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2008.09.30

ウィーンからの憂うつなニュース

"Far Right make big gains in Austrian elections" - 28日に行なわれたオーストリアの総選挙では、極右の2政党が議席を大幅に増やしたそうです。出口調査によると、得票率は自由党(FPÖ)とオーストリア未来同盟(BZÖ)併せて約29%。前回2年前の選挙の時、15%も取ったと驚いていたのが懐かしいです。

両党の得票は、その反移民政策への支持というよりも、主には社民党(SPÖ)と保守の国民党(ÖVP)の大連立が内部対立でまともな政権運営ができなかったことへの不満の現われであろうという分析もあります(Deutsche Welle の記事)。なんか日本の数年後を見せられているような気もします。日本は極右が自民党の中に入ってしまっているから、同じようにはならないのかもしれませんが。

左の票の受け皿である緑の党は10%程度と低迷したようです。つい「がんばれ、確かな野党」とか声をかけてしまいそうです。

今回の選挙から投票年齢が16歳まで下げられました。そのことの影響にも興味がひかれます。

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2008年 9月 30日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.09.29

素数って素敵な数のこと?

とても大きな素数が見つかったそうで、おめでとうございます。ロサンジェルス・タイムズ紙 "UCLA mathematicians discover a 13-million-digit prime number"、時事通信「過去最大の素数発見=1297万ケタ-米大学」によれば、見つかったのは243,112,609 - 1 というメルセンヌ素数(2の累乗数-1の素数)だそうです。Mersenne Prime Search のサイトで実際の数を確認できます(全部見るには、16メガバイトのファイルをダウンロードしなくてはなりません)。

数学が好きな人はすごく感動するのでしょうか。残念ながら私は素養がないので、「へぇ~」としか思えず、悔しいです。ちなみに、大学の学生用端末室の Windows XP が空いている時間にスクリーンセーバーが見つけたのだそうです。

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2008年 9月 29日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.09.28

とてつもない内閣が日本をぶっ壊す

中山成彬国土交通相(衆議院宮崎1区、自民)の連日の問題発言(曰く、成田の農民はごね得、日本は単一民族、日教組は癌)は目に余ります。大臣はおろか、一国会議員としても適格性を疑わずにはいられません。麻生首相は速やかに中山大臣を解任すべきです。

私、こういう話題は苦手で、いろいろなかたが既におっしゃっていることに付け足す言葉も持たないのですが、一人でも多くの市民が中山大臣の罷免更迭を求めていることを明らかにしたほうがよいと思い、この記事を書きました。官邸にも意見を送りました。

それにしても、就任から日もまだ浅いのにこんなでは、本当に先が思いやられます。記事のタイトルは麻生政権へのオマージュ… なんて、うそです。

…という記事を書いて公開設定しておいたら、「辞任へ」と報道されました。これほど賞味期限の短い記事を書いたのも、はじめてです。大丈夫なのか、この国?

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2008年 9月 28日 午前 12:00 | | コメント (1) | トラックバック (2)

2008.09.27

募るタリバンへの郷愁

As Crime Increases in Kabul, So Does Nostalgia for Taliban - ワシントン・ポスト紙の記事。アフガニスタンでは凶悪な犯罪が増えていて、厳しくも安全だったタリバンによる統治の時代を懐かしむ人も多いと伝えている。

今日のアフガニスタンが抱えている問題は、行政の腐敗、麻薬取引、戦後の復興援助によって生まれた拝金主義的な風潮などによるものである。拉致や暗殺などが跡を絶たない。つい先日に追い剥ぎにあった長距離バスの運転手は「タリバンの時代には、道には危険などなかった。24時間、国のどこへでも行けた。今では、運転に出るたびに命がけだ」と嘆いている。といった内容だ。

自由とか人権といった視座から見たら、安易なタリバンへの回帰というのはありえないものだろうが、社会の平和という点では、テロとの戦争としてアメリカや日本がやってきたことはいったい何だったのかということだ。アフガニスタンの人たちに対して大変申し訳ないことをしてしまったのは間違いないようだ。押しとどめる力が及ばなかったことを悔いる。

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2008年 9月 27日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.26

辞書から消えそうな単語

How you can help to save some cherished words from oblivion - イギリスの著名な辞書に Collins というのがある。新版を編集するにあたって、今まで掲載されてきた実際にはあまり使われない単語を削除しようとしている。次のような語だ:

abstergent, agrestic, apodeictic, caducity, caliginosity, compossible, embrangle, exuviate, fatidical, fubsy, griseous, malison, mansuetude, muliebrity, niddering, nitid, olid, oppugnant, periapt, recrement, roborant, skirr, vaticinate, vilipend

