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2012.05.31

差別暴言で禁固刑

London woman jailed for Tube race rant - ロンドンの地下鉄で人種差別的な暴言を吐いた人が禁固刑になりました。

Avoid eye contact by Blue Square Thing「糞のような外国人」云々と罵る姿が、携帯電話で撮ったのでしょうか、ビデオに延々と捉えられています。当該のビデオはこちら: Racial, Verbal abuse on Central Line London Train 23.01.12 Part 1, Part 2

単なる酔っぱらいのような感じでもありますが、禁固21週間になったそうです。脅迫的、暴力的、侮辱的な言葉や行動によって、人種に関する重篤な迷惑、警戒感ないしは心労を引き起こした罪で有罪(AP電)。

「見た人だれもが深く恥ずかしく思うだろう。わが国の市民がこのような行動をとることがあり、もしかするとほかの白人も同じような考えをしているかもしれないと思えてしまうからだ」と裁判長は語りました。

私たちの国でも民族差別的な発言をもっと厳しく取り締まるべきだと私は思うのですが、そんなことをすると、刑務所がいっぱいになってしまうかもしれませんね。

ロンドンの地下鉄車内の写真は Blue Square Thing さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。事件があったのと同じ Central Line です。

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2012年 5月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.30

ジェノサイドとオリンピック

Circassians Ask for Recognition of the Circassian Genocide - チェルカシアという国、シルカシアンという民族のことを、私は知りませんでした。

http://www.nosochi2014.com/ by pshegubjコーカサス地方の黒海沿いにその国はありました。しかし、帝政ロシアの南進によって1世紀半前に滅ぼされたのだそうです。1864年5月。40万人のシルカシアン人が殺され、100万人が難民となって、対岸のトルコ等の地に逃れました。シルカシアン・ジェノサイド(Circassian Genocide)と呼ばれますが、ロシアはこれをジェノサイドとは認めていません。

シルカシアンたちが降伏した地、それがソチの街です。あるじのいなくなった街をロシアの街と呼んで、再来年、オリンピックが開かれます。かつてその地に住んだ人々の子孫たちは、ソチ・オリンピックに反対して声を上げています。埋められた死体の上で開かれる祭典だと。

冒頭の記事は、トルコに住むシルカシアンの人々が、先週、イスタンブールのタクシム広場で集会を行なったことを伝えています。 Circassian World というサイトに、より詳しい記事がありました。

150年経っても、人々は不正義を覚えています。

私たちの国も不正義を行ないました。それは正義をもって償われるべきです。私たちの子どもたち孫たちが、やましい気持ちなく100年なり150年なりの節目を迎えられるようにしなくてはならないと思います。

写真は pshegubj さんが CC-by-nd で公開しているもの。ロンドンでの抗議行動。「シルカシアの人々のジェノサイドの苦しみを認めるのはロシアの責任だ」。

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2012年 5月 30日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.29

建国と排斥

South Sudan: Xenophobia Emerges Amidst Local Unemployment - 昨年7月に独立した南スーダンの状況は厳しいようです。経済の面でも、心の面でも。

Walking home with water, Jamam camp, South Sudan by Oxfam Internationalとにかく、何から何まで物資が足りない。そこに、ウガンダやケニアから、さまざまな小口の物資を持って来て売る外国人が現われました。すると、人々の心は、「外国人たちがお金を盗っていく、仕事を奪っていく」と、ゼノフォビア(排外主義)に向かっていったようです。

独立への期待が大きかっただけに、今の生活が苦しいのは外国人のせいだという「単純な説明」が受け入れられ、「ガス抜き」として外国人に暴力が振るわれる、と記事は指摘しています。

独立をもたらすような団結力や意志の強固さと、他者を悪者にしたてて排斥する心との間の距離がこんなにも近いものだということを見せつけられた気がします。

美しい南スーダンの写真は Oxfam International が CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.28

鍋を叩く

Quebec protests spreading beyond Montreal and being just about tuition - カナダのケベック州では、依然として学費値上げ反対の運動が続いています。

Concert de casseroles dans la rue en protestation contre la loi 78 (Demonstration against bill 78) by Claude Robillardケベック出身の同僚が、「学生たちがすごくがんばっている」と言うので、「学費値上げが嫌なのに1学期を棒に振るのって変じゃない?」と聞いてみたら、「学生たちは自分たちのためだけでなく、後から来る人たちのためにもやっている。これ以上崇高な犠牲があり得る?」と言われました。

州政府が集会の取り締まりを強化したことに対して、学生以外の幅広い市民にも怒りが広がり、モントリオールだけでなく、さまざまな町で、連夜、抗議デモがおきているそうです。

