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2009.04.30

米下院がヘイト・クライム修正法案可決

U.S. House passes hate crime bill that Bush opposed - アメリカの議会下院が差別犯罪(ヘイト・クライム=憎悪による犯罪)の定義を拡張し、性的志向、性自認、心身の障碍がきっかけとなった暴力にも適用されるようにする修正案を可決した。

現行の差別犯罪法は公民権運動の時期に定められたもので、人種、肌の色、宗教、出身による差別に対象が限られていた。また、被害にあった時、何をしているところだったかについても制限があったが、それも緩和される。

同様な法案は昨年までブッシュ政権の抵抗により、握りつぶされてきた。

大統領が民主党になっても大して変わらないだろうと私は思っていたのだが、アメリカは少しずつ変わりつつあるようだ。

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2009年 4月 30日 午後 02:51 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.29

メキシコが大麻所持合法化へ

Mexico Senate OKs bill to legalize drug possesion - メキシコ連邦議会上院が少量の麻薬類の所持を合法化する法案を可決したと伝えるロイター電。5グラムまでの大麻、0.5グラムまでのコカインの所持が処罰対象とならなくなる。保守派のカルデロン大統領もこの法案に賛成であり、下院でも可決されて合法化される見込みが強い。

マリファナ合法化の趣旨は、警察の労力を軽微な所持摘発から解放し、激しい麻薬取引関連の暴力事件に対処するため。以前にも同様の法案が可決されたが、その時はフォックス前大統領がブッシュ政権からの圧力で署名を拒否した。

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2009年 4月 29日 午後 02:32 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.28

エプロン姿のダライ・ラマ

The Dalai Lama serves hope to SF homeless - 訪米中のダライ・ラマがサンフランシスコのホームレス支援施設で炊き出しに参加したそうです。いつもの法衣の上に赤と黄の絞り染めのエプロンをかけ、ホームレスの人にパスタを手渡している写真が載っています。

「私も家がないのですよ」と言ったとのこと。「私たちの命は他者に依存しています。あなたはまだ人間社会の一員、コミュニティの一員です。どうかあなたが幸せと尊厳を感じられますように。」

The Forgotten International (忘れられた者たち・インターナショナル)という団体が企画したと書いてありました。

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2009年 4月 28日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.27

南アフリカでGMトウモロコシに異常

Maïs Monsanto : l'Afrique du Sud récolte des champs stériles - 南アフリカでモンサント社の遺伝子組換えトウモロコシに異常が発生している。病気や害虫の問題もなく、一見、順調に育っているように見えたトウモロコシの多くに実がならないのだ。

被害は82,000ヘクタールにも及ぶ。モンサント社は受粉の過程で問題が起こったと考えられるとしているが、作付けした農家に対して補償を行なう予定だ。モンサント社に批判的な人々からは、遺伝子組換えという操作自体が作物を弱体化させてしまったのだろうという声や、遺伝子組換え作物を植えるということは「食の主権」を多国籍企業に売り渡すことに他ならないといった意見が出ている。

村野瀬玲奈の秘書課広報室 | 遺伝子組み換え作物の生産性は高くない (ル・モンド紙の記事から)」にトラックバックを送ります。

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2009年 4月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.26

「ジョン・ラーベ」がドイツ映画賞を受賞

Film about Nazi humanitarian in China wins major German prize - 2月にここで紹介した映画 John Rabe がドイツ映画界の最高栄誉である Der Deutsche Filmpreis に輝いた。

ジョン・ラーベ。南京で安全区を作り、日本軍の虐殺から人々を守ったナチス党員である。ナチスの人間を好意的に取り上げた映画に賞を与えることには批判もあるかもしれないが、記事はその点には触れていない。日本軍の行為については、「日本の保守的な政治家や学者の中には虐殺が起こったことを否定する者もおり、日本の中ではまだそれが熱い政治的な争点である」と伝えている。

この映画、ドイツでの興業成績はあまり芳しくないらしい。私は見たいのだけど、日本にはやって来るのだろうか。

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2009年 4月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.04.25

ビルマの祈り

Myanmar arrests opposition politicians for praying - ビルマ(ミャンマー)で、政治犯の早期釈放を寺院で祈った活動家が「宗教の冒涜」の容疑で逮捕された。国民民主同盟(NLD)は、「パゴダ(仏塔)で祈ったことで検挙逮捕されてしまうというなら、仏教の信者は何をすればいいと言うのか」と述べ、弾圧の激しさを訴えている。

逮捕されたのは、NLD の副代表 Chit Pe さんら2名。ラングーン(ヤンゴン)の南30キロほどの Twante という村での出来事だ。彼らは何を祈ればよかったというのだろう。軍事政権の安泰をか?

