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2008.04.21

食糧危機は静かな大量殺人

国連の食糧問題特別報告官 Jean Ziegler さんが最近起こっている米などの穀物の値上がりを「静かな大量殺人」だと形容している。ロイター電 "Food price rises are "mass murder"-UN envoy" に紹介された発言を紹介する。

穀物の値上がりによって貧しい国で大量の飢餓が起こっているのは、バイオ燃料の増加や、商品取引市場での投機、ヨーロッパ連合の輸出助成金などが原因の一端を担っており、西側諸国には大きな責任があるとジーグラーさんは語る。人が腹を空かせなくてはならないのは運命の問題だと考えるのは間違っており、これは沈黙のうちに行なわれる大量殺戮である。グローバリゼーションは「地上の富の独占」を許してしまった。多国籍企業が飢餓という構造的暴力の背後にある。「トレーダー、投機家、金融界の山賊どもが勝手し放題に不平等と恐怖の世界を作り上げてしまった。なんとしてもやめさせなくてはならない」。いつの日か空腹にあえぐ人々が立ち上がる日が来るかも知れない。

「食料の値上がりは『大量殺人』」だという見出しで配信されたこのロイター電の元はウィーンの Kurier 紙の日曜版。ドイツ語なので私には読めないのだが、こちらの見出しは主語が違っていて "Kapitalismus ist "stiller Massenmord"" - 「資本主義は静かな大量殺人」となっている。おそらく、このほうが正しい。

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2008年 4月 21日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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