of 1937 when the Japanese began their military occupation of China. by citizenoftheworldこの改訂版では、これまで South China Sea と記されていた海域に West Phillipine sea という新しい呼び名が付されています。フィリピンと中国の間で領有権争いのある Spratly Islands (南沙諸島)のある海です。

近代国家の枠組みの中で生きる限り、領土争いや「愛国主義」は付きものなのだとは思いますが、正直なところ、もうたくさん。中国にもフィリピンにも、そしてもちろん私たちの国にも、同じように感じている人々がいることを心の支えにします。

中国の昨日の写真は citizenoftheworld さんが CC-by-nc で公開しているもの。タイトルがちょっと間違っていますが、そのままに。

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2012年 9月 19日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.09.18

兵役忌避者を送還しないでください

Don’t deport war resister Kimberly Rivera - 良心的兵役忌避者に関するデズモンド・トゥトゥ前南アフリカ大司教の発言。

War resister Kimberly Rivera by Tania Liuカナダから Kimberly Rivera さんという元米兵が強制送還されようとしています。リベラさんは軍に志願し、イラク戦争に派兵されましたが、イラクが大量破壊兵器を所持しているというアメリカなどの主張が偽りであり、軍の存在がイラクの人々を苦しめていることに気づき、再派兵を拒否してカナダに逃亡しました。難民申請をしましたが、認められず、20日に強制送還される予定になっています。

かつてカナダはアメリカからの良心的兵役忌避者を数多く受け入れていました。世論調査では、多くの人が、今もその役割を果たすべきだと考えているようです。

トゥトゥ大司教は、イラク戦争の惨劇から世界が立ち直るためにも、リベラさんのように真実を語る人を大切にすることが重要だと述べています。「世界に目を覆うようなことが多いにしても、人間というのは善のために形作られているのです。高く見なされるのは軍事的に強い者でも経済的に繁栄している者でもありません。世界をよりよいものにしようと力を尽くす者が高く見なされるのです」「アパルトヘイトとの闘いの間、私たち南アフリカの人間は国際社会が自分たちを支持していることを知ることによって力を得ていました。リベラさんは私の支持、そして人類が平和の道を歩むようにと必死に願う人々すべての支持を得ています」。そうトゥトゥ大司教は語ります。

私は、彼の言葉に心から賛同する一人です。

Prime Minister Harper, let Kimberly Rivera stay. We have a great respect for the Canadian tradition of protecting war resisters. That tradition must be continued today.

リベラさんの写真は Tania Liu さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2012年 9月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2012.09.17

砂のサチャグラハ

In Kudankulam, new form of protest after jal satyagraha - インド南部のクダンクラム原発周辺では、海に入って人間の鎖を作る「水のサチャグラハ」に続いて、「砂のサチャグラハ」が始まりました。海岸で多くの人が肩まで砂に埋まって抗議行動をしています。

Arty shot on Danushkodi beach by Anand Krishnamoorthi"Kudankulam protests: 200 anti-nuclear activists detained in Tuticorin" によれば、原発稼働反対運動の拠点 Idinthakarai 部落に向かっていた市民約200人が当局に拘束されました。

また、"Solidarity march of cultural leaders stopped at Kerala-TN border" の報じるところでは、タミル・ナドゥ州に隣接するケララ州から連帯のためにクダンクラムに向かっていた文化人らの行進は州境で制止されました。

タミル・ナドゥの海岸の写真は Anand Krishnamoorthi さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 9月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.16

愛と虐殺

Actors may sue director of lauded film on PKI killings - 1965年にインドネシアで起こったインドネシア共産党(PKI)殲滅に関する映画の話題。

Pancasila Sakti - Indonesia (Jakarta) by Chez Julius Livre 1Joshua Oppenheimer 監督による The Act of Killing という映画がトロント国際映画祭に出品されたそうです。1965年に共産党員や中華系市民の虐殺に加わった人たちから証言を得るとともに、当時のようすを本人たちに演じさせるというもの。思い人道への罪が裁かれたり罰されたりすることなく来たことを描く映画です。

