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2008.04.13

イラクのエアコン

Low-power air conditioners are hot items in Baghdad - McClatchy 新聞系列の記事。アメリカによりインフラが破壊されたイラクでは、今でも電気が使えるのは1日5時間ぐらいだ。電気を広く行き渡らせるために、普通の家庭は10アンペアしか使えない。その中で、今年になって省エネ型のエアコンが人気を集めており、6年ぶりに惨めな夏を過ごさなくて済むと言って喜ばれている。

記事によると、イラクの人々がこぞって買っているのは5アンペアで動く機種で、室外機と室内機が別々になっているもの。小さめの締め切った部屋でなければイラクの夏の暑さには太刀打ちできないようだが、省エネ型なので停電時に発電機ででも使えるのも魅力らしい。

「LG(韓国)、Carrier(アメリカ)、Kelon(中国)といった世界的に有名なメーカーの品だが、全部中国製だ」と書いてある。日本で暮らす者としては、日本のメーカーの名前が挙がっていないのが気になるなあ。すてきな電化製品と言えば日本製という時代はもう遠い過去なのか。イラクは220ボルトなので、省エネ技術の開発に熱心な日本企業なら、簡単に5アンペアモデルぐらい作れそうなのに。

しょうもない道路工事のために派兵することばかりにご執心で、イラクの人々の心をとらえ、印象を残すようなことをやろうとしなかった自民党や経団連の責任は重大だ。平和に戻ったイラクに行って「戦争の後の混乱の中、俺の家族はお前の国のエアコンで暑さを乗り切ったんだぜ」とか言って歓迎されるのは、どこかほかの国からの旅行者になりそうだ。さびしいなあ。

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2008年 4月 13日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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