鍋を叩くのがこの運動のスタイルになっています。冒頭に挙げた記事に、素敵なビデオが紹介されていました。下に貼り付けます。

ところで、批判の的となっている州法 Loi 78 ですが、50人を超えるデモは予め経路を届けなくてはならないというものだそうです。もっと厳しい規制のもとにいる私たちにすれば、まだ、うらやましいような。

写真は Claude Robillard さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 5月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.27

おしゃれな入れ墨

Women ink in enthusiasm for tattoos - ニューヨークで入れ墨のフェア(NYC Tattoo Convention)が開かれ、多くの人が訪れたという記事。

Tatoo + Piercing by Ainvar Photography世界各地から入れ墨師が集まり、訪れた人に一人何時間もかけて、入れ墨を施していきました。来客の特徴としては、女性が多かったということ。アメリカでは、今年初めて、入れ墨をした女性の割合(23%)が男性の割合(19%)を上回ったのだそうです("One in Five U.S. Adults Now Has a Tattoo")。

弱い者いじめの対象になるところを見ると、私たちの国では、もっと少ないですよね、たぶん。

写真は Ainvar Photography さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.26

撮影禁止

General restricts war-zone photography - 米海兵隊がアフガニスタンの占領に加わっている海兵隊員に対し、基地の外での私的な写真の撮影を禁止しました。

Candy Man by United States Marine Corps Official Pageアフガニスタンでは、数度にわたってアフガニスタン人の死体を辱めるような写真やビデオが流出し、そのたびにアフガニスタンやパキスタンで抗議行動が巻き起こったため、司令部は更なる失態を防ぐため、このような措置を取りました。

大切なのは、写真を流出させないことではなくて、死んだ人を辱めたりしないことだと思うのですが、そういう話は書いてありませんでした。まあ、撮影禁止令の記事だから、しかたないのかもしれません。

「『あそこにタリバンが死んでいる。写真を撮って友だちに見せびらかしたら面白いじゃないかと思うけど、俺は頭がいいので撮らない』と考えるような兵隊を作りたい」と現地の司令官が語っています。

なんか、上から下まで、救いようがないような…

写真は United States Marine Corps Official Page が CC-by-nc で公開しているもの。米兵にお菓子をねだる子ども。海兵隊の公式写真です。

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2012年 5月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.25

着実に根付く大麻合法化世論

Poll shows strong support for legal marijuana: Is it inevitable? - アメリカの大手世論調査会社 Rassmussen Reports が5月12日に行なった調査で、マリファナ合法化への賛成意見が反対意見を大きく上回ったことを明らかにしました。

global marijuana march by ricardoara大麻を合法化し、たばこや酒のように規制、課税することへの賛成意見は56%、反対意見は36%でした。統計調査としての誤差や質問の聞きかたなどによる振れを考慮しても、現時点での賛否の動向は明らかでしょう。半年ほど前に、別の全米調査で賛成が初めて50%を超えたことをここでも紹介しました。賛成の優位は盤石になったと考えられます。

嗜好用マリファナ合法化がいつのことになるかに結びつく点に関しては、記事には2つのことが書いてありました。1つは、「今年の秋にも、どこかの州で合法化されるかもしれない」という早期論。もう1つは、「マリファナ合法化が同性婚の次の社会課題になるであろう」という見かたです。全国レベルでの同性婚は議論がまだ長く続くでしょうから、マリファナ合法化が後回しになるとすると、かなり先送りされてしまうかもしれません。

3年前から、州レベルの合法化が2014年ごろ、連邦政府レベルが2019年ごろかなあと見ています。自分の世界を見る目の度合いを知るために定点観測中。でも、こうやって見ると、月日が過ぎて行くのは速いですね。自分が何にも成長していないのが悲しい。

写真は ricardoara さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 5月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.24

昨日の敵、今日の友

A decade after independence, East Timor's surprising best friend? Indonesia. (1, 2) - 独立を回復して10年を迎えた東ティモールの政治レベルでの近況です。

Women participate in the Second Round of Presidential Elections in Timor-Leste on 16 April 2012. Photo by Sandra Magno UNDP. by United Nations Development Programmeオーストラリアとの間にあるチモール海の油田開発が本格化したため、現在では国家の収入の95%が石油から来ているそうです。貧富の格差が急速に広まっているようです。

軍事占領と撤退間際の焦土作戦でティモールの人々を苦しめたインドネシアとの関係緊密化が顕著です。巨大な隣国との友好なくしては東ティモールの発展はあり得ないという政治的な判断が生きたものだと思えますが、インドネシア軍のだれも過去の人権侵害に問われた者がいないことを挙げ、増大するインドネシアの存在感に懸念を示す人もいると記事は書いています。