圧倒的な権力をふるいながら、あえて信仰ゆえの行ないに対して「宗教への冒涜」などとオーウェル的な言いがかりをつけるのは、なぜ?

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2009年 4月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.24

アメリカの優しい意志

Calif. lesbian mother given deportation reprieve - サンフランシスコ近郊の街 Pacifica に暮らすフィリピン人の Shirley Tan さんは不法滞在外国人だ。彼女のビザはとっくの昔に切れてしまっている。彼女は同性愛者で、アメリカ人のパートナーと23年間いっしょに暮らしてきた。12年前には双子を出産した。4人家族だ。

今年の1月、移民局の係官が彼女を連行し、強制国外退去の手続きを取った。地元の連邦下院議員(Jackie Speier、民主)が介入し、退去を5月まで遅らせてくれた。しかし4月ももう下旬だ。強制送還の日は近づく。

今度は、Dianne Feinstein 上院議員(民主)が援助の手を差し伸べた。ファインスタイン議員は、シャーリーさんが新たなビザか永住手続きを申請するまで2年の猶予を与えるという法案を連邦議会に提出したのだ。これによって、法案が否決されるか、議会の任期が2年後に切れて廃案となるかするまで、シャーリーさんの強制送還はなくなった。

シャーリーさんが異性愛者であったなら、パートナーがアメリカ国籍を持っているので、結婚すれば何の問題もなかったわけだ。彼女が同性愛者であることは、家族が一つでいることを難しくした。

しかし、法律を変えてでも彼女たち家族を守ろうとする意志が、アメリカにはあった。それをすばらしいことだと私は思う。

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2009年 4月 24日 午後 03:27 | | コメント (4) | トラックバック (2)

2009.04.23

シカゴの短い夏休み

1 in 4 grade schools going year-round - シカゴでは今年から483ある小学校のうち132校が夏休みを短くし、8月の初めから授業を開始する。休みが減るわけではなく、短い休みが他の時期に入るらしい。昔なら、学校の一年は Labor Day (9月の第1月曜日)の後に始まったものだが、最近は都市の小学校を中心に、8月開始の学校が少しずつ増えてきているようだ。

6月中旬に始まり8月いっぱい続く長い夏休みでは、習ったことを忘れてしまいがちなので、夏休み短縮はよいと言う人と、中学や高校は昔のスケジュールのままなので、子どもたちが別々の学年暦の学校に通っている親は大変だと反対する人がいるようだ。子どもの意見は紹介されていなかった。

市の権限で学年暦の始まりの時期まで変えることができるわけだ。柔軟だなあ。

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2009年 4月 23日 午後 09:02 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.22

ビールとヒトラーの国

Nazi Tours in Munich: 'Turn Left at Gestapo Headquarters' - ミュンヘンの街で外国人観光客向けのツアーとして圧倒的人気を誇るのはナチス時代の遺跡をたどるツアーだ。あそこでヒトラーが演説をした、あそこにゲシュタポの本部があった、等々。

第二次世界大戦から64年も経って、ドイツ人は自分たちの国が新しいイメージに変わったと考えているが、外国人にとっては、ドイツは依然として「ビールとヒトラーの国」のままであるという指摘だ。ドイツ人が望んでいるほど速く、人々は歴史を忘れてはくれない。

日本の場合、裕仁やその取り巻きにカリスマがなかったからか、外国人観光客が軍国日本の遺跡を好んで訪ねているという感じもしないが、どうなのだろう。靖国神社とかには行くのかな。

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2009年 4月 22日 午後 10:13 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.21

パレスチナにホロコースト記念館

20日は、イスラエルのホロコースト記念日だった。この日、西岸地区のナアリン(Na'alin)で、ホロコースト記念館が開館した。イスラエルの Ynetnews の記事:"Holocaust museum opens in Palestinian village"。ナアリンは隔離壁に抗議する運動でも時々名前を目にする村だ。

