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2011.08.31

七セントの罪

Syracuse teen gets 2 to 6 years for robbery that netted 7 cents; judge: denying crime 'cost you' - ニューヨーク州の裁判で、老人を襲って、有り金全部を奪い取った15歳の少年が禁固2年から6年の有罪判決を受けたというニュースです。

ONE Cent by brianyang4老人の所持金はわずか7セント(約5円)でした。

たかだか5円を奪ったことで最高6年の刑というのは重すぎるような気がします。

いや、5円だったのは単なる結果であって、暴力によって金を奪おうとしたことは、額の多寡に関わらず、重大な犯罪であるということでしょうか。

しかし、お金をほとんど持っていない人を襲おうと考えたというのは、この少年の頭の悪さゆえのことで、彼は頭の悪さ故に罰せられていると言えるのではないでしょうか。

もっと重要なのは、たとえ頭が悪くても、自分の犯した過ちから学ぶのには、おそらく6年もいらないということです。

…といったことをぼんやりと考えていると、少し秋が近づいた夜はじわじわとふけていくのでした。

写真は brianyang4 さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2011年 8月 31日 午前 12:44 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2011.08.30

雨の道ばた

Some Homeless Ride Out Hurricane Irene On The Street - アメリカの北東部では、地震、ハリケーンと、慣れないことが続いて大変そうです。ハリケーン「アイリーン」(Irene)が襲来したニューヨークのホームレスの人に関する記事を読みました。

236/365 by Clay Larsenこの記事が取り上げたのは、近郊の病院を退院したばかりの人。乾いた寝る場所を求めて、マンハッタンにやって来ました。親切なタクシー運転手の人が地下鉄の駅まで送ってくれて、10ドル(約770円)くれたそうです。しかし、ベンチで休んでいると、警官が来て、追い払われてしまいました。代わりにどこに行けばいいのかも教えてくれないので、どうしたらいいのか分かりません。ラジオ、テレビなどの情報蒐集手段を持たない彼は、シェルターに行こうにも、地下鉄がすべて止まってしまっていることも知らないのでした。というところで話は終わっています。

「天候のよい時でさえ、ホームレスの生活は辛い」と記事は書いています。「家や仕事がある人でさえ、嵐の日は辛い」とも言えるでしょう。雨と風の中、彼らに寄り添って働いた人たちもいたはずです。そんな人たちに最大限の賛辞を捧げたいと思います。

アイリーンの雨の中、ニューヨークの道ばたに横たわるホームレスの人の写真は Clay Larsen さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2011年 8月 30日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.08.29

アフリカ文学の不毛

Kenyan writers and readers are guilty of idolising West 1, 2 - ケニアのデイリー・ネーション紙のアフリカ文学批評です。エコノミスト紙に最近掲載された "Look ahead, not back: Binyavanga Wainaina remembers" という書評の紹介を出発点に、アフリカ文学の欧米依存を糾弾しています。

Kwani? 5 by Grace Blueエコノミスト紙が取り上げたワイナイナさんが主宰するケニアの文芸誌 Kwani? をはじめとして、アフリカ大陸の文芸誌や文学賞はみな欧米からの資金提供によって成り立っているようです。名のある文学者も、すべて、欧米で評価された人ばかりだと述べられています。名前が出ているのは以下の顔ぶれです。

  • Ngugi wa Thiong'o (ケニア)
  • Binyavanga Wainaina (ケニア)
  • Chinua Achebe (ナイジェリア)
  • Wole Soyinka (ナイジェリア)
  • Chimamanda Ngozi Adichie (ナイジェリア)
  • Dambudzo Marechera (ジンバブエ)
  • Petina Gappah (ジンバブエ)

アフリカで文学が育たない理由として、印刷や出版が高価であること、文学を好んで読む人自体が少ないこと、そして、政府が「体制批判がないかだけを調べるために文学に目を通す」ため、ということが指摘されています。

いろいろと、もっと突き詰めて考えたいところがありますが、英語圏(イギリスの植民地だったところ)を中心に語られているところが、まず、気になります。

写真は Grace Blue さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。 Kwani? 誌の出版記念会のようです。

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2011年 8月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.28

