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2008.04.07

王制最後の日々

かつて、その国では、国王は現人神だと信じられていた。今週の木曜日、その国では憲法議会選挙が行なわれ、王制廃止の民意が確かめられる。ニューヨーク・タイムズ紙 "In Nepal, Long-Lived Monarchy Fades From View"、AP電 "Nepal prepares for end of monarchy"、英インディペンデント紙 "Last of the Hindu kings?"、タイムズ・オブ・インディア紙 "'Nepal king must vacate palace'"。

ネパールとその周辺の地図

ネパールはすでに昨年、絶対王制を廃止している。以前は役所などには必ず国王の写真が飾られていたものだが、それらもおおかた取り払われた。長い間、内戦を戦ってきて、ごく最近、選挙政治の場に進出したネパール共産党毛沢東主義派(CPN-Maoist)が第一党となれば、王制の完全撤廃が実施されると見られている。しかし実際には、毛沢東主義派も、中道に位置するネパール共産党統一マルクス・レーニン主義派(CPN-UML)も、中道右派のネパール国民会議派(NC)も、単独で過半数を取ることはないだろうと予想されている。

私たちの国は、きっぱりと天皇制を廃止する契機もあっただろうに、中途半端な形でそれを存続させてしまった。民主的な手続きによって君主制を廃止することって、本当にできるのだろうか。今後書かれていくネパールの憲法に、とても興味をひかれる。

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2008年 4月 7日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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