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2011.03.01

もう他人じゃない

School rejoices in Oscar win - ある学校の生徒や先生たちを追った映画が今年のアカデミー賞最優秀短編ドキュメンタリーに選ばれました。 Strangers No More (もう他人じゃない)という映画です。

Adloyada Tel Aviv 2010 by YaelBeeri舞台はイスラエルのテルアビブ市。この街にある Bialik Rogozin という学校です。この学校には、大量虐殺などを逃れてイスラエルに来た48か国にも上る国々の難民の子どもたちが通っています。 Karen Goodman さん、 Kirk Simon さんによるドキュメンタリーは、子どもたちがトラウマを忘れ、新しい社会に溶けこんでいく過程を記したものだそうです。

子どもたちはアカデミー賞が何かも分からなかったりするみたいですが、受賞を受けて、学校は祝賀ムード。しかし、イスラエルは不法滞在者の強制送還を決めていて、映画の主人公だった子どもたちの中にも強制退去の対象になりそうな子がいるようです。「強制送還が中止になれば、本当のお祝いになるのだけれど」と先生が語っています。

イスラエルという国に対して言いたいことはたくさんあるのですが、日本の難民受け入れの実態(先週発表された2010年の受け入れ実績はスリランカの新聞にも取り上げられていました。世界が見ているということだと思います)を思えば、今日は、口に出せません。

ビアリク・ロゴジン学校の子どもたちの写真は YaelBeeri さんが CC-by-nc で公開しているもの。ちょうど一年前の今ごろ、プーリム(purim)のお祭りの仮装行列(adloyada)です。

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2011年 3月 1日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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