タイムズ紙が残してほしい語の投票をやっている。また、詩人や政治家などがそれぞれ単語を一つ選んで、それを積極的に使うというキャンペーンをやっている。めでたく広く使われるようになって、辞書編纂者の目に留まれば、その単語は抹消をまぬがれる、ということらしい。

冒頭の記事はかなりうまく書かれていて、知らない単語でも文脈から大体意味が推測できるようになっている。末尾に上記24語の語義も載っている。ちなみに、Collins 社のホームページにオンラインの辞書検索がある。上の単語をいくつか入れてみたが、「辞書に見当たりません」と表示された。

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2008年 9月 26日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.25

がんの生存率と格差

Breast cancer 'kills more poor' - BBCの記事。イギリスのイングランド地方とウェールズ地方で1986年から1999年にかけて乳がんと診断された人の1年後の経過を調べたところ、貧困層の女性は富裕層の女性よりも死亡率が高く、診断5年後の経過では、その差はさらに広がっていたことが分かったと伝えています。

British Journal of Cancer 誌の「20種のがんの生存率に見られる傾向と不平等」という特集の結果を報じたもので、乳がんに限らず1年後の生存率は富裕層で高くなる傾向があるが、その後に「貧困による差」が広がるのが認められたのは乳がんだけだとされています。貧困による差が、適切な治療を受けられないことによるのか、発見自体が遅いからなのか、などについては議論があるようです。

他の国では、また他の病気では、どうなのでしょう。

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2008年 9月 25日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.24

失恋とテロリズム

22日夜、エルサレムの中心部でイスラエル兵士の集団に車で突っ込み、少なくとも17名に重軽傷を負わせるテロが発生した。犯人はその場で射殺された(イスラエルの Ynetnews "Terror attack in Jerusalem, 17 wounded")。

一夜明けて、23日の報道 "Police: J'lem terrorist's motivation unrequited love" (同じく Ynetnews)。犯人は東イスラエルに住む19歳のアラブ系住民。警察の発表によれば、犯行の引き金となったのは恋人にプロポーズして断られたことだったらしい。犯人の親族によれば、彼は過去にテロ組織と接触があったわけでもなく、また「これまでのテロリストとは社会的、経済的な背景も違う」。なるほど、乗っていた車はBMWだったそうだ。

彼は、どこの国にでもいる恋する若者でもあり、占領支配を受けている社会の若者でもあった。経済的に恵まれた家族の子どもでもあり、虐げられ蔑まれる民族の子どもでもあった。ただし、こんな遠くにいて、彼の絶望や怒りだけでなく、心の屈折や甘っちょろさまで分かったような気になるのは、幻想なのだろう。

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2008年 9月 24日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.09.23

ジェンダー意識と所得

Men with sexist views 'earn more' - BBC の記事。「男は外で働き、女は家庭を守るのがよい」と考える男性はそう考えない男性よりも収入がよいことがアメリカで行なわれた調査の結果、明かになったと伝えている。Journal of Applied Psychology という学会誌に発表された論文だそうで、全文が読めるようになっている(読まずに紹介している):Timothy A. Judge and Beth A. Livingston (2008) Is the Gap More Than Gender? A Longitudinal Analysis of Gender, Gender Role Orientation, and Earnings (PDF: 180KB)。

記事の中では、そういう古い性差別的な考え方の男性のほうが権力指向が強いからだろうか、といった分析に言及がなされている。裏返しに言えば、平等や多様性を重んじる男性のほうがお金という尺度に縛られない生活をする、ということだろう。確かにそういう傾向はありそうな気がする。

女性については、平等指向の人のほうが若干収入が高かったらしい。「伝統的」な価値観を持つ女性は収入の少ない主婦業に就いて平均を押し下げる力になるだろうから、これも当たり前と言えば当たり前な感じだ。それにしても、この記事、どうして健康欄に載っているんだろう。

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2008年 9月 23日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.22

あの人の国の遺伝子

Genetic Map of Europe Shows Little Diversity - ヨーロッパ人のDNAを調べたら、あまり多様性が見つからなかった。どの国の人かがほぼ特定できるほどにはばらつきが見つかった。というニュース。

分かったことのいくつか:フィンランドとイタリアは比較的、他の地域から孤立している。イタリアはアルプスで人の流れが遮られていたからだろう。北欧に比べて南欧のほうが多様。これは3万5千年ほど前、2万年ほど前、1万年ほど前に大量な人口の流入があったことで説明がつく。といった感じのようです。

