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2011.09.29

欧が株取引に課税を検討

Will the Tobin tax make or break Europe? - ヨーロッパでトービン税導入の議論が本格的に始まりました。欧州理事会の José Manuel Barroso 議長が水曜日、欧州議会に向けた一般教書演説で導入を正式に提案しました。

City of London by aurélien.トービン税(金融取引税、 Financial Transaction Tax)は、1回ごとの証券取引にごく低額な税を課すもので、ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの James Tobin が提唱した税制です。あまり高率の税だと経済活動を停滞させてしまうおそれがあるため、極めて低率に設定されるわけですが、それでも最近の証券市場は機械ですごい回数の取引を繰り返して成り立っているそうなので、低率と言っても、反対は強いでしょう。

今回の提案には、フランスとドイツの財政当局が強く賛成しているほか、IMF も賛同しており、他のヨーロッパ諸国の多くもそれにならうと思われますが、イギリスは真っ向から反対すると見られています。イギリスでは、2年ほど前に当時の労働党政権がトービン税導入の検討を始めましたが、昨年の政権交代で英政府は姿勢を正反対に転換してしまいました。保守党とか自由民主党とか名乗る党の真骨頂かもしれません。

私は、トービン税は、累進の強化と並んで、富裕層により応分な税負担を求めるとてもいい方法だと考えます。私たちの国でも検討されるといいと思います。

写真は aurélien. さんが CC-by-sa で公開しているもの。よく分からないのですが、ロンドンの金融街の写真ということで選びました。

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2011年 9月 29日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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