ただ、この記事には市井の人の声は全く取り上げられていませんでした。

軍事的な侵略や占領、それに続く解放と和解。私たちの国も含めて、昔も今も、世界のいたるところで繰り返されます。どんな条件が揃うと、憎しみをぬぐい去り、よき友として向き合うことができるようになるのか、興味があります。

写真は United Nations Development Programme が CC-by-nc-nd で公開しているもの。投票所から帰る市民。

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2012年 5月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.23

心にブルドーザー

IBANGLADESH: 40,000 slum residents face eviction - バングラデシュの首都ダッカで、大規模なスラム街の取り壊しが行なわれています。

DHK. Korail - Redrum by naquib先月から始まったスラムの撤去作業により、既に4,500人が住む場所を失い、裁判所による仮差し止めが撤回されれば、合計で4万人もの人が路頭に迷うことになりそうです。事前通知もなくブルドーザーに家を壊され、家財もすべて失ったようで、当局の無神経さが目立ちます。

ダッカは人口1,500万人ほどで、毎年40万もの人が農村部から職を求めてやって来るのだそうです。スラムの取り壊しも定期的に行なわれているようで、2006年から2008年の間には、約6万人が立ち退かされました。

ニュースというのは非情ですね。こうやって、話は伝わってくるけれど、何かができるわけではなくて。「スラムの取り壊しをやめてください」って大使館に電話する? 豊かな国のやつが何を言っているんだと言われそう。私財を投げ打って、現地で奉仕活動をする? 言葉も通じないで何ができるのかと思ってしまいます。結局は私には何もできないのでしょうか。意気地なし。

写真は naquib さんが CC-by-sa で公開しているもの。取り壊しの迫る Korail スラム。

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2012年 5月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.22

議員は高校生なみ

Sophomoric? Members Of Congress Talk Like 10th Graders, Analysis Shows - アメリカ議会の登壇演説を分析すると、平均して高校1年生レベルの文章だということが分かりました。

2012 04 17 - 3144 - Washington DC - Space Shuttle Discovery by thisisbossi文の長さや単語の長さを使って読みやすさを計測する Flesch-Kincaid 尺度というのを用いて過去十数年分の演説を分析したそうです。2005年度の議会が11.5 年生レベルだったのに対し、2011年は10.6年生レベルと、ほぼ1学年ぶん文章が簡単になりました。特に2010年に保守のティーパーティーが支持した候補が多数当選したことが大きいようです。

これを「議員がバカになった、子どもっぽくなった」と捉えるのか、より有権者に訴えかける、分かりやすい話しかたをする議員が増えたのか等々、なかなか興味深いです。

一言付け加えると、これはあくまで英語の輪の中の話。ラテン系などの人口が増えたら、議会の姿が大きく変わるだろうけど、まだそういう議会、そういう社会ではないということですね。

写真は thisisbossi さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 5月 22日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.21

占領地産

Israel blasts South African proposal on settlement goods - 南アフリカ政府が、イスラエルによって占領されているパレスチナのユダヤ人入植地で生産された産品を「イスラエル産」と表示することを禁じる方針を打ち出しました。

our harvest by Michael.Loadenthalヨルダン川西岸地域からは、ナツメヤシなどの農作物、ワイン、化粧品などが輸出されていますが、それらをイスラエル産と表示することが6月末から禁止されます。占領の既成事実化を阻止したいパレスチナの主張に沿う施策と言えます。南アフリカはイスラエルの主要な輸出先なので、わりと大きな意味を持つかもしれません。

そして、何と言っても、アパルトヘイトを克服した南アフリカですから、大きな道義的な意味を持ちます。イスラエルもそれを警戒しているのだと思います。イスラエル外務省は、これは人種差別だとのコメントを出しました。「反ユダヤ主義的だ」ではなく「レイシズムだ」と言うあたりが、なんとも陣取り的です。

写真は Michael.Loadenthal さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。これはパレスチナの人がイスラエル兵に妨害されながら収穫したものなので、記事の趣旨とは違うかもしれません。

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2012年 5月 21日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.20

王族の宴

Human rights groups criticise Queen's historic lunch of monarchs - イギリスではエリザベス2世女王ダイアモンド祝祭(在位60周年)の式典が行われましたが、それが「血塗られた手をした独裁者の集まり」であったと批判されているそうです。

Victoria Dei Gratia by Rob_sg招いたのは間違いだと特に名指しされているのはバーレーンとスワジランドの国王たちです。ちなみに、スワジランドの王の車に飛ばされた野次がすぐ後ろを走っていた日本の車の乗客を怯えさせたと書いてありました。

