ジュゴンの覚え書き
Protect the dugong and you're protecting fish too - アラブ首長国連邦(UAE)のガルフニュースが伝えるジュゴンのニュース。
ジュゴンは移動性野生動物種の保全に関する条約(ボン条約とも呼ばれる。CMS = Convention on the Conservation of Migratory Species of Wild Animals)の覚え書きによって保護されていて、その覚え書きに関する事務局が同国のアブダビにあるのだそうです。UAE 沖の海域もジュゴンの生息地です。
記事の趣旨は、ジュゴンは海草を食むことを通じて、藻場を広げる役割を持っていて、広がった藻場は小さな魚類の産卵場所になる。つまり、ジュゴンは海の生態系を保つ重要な位置を占めているのだということです。さらには、その魚の中には人間が捕って食べるものもあるので、人間にとっての経済的な意味もあるのだということ。ジュゴンやウミガメはそういった意味で海の健康のバロメーター種と呼ばれるそうです。
ジュゴンがもっとも多く生息するのはインドとスリランカの間の海峡ですが、そこでも近年、ジュゴンの姿がなかなか見られなくなってきて、心配されているとのことでした。スリランカはこの1月に覚え書きの署名国になりました。
私たちの国の近海にも「北限のジュゴン」が生息していますが、絶滅が危惧されています(環境省の報道発表)。しかし、残念ながら、私たちの国は CMS にもその覚え書きにも加盟していません。なんたること。
写真は Earthrace Conservation が CC-by-nd で公開しているもの。
2012年 3月 4日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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