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2012.02.06

偽りの条約記念日

Waitangi: PM rues lost opportunity - 今日2月6日は1840年にニュージーランドの先住民マオリ民族がイギリスとの間でワイタンギ条約を締結した記念日。昨日開かれたその記念行事で、ケイ首相が野次られて追い返されたというニュースです。

Waitangi Day 13 by Cle0patraそもそも私は Waitangi Day というのを今年初めて知った(毎年買っているアメリカ製の猫の絵のカレンダーが今年から日本とニュージーランドの祝日を記すようになった)のですが、抗議行動は恒例行事のようです。マオリ民族は条約によって自分たちがイギリスの保護を受けるようになったと考え、イギリス人とその子孫たち(Pakeha)は自分たちが植民地統治権を得たと考えているとのこと。

抗議行動をした人たちは、植民地化の不当性だけでなく、より今日的な問題である沿岸での石油採掘や外国企業による土地の買収(最近、中国の会社が広大な牧場を買ったという話があったと思います)などに異議を唱えたそうです。ビデオでは「私たちの土地(Aotearoa)は売り物ではない」というシュプレヒコールが聞こえました。

植民地化という歴史的な問題、先住民の地位、環境、グローバリゼーション、そして直接行動という異議申し立ての手法。そういう重要な要素を含んだニュースは、おそらく、毎日、世界のどこかで起こっているのでしょう。もっと知りたい。そして、もっと私も声を添えたい。

写真は Cle0patra さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。右側がマオリ民族の旗(Tino Rangatiratanga)です。

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2012年 2月 6日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

日本(近代国家)が、アイヌ民族と条約を結んだって話はあるかしら。宣言とか条約とか契約とか、そうした「手続き観念」(今、作った用語)を欠いてひたすら“自然に”異民族支配をしてしまうとしたら、それも厄介だなあと思います。

 「イエローケーキ」という世界各地のウラン採掘現場を取材したドキュメンタリーを見ましたが、オーストラリア先住民が、採掘を(巨額のお金を)拒否して昔ながらの生活を選んだのに感じ入りました。日本だけでちまちま考えていてはダメなんですよねえ。(しみじみ)

投稿: kuroneko | 2012/02/07 11:02:25

kuroneko さん、

アイヌにせよ琉球にせよ、なんてったって「征夷」大将軍が軍事政権をしいていたころですから、問答無用だったんじゃないですかねえ。

> (巨額のお金を)拒否して

うーん、いつの間にか私たちの社会は、今日明日に入る金だけを見て生きるようになってしまったのかもしれません。これでも、高度成長のころは、善かれ悪しかれ、少し遠い未来を見据えるようなところがあったような気もしますが。

投稿: うに | 2012/02/07 22:58:22

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