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2010.10.22

大麻合法化は否決の見込み

California voters turning against Prop. 19 and Prop. 23, poll shows - 来月はじめに行なわれるカリフォルニア州の住民投票の1項目としてマリファナの合法化が盛りこまれていることは、再三ここでも紹介してきました。今月のはじめには、合法化支持が世論調査で上回っていることを紹介しましたが、最新の調査では、不支持が巻き返して、逆転したようです。

Optical Ballot Box IMG_2333.JPG by -Andrew-Public Policy Institute of California の調査によれば、大麻の合法化を問う Proposition 19 を支持する人は44%、支持しない人は49%で、投票を2週間後に控えて、不支持が支持を上回りました。支持はさまざまな集団で落ち込んだようで、特にラティーノ層では、9月には63%が支持であったのが、不支持51%と、大きく変動しました。賛成派よりも反対派のほうが活発に運動をしたためだと思われると記事は指摘しています。投票に行くと答えた層では、不支持率はさらに高いようです。地域的には、南カリフォルニアでの落ち込みが激しいようです。まだ2週間もあるので、これからどう変わるか、分かりませんが。

前回この件に触れた際、「今回はダメじゃないかなあ、と私は思っている」と書いたのですが、そのとおりになりそうで、複雑な気分です。もともと私は一年半前に「どこかの州で嗜好品としてのマリファナが解禁になるのにあと3年から5年、全米で合法化されるのに8年から10年といったところだろうか」と“予言”しました。カリフォルニアが先鞭を付けるとして、今回はダメ、2012年も大統領選と抱き合わせになるので、たぶんダメ、そして2014年に合法化可決という流れだと思います。で、2019年ごろに連邦レベルで解禁といったところでしょう。まあ、こんな予想、当たったところで、何の足しにもなりません。

カリフォルニアで使われている投票箱の写真は -Andrew- さんが CC-by-nc で公開しているものです。光学的読み取り装置が付いているみたいですね。

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2010年 10月 22日 午前 12:35 | | この月のアーカイブへ

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