人権のかたち

Logo Design Challenge For Human Rights - ハートの形は愛のしるし。世界のだれもが知っているほど、愛の表象は有名です。それに比べ、人権を表わすロゴって何? という疑問から始まった企画。ネット上の投票で、世界に通用する人権のロゴが決まります。

by balazsgardi全世界から寄せられた15,000以上の作品から10が選ばれ、27日から一般投票が始まりました。投票期間は9月17日までです。

ページを読み込むたびに表示される順番が違ってしまうのですが、10作品に添えられた説明は以下の通りです。

  • 権利を得るために限界はない
  • みんなで安全に、幸せに
  • すべての人に権利を
  • それは私のもの!
  • 人として自由に
  • 七つの大陸で平等は人の顔に
  • 私の権利
  • 平等な腕
  • 青い炎:主張する/守る
  • 人間の盾

あなたはどれを選びますか? あなたにとって、人権って、どんな形ですか?

写真は balazsgardi さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2011年 8月 28日 午前 12:00 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2011.08.27

昇る太陽の旗

「日の出ずる国」という歌を国歌にしている人たちのことを以前書きました。ナイジェリア東南部のイグボ民族の人たち、かつて独立を宣言し、悲惨な内戦によって鎮圧されたビアフラの人たちです。

Nigeria 2006, Series: Nenwe 8 by pjotter05Separatist leader, others arrested in Nigeria - そのビアフラで、独立派の市民100名以上(400名とする報道もあります)が反逆罪容疑で逮捕されました。バスでエヌグ地方で開かれる独立運動 MASSOB (= Movement for the Actualization of the Sovereign State of Biafra、ビアフラ主権国家実現運動)の集会に向かっていたところ、禁止されている旗(日の丸とは全く違いますが、やはり昇る太陽をモチーフにしたものです)などを持っているとして拘束。これを受けて、 MASSOB の指導者 Ralph Uwazuruike さんが逮捕者と命運をともにするとして、自ら出頭、逮捕されました。この大量検挙に対し、ナイジェリア国内では、正当な集会の自由の侵害だとする意見が出ています。

分離独立が最善の道なのかは分かりませんが、イグボの人たちがナイジェリア国内で不平等な待遇を受けていることは確かなようです。ナイジェリアに根付き始めた民主主義は、これを解決していくことができるでしょうか。

これを書いた後でアブジャでの爆発事件のことを知りました。南北の対立もあるし、ナイジェリアは大変みたいですね。人々が冷静さと寛容さを失いませんように。

写真は pjotter05 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。現地、エヌグ地方でのスナップです。

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2011年 8月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.26

島の記憶、島の未来

Conflicts over Jeju naval base escalate - 韓国のチェジュ島の南岸にあるカンジョン(강정)という村に海軍基地を建設するという話が緊迫しています。

You and Me by picturecast24日、地元の人や活動家の計5名が建設予定地に入り、機動隊に逮捕拘束されました。警察がこれらの逮捕者をソギポ(서귀포、西帰浦)警察署に移そうとしたところ、集まってきた村民らによって7時間にわたって移送を阻まれ(これによって、西帰浦警察署長が更迭)、さらに、夜に入っても拘束が解かれなかったため、警察署前では徹夜の抗議行動が行なわれました。

野党5党は共同声明を発表し、基地の建設が強行されれば、済州島四・三事件(イ・スンマン大統領のもと、軍部によって3万人の島民が虐殺された)が繰り返されることになるだろうと警告しました。喩えが穏当ではないというか、とても心配しています。

写真は picturecast さんが CC-by-nd で公開しているもの。基地建設によって失われるガンジョンの浜辺。

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2011年 8月 26日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.08.25

虹色の質問

Campus Pride commends Elmhurst College’s historic move to include LGBT students in admissions application question - イリノイ州にあるエルムハースト大学という学校が、全米で初めて、入学応募書類に応募者が LGBT であることを書く欄を設け、性的少数者の大学生の団体が歓迎を表明しています。

キャンパス・プライドの記事によれば、設けられるのは「自分を LGBT コミュニティの一員だと考えますか」というもの。「はい、いいえ、答えたくない」から選択する形式になっているとのことです。

アメリカの多くの大学は統一された応募用紙を使っており、今年の初めに同様な性指向、性自認に関する項目を設けようという動議が否決されたばかりだそうです。

では、どうしてエルムハースト大学が他の大学と袂を分かってまでも LGBT 学生の受け入れに積極的な姿勢を見せることにしたのか、その答えは、この記事に添える写真を探す過程で、なんとなく分かりました。同大では、今年の春、学内で虹の旗が破られるという事件が起きていたのです。おそらく、大学ぐるみで、このような憎悪を打ち破ろうという思いがあるのだと思います。