主な研究者が所属するUCLAの広報ページに、それらしき地図がありました。調査対象となったDNAの要素を共有している人の出身地を地図上にプロットしたものだそうです。

ネットで、他の国の人たちを「あいつらは人間ではない」「あいつらはDNAレベルで劣っている」みたいな言い方で攻撃しているのを見かけたりします。そういうのに触れるたびに、その病んだ心と反知性主義に囚われた精神を哀れまずにはいられません。もちろん言っている人はそんな非科学的なこと(似非科学的と書いたほうが人々の興味を引くでしょうか)を本気で信じているわけではなく冗談なのでしょう。あまり下品な冗談はやめてほしいです。

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2008年 9月 22日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.21

ニューヨークの書店

Can Independent Bookstores Still Make It Here? - ニューヨーク・タイムズ・ブログに載っていた地元の本屋さん(チェーン店ではない独立系の書店)紹介の記事。行くあてはないけれど、夢を見るのはただなので、書き留めておく。

  • Archivia (Lexington Avenue, Upper East Side) - 芸術、建築、デザイン分野
  • Gotham Book Mart - 有名だったが、最近つぶれた
  • Coliseum books - 有名だったが、最近つぶれた
  • Idlewild Books (Union Square) - 国際色豊か
  • McNally Jackson (NoLIta = North of Little Italy) - もう一店出店の予定
  • ? (Fort Green, Brooklyn) - もうすぐできる
  • Strand Books - 古参。古典的なニューヨークの本屋

記事からリンクをたどって行ったら、Independent Booksellers of New York City という団体のサイトにもっと網羅的なリスト(リンク集)があった。

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2008年 9月 21日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.20

アメリカで急速に増えるホームレス

Tent cities of homeless spring up across U.S. - アメリカ各地でホームレスのテント村が急速に増えているという短い記事。昨年ぐらいから、家のローンが払えなくなって家を差し押さえられる人が増えているからだろうとされている(単に株式市場の話にされてしまいがちなサブプライム・ローン問題のもう一方の面ということだ)。テントに住む野宿者の数は1980年代以降で最大となったようだ。

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2008年 9月 20日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.19

著作権保護期間、延長見送り

朝日新聞「著作権保護期間、延長見送りへ 「十分な合意得られず」」。私の地方の紙の新聞では18日夕刊に前半の2段落が掲載されていました。

著作権延長の必要性に関して「十分な合意が得られた状況ではない」として、文化審議会の専門委員会が延長の見送りを盛り込んだ報告書をまとめたことを伝えています。「延長すると過去の作品の自由な流通も先延ばしになり、文化の発展が阻まれる、などの問題を指摘する意見が強かった」、「文化庁が当初想定していた以上に、延長反対の運動が活発化した」、「今後の審議についても「保護と利用のバランスについて、調和のとれた結論が得られるよう検討を続けることが適当」と、延長に慎重な姿勢を示した」と記されています。

Internet Watch 「著作権保護期間の延長問題は継続課題に、文化審の小委員会が中間整理」によれば、今回の取りまとめは「中間整理」で、「10月に開催される文化審議会著作権分科会に報告された後、パブリックコメントの募集が行われる予定」とされています。共同通信「著作権の期間延長先送り 文化審小委、合意得られず」は、「保護期間の延長を盛り込んだ著作権法改正案を来年の通常国会に提出することは難しくなった」と書いています。まだ気を抜いてはいけないのかもしれませんが、かなり希望のもてる情勢ですね。

延長反対の論陣を張ってきたかたがた、そして公正な結論を出した委員のかたがたに敬意を表します。

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2008年 9月 19日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.09.18

イタリアのモスク建設禁止法案

ヨーロッパでモスクの建設に反対する動きがあることは既に書いたし、イタリアの右傾化についても最近何度も書いているので、今ひとつ新鮮味に欠ける話題なのですが、イタリアの連立与党の一つ、北部同盟がモスク建設の制限を法制化しようとしているという記事を読みました(ロイター電 "Italy's right to curb Islam with mosque law")。

礼拝の呼びかけ(アザーン)にはスピーカーを使ってはいけないというのはある程度理解できますが、キリスト教の教会の1キロ以内には建ててはいけないというのはいかがなものでしょう。教会の聖職者はイタリア語を話さなくてはならないというのに至っては、露骨な人権侵害のように思えます。ミナレット(塔)は禁止。建設許可は住民投票による、とされています。

