大使館の醜聞
Shame of graft that is the Tokyo embassy report - ケニアで日本絡みのスキャンダルが起きています。昨年夏に、新しい大使館用地として東京で土地を購入したことに関する事件です。
私の独自取材も交えてまとめると、昨年、前の大使が離任し、新しい大使が着任するまでの間に、大使代理を務めていた人物が、クリヤマという日本人から土地を購入しました。10億円以上のお金が動きました。しかし、この取引には問題があって、まず、その土地が異常に高い値で購入されたことが指摘されています。価格が異様に高いことは、購入前からも批判の声が出ていたのですが、ケニアの外務省はそれに取り合わなかったようです。また、ケニアの法律では、政府が土地の購入などを行なう場合は、競争入札などによらなければならないのですが、それも行なわれなかったようです。そして、土地取引の契約書に署名した人物には、実は決済権限はなく、この取引が外務省内での事務手続きを十分に経ずに行なわれたことも分かっています。
この取引をめぐっては、矢野哲郎・元参議院議員(栃木選挙区。当時は自民党現職、現在は新党改革に所属)の仲介があったとも言われています。
ケニアの市民が納めた税金を使って法外に高い値段で取引をし、その一部が見返りとしてケニアの外交官や官僚、もしかしたら日本の政治家や資本家に流れたらしいという、典型的な腐敗事案です。ケニアではこれによって外務大臣も引責辞任しなければならないかもしれないというところまで来ているようです。日本側でも、疾しいところがないのかどうか、しっかり見極めたいですね。
ケニアの写真は Yuta Yamamoto さんが CC-by-nc で公開しているものです。
2010年 10月 20日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
この記事へのコメントは終了しました。







この記事の URL をメールで送信する
コメント