涙以上に失われるもの
Bil’in female protester in critical condition from tear gas inhalation - 非暴力的な抗議行動で知られる西岸地区ビリンの村で、集会に参加したパレスチナ人女性がイスラエル軍の撃った催涙ガスを大量に吸い込み、危篤状態に陥っている。
毎週のように行なわれるビリンの抗議行動。12月31日には、21世紀最初の十年の最後の日を隔離壁の最後の日にしようという呼びかけで、1,000人以上の人が集まったという。フェンスに近づいたデモ隊に対してイスラエル軍は催涙ガスを放ち、催涙弾に顔を直撃された男性1人が負傷。そして、 Jawaher Abu Rahmah さんが大量のガスを吸い込んで、窒息状態となった。病院で手当てを受けているが、ガスの成分に中毒を起こしており、意識はない。 遠い地より、同志として、彼女の回復を祈る。
…という原稿を書いて数時間後、イスラエルのハアレツ紙 "Bil'in protester dies from tear gas poisoning" で彼女の訃報に接することとなった。死亡時刻は1月1日午前9時(日本時間の午後4時)。残念でならない。
新しい年を、このような暗いニュースで始めなくてはならないのは、とても悲しいことだが、この日、ビリンに集まったパレスチナ人、イスラエル人、外国人たちのように、希望を捨てず、積極的な行動によって、未来を切り開いていこう。
4年前のビリンでのデモで催涙ガスが使われた際の写真は ~ Magne さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。
2011年 1月 2日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
つらい話は年が改まろうとも関係なしで、私は年賀状にも「おめでとう」とは書かなくなりました。
しかし絶望はせず、ささやかながら希望を紡ぐ事に参加していきたいと思います。
投稿: hagure | 2011/01/02 11:38:09
hagure さん、
「希望を紡ぐ」というのは、すてきな言い回しですね。私も参加したいです。
投稿: うに | 2011/01/02 20:23:34