記念館の設立のために働いた人たちの言葉として、「銃弾や催涙弾よりも、ホロコーストの一枚の写真を通してのほうが、なぜユダヤ人がこの地にやって来たのかがよく分かる」「ユダヤ人も、苦しみを抱えたことがあるのだ」「ホロコーストについて学び、その悲劇の大きさを認識することによって、平和と安全が可能となる」などの発言が紹介されている。

単なるイスラエルの情報工作なのかもしれないし、記念館を作ったのはイスラエルの傀儡のような反動的なパレスチナ人なのかもしれない(一応、趣旨に賛同した村長はハマスのメンバーだと書かれている)。そうではなく、パレスチナの闘いを人類史に連ねるための取り組みなのだと考えたい。

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2009年 4月 21日 午後 10:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.20

ユネスコ電子図書館

World Digital Library - 公開されたばかりのユネスコ世界電子図書館。世界各地の古文書、絵、写真などが見られる。日本からは源氏物語の写本、日本国憲法の原本などが出品されている。

AFP 電 "World Digital Library to make cultural treasures globally accessible" で知った。

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2009年 4月 20日 午後 11:18 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.19

新日米安保宣言に要注意

共同通信「防衛相、新日米安保宣言を提案 自衛隊派遣一般法へ布石」などで伝えられているように、防衛省が自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法制定に向けて、日米安保条約改定50周年にあたる来年、新たな日米安保共同宣言を発表しようと画策しているようです。

「自衛隊と米軍の協力強化と役割分担の明確化」を目指しているとのこと。一言で言えば、軍事同盟の強化ということでしょう。私たちの憲法の理念に照らして、その是非を問わなければならないと思います。

別の共同電では、河村官房長官が「政府として今の時点で新しい日米安保共同宣言を策定する考え方を取っていない」と述べたことが伝えられています。そのことも踏まえてでしょう、琉球新報は社説「新安保宣言案 防衛省の“暴走”警戒必要」で、共同宣言の推進は防衛省の暴走だと厳しく批判しています。そして、軍部の独走のもたらした悲劇が戦後六十余年の間に忘れられてきたことを戒め、平和憲法の理念を思い出し、国民的議論を高める必要があると論じています。

大不況の中、安保に関する議論が盛り上がるかどうか不安ではありますが、経済の状態に寄り添って「軍備か福祉か」という選択として問題を切り取ることもできると思います。決して私たち市民が無関心でいてよい問題ではないでしょう。

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2009年 4月 19日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.18

アンネのマロニエの木

Hope for a Harvest of Tolerance From Anne Frank’s Tree - アンネ・フランクが隠れ家の窓から見ていたマロニエの木の苗木が今年、アメリカに移植されるというニューヨーク・タイムズ紙の記事。寛容への思いを込めて、ニューヨークなど10都市に植えられるらしい。

アンネが見ていた大きなマロニエ(horse chestnut)の木は今でも立っているが、病気で、あと15年ほどしかもたないだろうと言われている。

検索したら、広島県福山市のホロコースト記念館も、先月、苗木を受け取ったことが分かった(山陽新聞「アンネが愛したマロニエ ホロコースト記念館で苗木受け取り式」)。こちらは、平和への願いの象徴として扱っているようだ。

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2009年 4月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (12)

2009.04.17

中国の同性婚

Gay couples say "I do" in symbolic marriages - 中国国営の人民網英語版に、中国における同性婚事情に関する記事が出ていた。

中国では法的な同性婚は認められていないが、LGBTの団体に「結婚証明書」を発行してもらったり、友人や同僚などを呼んで「結婚式」を行なったりするゲイやレズビアンのカップルが増えていると記事は伝えている。離婚を考えるカップルのことにも触れるなど、同性婚の諸相を紹介しているが、ちょっと表層的な扱いのようにも見える。

こういう記事が政府系のメディアに出るというのは同志(ゲイ)、拉拉(レズビアン)たちの肩身の狭さが減ってきたことを意味するのか、それとも単に好奇心の対象として取り上げられたのか、ちょっと分からない。

世界的には、最近、スウェーデンが同性婚を認めたほか、アメリカのアイオワ州とバーモント州で同性婚が法制化された。日本や中国はまだまだ先かなあ。

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2009年 4月 17日 午後 12:43 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.04.16

