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2012.07.23

語り継ぐ70年

City at heart of Jewish deportations confronts past - ナチス占領下のフランスで行なわれたユダヤ人の移送。それが始まったのはちょうど70年前の7月のことでした。

by pennstatelive東欧の絶滅収容所に向かう列車の出発点だったパリ郊外の Drancy では、昨日、式典が行なわれました。「この犯罪は、フランスの中で、フランスによって行なわれた。それはまた、フランスに対する犯罪で、その価値観への裏切りであった」とオランド大統領が語っています。占領下とはいえ、フランス警察がユダヤ人の殺戮に手を貸したことを強く反省した言葉です。

記事は、ユダヤ人虐殺の詳細がフランスの市民に忘れ去られていっていることを示す数字、それにも関わらず、実際に移送を体験した幸存者たちが語り部として学校などで話した場合は、子どもたち若者たちの心に強く印象を残していることなどを記しています。

私たちの国の場合は、侵略戦争だったので、多くの惨事が国の外で起こりました。そこに生きた人々と容易に触れ合うことができないのは、私たちが歴史を伝えていく上での弱点かもしれません。

さて、私も買ったばかりで、まだ読み終わっていないのですが、「あの時代」を描く新しい本が出版されたことをご紹介しましょう。『そこに僕らは居合わせた 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶』。著者は、『みえない雲』のグードルン・パウゼバングさん。日本語への訳は、同じく『みえない雲』の高田ゆみ子さんです。

ドランシーの祈念公園に置かれた貨車の写真は pennstatelive さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 7月 23日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

「そこに僕らは居合わせた」訳者の高田です。
ご紹介をありがとうございます。
お読みになられましたら感想などお聞かせいただければありがたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: Y-Uzumaki | 2012/07/23 23:21:47

Y-Uzumaki さん、

コメントありがとうございます&ご出版おめでとうございます。

近々、夏休みの感想文を書かせていただきます(笑)。

投稿: うに | 2012/07/24 1:45:05

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