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2008.10.29

国とファイアウォール

来年の春からインターネットの国別コードが多言語化され、まず「.中国」(ドット中国)というトップレベルドメイン(TLD)の運用が始まるという話を最近読みました。

キリル文字のドメイン名の導入も検討されていて、ロシアが「ロシア連邦」の頭文字である「.рф」というTLDの使用を考えているそうです。反プーチンの野党連合である「もう一つのロシア」は、キリル文字TLDの導入にあわせて、ロシア政府が国内のインターネットを外から隔離しようとするのではないかと懸念を表明しています(The Other Russia の27日づけ記事 "The Great Russian Firewall?")。Igor Schegolev 情報相が国内サイトの「外部攻撃からの保護」を訴えたほか、ソフトウェア業界団体である Russoft の Valentin Makarov 会長が中国がやっているような「壁」の構築の実現可能性について語ったという内容です。

28日づけのバンコク・ポスト紙 "Thailand firewall to block 'offensive' websites" は、タイ政府が王室侮辱サイトの締め出しのため、国全体を覆うファイアウォールの構築に乗り出したことを伝えています。王室を侮辱するサイトの86%は国外のサーバで運営されているそうです。同紙は「わいせつサイトやテロリストのサイトの規制よりも不敬罪の取り締まりのほうに熱心なようだ」と書いて、暗に政府の方針を批判しています。

こういう話を読むと、私たちの国はネットに自由があって、誇らしく思える気がします。自由をはき違えている人もいるだろうし、アメリカで話題となっているネットの中立性(net neutrality - 大資本は速いネットが使えて、小さなサイトの速度は制限されるようになりそうだという話)などは私たちの国でもいずれ問題になってくるのでしょうけれど。

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2008年 10月 29日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ このエントリーを含むはてなブックマーク Tweet this!

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