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2008.08.09

イタリアの国歌騒動

日本では、君が代に対して異議を唱えるのは、左派の役回りと決まっている。君が代が過去の軍国主義や封建主義と連続しており、それらを受け継ぐのが右派で、それらに反対するのが左派なのだから、この配役は適切なように思う。

イタリアではちょっと話が違って、右翼の政治家が国歌を侮辱したとして問題となっているらしい。ANSA通信社の英文記事 "Bossi to escape anthem slur case" は、連立与党の一つ北部同盟を率いる Umberto Bossi 改革相が演説の中でイタリア国歌に異議を唱え、中指を立てる動作をして見せたことについて、検察が不起訴の方針を固めたことを伝えている。ボッシ大臣は、イタリア国歌の中に「神は(イタリアを)ローマの下僕として造った(Ché schiava di Roma Iddio la creò)」とあることへの不快感を表明し、(北イタリアは)もうローマの奴隷にはならない、と語ったと言う。

彼の発言を非難する人は、歌詞のその部分は「神はローマという下僕を造った」と読むべきだと言っているらしい。真相はいかに。歌詞の意味が分かりにくいというのは、君が代と似たようなものだと思ったりする。L'inno di Mameli は、曲としてダサいと不評らしい。これも日本と同じ。何とかならんのか、あの暗い節回しは。

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2008年 8月 9日 午後 07:22 | | この月のアーカイブへ

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コメント

面白い話ですね。うにさんが拾ってくるニュースは本当にためになります。この話、私がいろいろと書いている国旗国歌国家意識シリーズの記事でぜひ紹介させてもらおうと考えています。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-category-19.html

投稿: 村野瀬玲奈 | 2008/08/10 18:40:35

村野瀬さん、

ためになるかどうか分かりませんが、いろいろとお国柄もあれば、変わらぬところもあり、旗や歌の問題は興味深いです。

イタリアのやつは、全体的に「イタリア統一のためには死ぬのも辞さぬ」みたいな勇ましい感じで、君が代がなんとも奥ゆかしく思えてきました(笑)。それでも、その「君」のために、何万人も死んでいったわけですが。

投稿: うに | 2008/08/10 21:57:16

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