既にベネチア、ボローニャ、トレント、などの都市で建設に待ったがかかっているようです。北部同盟所属の Roberto Calderoli 大臣がモスクの建設予定地を「けがす」ためにその場所を豚を連れて歩いたという話も紹介されています。

他人事と思える私たちは幸せです。でも、日本もこんなふうになりかねない危うさを持ち合わせているようにも思います。

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2008年 9月 18日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (4)

2008.09.17

スリランカ北部で情勢が緊迫

スリランカ政府軍がタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の拠点である北部のキリノクチ(Kilinochchi)周辺への攻撃を強めている。先週はじめ、政府軍は同地に駐在する人道援助団体などに対して「安全を保証できなくなった」として撤退を要求し、国連難民高等弁務官事務所などの職員が避難を始めた(BBC ”Aid groups begin S Lanka retreat”)。

LTTE側は、世界の目が届かなくなったところで政府軍によるジェノサイドが行なわれるかもしれないとして反発している(13日づけAFP電 ”Sri Lankan rebels warn of genocide as UN agencies pull out”)。地元住民が援助団体に立ち退かないように要請しており、撤退が滞っているとの報もある(IPS "Civilians Urge UN Not to Leave War Zone")。

紛争当事者のどちらかに肩入れするということではなく、注意を向け続けておくことが必要なように思う。

スリランカ地図

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2008年 9月 17日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.16

ドイツで新たな戦犯裁判

ドイツのミュンヘンで15日、ナチス戦犯の新たな裁判が始まった。DPA通信社の記事 ”Trial Over WWII Massacre in Italy Opens in Munich” によれば、被告は90歳で、1944年6月26日から17日にかけてイタリアのトスカーナ地方にある Falzano という村で起こされた虐殺事件を指揮した容疑に問われている。被告はすでに一昨年イタリアで行なわれた裁判で終身刑を言い渡されているが、ドイツでは自国民を国外に移送しないことになっているので、刑は執行されずにきた。

犯行当時、被告はナチスの将校で、Falzano 近くで部隊の兵士がパルチザンに射殺されたことの報復措置として、村人を家屋に閉じ込めた後、爆破して殺害したとされている。戦後は罪に問われることもなく町議会議員などを勤めていたという。

記事によれば、ドイツ国内ではこの被告の名前は報じられていない。AFP通信の記事 "German, 90, goes on trial for alleged Nazi war crime" によれば、被告の名は Josef Scheungraber。こちらの記事によれば、ドイツでは Keine Ruhe! (平和などない!)などのグループが半世紀以上にわたって処罰を逃れてきた戦争犯罪人たちの告発を行なってきているらしい。今回の起訴もそのような活動の成果だ。このテーマは私たちの社会ではあまり追求されてこなかったように思う。そもそも日本兵のやったことを日本の法廷で裁くということ自体があまりぴんとこないのだが、何か歴史的な理由でやられてこなかったのだろうか。

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2008年 9月 16日 午前 12:00 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.09.15

オルテガの変節

Rewriting the Book of Daniel - タイム誌によるニカラグアの Daniel Ortega 大統領の批判。オルテガ大統領が妙に宗教がかっていることを指摘している。

1980年代にサンディニスタが政権をとっていた時代には、解放の神学に与する Ernesto Cardenal 神父を文化大臣に迎えるなど、カトリック教会の進歩派と共闘していたが、2006年に政権に返り咲くにあたっては、教会の保守的な体制派の力を借り、今に至っているというのが第一点。

もう一点は、オルテガ大統領がその妻の影響もあってか、自分をメシア的な人物として描くようなレトリックを多用しているという点だ。妻の Rosario Murillo は、インドの神秘主義などにも影響を受けた「ニュー・エイジ」な人らしい。

記事は、この二点が相まった現在のオルテガについて、「本当の革命的な左翼政権は神のイメージを変えて平等や社会正義に基づいた文化的な変革への支持に結びつけようとするものだ。しかし、オルテガ政権は神秘的で強い神のイメージに基づいた、保守的な「依存心の宗教」を促進しようとしている」等の批判を紹介している。

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2008.09.14

サルバドール・ダリの沖縄

数々の有名な作品を残したシュールレアリストの画家サルバドール・ダリが1970年代に作った彫刻 Sun God Rising in Okinawa (沖縄の海から出ずる太陽の神)が今月28日まで浦添市美術館で展示されている。「第二次世界大戦に戦場となってしまった沖縄に思いを馳せて、二度と世界に戦争が起こることが無いように」という願いを込めて作られたとされている(ryuQてぃーだブログの記事)。

