政治する脳
Political views 'hard-wired' into your brain - 英テレグラフ紙の科学欄から。政治的に保守的な人は、脳の扁桃体(amygdala)という部分が大きく、前帯状皮質(anterior cingulate)という部分が小さいことが分かったそうです。
研究は、University College London の Geraint Rees 教授らが行なったもので、来年、刊行されるそうです。保守党と労働党の国会議員1名ずつと、90人の大学生の脳を断層撮影して、部位の大きさを計測し、政治に関する意識調査の結果をつきあわせたら、きれいな相関が見られたとのこと。
扁桃体は恐怖などの記憶をつかさどり、理性を停止して本能的な行動を取らせるところで、前帯状皮質は新しいことに挑む勇気や明るいことを考える力、共感や認知に関係する部分だと言われています。今回の調査は因果関係を示すものではないので、生まれつき脳と政治的指向性に関連があるのか、それとも脳の部位の発達によって政治的指向性が変わるのか、はたまた政治的に右寄りになると脳の部位が膨張したり萎縮したりするのかは分かりません。
これも最近報道された別の研究では(英ガーディアン紙 "Social whirl of a life? Thank your amygdala")、扁桃体が大きい人は人付き合いが上手だということでした。
まだ分からないことだらけなのでしょうけれど、右翼は「隣国が攻めて来る」みたいな恐怖をより強く感じて行動し、人への共感に乏しいが、人を扱うのには長けているって、少なくとも私たちの社会に関してはぴったり言い当てられたような感じがしませんか?
写真は illuminaut さんが CC-by-nc-sa で公開しているものです。
2010年 12月 31日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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