これだけの王族が集まったのは、1887年に開かれたイギリスのビクトリア女王の金祝(在位50周年)以来だそうですが、その宴の絵を今回の記念写真と比べると、ブルガリア、ユーゴスラビア、ルーマニア、ギリシャなどから王制が消えたことが分かるとのこと。これからも、私たちの力で減らしていければと思います。

イギリスにも王制を打倒し共和制樹立を訴える団体があるそうで、紹介されていました。 Republic (共和国)という団体です。なんか、私たちの国だと、こういうのって言いにくい感じがありますよね。イギリスではどんな感じなんだろう。

「血塗られた独裁者」の話に戻ります。再来年あたり、銀祝(在位25周年)を迎える国がありますが、今回と同じような批判にさらされることのないようにしてほしいものです。

写真は Rob_sg さんが CC-by-sa で公開しているもの。ビクトリア女王の像。

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2012年 5月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.19

やつらが来た時、私は黙っていた

Attack on Gays in St. Petersburg Spreads to Migrant Workers - ホモフォビア、トランスフォビアに反対する日だった17日、ロシアのサンクトペテルブルクでも LGBT の集会が開かれました。

. by ЯAFIK ♋ BERLIN事情を追っていなかったので、よく理解していないのですが、サンクトペテルブルクでは、3月に「同性愛のプロパガンダ」を広める行為を違法とする条例が制定されました。その一方で、この集会は正式な市の許可を得て開かれたようです。

しかし、何者かが参加者の顔をめがけてゴム弾を発射したため、その場は混乱に陥り、参加者たちは警察が(やけに手際よく)用意したバスに乗って脱出しました。撃たれた人は入院中と伝えられています。

極右勢力は、それだけでは収まらず、交差点で止まっていた別のバスを襲撃しました。このバスには中央アジアからの移民労働者たちが乗っており、石や発煙筒が投げ込まれ、乗客たちは窓越しに殴られたようです。こちらの騒ぎでは、幸い、けが人はなかったもようです。

記事は、「間違って」別のバスが襲撃されたと書いていますが、そうでしょうか。

写真は ЯAFIK ♋ BERLIN さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。訳あって、ロシアではなく、ドイツの抵抗運動祈念館(Gedenkstätte Deutscher Widerstand)の銅像です。

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2012年 5月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.18

いたちごっこからお祭りへ

Moscow Opposition Camp ‘May Receive Festival Status’ - モスクワでは、7日に行なわれたプーチン大統領の就任式以来、「占拠」運動が続いています。

occupy_abay-3224 by belkusЧистые Пруды (チスティエ・プルディ)で始まった、プラカードなどを持たず、ただ大勢で「散歩」をするスタイルのモスクワの選挙運動は、テントを張っている公園に機動隊がやってきて逮捕が行なわれると、速やかに移動し、別の場所でまたキャンプを始める、という「いたちごっこ」の繰り返しだったようです。説明なしに排除にかかる当局側の姿勢に非難の声が上がっています。

冒頭にあげた記事は、17日に移動した先の Баррикадная (バリカドナヤ) 駅近くに関しては、区議会が「お祭り」としての認可を与えて、保護することにしたと報じています。ロシアの占拠運動が初めて当局側の許可を取り付けることになるようです。

先日、英ガーディアン紙の記事("Russian protests: thousands march in support of Occupy Abay camp")に載っていた言葉。要約すると、「私たちが要求していることは、1世紀前のロシア革命と変わらない。歴史は繰り返すわけだ。ただ、私たちは流血は繰り返さなかった。これは、彼らではなく私たちの勝利だ」というものでした。そして歴史は進むのでしょう。

写真は belkus さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 18日 午前 12:00 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2012.05.17

拒否権を拒否

"Small Five" Challenge "Big Five" Over Veto Powers - 国連総会に興味深い決議案が提出されたというニュース。

UN Security Council by j0e_mコスタリカ、ヨルダン、リヒテンシュタイン、シンガポール、スイスの5か国が共同提出する決議案(A/66/L.42 "Enhancing accountability, transparency and effectiveness of the Security Council")は、安保理の常任理事国5か国に対し、「拒否権の行使に抑制的であること」を求めるものです。もちろん、拘束力はありませんが、政治的、道徳的にこれまでになく強い力を持つだろうと IPS の記事は述べています。

シリアのアサド政権による反体制派弾圧に対して、 国連が中国とロシアの拒否権行使が原因で効果的な対策を取れないでいる中、この決議案が圧倒的な支持を集めてもおかしくありません。すべての常任理事国は、それを重く受け止めるべきです。

私たちの国も、常任理事国入りなどを目指すより、こういう地道な努力をしていくほうがよいように思えます。それに、今後の国連改革は、たぶん、こっちの方向に進むでしょう。

写真は j0e_m さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 5月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.16