エルムハースト大学の写真は andendquote さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。旗の事件に抗議して、みんなが虹の色のシャツを着ています。

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2011年 8月 25日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.08.24

私たちに増税を

EXCLUSIF. L'appel de très riches Français : "Taxez-nous !" - フランスの週刊誌 Le Nouvel Observateur に掲載された、仏企業 CEO らなど富豪たちの連判状。富裕層への税の引き上げを求めています。

money, coins, investment by s_falkow富豪たちは、自分たちがフランスの税制の恩恵を十分に受けてきたことを考え、国家の財政破綻を回避し、その制度が存続されるように、「例外的な貢献」(contribution exceptionnelle)をしたいと申し出ています。

以前、ドイツのお金持ちたちが「もっと税金を払いたい」と訴える声明を出したことを紹介しました。先日、アメリカの大富豪ウォーレン・バフェットさんが「大金持ちを甘やかしてばかりいてはいけない」と発言したことも記憶に新しいです。

このブログを読んでいる日本のお金持ちのかたがたにも奮起を促します。

写真は s_falkow さんが CC-by-nc で公開しているもの。

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2011年 8月 24日 午前 12:00 | | コメント (3) | トラックバック (1)

2011.08.23

二重国籍

Dual citizenship’s appeal grows, here and abroad - アメリカで二重国籍を持つ人が増えているという記事です。

by Salvatore.Freni冷戦期には、スパイ活動への警戒感から、二重国籍というのはかなり例外的であったけれど、現在では半数以上の国が二重国籍保持を認めているそうです(Migration Policy Institute という機関の調査によるそうですが、詳しく見ていません)。アメリカも、同化の妨げになると考えられるので推奨はしないが、認めているとのこと。依然として認めていない国としては中国の名前が挙がっていました。日本も認めていないのですよね?

「グローバル化によって、一つの国への忠誠という概念が風化しつつある」と同時に、国境の境が低くなるにつれ、二重国籍自体も意味を失いつつあるとも言えると指摘されていました。

日本の場合、新たな移民だけでなく、日本で生まれ育った外国籍の人に二重国籍を認めることに意味があるように思います。そういう動きってあるんでしょうか。

写真は Salvatore.Freni さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2011年 8月 23日 午前 12:00 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2011.08.22

草の上の裁判

Rwanda genocide trials leave a mixed legacy 1, 2 - 1994年に起こったジェノサイド以降、ルワンダが採った司法の仕組みの功罪についての記事です。

Gacaca Court by The Advocacy Projectあまりにも多いジェノサイド加担の罪を裁くためにルワンダが採ったのは「草の上の裁判」(gacaca、ガチャチャ)という一般市民の裁判員による簡易裁判。ツチを皆殺しにしろと叫んだフツ民族主義者を裁くのもフツである場合が多く、また自白すれば罪が軽くなるという制度が安易に運営されすぎたきらいもあるようです。弁護士が立てられないとか、証拠主義が守られないとか、容疑者の人権への不安もあります。報復のために過ちの告発が行なわれるなどの負の面も多くありました。

その一方で、ツチとフツが混ざり合って住んでいる日常では、赦し、社会への復帰を促すという方法でなければ、憎悪の連鎖を生んでしまい、社会が崩壊してしまっただろうという指摘もあります。市民の何分の一かを被告としなくてはならない状況においては、ガチャチャは一番ましな仕組みだったのだろうということです。

「ジェノサイドの直後は、生き残った私たちは、殺人犯たちも殺されるべきだと考えていた。他の罰などというものは考えられなかった」「自分の家族を殺した人の裁判を見た時、犯人が自白し赦しを乞う姿を見て、赦すことができるようになった」といった発言が、痛ましくも、人間の心の美しさを教えてくれます。

まさに草の上の裁判の写真は The Advocacy Project が CC-by-nc-sa で公開しているもの。これはジェノサイドに関する案件ではなく、盗難に関する裁判のようです。

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2011年 8月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.21

