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2011.09.16

裁かれた大虐殺

Indonesian massacre widows welcome Dutch ruling - オランダの裁判所で戦争犯罪に関する注目すべき判決が下されたようです。独立を宣言したインドネシアに対する旧宗主国オランダの軍による大量虐殺事件に関する判決です。

Happy Independence Day Indonesia by M Reza Faisal事件は、敗戦によって日本の占領から解放されたインドネシアが独立を宣言した1945年とオランダが独立を承認した1949年の真ん中、1947年に起こりました。当時 Rawagedeh、現在は Balongsari という名前の村で、オランダ軍が村の男性を皆殺しにしたそうです。殺されたのは150人とも430人とも言われています(この事件も、戦時中の大量虐殺で犠牲者の数を正確に知ることがいかに難しいかを物語っていると思います)。

この大虐殺については、オランダ政府は長い間、沈黙を続けてきて、2005年に初めて、インドネシア各地での蛮行の一つとして遺憾の意を当時の外務大臣が述べたそうです。実際に殺害に関わった将校や兵隊への責任追及は全く行なわれていません。

原告となったのは、殺された男性たちの妻たちで、彼女たちはもう90を超えています。原告の弁護士は「正義がなされた。60年間黙っていて、訴訟がなくなり、原告たちが死んで行くのを待つという国のやりかたがだめだということが証明された」と述べました。

私たちの国の戦争犯罪も、長い時が経って忘れられ、被害者たちが死ぬのを国がひたすら待っている感じがします。それではだめだということを、私たちも示していかねばなりません。

写真は M Reza Faisal さんが CC-by-sa で公開しているもの。

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2011年 9月 16日 午前 12:27 | | この月のアーカイブへ

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