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2009.05.31

スパイの言葉

CIA seeks to broaden foreign language skills - CIA のアナリストやスパイのうち、外国語が話せるのは30%にも満たない。この比率を5割以上に引き上げようと、5か年計画が練られている。外国語に堪能な新人を受け入れるとともに、省内での外国語学習にも力を入れるらしい。Leon Panetta 長官が明かにした。

重点言語として挙げられているのは、アラビア語、中国語、ロシア語、バシュトー語(アフガニスタン)、ウルドゥ語(パキスタン)、ペルシャ語(イラン)。

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2009年 5月 31日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.30

新型の恐怖

Fears for new malaria drug resistance - カンボジア西部で、現在ある特効薬が効かないマラリアが発生したらしい。過去2世代の特効薬についても、カンボジアから、耐性を持った病原虫が広まったそうだ。耐性を持つマラリアがアフリカなどに広まれば、壊滅的な事態になると懸念されている。

マラリア顕微鏡写真今回、新たに耐性を持つマラリア原虫が現れたのは artemesinin (artesunate) という薬。通常なら患者に投与して2日もすれば、マラリア原虫が全滅するが、最近の患者の中には、5日以上経っても根絶できない例が出てきているとのこと。カンボジアでは医療制度が未整備で、薬が街の薬局などに出回っていて中途半端な服用がなされたりすることが耐性を生んでいるのではないかとされている。

現状でさえ年間100万人の命を奪うマラリアだ。新型の恐怖は世界を震撼させてしかるべきだと思うのだが、北の国々の人々に叫びは届くだろうか。

血液中のマラリア原虫の写真は dragonflyajt さんが CC-by-nc-sa で公開しているもの。

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2009年 5月 30日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.29

エルサレムの文学祭

Palestine Festival of LiteratureIsraeli police shut Jerusalem book fest, again - アルクッズ(エルサレム)で、パレスチナ文学祭(Palestine Festival of Literature)という国際会議が開かれていたが、23日の開会式も28日の閉会式も、イスラエル当局から中止を命じられた。理由は、政治的な集会に該当するからというもの。

村上春樹さんが受賞したエルサレム賞に関する報道の記憶をたどってみて、権力と従属という軸に関して「政治的」という形容詞が非対称というか、著しく歪んでいることを認識する。

写真は palfest の Flickr ページから(CC-by)。パネルディスカッションのひとこま。前景の物体は何か古代の遺跡から出てきたものでしょうか。

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2009年 5月 29日 午前 11:33 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.05.28

インドネシアの女性議員

Record number of female legislators elected into the House - 先日行なわれたインドネシア下院の総選挙で、女性議員が多く誕生したというニュース。定数560のうち、女性議員は102名で女性比率は18%となり、過去最高。これまでは1980年代後半の13%が最高だったそうです。

正確な数は調べていないのですが、日本の国会の女性議員の比率はもっと低いと思います。女性ならだれでもいいというわけではないので、数がすべてではないでしょうけれど。

議員の世襲制限も結構ですが、各政党に候補者の半数を女性にすることを義務づけるというのもいいと思います

注: この言いかた、世の中が女と男の半々ずつでできているという思いこみの色が濃いですね。反省。

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2009年 5月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.27

右翼の女たち

Women 'More Active' on Swedish Neo-Nazi Scene - スウェーデンでは極右活動への女性の参加が活発化しているというニュース。最近同国で出版された「こんにちは、戦友の女たち」という本の紹介だ。この本では、1997年から2003年の間にナチス戦線(NSF)という極右グループに参加した111人のスウェーデン人女性について、2008年にも再調査を行なって、その傾向を分析したらしい。

記事ではまず、ネオナチとか国粋主義者というと男性を想像しがちで、女性は身の回りの男性に付き従って参加しているだけのように考えてしまうが、実際には女性も積極的に集会参加とかビラ配りとか文書作成をやっているということが紹介されている。

右翼の活動に入る典型的な女性は19歳。30歳以上で入る人は非常に少ない。入ってから1年10か月でやめる。もちろん、10年やっている人もいる。仕事を持っている人は少なく、収入と学歴は低め、とのことだ。

日本でも、こんな感じ?

