目を離さないでいたい
昨夜、ビルマのラングーンでアウンサンスーチーさんの7年にわたる自宅軟禁が解かれました。アウンサンスーチーさんに、そして民主的な社会を求めるビルマの人々にお祝いの言葉を贈ります。
私は2年半前にサイクロンのナルギスがビルマを襲ったころから、国外にいるビルマ人(さして政治的でもない人たち)の発言を何人か Twitter で追ってきたのですが、その一人が「ああ、これで光が射してきた」と書いていました。まさに、すべてはこれからなのでしょう。
願わくば、今日の高揚感が自由なビルマの実現という、より一層の喜びに一直線に結びついていますように。しかし、おそらくそのような望みは夢見がちな戯言と言われるでしょう。アウンサンスーチーさんは自宅の敷地を出ることが許されるようになっても、集会での発言などが制限なしに行なえるようになる保障は今のところないでしょうし、支持者たちへの監視や弾圧は今までよりも厳しくなるのかもしれません。そして、対外的な宣伝効果が期待できる民主化運動の象徴的存在の軟禁解除は行なわれたと言っても、2,000人以上いると言われる政治犯の釈放に関しては、何ら進展の兆しがないように思えます。
この秋には、日本でもビルマの少数民族難民の定住受け入れが「試験的に」始まった一方、最高裁でビルマ人反体制活動家の家族の難民認定が却下されるなど、私たちの意識にビルマ(ミャンマー)が上ることも多くなってきました。アウンサンスーチーさん解放の喜ばしいニュースを聞いて私たちが注ぎ始めた眼差しが、ビルマの人々の幸福につながりますように。
危険を承知の上で先日の偽選挙やアウンサンスーチーさんの解放の取材のためにビルマに入った宇田有三さん(ウェブサイト、 Twitter)などの各国のジャーナリストの方々にも応援の言葉を贈ります。解放直後、現地時間17時35分に宇田さんが撮った写真が昨夜公開されたのを見て、私は、初めて、彼女の解放を実感しました。
Aung San Suu Kyi さんの肖像画は (M.E) Morgan さんが CC-by-nc で公開しているものです
2010年 11月 14日 午前 09:14 | Permalink | この月のアーカイブへ
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