母語で自分を弁護する権利

KCK Case A Peculiar Example on Language Rights - トルコでは、クルド人の政治家、人権活動家ら約2,000人が非合法団体(KCK と呼ばれるクルド労働者党(PKK)の下部組織)に所属していたとして裁判にかけられています。

既に27回も審理が開かれていますが、裁判はあまり進んでいません。裁判長がクルド語の使用を禁止したからです。この決定を受けて、弁護団は辞任し、裁判が開かれているディヤルバクルの弁護士会は国選弁護士を選任することを拒否しており、裁判所は、審理を別の都市に移すことを考えているそうです。

クルド語の解禁は徐々に進んでいるようではありますが、まだまだなのでしょうか。起訴された人たちが公正に自らを弁護し立場を明らかにできるようになることを祈ります。それにしても2,000人…

写真は Adam Jones, Ph.D. さんが CC-by-sa で公開しているもの。ディヤルバクルの店でクルドの伝統衣装の横に置かれたチェのポスターです。

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2011年 8月 21日 午前 12:00 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2011.08.20

黙らせる訴訟

Human rights activists call for Japanese authorities to protect human rights defenders - 17日、タイのバンコクの日本大使館前で東南アジアの人権活動家らが抗議集会を行ないました。ある日系企業が起こしている訴訟が東南アジアでの人権保護の取り組みをすくませてしまうという主張です。

プラチャタイの記事によれば、この2月、マレーシアの人権活動家 Charles Hector Fernandez さんが、旭工精マレーシア(Asahi Kosei (M) SDN BHD)という日系企業を告発する記事をブログに書きました。訴訟を受けて、現在ではその記事を見ることはできませんが、フェルナンデスさんは、31人のビルマ人移民労働者に取材し、旭工精マレーシアが給料から不当な天引きを行なったり、医療休暇を与えなかったり、不満を訴える者には解雇や送還によって応じたり、居室の調理器具を取り上げたりするなどを行なっていることを明らかにしました。

three-monkeys illustration by HikingArtist.comこれに対し、旭工精マレーシアは、これらは全く事実無根であるとし、逆にフェルナンデスさんを名誉毀損で訴え、320万ドル(約2億4千万円)の損害賠償を求めました。裁判は今も続いており、次回の審理は来週火曜から金曜に行なわれます。

東南アジアの物価や賃金水準から見て、個人のブログ記事に対して2億4千万円というのは何分にも高すぎると思います。旭工精がどうこうと言うのではなく、マレーシアなどの工業化途上国で劣悪な労働環境のもとで働かされている人たちがいることは明らかで、今回の訴訟は、そういう人権問題を解決しようとしている人たちに広く冷や水をかける行為だと言えるでしょう。

イラストは HikingArtist.com さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2011年 8月 20日 午前 12:53 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.19

公共の本棚

Germany's public bookshelves reincarnate pre-read treasures - ドイツでは、街角に本棚を置き、本の交換をするのがじわじわと根付いてきているようです。ユースホステルなどで「ご自由にお取りください、ご自由に置いていってください」などと書かれているあれが外に出た感じです。

Public Bookcase by noluck記事ではケルンの街でこの Bücherschrank (本棚)の試みがうまく行っている(本がなくなったりしない、汚されたり荒らされたりしない、地元の人が棚を飾りつけたりする)ことを報じていますが、ドイツ各地でも似た取り組みが行なわれているようです。写真(noluckさんが CC-by-nc-nd で公開しているもの)はハノーバーの風景です。たぶん、他の国でも、探せば私たちの国でも、同じようなものがあるのだと思います。

記事の最後に挑戦状のような言葉がありました。公共本棚がドイツでうまく行くのは「北部ヨーロッパでは、『公共財』という考えかたが浸透しているから」。なあに、私たちにだって、できますとも。でも、置いておくうちにヘイトスピーチに類する本ばっかりになったりしたら、嫌だなあ。

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2011年 8月 19日 午前 12:00 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2011.08.18

抗議のしかた

Fast in India stirs debate on protest tactics - インドの新聞ではなく、 AP 電ですが、汚職追放を掲げてハンガーストライキを始めたアンナ・ハザレ(Anna Hazare)さんの活動が議会制民主主義の社会でどのような意味を持つのかについての記事です。

by Asterix the Celtic Gaul当然のように、政権側からは、ハンストは代表制民主主義を理解していない行動だという批判が出されています。必ずしも政権側ではない人からも、議会で決まった法案ではなく、自分たちの案が通るまで、死ぬまででもハンストをするというのは誤った考えかただとの声が出ています。