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2009年 5月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.26

災いの日

イスラエルの建国はパレスチナ人たちにとって、大きな災い(Nakba)でした。イスラエル国会に提出されようとしている法案が通れば、パレスチナ人たちはその災いをナクバと呼ぶことすらできなくなってしまいそうです。

ハアレツ紙 "Israel moves closer to banning mourning of its independence" によれば、与党連合の一員、極右の Yisrael Beiteinu 所属の議員が提案している法律は、イスラエルの建国記念日をナクバと呼ぶ催しや式典を開くことを違法とし、違反した者には3年までの懲役刑を課すというものです。

記事はアラブ系議員の次のような言葉を伝えています:「これが法律になったとしても、ナクバの日に人々は思いを馳せます。それはイスラエルの存在に脅威を与えるものではありません。それはパレスチナの人々が負わされた傷を癒す営みなのです。パレスチナ人に対するナクバのように民族に対する罪が犯された歴史を、法律は書き換えることはできません。」

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2009年 5月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.25

武器輸出三原則を変えないで

政府・与党、武器輸出三原則の緩和検討 共同開発・生産を容認 - 日経のこの報道を伝える AFP 電 "Japan to relax arms export ban" で気がつきました。

1967年以来、日本が続けてきた武器輸出三原則の政策をやめ、武器の共同開発、共同生産を容認し、輸出を解禁する方針を政府、与党が決めたそうです。年末に予定されれている防衛計画の大綱の改定に盛り込む予定。ネットの日経の記事には書いてありませんが、AFP 電では、紛争国への禁輸は継続すると書いてあります。

変えてほしくないと私は思います。40年以上、国是としてきたことですから、変えるのであれば、せめて、それを争点とした選挙をしてほしい。保守二大政党制のもとでは、それも難しいかもしれません。

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2009年 5月 25日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.24

老人と海賊

Pensioners fight off pirates with deck chairs - ソマリア沖というよりセイシェル諸島に近い海域で、客船が海賊に襲撃された。しかし海賊たちは乗っ取りに失敗し、退散した。4月25日のことだ。この客船には定年後の夫婦などがたくさん乗っており、その老人たちがいすやテーブルなどを甲板から投げ落として、乗り移ろうとする海賊を追い払ったらしい。

これだけだとドタバタ喜劇のようだが、実際には船の壁には銃痕が残り、また、他の報道によると、船の警備員が銃で応戦したようなので、とてもじゃないが、「海賊対策には、シニアのボランティアを派遣し、折りたたみいすを配備すればいい」などと言える状況ではなかったようだ。

だが、「護衛艦」とか「P3C哨戒機」といった語彙だけでは、やっぱり、海賊問題を語るには不足のような気がする。そもそも、軍艦が多くなったあたりを避けて、事件を起こす海域が拡散していることがこの話から分かる。

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2009年 5月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.23

終わってよかった

Bush: It's 'liberating' to be out of office - ブッシュ前大統領の近況を伝えるAP電。ニューメキシコの高校生を相手にスピーチをしたらしい。近所に犬の散歩に行き、ビニール袋でうんちの後始末をしている自分にふと気づき、「人生が平常に戻りつつあるのだな」と感じたという。重い肩の荷が下りたことを喜び、「正直言って、解放感がありますよ」と語った。

彼がホワイトハウスを去ったことによって解放感を味わったのは決して彼一人ではない。

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2009年 5月 23日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2009.05.22

もうすぐ二十年

Tiananmen Now Seems Distant to China’s Students - もうすぐ天安門事件20周年の6月4日がやって来ます。北京大学の学生たちへのインタビューをもとにしたニューヨーク・タイムズ紙の記事です。

四年生が、おととし開かれた外国人記者たちとの討論会の時のようすを語っています。「いつも6.4事件のことについて聞かれるんだけど、私たちは黙ってしまいます。話したくないからではないんです。何が起こったのか知らないから黙るしかないんです。」

私は留学生向けの授業を担当しているので、韓国の光州事件だとか中国の天安門事件だとかの日にクラスがあると、科目の内容とは無関係ですが、それらの出来事を見てきた世代として、若い留学生たちに何かを伝えたくなります。私が民族的な差別意識などからは自由な人間であることは分かってくれていると思うのだけど、それでもこういう話題を私が持ち出すことには困惑しているらしいのがよく分かります。今年はうまく話し合いができるでしょうか。

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2009年 5月 22日 午後 04:44 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.05.21