獄中から檄を飛ばす

Jailed 'new Red Brigades' leader calls for revolution - イタリア最大の通信社 ANSA がテロ容疑で服役している活動家のメッセージを伝えています。

se non ora, quando? #26 by coincidentalimages曰く、「革命万歳! 前進あるのみ! 今がその時だ!」。このメッセージを発したのは、70年代に活動した「赤い旅団」(Brigate Rosse)の後継者を名乗るグループの Alfredo Davanzo さん。ベルルスコーニ前首相を襲おうとした容疑で服役中です。

私たちの国では、獄中の活動家が革命蜂起を促したなんて話、少なくともマスコミには出ませんから、驚きました。

それにしても、ヨーロッパ(ユーロ圏)の状況は、私たちの想像以上に緊迫しているのかもしれません。

写真は coincidentalimages さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。「革命。今でなかったら、いつ?」

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2012年 5月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.15

電気代の値上げ

Americans support national clean-energy standard: study - アメリカ人が化石燃料以外の再生可能なエネルギーによる発電に切り換えるために、どの程度の電気代の値上げが妥当と考えているかについての調査です。

It sure is beautiful out, here at WQNA! #unedited by Jeannette E. Spaghetti化石燃料への依存比率を20%未満にまで押し下げるためには、平均で今より年162ドル(約12,900円)多く支払う覚悟があるということが分かりました。

また、石炭石油と天然ガスとの間に線を引いて、再生可能なエネルギー+天然ガスで8割を目指すためには、48ドル(約3,800円)から59ドル(約4,700円)の値上げに押さえる必要がある(そうしないと、推進派の議員が議会で過半数を取れない)ことも分かりました。

調査では原子力発電についても尋ねたようですが、数値はこの記事からは分かりません。たぶん、政策的に選択肢として成り立たない数字が出たということだと思います。

Nature Climate Change という雑誌の "Willingness to pay and political support for a US national clean energy standard" という論文が元の調査のようです。購読している機関に所属しているかたはいらっしゃいますか?

私たちの直面している課題は電力不足で(あ、すみません。関西在住なもので)、高い電気代を払えば解決するわけではないのが辛いですが、単に不足を付け焼き刃で乗り切るというのではなく、高エネルギー依存そのものからの脱却を目指したいですね。難しいことだとは思いますが、それこそが未来に続く道なのだと思います。

写真は Jeannette E. Spaghetti さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 15日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.14

二万人の行進

Last surviving women marcher dies - 南アフリカから1人の女性の訃報。

Union Buildings at night - Pretoria by SA Places南アフリカの首都プレトリアでは、1956年8月9日、アパルトヘイトに抗議する大きなデモが行われたそうです。当時、有色人種には通行許可証の携帯が義務づけられていて、それに反対する女性2万人が大統領府に押し寄せたとのこと(South African History Online の関連ページ)。今では南アフリカでは、8月9日が女性の日として祝われているそうです。

その行進を組織したのは Lillian Ngoyi さん、 Helen Joseph さん、そして Motlalepula Chabaku さん。11日、この3人のうちの生き残っていた最後のかた、チャバクさんが亡くなられました。歴史の大きな一片だと思います。謹んで哀悼の意を捧げます。

同時に、今日、社会的な正義のために闘う人たちを讃えたいと思います。何十年かすれば、私たちはみんな死んでしまいます。しかし、もし社会正義を打ち立てることができれば、人々の絶え間ない努力さえあれば、それはもっと長く生きるでしょうから。

しかし、こんなことを書きつつも、核廃棄物は何千年、何万年と残るのだと思い出し、背筋が冷える思いをします。

大統領府(Union Buildings)の写真は SA Places さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2012年 5月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.13

トマトとカンガルー

Australian unions call for Buffett-style rich tax - オーストラリアの労働組合が税制改革に関する提言をします。

London focus for world Qantas support action. 16 November by International Transport Workers' FederationAustralian Council of Trade Unions は今週開かれる総会で、大金持ちに対する課税強化を政策要求としてまとめる見込みだそうです。労働党政権下で累進制が強化されたことを評価しつつ、まだまだ大金持ちの税負担は低すぎるとして、株式や債券などの取り引きへの課税強化を訴えています。

基本的な考えかたは、アメリカで検討の始まっている Buffet Rule のようなものだそうです。ホワイトハウスの説明のページにリンクを張ります。

私たちの国の組合にも、もっとがんばってほしいです。このあいだ、野田首相がメーデーの中央集会に来たそうじゃないですか。消費増税をやると言っている首相を野次り倒さないで、トマトの一つもぶつけないで、何が組合だ、何がメーデーだ、と私は言いたい。

