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2008.04.16

パレスチナに家を建てる

「パレスチナに、いいニュース」といった見出しを付けて転載している新聞もあるのですが、私は、悪く悪く読んでしまいました。15日づけニューヨーク・タイムズ紙 "New Home-Buying Plan May Bolster Abbas" - アメリカ政府主導で、資本金5億ドル(約500億円)のローン会社をパレスチナ(西岸地区)に作り、今後5年間で10の新しい住宅街を整備するという話。融資によって西岸の人たちが家を持つことができるようになるだけでなく、住宅整備にともなう工事で雇用も創出されるとされています。もちろん、ハマスを見限ってファタハの側に来れば甘い汁が待っていますよ、というガザへのメッセージでもあります。

パレスチナ人からなけなしの金をむしり取ろうという魂胆に思えるなあ。新しく作られるローン会社の名前が Affordable Mortgage and Loan で、頭文字がアラビア語で「希望」を表わす AMAL となるというのも、怪しげな商法にありがちなパターンのように思ってしまいます。ちなみに、出資は、アメリカの Overseas Private Investment Corporation という投資会社が半額、残りは Palestine Investment Fund という投資会社、世界銀行の International Finance Corporation という子会社、そしてパレスチナ銀行と英政府だそうです。

アメリカって、サブプライム問題で世界中に迷惑をかけているわけでしょう? そんな国がよく「住宅ローンならお任せください」なんて言い出すものだと、あきれてしまうのですが… うーむ、どうしても、多重債務に陥っている人を甘く誘う悪徳業者のようなイメージで見てしまいます。資本主義って、本当に白々しいですね。

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2008年 4月 16日 午前 12:22 | | この月のアーカイブへ

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