アフガニスタンの白リン弾

Officials: Enemy is using white phosphorus in Afghanistan - 米軍星条旗紙の記事。アフガニスタンの Paktika 県 Gayan 地区で、19日、武装勢力が米軍などの国際治安支援部隊(ISAF)に対して白リン弾を用いて攻撃したと主張しています。

私は気がついていなかったのですが、5月11日に、武装勢力による白リン弾の使用に関する報告書が公表されたのだそうです(AP電 "US military: 44 Afghan cases of white phosphorus")。

記事は、白リン弾が激しい火傷を起こすことを指摘し、ジュネーブ条約で民間人を標的にした使用は禁止されているとする一方、ISAF は白リン弾を「戦域での交戦規定と国際法に則って」使っていると紹介しています。

米軍が使って民間人の重傷者が出た時は、狙い撃ちしたわけではなく不幸な付帯的な被害だということなのでしょうかね。で、武装勢力の側も ISAF を標的にする限り、民間人を狙っているわけではないから、あからさまに非難されるわけではないのかな。

きっぱりと全面禁止にしてしまえばいいのにと思いますが、きっと、そうすると、いたちごっこで、もっと怖いものが出てくるだけなのかもしれません。

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2009年 5月 21日 午前 11:34 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.20

はやりの病

流行っている病気の患者が見つかって、今日の昼から私の職場も一つの事業場がお休みになってしまいました。

そんな中、少し時機を逸した記事が目の前を通りすぎていきました。About World Malaria Day 2009 という、4月25日の世界マラリアの日についての記事。

WHO のコミュニケは、世界の人口のおよそ半数、特に所得の低い国々がマラリアの危険にさらされていると言います。マラリアは、年に5億人以上が感染し、100万人以上の命を奪います。状況が厳しいのはサハラ以南のアフリカですが、アジア、ラテンアメリカ、中東、そしてヨーロッパの一部でも被害が出ます。

感染者が一人出ただけで県全体で学校が閉鎖されるほど大騒ぎになる病気がある一方で、たくさんの死者が出るのになかなか有効な対策が施されない病気があるんだなあと思ってしまいます。なんとも不公平。なぜそんな状態のままなのかは、引用した文から推量しなくてはならないのですよね、きっと。

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2009年 5月 20日 午後 08:17 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.19

ノーベル賞受賞者たちのヒロシマ・ナガサキ宣言

核兵器廃絶へ行動を 平和賞受賞者17人が宣言 - 共同通信の記事です。「ノーベル平和賞受賞者ヒロシマ・ナガサキ宣言」という文書が広島の中国新聞18日朝刊に掲載されたとのこと。宣言文やこれまでの経緯については、ヒロシマ平和メディアセンターのページで読めます。

宣言は、核拡散防止条約(NPT)再検討会議が迫る今、私たちは核拡散か核廃絶かを選ぶ岐路に立っているという認識を示し、核廃絶は可能であり、世界の人々がそれぞれの政府に強く働きかけることが必要だと呼びかけています。

私はこの宣言に全面的に賛同しますが、宣言文書がテキストではなく画像でしか見られなかったり、新聞社の系列を越えられないのか日本語でもあまり報道されていないようだし、英語での報道が今のところ UPI の記事 "Nobel Peace winners issue declaration" しか見当たらないというのは、まさに「もったいない」と思わずにはいられません。私たち一人ひとりがこの宣言を広めるのに力を貸さねばならぬということかと思いつつ、この記事を書いています。

Brief report in English: 17 Nobel Peace laureates signed the Hiroshima-Nagasaki Declaration, which calls for a world free of nuclear weapons. The declaration reminds us that the choice between proliferation and abolition is ours, especially now, with the NPT Review Conference approaching. The Hiroshima Peace Media Center web site, run by the Hiroshima-based Chugoku Shimbun newspaper company, has the declaration in English. UPI has a brief dispatch.

