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2010.08.19

基地合意は違憲

Court rules against Colombia-US base accord - 南米コロンビアの憲法裁判所が、昨年10月にウリベ政権がアメリカとの間で結んだ基地提供の合意が違憲であるとの判決を出しました。

by  l u i s g o m e zウリベ前大統領らは、この合意はそれまでに結ばれていた協定の部分修正であるので国会での承認は必要ないとしていましたが、国会承認が必要であるとする弁護士団体が提訴し、今回その主張が認められたものです。

合意は、反米姿勢を強める隣国ベネズエラを牽制するために結ばれたものですが、ウリベ政権で防衛大臣を務めていたこともあるサントス新大統領は、対米合意が「麻薬密売やテロとの戦いにおいて重要」と主張していました。しかし、大統領就任後は、ベネズエラのチャベス大統領との関係修復を重要視しており、今後、基地問題にどのように取り組むかは不明です。

普天間の辺野古移転に関する合意も、国会の承認とかが必要なのでしょうか。もう合意が成立しているように思っていたので、コロンビアの話はかなり新鮮に感じました。

写真は「アメリカよ出ていけ」と書かれたボゴタ市内の落書き。 JUCO とは、コロンビア共産党(Partido Comunista Colombiano)の青年組織 Juventud Comunista Colombiana の略称のようです。 l u i s g o m e z さんが CC-by-nd で公開しています。

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2010年 8月 19日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

 今日も非常に興味深い記事を紹介して下さりありがとうございます。
 日本では、事実上の安保改定である「新ガイドライン」を、国会のかかわる条約の形ではなく、日米政府間の取り決めを閣議決定したかと思います。これで、安保の範囲が極東から世界中に広がり、米帝の引き起こす戦争に、どこでも付き合うことにしたわけで、いよいよとんでもないことです。偉い人の悪趣味と米帝の指示で、実際、あちこちの紛争地・『災害地』に首を突っ込み、ジブチに海外基地を設けるは、今度は内戦的なパキにわざわざ首を突っ込むよし。財政再建が何チャラとか、平和がどうしたとか言って、「死に金」を使い、恨みをわざわざ引き寄せる根性にうんざりします。
 さて、日本国憲法も、安保条約を閣議決定だかで「日米同盟」にとぼけて変えたこの脱法を許容しないと思うのですが、国内で裁判を起こした場合、竜宮城の皆さんも、コロンビアの裁判官のようにまっとうな判断を下してくれると良いのですけど。

投稿: L | 2010/08/19 17:56:39

L さん、ありがとうございます。

私はかなりぼんやり者で、何が条約で批准が必要で、何が行政府がひとりでやれることなのか、全然気にしたことがありませんでした。

安保、沖縄に関しての外交文書等の出た時期をまとめてみました:

1996年12月2日
SACO最終報告
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html

1997年9月23日
日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/kyoryoku.html

2006年5月1日
再編実施のための日米のロードマップ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_aso/ubl_06/2plus2_map.html

2009年2月17日
在沖米海兵隊のグアム移転に係る協定
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/2/1188021_1092.html
2009年4月14日、衆議院で強行採決

2010年5月28日
普天間飛行場移設をめぐる日米共同声明
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/joint_1005.html

普天間飛行場移設をめぐる日米合意
「最終合意は沖縄知事選後に」

投稿: うに | 2010/08/19 20:46:42

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