写真International Transport Workers' Federation が CC-by-nc-sa で公開しているもの。カンタス航空の経営陣への抗議行動で披露された寸劇だそうです。この着ぐるみは… カンガルーですよね、たぶん。

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2012年 5月 13日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.12

スペインの学生たちは怒っている

Mass student protests in Spain - スペインで全国的な大学生のストが行なわれました。

Manifestación contra la subida de tasas en la Universidad-26 by arribalasqueluchan!学費の50%値上げ(1,000ユーロ、約103,000円から1,500ユーロ、約154,500円に)、クラス定員の20%増加などを伴う教育予算の削減に抗議しています。ストを主催している Sindicato de Estudiantes によれば、今回の教育予算切り下げは過去35年来最大規模のものだそうです。

抗議行動はスペインで「占拠」運動が始まって1年にあたる15日まで続けられます。その後、22日に教員など公務員のゼネストが予定されているとのこと。

どこの国の学生運動を紹介しても、今ひとつ、同じような調子になってしまいますね、私。もう少し細かい要求とか深い背景とかを追えるよう、今後、努力したいと思います。

私たちの国では、大学3、4年生が就活にかり出されてしまいます。就活って、対等に扱わないという意味で、徹底的な子ども扱いですよね。もう大人としてあつかっていい年頃なのに。この国に学生運動という概念が戻ってくる日は来るのでしょうか。

写真は arribalasqueluchan! さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。「学生の間に格差を持ち込むな」。先週の集会のもよう。

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2012年 5月 12日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.11

結婚の平等

President Obama's support for same-sex marriage - アメリカのオバマ大統領が同性婚が権利として認められるべきであると発言しました(ABCテレビのビデオ)。

Hand In Hand  (Southern Maine Pride 2009) by Sam T (samm4mrox)世論を二分する同性婚という問題。大統領選の争点として振り回されるのではなく、人権の問題にふさわしい、誠実な話し合いに付されることを祈ります。

冒頭に挙げたサンフランシスコ・クロニクル紙の社説は、多くの人が、オバマ大統領自身が体験した進化(警戒から受容へ、そして強い支持へ)を自分のこととして捉えていることだろうと指摘しています。社会が変わるためには、より多くの人が考えかたを変える必要があると思います。

公民権の歴史の新しい章が始まったことは確かだと思います。違う国にいる私も息をのんで見つめます。歴史の主人公たちにとって、幸せな章だといいのですが。

写真は By  さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 11日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.10

王位継承

Queen’s speech takes aim at modernizing the monarchy - イギリスでは国会の開会式に女王が登場し、その議会で審議される議題を読み上げるのだそうです。

Elizabeth II by jfingas今国会で取り上げられるのは、王位の継承法の変更など。現在のところ、年上の女の子よりも年下の男の子のほうが継承順が上なのですが、それを変えようという話のようです。

現行の取り決めは時代遅れだとの意識が広まっているが、人気のあるエリザベス2世女王の生きているうちに規則を変えておかないと、その後、王室制度自体が時代遅れだと思われかねない、といった思惑があって、法改正が図られるようですが、実はこの法改正は前々から、俎上に載せられては立ち消えてきたものなのだそうで、今回も結論に至るのかは分かりません。

また、イギリス王は英国以外15の英連邦諸国の元首でもあるので、それら全部で同様の法改正がなされなければならないというのも、大きな障害となっているようです。オーストラリアは改正に前向き、カナダは消極的、と紹介されています。

まあ、すべてが時代遅れの議論と言うこともできると思うのですが、社会のほとんどの部分は漸進的にしか変わらないのでしょう。

写真は jfingas さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 10日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.09

不敬罪で獄死

Lese Majeste prisoner Ampon dies in jail - タイで不敬罪で投獄中の囚人が亡くなりました。

King Chulalongkorn Statue by Martin PerryAmpon Tangnoppakul さん(Ah Kong さんとも呼ばれたそうです)。一昨年、「王室を侮辱する」携帯メールを4通発信したとして刑法112条(不敬罪、lese majeste)違反容疑などで起訴されました。昨年秋、禁固20年が言い渡され、服役中でした。

いくつか記事を読んでみましたが、逮捕前に彼がどんな人生を送っていたかについて書かれた記事は見当たりませんでした。逮捕や公判のころの記事を調べてみなくてはなりませんが、活動家とかというわけではなかったようです。

先週の金曜日に体調を崩し、刑務所内の病院に移されましたが、わずか5日で亡くなったことに、疑惑の目を向ける人もいます。

唯一、救いのように思われるのは、彼の死によって、不敬罪を見直そうという機運はまた高まるだろうということです。

反対に、私たちの国では、何か侮辱的なことを言ったとかでもなく、ただ単に歌を歌わなかっただけで仕事を奪うような社会になってきました。非常に心配なことです。

写真は Martin Perry さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ラーマ5世の銅像です。日本で言えば明治のころの人ですね。