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2009年 5月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.18

オルハン・パムクに対する民事訴訟

Pamuk 'insult to Turkishness' claims return to court - トルコのノーベル賞作家オルハン・パムクの言論をめぐる民事裁判についてのニュース。2005年にパムクがスイスの雑誌のインタビューに対して「3万人のクルド人、100万人のアルメニア人が殺されたのに、だれも問題にしようとしない」と語ったことで「個人的な損害」を蒙ったとして国粋主義者らが訴えたもの。最高裁がこの訴えを審理すべきとの見解を示した。下級裁判所がどのような扱いをするかは、現時点では不明。

トルコによる虐殺に関するパムクの発言は、「反トルコ的」な言論を取り締まる刑法301条違反に問われて刑事裁判となったが、国際的な非難を受けて起訴が取り下げられた。損害賠償の訴えもこれまで2回、退けられていると記事は伝えている。

ロイター電 "Writer Pamuk may face new trial for Armenia remarks" によれば、パムクは最高裁の裁定について、「心配はしていない。自由がなければ正義はあり得ない。自由に発言することが私に課された義務だと思う」と語っている。

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2009年 5月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.17

虎の末期

LTTE leaders may commit 'mass suicide' - スリランカ政府軍によるタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)鎮圧作戦が最終局面に入っている。政府軍は海岸線を制し、LTTE を完全に包囲し、制圧まであと数時間らしい。そんな中、インドの PTI 通信社の記事は、LTTE が集団自決するのではないかと伝えている(朝日新聞も詳しく報じている:「LTTE、集団自殺準備の情報 政府軍が完全包囲」)。

LTTE のもとには市民が多くいる。「人間の盾」にされていると言われる人たちだ。どうか市民が死を強制されませんように。最後の激しい戦いの中で罪のない人々が命を落としませんように。

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2009年 5月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.16

ペルーで一揆始まる

Amazon Indians declare `insurgency' against Peru - ペルー北部アマゾン川流域の先住民たちが、ペルー政府に叛旗を翻す「一揆」を開始したことを宣言した。先住民たちは一か月ほどにわたって道路の封鎖などの抵抗運動を続けてきたが、今後、その戦術を激化させるだろうと伝えられている。

先住民たちが異を唱えているのは、アマゾン流域のジャングルを開発可能な地域に指定するなどの最近の Alan Garcia 大統領の政策。自然を破壊し、油田開発などを行ない、その利権を多国籍企業に売り渡すものだとしている。2月に発効したアメリカとの自由貿易協定をてこに、先住民たちの同意を得ないまま開発が推し進められているらしい。

指導者として、Alberto Pizango さんという人の名前があがっている。彼が会長を務める Asociación Interétnica de Desarrollo de la Selva Peruana のウェブサイトはこちら

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2009年 5月 16日 午後 08:17 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.15

帰ってきたドンキホーテの子どもたち

Don Quichotte qui doutent - 2006年の暮れから2007年の春にかけて、パリでホームレスの問題を訴えて、多くの赤いテントが張られたのを覚えていらっしゃいますか(当時の記事)? あの赤いテントが帰って来たそうです。2006年の冬の行動は多くの人の共感を呼び、居住権法が作られましたが、その後も行政的には事態は改善していないことを訴えるようです。

記事は、この赤いテント村「第二幕」の取り組みが前回ほどの賛同を集められず、主催者であるドンキホーテの子どもたちが苦悩していると伝えています。パリでテント住まいのボランティアを買って出たのは200人。テント村を作るには十分な数だが、「民衆の支持」があるとは言いにくいレベルだとリベラシオン紙は言います。

大学のストが続いていることも関係するのかな、と思ったり。逮捕覚悟の人が200人も集まれば大成功だと考える私は著しく期待値が低いのでしょうか。

追記:今回は緑色のテントだったようです。Neno° さんが CC-by-nc-nd で公開している写真を掲げます。

ドンキホーテの子どもたち

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2009年 5月 15日 午後 08:57 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.14

疎開

Pashtun hospitality for Swat refugees part of their culture - Swat 地方、Buner 地方での戦乱を逃れて、パキスタンでは50万人以上の人が避難民となっている。避難所周辺に住む人たちは、逃げてきた人たちに優しく門を開いて家に泊まらせてあげていると記事は伝えている。「知らない人たちだったけど、もう夜になって、子どもたちも連れていて… 私たちも同じ境遇にあったら、助けてくれる人がいてほしいですから。」

避難民を助けるのは、預言者ムハンマドがメッカを追われ、メディナに避難した時からのムスリムの宗教的な義務だという。「兄弟」(muakhat)としての務めなのだと記事は説明している。また、それはパシュトゥン人社会の行動原理なのだとも書かれている。

私たちの社会が戦乱に巻き込まれた時、私たちも同じように逃げ惑う人たちに温かく手を差し伸べるだろうか。少し心配になった。

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2009年 5月 14日 午後 08:36 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.13

