« 闇に沈むガザ | トップページ | イラク内閣が米軍地位協定を承認 »

2008.11.16

イタリアの大学はどこへ

Student protests paralyse Rome - 14日、ローマはイタリア全国から集まった大学生によるデモで交通が大混乱に陥ったと伝えている。デモの参加者は主催者側の発表で50万人、警察発表は10万人。

manifestazione 14 novembre 2008学生たちが抗議しているのは高等教育に対する国家予算削減だ。ベルルスコーニ政権は少なくとも15億ユーロ(約1,845億円)の予算カットを行なう姿勢を見せている。多くのクラスが閉講になるのは避けられそうにない。学生数の少ないキャンパスの閉鎖もありそうだ。また、民間資金の導入を可能にするために国立大学を法人化しようとする動きもある。

イタリアの大学が多くの問題を抱えていることも事実のようで、上記 ANSA の記事の中で言及されている The Economist 紙の記事 "A case for change" によれば、多くの大学は腐敗していて、親玉のような教授が学校を私物化し、コネで親戚を雇ったりしているらしい。学生の退学率は55%にものぼると書かれている。

14日のデモの写真は missingiuggia さんが CC-by-nc-nd で公開しているもの。

このブログで

Tags: , ,

2008年 11月 16日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イタリアの大学はどこへ:

コメント

この記事へのコメントは終了しました。