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2008.04.24

国歌に不起立

ある国で、国歌が流れている時に起立しなかった人が不敬罪に問われている。その国では伝統的に映画館で映画が始まる前に国歌が流される。国歌の演奏が始まると人々は席から立つことが求められており、不起立の不敬行為は刑法112条で罰せられる。

昨年の9月20日、ある人が首都の映画館で立ち上がらなかったことを2つ離れた席にいた人が見咎め、立つように言ったが聞き入れられず、映画館の従業員に言いつけたが何の措置もとられなかった。5日後、警察に通報したところ、一昨日(4月22日)になって当該人物に出頭が求められた。

席を立たなかった人は、国歌が流れている間に起立しなかったことには国王を侮辱する意図はなく、単に思想の問題だと主張している。起立するかしないかについて人は選択する権利を持っており、思想や信教の自由は憲法4条と28条で認められている。不敬罪は思想の自由を侵すものであり、廃止されるべきである。彼はそう主張した。

警察は起訴の意向を示し、当該人物は帰宅を許された。

以上、タイのバンコク・ポスト紙の23日の記事 "Activist denies charge of lese majeste" より紹介した。警察で事情聴取を受けたのは Chotisak Onsoong さん、27歳。全学連の執行部役員を務めたこともあり、一昨年の軍部クーデターに反対する運動家であるとのこと。

このようなニュースは、どこの国からも聞かなくて済むのが一番望ましいが、せめて、こういったニュースを聞くのが海を越えたどこかからである日が続いてほしいと思う。

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2008年 4月 24日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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