主役の出演者が、聞いていた話と違うとして、監督を訴えると言っているそうです。彼と共産党員だった女性との恋物語の映画だとういうから協力したというのに、というのがその弁です。

どんな秘密が解き明かされているのか、とても興味をひかれる作品です。私たちの国で見ることはかなうでしょうか。

写真は Chez Julius Livre 1 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。弾圧を行なった側の碑です。

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2012年 9月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.15

自由のチャンピオン

Ali awarded Liberty Medal to standing ovation - ボクシングの元世界チャンピオン、モハメド・アリさんにアメリカの National Constitution Center から「自由のメダル」が手渡されました。

Muhammad Ali by National Constitution Center自分の信念を貫き、不正義な戦争に参加しないため兵役を拒否したこと、黒人差別に対して辛辣な言論を続けたことなどが、アメリカ社会での自由の実現に大きな貢献をなしたと評価されたものだと思います。

同じような時間の尺度で考えれば、60年安保、70年安保で闘った人たちがいたからこそ、今日、私たちの国は平和でいられるのだと言えると思いました。私たちが半世紀後に同じような目で見てもらえるものかどうか。

写真は National Constitution Center が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 9月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.14

水のサチャグラハ

Kudankulam anti-nuke protesters form human chain in sea - インド南部クダンクラムの原子力発電所周辺では「水のサチャグラハ(非暴力抵抗運動)」(Jal Satyagraha、 जल सत्याग्रह)が始まりました。

by Rajesh_India市民が海に入り、人間の鎖を作って立つという取り組みです。水のサチャグラハは、現在、マディヤ・プラデシュ州の住民運動で用いられている非暴力抵抗にヒントを得たようです。マディヤ・プラデシュでは、Harda という地方の Indira Sagar Dam で貯水量を増やす計画に反対する住民が川に入って抗議行動を行なっています。

クダンクラムの抵抗運動の指導者 SP Udayakumar さんは消息不明。何かの間違いのような名前ですが、近隣に Tsunami 村というのがあり、そこでは一軒一軒、家宅捜索が行なわれたそうです。

タミル・ナドゥの海の写真は Rajesh_India さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 9月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.13

独立の日

Catalonia independence | Catalonia calls for independence - スペインのカタルーニャ地方では、「独立の日」である11日に、ものすごい規模の示威行動が行なわれました。

Diada 11 de setembre 2012 (3/8) by square_eyeスペイン中央政府の発表で60万人、カタルーニャ警察当局の発表で150万人(ちなみに、カタルーニャ自治州の人口は740万人だそうです)。「カタロニアに自由を」「独立」「新たな国カタルーニャ」「欧州統合反対」等々のスローガンが掲げられました。

なぜ9月11日が独立の日かと言うと、1714年にバルセロナがスペイン軍に陥落した祈念の日、つまり独立を失った日なのだそうです。近代国家の成立とかに詳しい人なら興味深い事柄をいくつも思い起こすことができるのでしょうが、私は旗(押しつけられた国の旗ではない旗)の波を見て「すごいなー」と思えるだけです。残念なこと。もっと勉強しておけばよかったです。

全然関係ないんですけど、「終戦の日」や「サンフランシスコ平和条約締結の日」(独立を回復した日)が祝日でないのも不思議ですが、どうして「大政奉還」が祝日にならなかったのでしょう。それとも戦前は祝日だったのかな。これからも、案外、維新だ何だと騒いでいるうちに祝日に格上げされたりして。維新というより復古だけど。

写真は square_eye さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 9月 13日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.09.12