この作品を買い取って沖縄に残すための募金活動が行なわれている(「ダリ」を沖縄へ)。作品を所有しているスペインの伯爵に今月末までに買うか買わないのか態度を明かにしなくてはならないそうだ。1口1万円で2万人の賛同を募っている(『ダリ作品を沖縄に残そう会』会則によると、「作品が購入できなかった場合の本会が解散した時の残余財産は、沖縄の未来をになう子供達の人材育成の為、財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団に寄付する」ことになっている。まず最初にこの部分に目が行った私はひねくれ者だ)。

生前のダリの政治的な姿勢には疑問に思える部分があるし、貴族にお金を払うということに抵抗感もあるのだが、私も賛同できるかどうか、少し考えてみようと思う。

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2008.09.13

大統領選と図書館

柄にもなく、アメリカ大統領選の話題を書く。

共和党のペイリン副大統領候補がアラスカ州ワシラの町長だった時、町立図書館に置かれていた本を禁書措置にしようとしたことが論議を呼んでいる。AP電 ”GOP campaign downplays Palin book-banning inquiry”。

ペイリン知事は、町長に就任した直後、町立図書館の館長に「ある本をこの図書館に置いてはいけないと私が言ったら、あなたはどう思うか」と尋ねた。図書館長が「禁書には賛成しない」と答えたところ、その週のうちに知事から辞表の提出を求められたという。

マケイン陣営は、ペイリン知事は単に仮定上の質問をしただけだとしているが、当時、近隣の町の牧師が書いた『牧師様、私はゲイです』という本に対する反対運動をペイリン知事が通っていた教会が行なっていたことが知られている。共和党陣営はまた、知事がワシラ町長に就任する前の年に、ある本を撤去せよとの申し入れがなされたことがあったので、禁書処分に関する質問をするのは適切だったと主張しているが、町の資料によればそのような申し入れがされた記録はない。

国立国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルの記事に、この件に関するリンク集がある。

最近の図書館関連の話題2つにリンクを貼っておく。

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2008年 9月 13日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.12

スラバヤ訴訟

ジャカルタ・ポスト紙 "Japanese man sues RI government" - 日本人がインドネシア政府を訴えたというので、すわ何事かと思って読んだら、かなり脱力した。やっている本人は本気なのだろうから、「脱力」なんて言ったら失礼かもしれないけど。

4年前に大阪府堺市の男性が英語のレッスン料として約6万円をインドネシア人に渡したのだが、その後すぐそのインドネシア人が行方不明になり、レッスン料は詐取されてしまった。そのインドネシア人の出身地スラバヤの警察やユドヨノ大統領に何回か抗議の手紙を送ったが、何の音沙汰もなかった。この不作為は両国間の友好通商条約違反であるとして、このほどこの男性はスラバヤ地方裁判所に提訴した、という話だ。

外国で訴訟を起こすだけでもかなり手間だろうと思う。仮に6万円が返ってきて、訴訟費用も被告持ちになったとしても、本当に元が取れるのだろうか。まあ、お金を取り返すのが一番の理由ではないんだろうなあ。

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2008.09.11

救世主になれなかった私

スイスで大きな素粒子実験施設が稼働し、宇宙誕生の瞬間を再現する実験が始まったそうです。ブラックホールが出来て地球が飲み込まれてしまうというのは杞憂に終わったようで、よかったです。

インドで、この実験についてのニュースを見て、世界の終わりが来ると考え、一人の少女が自殺しました(タイムズ・オブ・インディア紙 "Fearing end of world, girl commits suicide in Madhya Pradesh")。チャヤさんという16歳の人でした。

私にはすごく彼女の気持ちが分かるような気がします。世界が終わるのが怖かったのではなくて、まわりの人たちが苦しむのを見るのが嫌だったんだろうと思います。「自分が犠牲になりますから、他のみんなを救ってください」と神に願い出ても聞き入れられない無力さが辛かったのでしょう。

そうか、彼女の死によって私たちは生き残ることが許されたのかもしれません。

こんなふうに考える十代の若者って、けっこう多いように思います。私もそうでした。幸いなことに、私は普遍的な救済の代償として自分の命を差し出す決断を本当に迫られることもなく、この歳まで生きてきました。生きてきて分かったことの一つは、自分の価値は万人の救世主になれるほど高くはなかったということです。しかし、私は、一日一日こつこつと生きて、世にほんの少しずつ貢献することができるような価値は持ち合わせていました。もしあなたが私と同じような思いで自殺を考える人だったら、私はあなたにも、生き続けることをお勧めします。