見える票

Web program tells you how Congress voted - アメリカの話ですが、国会議員がどの法案に賛成反対の票を投じたかを簡単にしらべることができる iPhone アプリケーションができたという話題です。Visible Vote と言います。

自分の郵便番号を入力すると、その選挙区の上院議員、下院議員が検索され、投票結果が分かるほか、自分が賛成か反対かを入れることで、その議員と自分の意見の違いなどを要約してくれるのだそうです。意見を書きたくなったら、さっとその場で手紙を書くと、自動的にファクスで送信されるという機能もあるそうです。

日本でも、こういうのがあるといいですね。日本の国会は無記名の起立投票とかが多いから、無理かな。

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2009年 5月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.12

宗教者の禁欲

Alberto Cutié 神父はマイアミ周辺のカトリック司教区を率いる40歳。テレビやラジオにトークショーを持っている人気者だ。そのクティエ神父は、女性といちゃついているところを写真に撮られ、それが報道されたため、今は謹慎中だ。

Poll: Most Miami-Dade Catholics oppose celibacy vow - 地元マイアミ・ヘラルド紙の世論調査によると、マイアミ周辺のカトリック信者の9割が彼のニュースに注目しているが、スキャンダルにも関わらず78%が依然として彼を支持している。彼に悪い印象を持っていると答えたのは10%に過ぎない。

この調査が明らかにしたのはクティエ神父の人気だけではない。一般的にカトリックの神父や修道女が独身を通さねばならず、性交渉を持つことを禁じられていることについては、22%の人しか支持していない。74%の人が神父や修道女が結婚してもいいと考えていることが分かった。記事では、カトリック聖職者の独身主義は12世紀に確立されたと書いているが、調査を受けた人の81%は、これが「時代遅れ」だと考えているという。

もちろん、世論調査で教義が決まるわけではない。

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2009年 5月 12日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.11

混み合う教室

Israeli classrooms among world's most crowded - イスラエルの Ynetnews の記事。イスラエルの中学校のクラスは生徒数が多く、先進工業国の中で最も悪い環境の一つとなっているそうです。OECD加盟国の平均は一クラスあたり23.8人ですが、イスラエルは32.8人。これより悪いのは日本と韓国しかないと指摘されています。小学校では、OECD平均は20.2人、イスラエルは27.5人。ユダヤ人地域よりもアラブ人地域のほうがクラスが大きいと書いてあります。

これらの数字を政府に報告した国会(クネセト)文教委員会の Zevulun Orlev 委員長は、「教師の質を上げたり授業時間数を増やしたりしても、教室あたりの生徒数を減らさなければ、成績はよくならないし、イスラエルの教育制度がおかれている厳しい状況も改善しない」と語っています。

OECDの数値等はここらへんを参照:

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2009年 5月 11日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.10

モスクワの誇り

ロシアではホモフォビア(同性愛嫌悪)が強く、意識調査によれば、同性愛者を受け入れようという人は20%程度しかいない。お役所もまったく話にならないようで、LGBT のパレードを計画しても許可が降りない。

来週の日曜日(5月17日)は国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日(IDAHO)であるが、その前日にモスクワでユーロビジョン音楽祭(ヨーロッパとその周辺諸国の歌の代表が競う)が開かれるので、それに合わせて、ゲイ・プライドのパレードを無許可でやるらしい(Славянский гей-прайд)。今まで当局はこのパレードを力で弾圧してきた。各国のテレビ局がモスクワに音楽祭の取材に来ている16日、パレード参加者と機動隊の間で流血の事態になるかもしれないと英インディペンデント紙の記事 "Kitsch song contest is Russian gays' secret weapon against hatred" が伝えている。

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2009年 5月 10日 午前 10:51 | | コメント (0) | トラックバック (22)

2009.05.09

正直な運転手と素敵な仲間たち

Honest taxi driver reaps rewards - サンチアゴ・ゴリさんはアルゼンチンのラプラタ市でタクシー運転手をしている。4月のある日、老夫婦を乗せた後に客席を見ると、かばんの忘れ物があった。かばんの中には300万円以上の現金が入っていた。数日後、ゴリさんは老夫婦を見つけ出し、お金を返した。

