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2010.04.30

パレスチナの携帯電話事情

PA urges Palestinians to stop using Israeli cell phone firms - イスラエルの新聞による報道なので注意して読まなくてはならないかもしれませんが、パレスチナ政府の Mashhour Abu Daqqa 通信大臣がパレスチナ占領地内でイスラエルの電話会社が提供している携帯電話サービスを利用しないようにパレスチナ市民に呼びかけたそうです。イスラエル事業者の利用者はパレスチナの携帯市場の12%を占めていると見られています。

Jerusalem cultures, by betta designアブダッカ通信相は、これが政治的なボイコットではなく、無許可でパレスチナ占領地内で営業している通信事業者に対する取り締まりだと説明しています。記事によれば、オスロ合意に違反してパレスチナでサービスを提供しているイスラエルの電話会社は Pelephone、Orange、Cellcom、Mirs の4社で、本来なら各社から年間1千万ドル(約9億4千万円)の税が支払われるべきなのに、現在はまったく納税が行なわれていないそうです。

一方で、これらの会社が占領当局と結託して、パレスチナの Jawwal と Wataniya の2社がC地区(段階的にパレスチナ側に移行されるとして、イスラエル軍が管理する地域)やアルクッズ(エルサレム)でアンテナを設置するのを妨害しているため、パレスチナの2社のサービス提供地域は不合理に狭められているようです。また、イスラエルはパレスチナの通信事業者が 3G のサービスを提供することを許可していません。もちろん、イスラエルはパレスチナの通信事業者がイスラエル領内でサービスを提供することも許可していません。

これらの指摘を通じて、アブダッカ通信相は、パレスチナの通信市場が不平等な「経済的な植民地化」を受けていると訴えました。おそらく、この表現はパレスチナのあらゆる経済領域についても当てはまるものでしょう。

私、ケータイについては「情報弱者」なんです。「3G」とか、訳も分からずに書いています。何か間違っていたらごめんなさい。パレスチナとイスラエルの電話事情については、以前この記事を書いて以来、気になっていたので、背伸びしながら書いてみました。

携帯電話のあるアルクッズの風景の写真は betta design さんが CC-by-nc で公開しているもの。ユダヤ系の人が電話を使いながら歩いています。周りにはアラブ系の人も歩いています。

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2010年 4月 30日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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