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2010.10.16

水と市場

Privatization Not Answer to Water Crisis, Says WPN - 11日から15日まで、マニラでアジア開発銀行(ADB)が「水:危機と選択」(Water: Crisis and Choices)という国際会議を開いていた。

Tapping Point by langleyo会議では、ADB や出席した関係企業が、水の安定供給のためには官民パートナーシップ導入による水道事業の民営化が欠かせないという総括を行なったという。これに対し、 Water for the People Network という NPO が利潤追求を目的とした企業の参入は望ましくないという反論を発表した、というのが冒頭のマニラ・ブレティンの記事。残念ながら、 WPN のサイトやブログはあまり更新されておらず、反論文書はまだ読めていない。記事によれば、1997年に行なわれたマニラ首都圏の上下水道局の民営化が ADB からは成功例として挙げられていて、WPN はそれに異議を唱えているという。

小泉やブッシュが政治の第一線から退いて以来、ニュースなどでは市場原理主義(ネオリベ)の話は聞かなくなったけれど、着々と企みは続けられているのだなあと思った。

蛇口の写真は langleyo さんが CC-by-nd で公開しているもの。

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2010年 10月 16日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

http://yakusoku.cinemacafe.net/

「約束の旅路」という映画の中で、シャワーの水が排水溝に流れ込むのを見たエチオピア人の少年が、手ですくおうとする場面。水道を流しっぱなしにしていると思い出します。

選挙の話題だったか、こちらのことが少し前にニュースでながれてましたね。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100318000098&genre=D1&area=K00

投稿: winter-cosmos | 2010/10/16 7:36:22

winter-cosmos さん、こんにちは。

「約束の旅路」は、とても面白そうですね。DVDが出ているそうなので、探してみます。興味深い映画をお教えくださり、ありがとうございました。

大山崎町の話は、よく分かりませんねえ。使ってもいない水道代を払わなくちゃならないなんて、変な話のように思えます。

投稿: うに | 2010/10/16 22:33:17

「水は基本的人権」とする歴史的な宣言が今年7月に国連で採択されました:
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2010/07/post-5537.html
http://www.democracynow.org/2010/7/29/in_historic_vote_un_declares_access

しかし、「水は営利企業を潤すための商品ではない」というこの世界的な合意の流れに逆行するように、途上国をターゲットにした「水ビジネス」を、東京都の後押しを得て本格的に世界展開しようと画策している日本企業があります。マニラの事例はこの企業の事業です:
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/a00h/106148/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100527/214629/
「地域に根ざした...」という主張の中身が吟味される必要があると思います。コチャバンバの事例も、当局の要請と認可を得た、ある意味では”地域に根ざした”事業計画だったゆえ、警察と軍隊が出動してきたわけですから。

「水ビジネス」の背景-企業の視点
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20090331/190623/

コチャバンバ水戦争の証言:
http://www.democracynow.org/2010/4/19/the_cochabamba_water_wars_marcella_olivera
「これは単に水の問題ではなく、私たちの水を誰がコントロールするのかという民主主義の問題だ」というオリベラさんの言葉が心に残ります。

「謎の企業の正体は米ベクテルだった」:
http://www.democracynow.org/2010/4/19/jim_shultz_on_dignity_and_defiance

「世界水フォーラム」と「民衆の水フォーラム」
http://www.democracynow.org/2009/3/23/water_rights_activists_blast_istanbul_world

ドキュメンタリー:「A World Without Water」
http://video.google.de/videoplay?docid=3930199780455728313&hl=ja&emb=1#

投稿: jabberwocky | 2010/10/17 3:03:16

jabberwocky さん、はじめまして。

たくさんの有益なサイトを教えていただき、感謝しています。本当にありがとうございます。

「基本的人権としての水」は、私も以前から気にしてきたことです( http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_2190.html )。多国籍企業側と人々側の、一進一退という感じでしょうか。私は勝つ気でいますけど(笑)。

投稿: うに | 2010/10/17 18:47:00

おそれいりました。

ボリビアの例は、民主主義が機能することの大切さを教えてくれていると思います。

ところが、先進国のエリートの方々が信じている「民主主義」は、それとは正反対のものだということを知りました:
http://www.trilateral.org/go.cfm?do=file.view&fid=8

うにさんならご存知かと思いますが...:
「2種類の民主主義」
http://www.youtube.com/watch?v=f9OP2YXKIFs

投稿: jabberwocky | 2010/10/18 1:08:16

jabberwocky さん、ありがとうございます。

チョムスキー、通勤途中に聞こうと思って、音声ファイルに変換して iPod に入れたつもりだったのですが、変換に失敗していたらしく、まだ聞けていません。近いうちに必ず。

投稿: うに | 2010/10/18 23:05:22

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