運転手さんにお金を返そう!黙って自分のものにしたりせずお金を返したゴリさんは「正直なタクシー運転手」として話題になり、正直者に報いようという趣旨でネット募金が始まった(たぶんこの Devolvámosle la guita al taxista! というサイト)。すでに150万円ほどが集まったという。サイトには「あなたのような人がもっといればいいのに」といった賞賛の声が載っている。

たぶん、近くで見ると、偽者の詐欺サイトができていたり、実は運転手には暗い過去があったとか、いろいろとケチが付いて見えたりするのだろうけれど、地球の裏側で話を聞くかぎり、ほのぼのとした、いい話に聞こえる。お金をちゃんと返したのもいい人だが、その人のためにとちょっとずつお金を出し合う人たちって、とってもいい感じ。

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2009年 5月 9日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.08

尊厳と喜びを取り戻す

アフリカの一部などの風習に女性器切除(FGM)があります。伝統文化の名のもとに女性が暴力的に差別される象徴のように思えます。

“Pleasure hospital” under construction for FGM/C victims - 西アフリカのブルキナファソで、女性器を切除された女性にクリトリスの再構築の手術を施す病院が建てられていると伝える国連 IRIN の記事です。アメリカの援助団体 Clitoraid の支援によるもの。

記事によれば、クリトリス再構築手術は3年前にブルキナファソで始まったもので、320ドル(約31,700円)するとのこと。ブルキナファソの年間一人あたりGDPは577ドルだそうです。

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2009年 5月 8日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.07

州知事が大麻合法化の討議を呼びかけ

Governor asks: What if pot's legal and taxed? - 米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事がマリファナ合法化の可能性を探る調査を行なうとの見通しを示した。まだ合法化の「時は来ていないと思うが、討論すべき時が来たと思う」と述べたと伝えられている。合法化し、課税することによって、州の財政が改善されるかに興味があるらしい。

州の住民の56%が合法化を支持しているという調査結果もある。採択される見込みは低そうだが、課税率や、学校周辺での禁止などを定めた合法化法案が既に州議会に上程されていたりする(Tom Ammiano 議員による州下院法案390)。

アメリカではこの一年ほどの間で大麻合法化の気運がものすごく高まってきたようだ。おそらくこの動きは止められないと思う。どこかの州で嗜好品としてのマリファナが解禁になるのにあと3年から5年、全米で合法化されるのに8年から10年といったところだろうか。

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2009年 5月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.06

同性婚に関する全米意識調査

CNN poll: Generations disagree on same-sex marriage - CNN が先月アメリカで行なった調査で、同性婚についての意見分布がその人の世代と、知り合いに同性愛者がいるかどうかを反映していることが明らかになった。

調査全体では、同性婚の合法化に賛成する意見は44%、反対が54%だった。しかし、18歳から34歳までの世代では、賛成が58%にのぼっている。賛成意見は、35歳から49歳の世代では42%、50歳から64歳では41%、65歳以上では24%と、年齢が上がるにつれて少なくなる。

家族や親しい友人に同性愛者がいると答えた人は全体の49%。1998年の調査では41%、1992年の調査では32%だった。自分の近くに同性愛者がいると答えた人の間では過半数が同性婚に賛成だが、同性愛者の知人がいないと答えた人の間では過半数が反対だったとも伝えられている。

日本ではどんな感じかなあ。ちなみに、私は、同性婚に賛成、35歳から49歳の世代、同性愛者が知り合いにいる。

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2009年 5月 6日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.05

チベットに行くべきだ

Dalai Lama in NY urges Americans to visit Tibet - ダライ・ラマが世界の人に向け、チベットを訪れて、中国政府の言うことが本当かどうか、その目で確かめるとよいと語った。訪米中のダライ・ラマの5月3日、ニューヨークでの発言。

中国政府は、1959年に中国がチベットを「解放」し、その統治下でチベットの人々は「とても幸せだ」と言う。その主張が正しいのか、それともチベットの人々は自治を欠き抑圧に喘いでいるとするダライ・ラマたちの言葉が正しいのか、行って、見たことを世界の人々に話してほしいというのだ。それが国際社会の責務であると彼は言う。

日ごろ、私たちのまわりには、例えば北朝鮮に対して、一切関わりを持たないようにして、政府の力による交渉だけに任せたほうがいい、というような言説があふれている。一人ひとりが状況を見て来るべきだとするダライ・ラマの言葉がすごく新鮮に聞こえる。

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2009年 5月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.05.04