稼働反対運動で死者

1 dies in police firing during N-plant protest - インド南部クダンクラム原発の稼働に反対するデモで死者が出てしまいました。

by Rajesh_India原発の東にある Idinthakkarai の村で始まったデモは、Tirunelveli や Tuticorin などの地区に広がり、10日午後4時ごろ、Manapad 地区での警察による発砲により、40歳の漁師 Antony John さんが殺害されました(お名前から察するに、キリスト教徒でしょうか。近隣の教会が警察によって荒らされたという報道もあります。タミル・ナドゥはキリスト教徒人口の多いところ、つまり改宗によってカースト差別から逃れようとした人が多いところです。そこらへんも考えさせられます)。ご冥福をお祈りします。

別記事 "Uneasy calm in Kudankulam, protesters on relay fast" によれば、現在は状況は沈静化しており、リレー方式によるハンストが行なわれているようです。抗議行動を指導してきた S P Udhayakumar さんは火曜(11日)夜に警察に自主的に出頭する予定とされています。

また、"Kudankulam row: Petition in Supreme Court to stop fuel loading at plant" によれば、燃料棒の装填に関する差し止め抗告が行なわれているもよう。

地区の漁民は運動に連帯して休漁中だそうです。私からも連帯の心を送ります。

タミル・ナドゥの海の写真は Rajesh_India さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 9月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.11

豪の大麻合法化議論

Legal use of cannabis, ecstasy for over-15s backed by state medical body - オーストラリアでも大麻合法化の議論が進んでいます。

 by louisa_catlover記事によれば、元防衛大臣が共同代表をつとめるシンクタンク Australia 21 がマリファナおよびエクスタシー(MDMA)の合法化を提言し、それについてオーストラリア医師会ビクトリア州支部が歓迎を表明しました。

ポルトガルなど、既に非刑事罰化を達成した国の例を見ても、マリファナ利用者の増加は見られないことなどを挙げ、先入観にとらわれず、証拠をもとに議論をすれば、合法化は当然の帰結だと報告は述べています。

世界的に、「薬物との戦争」は敗北に終わったという認識が急速に広まりつつあるようです。

写真は louisa_catlover さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。オーストラリアでの大麻合法化推進の集会にて。

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2012年 9月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.10

諦めないで抗議

Kudankulam anti-nuclear protests: Tension as over 1,000 protesters oppose loading of fuel - インド南部に建設中のクダンクラム原発周辺で9日、稼働反対の抗議活動が行なわれました。

Paddy Fields by Suresh Eswaran1,000人以上が参加しましたが、原発から500メートルの地点で機動隊に前進を阻まれたようです。記事が書かれた時点では、まだ集会は解散しておらず、警察が集会の終了を説得中ということになっています。

稼働までもうあと一歩というところまで来てしまったクダンクラムですが… 私たちの国でも、脱原発にせよ、オスプレイ配備阻止にせよ、諦めないことが肝心ですね。

写真は  さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。タミル・ナドゥの風力発電機の野原です。クダンクラム原発も、このようなたくさんの風車に取り囲まれています。

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2012年 9月 10日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (1)

2012.09.09

野蛮な市長

Update: Culture minister to investigate Alexandria book market destruction - 2千年以上昔から、エジプトのアレキサンドリアと言えば本(図書館)と相場が決まっています。

An-Nabi Daniel by remster_9アレキサンドリアにはナビ・ダニエル(Al Nabi Daniel)通りという本屋街があるそうなのですが、その本屋街が市長の命令で強制撤去されてしまったというニュースです。作家や社会活動家のみならず、政府の文化担当者などからも批判の声が上がっており、国の文化省が調査に乗り出すことを記事は伝えています。

ナビ・ダニエル通りには、ものすごく立派な本屋から、上の写真に見るような露天の古本屋まであるようで、撤去されたのは写真のような道ばたの本屋さんたちだと思います。いずれにせよ、カイロの Azbakeya 書店街に匹敵する価値のある場所だと紹介されています。