ソマリアで救急車を呼ぶなら777

Dial 777 for an ambulance - ソマリアの首都モガディシオでは、90年代、内線の勃発とともに救急車が走らなくなってしまった。銃撃などを受ける危険が高いので、どの病院も救急車を出さなくなってしまったからだ。人々は手押し車でけが人を病人に運んだ。手遅れになることも多い。

去年の暮れ、ボランティアで6台の救急車を走らせるグループが現れた。創設者の本業での利益や、寄付で成り立っている。これまでは、夜中に病人を病院に連れていくことなど不可能であったが、今では深夜に救急車が病院に患者を運び入れている。

私たちの国がソマリアの海賊にどうやって対処するかを考えた時、軍艦を送り込んで貧しい漁民による乗っ取りを阻止するより、かれらの社会のインフラ整備に投資をするほうが、長い目で見れば有効な気がする。

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2009年 4月 16日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.15

ドイツがGMトウモロコシを禁止

Germany to ban US biotech giant's genetically modified corn strain - ドイツ政府がモンサント社の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ MON 810 の栽培を禁止した。MON 810 は日本でも認可されている(日本モンサントのページ)。

MON 810 は EU のヨーロッパ食品安全機構(EFSA)からは承認を受けているが、フランス、オーストリア、ハンガリーが安全性に疑念があるとして禁止しており、ヨーロッパ各国の足並みは揃っていない。最近、フランスで、安全だとする調査報告が出されたとも記事は伝えている。

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2009年 4月 15日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009.04.14

あぶない薬

Legal drugs in Japan not always safe - アメリカ軍の星条旗紙の伝える日本のドラッグ事情。日本では数多くの「合法ドラッグ」が容易に手に入るが、その多くは米軍基地内では禁止薬物になっており、脳や肝臓、腎臓の障害を引き起こす副作用などもあるとして、注意を呼びかけている。

記事によれば、日本で入手できる主流の合法ドラッグは、Salvia、Zohai、Spice など。サルビア(Salvia divinorum、"Sally D" とか "Magic mint" とも呼ばれる)はメキシコ原産のハーブ。スパイス(お香などとしても使われる)は合成薬物で、大麻の数百倍も強いものまで出回っているらしい。"Silver Spice"、"Golden Spice" など、いろいろな種類のブレンドがある。

人殺しの訓練を受けたり実際に戦場に行ったりして心が殺伐とした兵隊さんがドラッグを持っていて、それを基地の外の社会にも広めているような怖いイメージがあったのだけど、逆なんですね。

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2009年 4月 14日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.13

冷たい声

この週末、カルデロンのり子さんが通い始めた中学校の近くで「不法滞在外国人を叩き出せ」などと叫ぶデモが行なわれたことを知りました。カルデロンさん一家をめぐる経緯について、論じるべきことは多くあると思いますが、親と引き離されようとしている13歳の子どもの耳に届くところで「犯罪者」だの「出ていけ」だのシュプレヒコールをするというのは、何とも思いやりのないことだと思います。

滞在資格を持たない外国人、別れわかれになりつつある家族、小学校を卒業したばかりの子ども(たぶん、まだ新聞だって読みこなせないと思います)。カルデロンさんたちは、いろいろな意味で弱者です。意見の正否はともかくとして、そういう弱い立場の人をののしることによって自分が何かよいことをしていると思い込む人って、どんな人なのでしょう。

子どもに残酷な心の傷を与えかねないことを知りつつ、学校の横を通るデモ・コースを許可した蕨警察署もひどいと思います。排斥を唱える人々と警察という権力が不連続ではないとも考えてしまいます。

村野瀬玲奈さん、kuronekoさん、stochinaiさんの記事にトラックバックを送ります。

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2009年 4月 13日 午前 12:00 | | コメント (3) | トラックバック (3)

2009.04.12

エボ・モラレスがハンスト中

ボリビアのエボ・モラレス大統領が木曜日からハンガーストライキに入っている。土曜日の時点で、まだハンストは続いているようだ:南米 Telesur TV の "Morales continuará huelga de hambre"。

野党右派勢力が暫定選挙法の審議を遅らせていることに抗議するハンストだ。

ハンストという手法(ガンジーが思い出される)が望ましいものだとは思わないが、政治に命がけに取り組んでいるのだなあと思う。「ねじれ国会」なんて、まだまだ甘っちょろいということか。

