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2008.04.27

見送られたJPEPA批准審議

28日にも上院で批准のための審議が始まると思われていた日比経済連携協定(JPEPA)は、Miriam Defensor-Santiago 外交委員長が条件付き同意を推奨する意見書を提出したところで、更に足踏みをすることとなった。今回は、なんとフィリピン外務省が審議の延期を申し入れたのだ。25日付けのテレビ局 ABS-CBN の記事 "DFA asks Senate to defer vote on JPEPA" によると、Alberto Romulo 外務大臣が23日、サンチアゴ委員長に書簡を送り、上院が批准の条件とする諸点について日本政府と文書を取り交わすまで審議を先送りしてほしいと伝えてきた。サンチアゴ委員長も、論点の整理に時間が必要だという意見が委員から出されていることを理由に挙げて、審議の延期を宣言した。

日本からの有害廃棄物運び入れを危惧する意見が根強くあり批准が見込めるか不明であることに加え、条約への「条件付き同意」が憲法上および国際法上認められるかどうか疑念が残ることによる判断らしい。

前日の ABS-CBN の記事 "Senate may ratify JPEPA despite objections: Cayetano" によれば、日本は廃棄物の国境を越えての移動を原則的に禁止するバーゼル条約本体は批准しているが、その後まとめられた Basel Ban Amendment と呼ばれる修正条項を批准していないことが不安を煽っているようだ。

フィリピンの人々が納得できるような確約を日本政府が与える用意があるのか、注目したい。

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2008年 4月 27日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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