遺伝子組み換えトウモロコシで生殖機能に異常か
Mice! Forget about birth control - try GE maize instead! - オーストリア政府が行なった実験で、遺伝子組み換えトウモロコシを食べさせられたハツカネズミに生殖能力の劣化が観察されたそうだ。えさの三分の一をモンサント社の NK 603 x MON 810 という遺伝子組み換えトウモロコシにしたハツカネズミは、自然のトウモロコシを食べたハツカネズミと比べ、3回目の出産以降、子どもの数や大きさが減少しており、その差は統計的に有意だったという。ウィーン獣医科大学の Jürgen Zentek 教授らの実験で明らかになった。
NK 603 x MON 810 種はアメリカ、アルゼンチン、日本、フィリピン、南アフリカで栽培と食用利用が許可されており、メキシコとEUで食用利用が許可されているそうだ。
モンサント社は、安全ではないという結論を出すのは尚早だとするコメントを発表している。
ドイツ語での報道(残念ながら私には読めない)は、オーストリアの Kurier 紙 "Rückenwind für Gentechnik-Gegner" など。
2008年 11月 13日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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» ついに遺伝子組み換えの畜産飼料に変更!! トラックバック 環境と体にやさしい生き方
鹿児島県を中心に編集・発行されている南日本新聞の6月26日付(2008年)朝刊で、『畜産飼料変更へ コープかごしま 産直豚、鶏、卵』が掲載されました。
日本が輸入トウモロコシのほとんどを依存している米国で、遺伝子組み換えの比率が73%(2007年実績)に急拡大した結果、遺伝子組み換えでない飼料トウモロコシの入手が難しくなったため、『生協コープかごしま』が畜産飼料を遺伝子組み換えのものに変更するというものです。
変更の時期は、下記のとおりです。
・卵:2008年7月以降
・豚肉:2008年8月... 続きを読む
受信: 2008/11/20 7:18:52
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