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2012年 5月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.08

兵隊の自殺

Eight Soldiers 'Suicide' per Month - トルコ軍では、毎月約8人が自殺します。

Anıtkabir by Carlo Rainoneトルコ国会での野党質問により明らかになりました。防衛大臣の答弁によると、2002年から2012年の間の軍内の死亡者は1,470人。そのうち934人が自殺とされています。

冒頭にリンクを張った記事はトルコの人権団体 Bianet のものですが、「自殺」の部分が引用符で囲まれています。同僚の兵士によって殺されたのに「自殺」として闇に葬られている場合が少なからずあるようです。今回の国会での質疑も、一旦「自殺」とされた後、他殺としての捜査が始められた事件に関するものでした。

最後に引き金を引いたのが自分であるだけで、いじめや嫌がらせによって殺された、といったことも多いのかもしれません。いや、こんなふうに考えるのは、私が軍隊に対して非常に悪い印象を持っているからかもしれませんが。

写真は Carlo Rainone さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。アタチュルク廟での衛兵の交替。

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2012年 5月 8日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.07

死の試合

Ukraine 'Death Match' film hits nerve before Euro 2012 - 70年前に行なわれたサッカーの試合が映画になりました。

Memorial for prisoners of war, Dynamo Kyiv football players, and civil prisoners of Syrets concentration camp by Anosmiaロシア映画の名は「試合」(матч)。ナチスに占領されたキエフで、地元のフットボール・チームが八百長に応じず、ナチスのチームに勝ってその面子をつぶしたため、選手たちは強制収容所に連行され、何人かが殺されたという話を描いています。

愛国心高揚のためにクレムリンの肝いりで作られた映画で、ロシアでは、偉大な歴史を稚拙な感情的紋切り型で描いた駄作と評されているらしいです。一方、映画の舞台となったウクライナでは、ウクライナ人がナチスに協力的であるように描かれているのが屈辱的と感じられているとのこと。

稚拙な感情的紋切り型で愛国心高揚を図るって、私たちの国にもよくありますよね。批判のための決まり文句集に加えておこうっと。

写真は Anosmia さんが CC-by で公開しているもの。殺された選手たちなどの追悼碑だそうです。

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2012年 5月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.06

国王はお断り

Spain's king declared unwelcome by northern town - スペインのある町が国王に立ち入り禁止を言い渡しました。

Alzina dels Colls by yo DADA歴史的な不景気の中、のうのうとボツワナに象狩りに行って大けがをしたフワン・カルロス国王。彼に向けられた批判の矢はまだやまないようです。

王を「好ましからぬ人物」(persona non grata)に指定したのは、スペイン北東部カタルーニャ地方の Berga という町です。人口1万7千人ほどのこの町の議会で可決され、5日、公表されました(このページの最後の部分)。

こういう取り組みを積み重ねていけば、いつかまたスペインは共和制を選び取るのかもしれませんね。

ベルガの写真は yo DADA さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 5月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.05

歩み出す日

今日の夜、北海道の泊原発3号炉が出力を停止し、私たちの国の原発がすべて止まります。

Narcissus by Holger Hill多くの人とともに、私も、10年後なり20年後なりには私たちの国が脱原発を成し遂げていることを確信していますが、今日がその日であるのか、それとも、これから何回か行ったり来たりを繰り返すのかは分かりません。

できることなら、今日のことを後で振り返って、「あの日だったんだ」と思い出したいですね。昨日の「みどりの日」を、原発がすべて止まった記念日にしたりして。

私たちが今いるのはスタートライン。さあ、太陽の光で、風で、地熱で、そして思慮深く生活すること、経済の仕組みを変えていくことで、リスタートです!

写真は Holger Hill さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2012年 5月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.04

いささか意外な脱原発の声

Indonesians ‘should think twice’ before going nuclear - 竹中平蔵氏(小泉政権の閣僚)と船橋洋一氏(民間事故調)がインドネシアに原発政策の推進を思いとどまるようにという進言をしました。ジャカルタ・ポスト紙の報道です。

Woman searches through debris where her house once stood, Banda Aceh, Sumatra, Indonesia by simminch5月1日にジャカルタで語ったもので、インドネシアが太平洋を囲む火山帯に位置していること、原発はランニングコストがかかり、安全の維持も大変であることなどを指摘し、原発建設について慎重を促しました。

この2人がそこまで原子力発電に懐疑的、批判的であるとは思っていませんでした。確かに竹中氏はリスクだコストだといったことに関してはだれよりも気にするでしょうし、船橋氏ほど福島第一原発の惨事のことを詳細に知っている人も少ないのでしょう。