リオ2016

2016年のオリンピック開催地選考のための評価委員会がブラジルのリオデジャネイロの視察を終えました。日本では共同通信が「IOC、リオへの評価は控えめ」と題して、あまり肯定的な評価ではなかったと報じています。

Rio 2016ロイター電 "Inspection committee impressed by Rio Olympics bid" は、委員たちがリオデジャネイロに感銘を受けたと語った点を強く取り上げています。ムータワキル委員長は、オリンピックの開催がブラジルの長期的な発展の計画とうまく合致し、「オリンピックはルラ大統領たちのグローバルなビジョンの真ん中に位置づけることができる」と語ったそうです。あまり注意していなかったので分からないのですが、日本を見た時は麻生首相や石原都知事の国際的な視野の広さが賞賛されたのでしょうか。だったら、ルラに対するコメントも単なるおべんちゃらかもしれません。

ロイターの記事は重要な情報を含んでいました。評価委員会の来訪を前に、路上生活者たちがバスに載せられて、立ち退かされたのを見たという証言があるという話を Folha de Sao Paulo という新聞が土曜日に報じたというのです。ウェブでは確認できませんでした。

候補地として名乗りを挙げている4か国のうち、ブラジルが最も経済の不均衡(ジニ係数)が大きく、リオデジャネイロにもスラム街とかが多そうなので、こういった問題が一番起きやすいような気がします。

それでも、こういった形で影響を受ける人たちに対してさえ、オリンピックは雇用の創出などを通じて経済的なよい効果をもたらし、人々に誇りと自信を与えるのかもしれません。もしそうなら、2016年のオリンピックは、半世紀前の日本がそうであったように、これから伸びていく国で開いてほしいと思います。

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2009年 5月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.03

自衛隊グアム基地

琉球新報の2日づけ社説「米軍再編3年 「沖縄」が悪用されていないか 自衛隊「グアム基地」は危険」。グアム移転が本質的には沖縄の負担軽減とは別の次元での戦略的意義をもっており、日本の経費負担に関して沖縄がだしに使われていることを明らかにしている。

記事はさらに「グアム移転に伴い整備・建設される施設の自衛隊の恒常的利用を米国に求める提言もある」として、推し進められる米軍と自衛隊の「融合・一体化」の中で、日本政府は「グアム基地の自衛隊基地としての活用」を目論んでいると指摘している。

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2009年 5月 3日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.02

東エルサレムの住みにくさ

The planning crisis in East Jerusalem - Understanding the phenomenon of “illegal” construction - 国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表した東エルサレムの居住環境に関する報告書。イスラエルが東エルサレムをいかに住みにくい土地にしているかが分かる。

イスラエルは1967年以降、東エルサレムを占領、併合し、「首都」を名乗らせているが、その裏ではアラブ系住民への執拗な嫌がらせが行なわれてきた。占領地の13%にしかパレスチナ住民による建築が認められていないため、多くの建築物が許可なしの違法建築となっている。そして、それが違法だという理由で取り壊しが行なわれるのである。OCHA の調査によれば、約25万人いるエルサレムのアラブ系住民のうち約4分の1が、住んでいる家を取り壊される恐怖にさらされながら暮らしている。

報告書は、さらに、この建築許可の出し渋りと取り壊しという問題が東エルサレムに限定された問題ではなく、西岸地区のC地区もまったく同様だと指摘している。

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2009年 5月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (10)

2009.05.01

海賊はなぜ海賊になったのか

Somali pirates: Foreign fishing drove us to raids - ソマリアの刑務所に海賊たちを訪ねたマクラチー新聞社の記事。海賊たちはみんな痩せ細っていて、怖そうには見えない。こういう人たちを取り締まるために世界中から海軍の艦艇が集まってきているのは不思議な感じだ。

海賊はなぜ海賊になったのか。ソマリアの中央政府が崩壊して内戦状態となったため、沿岸を取り締まる者がいなくなった。そこに入ってきたのが外国の大型漁船である。記事では、フランス、スペイン、インドネシア、韓国の名前が挙げられている。政府がないから、領海もない。本来なら許可証がいるはずの場所で大手をふるって漁が行なわれた。トロール漁で魚が根こそぎ取って行かれた。そのために漁がなりたたなくなったソマリアの漁師たちが海賊になったのだ。

軍艦が解決になるのか。だれのどのような行為が取り締まられるべきなのか。

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2009年 5月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (2)

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