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2009年 4月 12日 午前 11:30 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.11

戻った自転車の話

Elderly Woman's Stolen Bike Recovered アメリカの北東部メイン州の老人ホームに暮らす83歳のルース・スロベンスキーさんは、1943年に両親からもらった自転車に66年間乗り続けてきた。ところが、その愛用の自転車が先週の土曜日、盗まれてしまった。

この盗難事件は地元のテレビ局でも報道され、そのおかげで、めでたく、自転車は近くのスーパーの駐輪場で発見された。

アメリカのテレビ局の地元密着度が高いからこそ、こういう幸せな展開になったように思える。地元密着度は政治にも影響していて、アメリカに住む人は日本に住む人よりも自分の選挙区から選出された議員のことをよく知っているような気がする。

いや、そんなことより、66年って、すごい。自転車が見つかって、おめでとう、ルースさん。

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2009年 4月 11日 午後 05:09 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.10

無人機攻撃は下手な鉄砲

60 drone hits kill 14 al-Qaeda men, 687 civilians - パキスタン TheNews 紙の記事。パキスタン政府の集計によると、アフガニスタン国内の基地から飛来するアメリカ軍無人飛行機による攻撃は2006年1月14日から2009年4月8日の間に60回行なわれた。そのうち成功だと考えられるのは10回のみであった。この3年3か月の間には14人のアルカイダ指導者が殺害されたが、攻撃によって命を落とした民間人の数は687人にものぼる。

2006年と2007年に行なわれた攻撃は、一回も成功しなかった。2009年も、最初の攻撃が成功をおさめたものの、その後の攻撃では民間人の死傷者しか出ていない。2009年に入ってからの3か月間に全体の約4分の1にあたる14回の攻撃が集中しており、152人(うち、2人がアルカイダ)が殺されている。

最近になって頻度が増した無人機攻撃を避けるためにテロリストが部族地帯から都市部に流入していて、かえって摘発を困難にしているという批判もある(マクラチー新聞社 "Do U.S. drones kill Pakistani extremists or recruit them?")。

アメリカのパキスタンの人々への宣戦布告なき戦争は失敗だ。

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2009年 4月 10日 午後 08:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.09

チベットとマラウイ

50年前に中国はチベットを解放し、その後の民主化によってチベットの人々は幸せなものになった、とする12ページもの特集広告を中国政府筋がある国の新聞に掲載しました。ここ一か月あまり、中国政府はことあるごとに繰り返してチベット侵略が「農奴解放」であったと主張してきましたから、内容には驚きはないものの、広告が出された場所には、ちょっと首を傾げたくなります。

アフリカ地図

アフリカ南部の内陸国マラウイ。その英字紙デイリー・タイムズに6日の月曜日、この広告は掲載されたそうです。チベット亡命政府系サイト Phayul の "China pays for Tibet propaganda in Malawi" がマラウイ在住のアメリカ人ブロガー John Duffel さんの話として伝えています。記事と見分けの付けにくい感じの広告だったそうです。

中国がいかにすばらしい国かを語る広告であれば、どの国の新聞に出しても不思議はないと思うのですが、なぜチベットに関する弁解を広告にするのでしょう… そして、なぜマラウイ? マラウイの人がことさらチベット問題に関心が高いとも思えないし。マラウイって、何かあるのでしょうか。国連の委員会の理事国になっているとか? まさか、チベットを幸せにしたように、中国はマラウイを幸せにしますから、保護領になりなさい、とか?

地図は、著作権表示をすれば複製が許可されている © afrol News のもの(以前も使いました)にマラウィの部分を彩色しました。実はマラウィって言われても、どこか分からなかったんですよね、私。

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2009年 4月 9日 午後 03:09 | | コメント (3) | トラックバック (9)

2009.04.08

枯れ葉剤被害者たちの今

Former Vietnamese Soldiers Seek Agent Orange Damages - ベトナム戦争でアメリカが使用した枯れ葉剤エージェント・オレンジによって起こされた被害を追った AFP のレポート。エージェント・オレンジの主成分はダイオキシンで、それの撒かれた地域では木々の葉っぱが一枚たりと残らなかったという。