本の価値を知らぬ野蛮人の仕業だという声、知的に問題がある市長の誤った政策から歴史的な遺産を守れという呼びかけ、「私たちの子どもたちは私たちが先祖から受け継いだエジプトを受け継ぐ権利があるはずだ」といった意見が出ています。

独善的な市長が文化を理解できなくて街を破壊するという話をお届けしました。

写真は remster_9 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 9月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.06

カサブランカにて

MINURSO

西サハラからモロッコに戻りました。カサブランカにいます。が、まだ西サハラのことを考えています。

昨日の記事で触れた新郷啓子さんの『蜃気楼の共和国? 西サハラ独立への歩み』は、およそ20年前に書かれたものですが、その中に、「サハラウィの武装解放闘争が始まったのは一九七三年のことで、すでに二〇年近い時を経た」という一節があります。さらに20年の時を重ねた今も、サハラウィたちが自由と尊厳をもって生きられる日は来ていません。

しかし、エル゠アイウンの街で見るサハラウィたちは、外から来た者の目にも明らかなくらいに、モロッコへの同化を拒んでいるようにも思えます。もしそうなら、時間はかかり、困難は大きくても、独立への歩みは続くのだろうと思いました。

モロッコでは、政治的な立場を問わず、西サハラがモロッコの領土だと考える人がほとんどだといいます。そういう“国民的思い込み”については、最近の私たちのまわりの「領土」をめぐる案件についても、気づかれ、糾されるべきだと思います。

“国民的思い込み”、あるいは権力によるその醸成という点で、モロッコと私たちの国はよく似ているように思えます。私が西サハラに行くと言った時、モロッコのハッサン2世前国王の「緑の行進」のことを思い出したという知人が何人かいました。ヨーロッパの植民地支配から解放するのだというアフリカの運動として提示(思い込み作り)された緑の行進。それは、アジアの解放の名の下に行なわれた侵略と輪郭が重なります。

と、そんなことを考えながらカサブランカの夜は更けてきました。もう一度あの曲を頼むよ、サム。

写真はエル゠アイウンの国際連合西サハラ住民投票ミッション(MINURSO)です。サハラウィへの嫌がらせか、敷地の外にモロッコ国旗が立てられています。

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2012年 9月 6日 午前 09:36 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.05

占領地にて

El Aaiun

西サハラのエル゠アイウン(El Aaiún)に来ています。地図にはラユーン(Laâyoune)として載っているかもしれません。

西サハラはスペインの植民地でしたが、スペインが撤退後、モロッコが併合し、軍事占領を続けています。西サハラではポリサリオ戦線(Frente Polisario)が独立解放闘争を行なっており、エル゠アイウンはモロッコが支配する地域、つまり未解放の土地にあります。

モロッコの国内線の飛行機で来ましたが、空港ではパスポートの点検がありました。

エル゠アイウンは圧倒的に「モロッコ化」されているので、ここを見たからと言って、西サハラを見たことにはならないと考えます。しかし、ここを見なかったら(負の面を見ず、美しい楽しい面ばかりを見たのでは)、モロッコを見たとは言えない気がして、来てみました。

写真はモロッコ政府が置いた地方議会場 Palais des Congrès を背景に、新郷啓子さんの『蜃気楼の共和国? 西サハラ独立への歩み』です。

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2012年 9月 5日 午前 01:14 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.09.03

マラケシュにて

Marrakech

現在、マラケシュに滞在中。

2、3日、人里離れた砂漠地帯にいただけで、都会の雑踏に戻ると、圧倒されてしまいます。

フランス人の経営する小さな旅館に泊まっています。とても快適、というか、植民地的な心地よさにひたっている感じ。

夜、道を探していると、勝手に案内役を買って出て、目的地に着くとお金をせびる(あるいは、脅し取ろうとする)少年たちに辟易しています。

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2012年 9月 3日 午前 01:24 | | コメント (3) | トラックバック (0)

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