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2012.04.11

スラム街の取り壊し迫る

Informal settlers protest impending demolition at Quezon City Hall - フィリピンで、スラム街の再開発に抗議する住民と当局とが激しく対立しています。

shanties vs buildings by chantaleco街の取り壊しが行なわれようとしているのは、マニラ首都圏ケソン市の Barangay Pinyahan、Barangay Bagong Pagasa、Sitio San Roque と呼ばれる地区。NIA、BIR、EDSA などの幹線道路に面した250ヘクタールほどの土地のようです。

ケソン市は、ここにビジネス街を作るつもりのようで、復活祭までの間に住民の自主的な退去を期待していましたが、今週中にも撤去作業を開始するものと見られています。

住民側は、再開発事業はケソン市民に何もよいものをもたらさないと主張し、昨日、市役所前で抗議行動を行ないました。取り壊し予定地の周りにはバリケードが敷かれ、作業が始まるのを阻んでいます。

行政側は、市外に「代替地」を用意しているようですが、今のところ、そこに移り住んだ人はいません。

フィリピン経済の拡大のためには、おそらくビジネス街を作ることは有効なのでしょうけれど、今、その地に住む人たちがその恩恵を受けられるかと言えば、それは否定的にしか答えられないのだと思います。だれかを犠牲にすることなく、発展を経験することって、できないのでしょうか。

EDSA 通り近くのスラムと高層ビルの写真は chantaleco さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2012年 4月 11日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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