独立を求めたガンジーの断食は敵対的ではなかったが、今、汚職追放を唱えて行なわれているハンストは敵対的で、しかも汚職を許す風土や文化を棚上げして、官僚や政治家だけを悪者にしている、という分析もありました。

これらの批判がある一方で、ストライキやデモなどの直接行動をこころよく思う人の率は40年前には26%だったのが、現在では39%にまで高まっているという調査結果も紹介されていました。

議会や政府に任せておけないっていうこと、私たちもありますよね。

写真は Asterix the Celtic Gaul さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2011年 8月 18日 午前 12:48 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.17

さとうきび畑

「さとうきび畑」歌碑 読谷高志保に建設へ - 琉球新報の記事です。「ざわわ、ざわわ」で始まる「さとうきび畑」の歌詞の碑を立てようという運動が沖縄で始まっています。

むかし、海の向こうから
いくさがやってきた

blue sky, sugarcane field by masaaki miyara場所は、軍による民間人の強制集団自決が起こったチビチリガマの近く。戦争の記憶が風化していく一方、米軍駐留の重い負担が沖縄に伸し掛り続ける中、平和を思い、平和を作って行く場所としての期待を担います。

寄付の振込先は、郵便振替、口座記号番号01700-8-141042、加入者名「さとうきび畑」歌碑建立実行委員会、など。 私も少しお手伝いしようと思います。

「さとうきび畑」歌碑建立実行委員会のブログはこちら。ツイッター・アカウントは @zawawa_kahi だそうです。

風に涙は乾いても
この悲しみは消えない

写真は masaaki miyara さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

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2011年 8月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.16

賠償額の見直し

Israeli Holocaust survivors sue Austria - イスラエル在住のオーストリア出身ホロコースト幸存者たちがナチス時代に没収された資産の返却を求めて裁判を起こしました。

Judenplatz by Tjflex2オーストリア政府は2001年に賠償に関する取り決めに応じていますが、原告たちはこの取り決めによってオーストリア政府が支払うことになっている額は不十分だとして、取り決めの見直しを求めています。取り決めの締結時は、オーストリア政府には極右政党も入っていて、補償が進んでいなかったため、取り決めはその打開策として結ばれたもので、額は二の次になっていたようです。訴訟は、緑の党などオーストリアの左翼勢力の支援も得ているようです。

私たちの国も、戦争や占領によって迷惑をかけた人々への補償が十分に行なわれてきたとは言えない面があります。和平条約を結んだ際の相手国の政権が独裁政権であって、その国の人々の意志に沿わない取り決めだった場合もあるでしょう。

写真は Tjflex2 さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。ウィーンのユダヤ人広場(Judenplatz)。かつてのゲットーの跡だそうです。

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2011年 8月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.15

日常に戻る

Rocinha

昨夜、帰宅しました。道中の無事を祈ってくださったかたがたのおかげだと心得ます。ありがとうございました。

飛行機に乗っているだけで24時間、空港までの移動や待ち合わせ時間などを含めると36時間ぐらいかかりました。

遠いわりに、街の様子にはあまり違和感は感じず、すぐにでも行って住めそうな気がしました。実際に日本からの移住者が多かったからかもしれませんし、逆に日本の街にもブラジルの人が増えてきているからかもしれません。

写真はホスィーニャの床屋さんです。

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2011年 8月 15日 午前 08:54 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.13

帰ります

Rocinha

小さくて分からないかもしれませんが、ホスィーニャ(Rocinha)から見たキリスト像です。

帰国の途に就く日になりました。地球の裏側だから、かなり時間がかかるんですよね。疲れてしまって、旅行中より、帰ってからのほうが、更新が滞るかもしれません。

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2011年 8月 13日 午前 08:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.08.12

ファベラ

Rocinha

以前に書いた南アフリカインドの記事を読んでくださったかたには全くもって予想通りの展開ですが、ブラジル最大のスラム、ホスィーニャ(Rocinha)に行ってきました。

ブラジルでは、スラム街のことをファベラ(favela)と呼びますが、ムンバイのダーラビのような絶望的な状況は全くありません。たぶん、同じように「スラム」と分類するのは間違っています。電気、水道、下水もかなりの程度、整備されているようです。