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2008.09.10

イタリアで相次ぐ政治家のファシズム擁護発言

ローマ市長がファシズムを肯定する発言をして物議をかもしている。イタリアの ANSA 通信社 ”Alemanno polemics continue” によれば、ローマ市の Gianni Alemanno 市長は7日、ファシストが作った人種差別的な法律は絶対的な悪だと言えるが、ファシズム自体は悪ではないとし、「その考えを信じて戦い死んでいった人たちに敬意を表する」と語った。これに対し、イタリアのユダヤ人団体などが抗議声明を出したほか、Walter Veltroni 元ローマ市長が市立ホロコースト祈念館設立委員を辞した。

更に、8日には Ignazio La Russa 防衛大臣がイタリア兵も国を守るために戦った愛国者だという発言をしたらしい(英ガーディアン紙 "Italian minister pays homage to fascist troops")。

多くの政治家が平然と靖国神社を参拝する日本に比べて、論議になるだけイタリアのほうがまだ健全なようだ、というのはあまりに拗ねた見方かな。

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2008.09.09

デ・ニーロの鮪

Robert De Niro's restaurant chain sells endangered tuna - 6日づけ英テレグラフ紙。ロンドンで映画俳優のロバート・デ・ニーロが経営するレストランが絶滅危惧種の魚を出していた問題を取り上げている。

このレストランは和食のメニューが中心らしく、問題となった魚も刺身のマグロだ。IUCNのレッドリストで絶滅危機種となっているタイセイヨウクロマグロ(northern bluefin tuna)が出されていたらしい。法律上問題があるわけではないが、環境を考える上ではよくないだろうということだ。問い合わせに対するレストランの対応も非常に悪かったようだ。

呼び名が錯綜していて、ちょっと分からないところもある。Northern bluefin は Atlantic bluefin とも言う。日本では「本まぐろ」と呼ばれていると書かれている。あれ、これって寿司屋さんとかで食べていたりする? 今度、気をつけてみよう。

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2008.09.08

アルメニア0—2トルコ

サッカーのワールドカップ欧州予選グループ5の初戦アルメニア対トルコは、アルメニアの首都エレバンで6日行なわれ、トルコが2-0で勝ったそうです。

隣国同士であるトルコとアルメニアは現在、国交がありませんが、アルメニアの Serzh Sargsyan 大統領の招待により、トルコの Abdullah Gül 大統領がエレバンを訪れ、観戦したとのこと。国交回復への足がかりとなることを祈ります(トルコの英字新聞 Zaman の "Soccer diplomacy brings Turkey's Gül to Armenia")。

トルコとアルメニアは、アルメニアが主張しトルコが否定している、第一次世界大戦時のトルコによるアルメニア人のジェノサイド(関連記事)や、1990年代から続いているアルメニアによるアゼルバイジャン進駐(関連記事)などをめぐり対立しています。日本と周辺の国々の関係と似たところがあるような気がして、ちょっと注目しています。

ホーム&アウェーで戦われるワールドカップ予選。ギュル大統領はサルキシャン大統領をイスタンブールで開かれる試合に招待したそうです(アルメニアの PanArmenian.net ”Gul invited Sargsyan to Istanbul to watch return match between Turkish and Armenian teams")。FIFAのサイトによると、試合は来年の10月14日です。

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2008.09.07

キューバの反体制音楽

From the Cuban Underground, a Punk Rocker’s Protest Reverberates - ニューヨーク・タイムズ紙がキューバの反体制パンク・ロック・バンド Porno para Ricardo のボーカル Gorki Luis Águila Carrasco さんを紹介しています。

とても露骨な歌詞で政権への異議を唱えるバンドのようです。ゴルキさんは治安破壊などの罪で収監を繰り替えされています。最近では、アメリカのブッシュ政権がゴルキさんの擁護に乗り出しているらしいです(記事は、ブッシュ政権の人が実際にゴルキさんの音楽を聞いたことがあるか知りたいものだとも書いています)。

YouTube に、インタビュー(スペイン語。英語字幕)や、コンサートの映像、代表曲 El Commandante のビデオなど、いろいろとありました。El Cake という曲が、音楽、映像ともによかったです。

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2008.09.06

スーダンの聖バキタ

5日づけのロイター電 "Sudan Catholics turn to Darfur saint" - スーダンに生まれたカトリック教会の聖者、聖バキタ(Josephine Bakhita)が紹介されている。

