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2009.10.24

もっと税金を払いたい

私はお金持ち過ぎるんです。使い切れないほどお金があります。世の中には貧困や失業、格差の問題がいっぱいあります。お金持ちに追加課税すれば、2、3年のうちに十分な対策の財源が確保できるでしょう。どうか私たちお金持ちにもっと課税してください。

…という趣旨の声明が、44人のドイツのお金持ちの連名で発表された:BBC の "Rich Germans demand higher taxes"。発起人の Dieter Lehmkuhl さんによれば、ドイツには500,000ユーロ(約6,900万円)以上の資産を持つ人が220万人はおり、その人たちに5%の資産税を2年間課せば、1,000億ユーロ(約13兆8千億円)の税収になるというのである。

彼らの偉いのは、募金をして自分の良心を晴らそうというのではなく、税制を改革して社会変革を起こそうとしているところだろう。

ドイツ語なので私には読めないのだが、声明 "Appell für eine Vermögensabgabe" はここで読める。

日本のお金持ちの人たちも、気骨のあるところを見せてくれないだろうか。他人に期待してばかりおらず、私自身から呼びかけていくべきだろうか。ちょっと資産が足りないけど。

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2009年 10月 24日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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 よくいくブログで見た話題。ドイツのお金持ちが、「税金もっと納めるよ」と言っているというお話。  いくつかのエントリーにコメントをつけたので、そこを読んでください。  わたしの子どもの頃は累進性が強かったけど、みんな勤労意欲はあって高度成長したよ、というお話... 続きを読む

受信: 2009/11/01 11:21:40

コメント

わたしの子どもの頃、累進性はきつくて、所得税の最高税率は70%ぐらいではなかったかと思います。少なくとも50%ぐらいはあったような。新聞にそのとき高額所得者のコメントが、「もう諦めてます」とか、「先輩から税金で殆ど持ってかれるよと言われた」(単年度で急に所得のあったベストセラー作家かな)などととのっていました。
だからといって、甲斐性のある皆さんの意欲が衰えたという話は聞きません。1億ぐらい所得があれば、5000万円ぐらい税金を払ってもいいなあ、と思います。人間、一人で生きているわけじゃなし。

投稿: kuroneko | 2009/10/24 0:23:28

米ワシントンのシンクタンク「世界開発センター」(CGD:The Center for Global Development)が富裕国22カ国の低開発国支援寄与度を評価した結果、韓国は昨年に続き2年連続で最下位となった。 (http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=121919&servcode=A00§code=A00

昨年に韓国がこの富裕国のグループに加わるまでは、最下位は日本が占めていたらしいです。もっとも、G7の各国も上位には一国も顔を出さず、上位はやはり高福祉高負担が常識のようになっている北欧諸国の独壇場であったということです。ということは西洋の富裕層の精神的伝統であるノブレス・オブリージュだけで片付けてしまう訳にもいかないような気もします。私たちアジア人は、ヒューマニズムというものを一から叩き直す必要があるのではないのでしょうか。もちろん、小金を貯めこもうとあくせくしている私自身を、真っ先に叩きのめさなくてはなりません。

投稿: argon | 2009/10/24 2:44:39

kuronekoさん、

そうでした。より進歩的な累進課税を実現することが基本ですね。

「人間、一人で生きているわけじゃなし」。本当にそうだと思います。


argonさん、

お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたか?

たしかに、ヒューマニズムというものの受け入れ方を考えるべきかもしれません。

「小金を貯めこもうとあくせくしている」。でも、年金とか当てにならないことを考えると、貯金しなくちゃなあ、と思ってしまいますよね。

投稿: うに | 2009/10/25 0:36:44

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