枯れ葉剤の撒かれた地域に立ち入った兵士は、戦争が終わって結婚した。四人の子どものうち、二人が障がいを持って生まれた。歩くことができず、知的障がいを患っている。親たちは二人の世話に多くの時間を割いている。子どもたちは30代になった。親は、今後、自分たちが老いていく中で、子どもたちの世話がしていけるかを心配している。

Agent Orange を製造した会社は、因果関係を認めないまま、アメリカ軍の兵士に多額の援助金を出している。アメリカ政府もまた、因果関係を認めないまま、ベトナムに援助金を出しているが、その額は小さい。被害者たちがアメリカの法廷で起こした裁判では、被害が認められなかった。かれらは、新たな法廷闘争を考えているらしい。

そうか、枯れ葉剤も健康被害の因果関係が立証されているわけではないのだ。劣化ウランとかも、「証拠がない」と言って取り合わないのは、拙速にすぎるだろう。

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2009年 4月 8日 午前 12:02 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.07

パリを解放したフランス軍白人部隊

Paris liberation made 'whites only' - BBC が入手した第二次世界大戦当時の公文書によると、パリ解放の作戦に従事した自由フランス軍の部隊は、仏英米の話し合いによって、「白人のみ」で構成されたことが明らかになった。

自由フランス軍の3分の2は主に西アフリカのフランス植民地出身者である黒人であったが、ドゴール将軍の提案で、黒人を含まない部隊が作戦にあたることになった。「フランス人の手による解放」を望んだドゴールであったが、彼の「白人部隊」の大半はスペイン人や、北アフリカやシリアの出身者であったそうだ。

多くの黒人兵が宗主国フランスのために戦わされたが、栄光の舞台からは疎外されていたのだ。植民地だったセネガルの話が載っている。兵士たちは、戦争が終わったらすぐに、除隊されて、お払い箱になった。独立が近づいた1959年には、恩給も支給されなくなった。

もちろん私は、日本の旧植民地出身者の人たちの受けた扱いを思い出しながら、これを書いている。この話から、一つには、日本だけが特別に酷いことをしたわけではないということが言えるかもしれない。そして、もう一つ、その非を贖うために何かをしなければならないのも日本だけではないと言える。フランスでも日本でも、今を生きる私たちには、過ちを少しでも正すための時間がまだ僅かながら与えられているのだ。

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2009年 4月 7日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.04.06

唯一の国としての責任

Obama launches effort to reduce nuclear arms - Boston.com - アメリカのオバマ大統領が訪問中のチェコのプラハで、「核兵器のない世界」への意欲をあらためて語ったと伝えるAP電です。先週の発言は思いつきの出まかせなどではなく、重要な政策として位置付けられているということだと思います。

アメリカが包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期批准を目指すことを明言しました。「核拡散が不可避だと考えてしまったら、核の使用も不可避だと思うようになってしまう」と述べ、世界が強い意志をもって核の廃絶に取り組むべきだと説いています。

アメリカは核兵器を使ったことのある唯一の国として核軍縮を推し進める道義的責任があるとも述べています。日本もまた、唯一の被爆国として、核廃絶を訴えていく責任があると言えます。オバマ政権が発足して最初のホワイトハウスの賓客となった私たちの首相は、その責任をちゃんと担ったでしょうか。

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2009年 4月 6日 午後 02:00 | | コメント (2) | トラックバック (2)

2009.04.05

セルビアでロマ居住区の取り壊し

Romas seek temporary accommodation - セルビアの首都ベオグラードで、今年開かれるスポーツ大会の会場につながる道路を作るために、ロマの人たちが掘っ立て小屋を作って住んでいる地域に強制代執行が行なわれ、数十家族が家を失った。

ベオグラード市は、家を失った人たちが正当なベオグラード市民であれば、代替の居住施設を提供するとしているが、市民オンブズマンは、市がだれが支援の対象になるかを調べもせずに取り壊しを行なったこと、またあらかじめ代替施設などの準備もしていなかったことなどを批判している。もっともな批判だと思う。ロマの団体は、家の破壊によって住民たちの基本的人権が侵害されたとし、何十年にもわたって続いてきた民族差別の結果である問題に関して、セルビア当局が何ら体系的な解決策を持たないことが露呈したと述べている。