Saint Bakhitaバチカンのページによると、彼女の生涯は以下のようなものだった。バキタは1869年にスーダン西部のダルフールで生まれたが、幼いころ奴隷商人に拉致された。彼女を買い取ったイタリア人家族の召使いとしてイタリアに渡り、あるイタリア人の子どもの乳母として修道院に住まうようになる。やがて入信。裁判によって奴隷身分の解消を勝ち取り、門番や料理係として修道院に留まる。その長い生涯にわたり、彼女の優しさや深い信仰は人々の知るところとなった。1947年、聖母マリアの名を呼びつつ、笑顔を浮かべて死を迎える。

ロイターの記事によれば、かつて彼女を売り飛ばした奴隷商人にもし出会ったらどうするかと問われ、バキタは「その手に接吻いたしましょう」と答えたという。そのような赦しの心が神の恩寵を示すものと考えられたのだろう。2000年、バキタはヨハネ・パウロ2世によって聖人の列に加えられた。

スーダンのキリスト教徒は南部に住んでいる。長年続いた南北間の紛争によって国内避難民となった者も多い。彼らは、スーダンに平和の恵みを神がもたらしてくれるよう、聖バキタが取りなしてくれることを信じ、祈っている。

記事の執筆者の一人でもある Andrew Heavens さんの写真は、首都ハルツーム近郊の Jeberona 難民キャンプにある教会の壁に描かれた聖バキタ。ライセンスは CC-by-nc-nd。

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2008.09.05

JPEPAで両国外相が覚書を交わした

JPEPA(日比経済連携協定)の話題をたびたび取り上げてきた。JPEPAは現在、フィリピン上院で批准審議中である。今週の火曜日(9月2日)に大きな動きがあった。上院外交委員会で、先月末にロムロ、高村両外相の間で交わされた覚書が公表されたのだ(Inquirer 紙 "Santiago: JPEPA ratification certain with exchange of notes")。日本の外務省のサイトではこの覚書に関する記述は見つけられなかった。

覚書には、JPEPAがフィリピンと日本の憲法を遵守するものであり、どちらの国も憲法の修正を強いられることがない旨、記してあるという。なんか当たり前すぎるような気がするが、外交委員長の Miriam Defensor-Santiago 上院議員は、これでフィリピンが日本の産業廃棄物の受け皿にされることはなくなったとして、批准に自信を見せた。

しかし、4日づけの Inquirer 紙 "Pangilinan: Some senators considering JPEPA renegotiation" は、覚書の内容が JPEPA 本体とは全く別物になっているとして、更なる再交渉を求める動きが上院議員の間で広がりつつあると報じている。批准審議の行方は依然として予断を許さない状況のようだ。

Magkaisa Junk JPEPA のサイトにあった「さよならJPEPA」のビデオ(タガログ語。英語字幕付き)を貼りつける。環境問題だけでなく、資本の流入、保護品目の数、看護師の身分など、フィリピンの人たちが不平等だと感じる論点がよくまとまっている。先月取り上げた葬送のようすも収録されている。

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2008年 9月 5日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.04

遠いところの政治

2人続けて首相が政権を放り出した軟弱な国に住んでいると、タイでは首相府を占拠されても首相が辞めないというのは、想像を絶するところがあります。まあ、どちらがいいのかは分かりません。

バンコクには非常事態宣言が発令されていますが、ロイター電 "Crisis? What crisis, ask backpackers in Bangkok" によると、緊張が感じられるのは首相府周辺と、同じく退陣を求める市民民主化同盟(PAD)が占拠している国営テレビ局付近だけで、その他のバンコク市街は至って平静だそうです。カオサン通りはいつもと同じようにバックパッカーでにぎわっているとのこと。「何も心配することないさ。タイ人同士でやりあっているだけで、旅行者に危害を加える人なんかいやしない」という声が紹介されています。

デモとかで政権を倒すぐらいでないと政治が身体化されないような気もするのですが、バンコクのこの状況を聞くと、バリケード闘争をやっても結局はごく一部分の人しか関わりを持たないというのが現実なんだと気づかされます。

それにしても、これからしばらく自民党の虚ろな党首選に付き合わされるんでしょうかねえ。うんざりだなあ。

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2008年 9月 4日 午前 12:00 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2008.09.03

