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2010.07.25

聖母たちの航海

Women Prepare to Set Sail Past Israel - トルコからガザに救援物資を運ぼうとしたマビ・マルマラ号が地中海の公海上でイスラエル軍によって攻撃され、ボランティアの市民たちが殺された惨事はまだ記憶に新しいですが、レバノンで新たな救援船の出航が近づいています。マリアム(Maryam)号という船です。

Free Gaza by John Steven Fernandezマリアムとはイエスの母マリアのアラビア語での呼び方だそうで、聖母の名を付けられた船にふさわしく、マリアム号は女性のみを乗せて旅立つそうです。約50人の女性たちの約半数はレバノン人。残りはアラブ諸国、ヨーロッパ、アメリカなどからの参加者です。カトリック修道女や、インド人の弁護士(配偶者はインド海軍の上級将校だそうです)なども含まれているとのこと。500人ほどの応募者から選ばれたようです。

女性たちは、イスラエルに拘束された場合に備えて、お互いの本名ではなく、マリアム1号、マリアム2号のような番号で呼び合っているそうです。また、逮捕されるおそれがあるのでパレスチナ籍の人は乗船しません。レバノンとイスラエルは緊張関係にあるので、トリポリからすぐガザに向かうと戦争行為だと言いがかりを付けられる可能性があるため、どこか第三国の港を経由してからガザを目指すという用心もします。もちろん運んでいるのは医薬品や女性、子どものための物資のみで、兵器の類は全くありません。

こころよく思わない人たちからは「女性だからといって、手荒な扱いを受けないとでも思っているんだろう」などと、いやみを言われるかもしれませんし、反対側からはもしかするとホモソーシャルな企画の意義を疑問視されたりもするのかなと思いますが、とにかく今は、彼女らの勇気をたたえ、安全な旅路を祈りたいと思います。そういえば、もうすぐ来る8月15日はマリア様が天に召された日。マリアム号の女性たちに聖母の祝福がありますように。

ガザ解放を求めるデモで歩く女性の写真は John Steven Fernandez さんが CC-by で公開しているもの。先月、カナダのトロントで撮影された写真です。

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2010年 7月 25日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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