スポーツ大会開催に伴う移転であったり、道路を作るための強制代執行であったり、マイノリティのコミュニティの破壊であったり、私たちのまわりで起こりつつあることと、少しずつ重なる出来事だ。

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2009年 4月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.04.04

オバマは核兵器のない世界を目指す

Obama sets goal of world without nuclear weapons - 英インディペンデント紙。NATO 創立60周年にあたり、フランスのストラスブールを訪れているアメリカのオバマ大統領が、「核兵器のない世界」を目標とすると語った。

まあ、語るのはやさしいことだ。ただ、前任者があまりにひどかったから、「核兵器のない世界」という言葉を使うだけでも劇的に聞こえてしまう。ずいぶんと得な役回りだ。まあ、混ぜっ返しはそのくらいにして、有言実行を祈りたい。

「テロリストとは戦わなくてはならない」とも述べていて、ここらへんは前の人とあまり変わらないという評価が妥当だろう。

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2009年 4月 4日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.03

ロンドンの亡き人を悼む

Man dies during G20 protests in London - ロンドンで開かれた G20 に反対するデモで、死者が一人出たそうです。謹んで哀悼の意を表します。平和的に始まったデモですが、イングランド銀行の近くで警察がデモ隊を囲い込み、長時間にわたって身動きできなくさせた中で倒れているのが見つかったとのことで、警備のありかたが妥当であったか、疑問に思います。

経済危機の原因に政府の無策と並んで銀行など金融業界の体質があるという問題意識、世界の向かう先をほんの一握りの(20か国の)国々で決めてしまおうとすることへの抵抗感、そして、行きすぎた資本主義への反発。この人は、そういった考えをもってデモに参加したのだと思います。そう考えると、名も知らぬ彼が友人のようにも思えます。

彼を英雄にしようというのでもなく、彼の死に関するだれかの責任を糾弾しようというのでもなく、彼のなきがらに花を手向けようと思います。

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2009年 4月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.02

海賊裁判

Policing the Gulf of Aden: Somali Pirate Trial Tests Limits of EU Mission - ドイツ海軍が3月初めにソマリア沖で逮捕した海賊に関する裁判がケニアのモンバサで始まることを伝えている。海賊たちはドイツの船会社の所有する商船 MV Courier を乗っ取ろうとし、バズーカ砲などで攻撃してきた。逃走する海賊船に対しドイツ軍のヘリコプターが威嚇射撃を行なったが効を奏さず、フリゲート艦が近づいて、はじめて海賊たちは投降した。

裁判は、ケニアで開かれる正当性が不明なまま開幕するが、海賊船を拿捕したドイツ海軍が機関銃やバズーカ砲などを「安全上の理由で」海に沈めてしまったので、写真などの二次証拠に頼らざるを得ない。ドイツ軍は最初の海賊による砲撃を目撃していないので、商船の船長の証言が必要となるが、まだその目処がついていない。また、海賊船に乗っていた何人かは、自分たちはイエメンに渡るためにこの船に乗っていたのであって、海賊とは関係ないと主張している。等々で、はなはだ心配な裁判になりそうである。

日本の自衛隊は、乗っ取りを防いだ後は、どんなふうに事を運ぼうとしているのだろう。通訳を手配するだけでも、ものすごく大変そうだ。そういった司法的な手続き等に比べたら、武器の使用が云々というのは、むしろ瑣末な問題のような気がする。

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2009年 4月 2日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.04.01

宇宙トイレ戦争

'Toilet row' lowers space morale - 国際宇宙ステーションでロシアの宇宙飛行士がアメリカの船内にある運動用の自転車を使っていいかと聞いたら、ダメだと言われた。トイレも、お互い、自分の国のものしか使えないらしい。食べ物の交換も禁止だそうだ。

ロシア側の飛行士 Gennady Padalka さんは ISS 滞在3回目のベテランだが、「商業化により、共有や協力の精神が失われ、どんどん雰囲気が悪くなってきている」と嘆いている。

小さな宇宙船なら、仲良くしなければやっていけないと考えて、「私たちはみんな宇宙船地球号に乗り合わせているのだから、仲良くやりましょう」などと言ったりするが、残念なことに、この比喩は逆で、小さな宇宙船には、国境や国籍という地球の縮図が持ち込まれているのであった。

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2009年 4月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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