そして、何より、人々が明るいです。

ホスィーニャには、 Favela Adventures というところでガイドを頼みました。お勧めします。日本人の客は初めてだと言っていました。

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2011年 8月 12日 午後 12:18 | | コメント (8) | トラックバック (0)

2011.08.10

ここに眠る

o túmulo de Carlos Marighella

『都市ゲリラ教程』の著者カルロス・マリゲーラ(Carlos Marighella)はサルバドールの街の生まれ。墓地を訪ねて、献花してきました。墓石は有名な建築家 Oscar Niemeyer によるものです。「恐れている時間はない」と刻まれています。

マリゲーラの墓は Cemitério das Quintas という墓地の入り口を入ってまっすぐ突き当たりにありました。あらかじめ見ておいた記述では、墓石は石棺の上蓋のようだったのですが、行ってみたら、上の写真にあるように、碑として立てられていました。

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2011年 8月 10日 午前 08:09 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.08.09

褐色の肌の街

Salvador, Brazil

サルバドールというブラジルの古都にいます。ここはサトウキビ農場などで搾取労働させられていた奴隷の子孫が多く住んでいるところで、街で見かける人の多くもアフリカ系です。

上の写真は、観光客が顔だけ出して記念写真を撮るやつを準備しているところ。広がったスカートはこの地方の伝統衣装だそうです。

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2011年 8月 9日 午前 07:59 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.07

人里離れて

near Manaus, Brazil

サルを見たり、ワニを探したり、ピラニア釣りをしたりして過ごしています。ヒトの世界に戻れるでしょうか。

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2011年 8月 7日 午前 11:45 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2011.08.05

川は流れて

near Manaus, Brazil

アマゾン川に注ぐ褐色の川と黒い川が出会ったところです。水温、流れの速さ、水面の高さなどが違うため、すぐには混じり合わず、はっきりと分かれた状態で何キロも流れていくのだそうです。

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2011年 8月 5日 午前 10:17 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.04

森の中に消えてゆく

in Manaus, Brazil

いわゆる密林に来ました。と言っても、上の写真はマナウス市内の自然公園で撮ったものです。しっぽの太い猿です。

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2011年 8月 4日 午前 09:11 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.08.03

ここに死す

Monumento a Carlos Marighella

カルロス・マリゲーラ(Carlos Marighella)という人の記念碑です。中学生の時に彼の本を読んだのですが、さっぱり理解できませんでした。マリゲーラはブラジルの軍事独裁政権と戦った人で、警察によって銃殺されました。この碑は彼が殺された場所に建てられています。

場所は、 800 Alameda Casa Branca, São Paulo で、パウリスタ通り(Avenida Paulista) からカサブランカ通り(ポルトガル語では L ではなく R なのですね)を下りて行き、ロレナ(Lorena)通りとぶつかるすぐ前です。800番地と思われるところの前に行って、「ないなあ」と思ったら、奇数番地側にありました。

碑は、名前がかすかに読める程度。名前の下にも何か彫ってあったようなのですが、全く読み取れませんでした。

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2011年 8月 3日 午前 06:45 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2011.08.02

探さないでください

これからしばらく更新が不定期になります。旅路にある人にも、とどまる人にも、そしてとどまる場所を持たぬ人にも、最大限の平和を。

by michaelhebb

写真は michaelhebb さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2011年 8月 2日 午前 12:00 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2011.08.01

郵便局を銀行に

Govt. to convert 1.5 lakh post offices into banks: Sibal - インド政府は全国の郵便局に銀行機能を持たせる改革に着手する方針を打ち出しました。

Post Office by urishインドには15万の郵便局があり、これまでも定期預金や簡易保険などは扱ってきましたが、通信産業省の計画は、これらをすべて一般の銀行にし、郵政事業を商業化するというもののようです。都市以外で銀行が利用できず、闇の金融業者が活躍してきた現状を是正するのが狙いのようです。

既存の郵便局を使うのでインフラ整備が安くあがると主張されていますが、銀行としては脆弱な建物もありそうな気がします。また、詳しいことは記事からは分かりませんが、商業化、民営化というところには落とし穴が潜んでいそうな気もします。

インドの郵便局の写真は urish さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2011年 8月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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