洪水と排除

Even in flood, India's `untouchables' last rescued - インドの洪水の話は続く。このAP電は、水没して孤立した地域などからの救出作業の局面で、ダリット(被差別民)が後回しにされていることを指摘している。何日経っても妻や子どもを乗せた船がやって来ないので途方にくれている男。一軒の屋根の上で200人近くで救出を待っていたが、そのあいだに子どもたちが2人、水の中に落ちて溺れてしまったと語る男(この記事に発言が引用されるのは男性ばかりである。ダリット差別がもっと広い抑圧の図式の中で捉えられなければならないことを示唆しているようにも思える)。ダリットたちは橋のたもとで、他の人たちからは離れて座り込んでいる。船に乗ろうとしても追い払われる。

救出活動にあたる人たちが当然のごとく高いカーストの人から船に乗せようとすることもあるし、貧しいダリットたちが賄賂を手渡すことができないので後回しにされることもあるようだ。州政府関係者には、救出にあたってカーストは関係ないと言い張る人もいれば、「たしかにそのような苦情を受けている」と認める人もいる。

つい先日の新聞記事では、インドでの経済の自由化がカースト制度を形骸化させているという分析が紹介されていた(ワシントン・ポスト紙 "In an Indian Village, Signs of the Loosening Grip of Caste")。市場経済による平衡化は、災害の時にむき出しにされる爪を抜き去るわけではないようだ。問題はきっと、排除の眼差しを根絶やしにするにはどうしたらいいかということで、これは私たち自身の課題でもある。

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2008年 9月 3日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.02

洪水

インド北東部ビハール(Bihar)州で洪水の被害が続いています。300万人以上が影響を受けており、約50万人が家から避難し、20万人が避難所で生活をしています。洪水はビハール州を流れるコシ(Kosi)川が8月18日に上流のネパール領内で決壊したことによるもので、復旧作業ははかどっていないようです(31日づけタイムズ・オブ・インディア紙 "Kosi engulfs fresh areas in Bihar; 30 lakh affected")。外部への交通が遮断されてしまって避難できずにいる人もたくさんいます(1日づけ同紙 "Bihar floods: Thousands still trapped")。

タイムズ・オブ・インディア紙の特集ページに洪水に見舞われた人々の写真があります。地元紙 Bihar Times にも多くの記事があります。

この記事を書いている時点で、アメリカのニューオーリンズに近づいているハリケーン「グスタフ」の話はよく聞きますが、ビハールの洪水の話はあまり耳にしません。どちらも大変な話だと思います。

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2008年 9月 2日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.01

イタリアの謝罪

「今は、二人の勇敢な男が植民地主義の敗北を確認する歴史的な瞬間である」。リビアを訪れたイタリアのベルルスコーニ首相が過去の植民地支配について謝罪したのを受けて、カダフィ大佐はこう述べたそうです(AFP "Italy's Berlusconi hands Libya $5bn apology")。

二人の癖の強い男と言い換えたい気もします(小泉とキム・ジョンイルにキャラがかぶる気がしませんか)。植民地主義の棺に釘が打たれる瞬間の一つであることには間違いないでしょう。でも、どうもこの配役では胡散臭すぎて私は素直に喜べません。まあ、歴史とは決して純粋な形で作られていくものではないということかもしれません。

「ずいぶん前の時代の話になります。私たち、今イタリアを治めている者はまだ生まれていませんでした。しかし、その時代の影響や傷はリビアの人々にとって依然として激しく、明らかです。それは私も感じます。ですから、イタリア国民すべての名のもとに、イタリア政府の首相として、私たちがみなさんに与えた大きな痛みに対して私たちが悔いていることをお伝えするのが私の義務だと考えています」というのがベルルスコーニの謝罪の言葉だったようです(リビアのジャマヒリヤ通信社の英文記事)。カダフィはリビア国民に対し、リビアを併合したのは今日の自由なイタリアではなく王制主義者やファシストたちのイタリアであったこと、彼らが行なった殺戮や連行はいかなる補償をもってしても贖えないものであるが、賠償のために寄託を行なう今日のイタリアはリビアの友であること、この協定が遂行されることによって「地中海は平和の湖に変わる」ことなどを語っています(ジャマヒリヤ通信社)。

ベルルスコーニやカダフィの演説に先立つ記事ですが、リビアの英字紙トリポリ・ポストは、協定によって過去は拭い去れるわけではないとし、ベルルスコーニが調印式の行なわれたベンガジの旧総督府ではなく、Solug の強制収容所を訪れるべきだという市民の声を伝えています。

なかなか知るのは難しいかもしれませんが、リビアの人たちがこの謝罪をどう評価していくのか、見守りたいと思います。

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2008年 9月 1日 午前 12:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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