だからこそ、ぜひとも、インドネシアで語ったことをそのままこの国の中でも聞かせてほしいと思います。一国に原発の建設を思いとどまらせる説得力がある話であれば、脱原発を選ぶか否かの岐路に立つ社会も耳を傾けるべきでしょう。

この件、昨日、ツイッターで書いたのですが、なんとも、もやもやが晴れず、もう一度書いています。記者が、「日本の専門家なのだから、当然、原発はやめたほうがいいと言っているに違いない」と勘違いして書いたとか? いや、なんとなく、2人とも、本当は「原発はすごく危ない、やめたほうがいい」と思っているけど、さまざまな配慮から、国内では、そういうふうに強く言えないでいるのかなという気がします。体制の中のほうにいればいるほど、脱原発が言いにくい雰囲気があるのかもしれません。

写真は simminch さんが CC-by で公開しているもの。2004年暮れの津波から数週間後のアチェ。あのころは、「ああ、これは私たちの国でも起こるかもしれないんだよな」とだれもが思ったと思います。でも、本当に起こってしまうなんて。

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2012年 5月 4日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.03

出国査証の撤廃へ向かうキューバ

After 50 years, Cubans hope to travel freely - キューバ政府が渡航制限を緩和するという噂。

Cuba by mlaudisaキューバは、自国民の出国にあたり高額な出国ビザの取得を義務づけており、事実上、海外渡航を禁止していますが、これが部分的に撤廃されるだろうという話です。アラルコン国会議長の発言を受けて、数週間のうちにこの政策転換が起こるという予測が広まっていますが、これまでにも同様な話が出たことがあり、今回も現実となるかは分からないそうです。

この1年余り、民間企業を認めたり土地の売買を合法化したり、共産主義政策の修正が続いています。自由な行き来は人々の生活に、そして体制にどのような影響を与えるのでしょうか。

むしろアメリカの経済制裁のほうが体制を持続させる力になっているような気もします。

写真は mlaudisa さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。この話の挿絵にこの構図の写真を使うのはよくないかな。

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2012年 5月 3日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.05.02

アフガニスタンで星を見る

Amateur astronomers take stargazing to Kabul - 天文学愛好家らがアフガニスタンに星座表や太陽観察メガネ、天文学の入門書などを贈ります。

Young Moon and Jupiter by herbraab国境なき天文学者団(Astronomers Without Borders )、アフガニスタン天文学会(Afghanistan Astronomy Association)などが企画する 「星に手を伸ばそう」という企画。子どもたちに天体観察の楽しさを教えたいと、始められました。

西洋が中世の暗黒時代だったころ、イスラムの世界では数学や科学がいちじるしく発達しました。天文学も例外ではありません。しかし、近世には、天はアラーの領域であり、それを詮索するのはイスラム的ではないとして、敬遠されたそうです。今回の企画は、昔のイスラムの伝統を取り入れて、親しみやすくしているとのことです。

鉛筆やノートすら足りないのが実情。それらも贈られます。

星とアフガニスタンと言えば、アメリカなどによる戦争が始まったころ、流星群が見られる夜があり、流れ星に願いをかけるには好機だと思って、真夜中に「平和、平和」とつぶやきながら空を見上げていたことを思い出します。ついこの間のことのようですが、もう10年以上経つのですね。

月と木星(地平線近く)の写真は herbraab さんが CC-by-nc-nd-sa で公開しているもの。

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2012年 5月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.05.01

国粋主義者を通らせるな

Challenging the extreme right in Germany - 今日、ドイツのボンではネオナチによるデモが予定されています。それに対抗する市民の取り組みに関する記事です。

by analogfetisch5月1日は、ドイツでは近年、ネオナチがデモをする日になってしまったとのこと。今年はハンブルク、ドレズデンなどのほか、ボンの Beuel 地区でデモが予定されており、その経路がナチスによって破壊されたユダヤ教のシナゴーグやアウシュビッツで殺された医師の名前を冠した広場を通ることで、市民の感情は強く傷つけられたようです。

対抗デモ、対抗集会、対抗礼拝などが数多く企画されていて、右翼の面々を駅に封じ込め、街に出ることを阻止する構えだとのこと。「ボンは許さない」(Bonn stellt sich quer)という連合体に、数多くの団体が名を連ねています。

地図、ツイッター関連の情報などはインディメディアにもあります(ドイツ語なので、私には読めませんが)。

国粋主義者たちの傍若無人な振る舞いに苦々しい思いをしているのは、私たちも同じです。寛容で正義なる世界を求め、遠い地より連帯します。

写真は analogfetisch さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。昨年2月19日の対抗行動のようすだそうです。

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2012年 5月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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