テルアビブにいる私たち
イスラエルのテルアビブでは、中国大使館の前で連日、チベットでの武力弾圧に対する抗議行動が行なわれている。16日のハアレツ紙、19日のエルサレム・ポスト紙。
抗議行動には、イスラエルで農業労働者として働いている亡命チベット人だけでなく、イスラエル人も参加している。ユダヤ人の参加者の一人は、「特定の集団に対して暴力が振るわれるということの意味を、ユダヤ人はあまりにもよく知っている」と述べ、ホロコーストの民族的な体験に引きつけて、チベットへの連帯を語っている。
記事には「パレスチナ」の文字はない。
最初、「自分たちが起こしている人道問題を放っておいてチベット連帯もないだろう」と思った。しかし、本当は、おそらく、デモに参加している人の中にはパレスチナの占領について強く心を痛めている人もいるのだろうと思う。ただし、それはなかなか記事には出てこない。
たぶん、日本でチベット問題について中国政府に物申している私たちの姿も、「お前らが言えた義理かよ」と言われる類のものだろう。意地悪な人であれば、私たちがパレスチナ云々と語る時にだって、「まずは自分たちの戦争責任、植民地経営の過去をしっかり精算することではありませんか」と冷笑するだろう。
胸を張って言えるように、力を尽くそう。チベットに自由を。そして日本帝国主義の被害者たちに正義と尊厳を。
2008年 3月 21日 午前 01:54 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
ヒロシマでも3/26夕方、中国政府によるチベットでの殺戮に抗議する集会とデモが行われることになりました。
念仏者9条の会の呼びかけで、平和公園・原爆ドームの横にある浄土真宗西向寺(中区大手町)が会場です。チベット問題に詳しい修道大学講師 野村正次郎氏のお話があります。
私は、この問題はチベット問題を、植民地人民に対する宗主国(帝国主義であれ、スターリン主義であれ)による弾圧と広く考えて欲しいという思いから、
「日本もイラクに対して、アメリカに加担する共同正犯です。
私は、現在破壊的な攻撃がある意味ではチベット以上
に加えられているパレスチナの旗を掲げて参加したいと思います。」と参加の意向を伝えました。当初、よろしくということでしたが、一日おいて、
計画されている集会とデモは、「非暴力で平和を訴えるものであるから、パレスチナの旗は遠慮ください」との丁寧な断りがきました。
パレスチナが暴力の象徴のように受け取られているのかと残念でしたが、また、暴力と決めつけられれば悪とされる風潮には気持ちが落ち着かないのですが、まずは取り組みの成功が大事ですので、申し出を受け入れました。
中国政府への批判や、オリンピックの中止を求めるとの訴えも自粛されるようです。
投稿 nakashima | 2008/03/24 5:59:42
nakashimaさん、
パレスチナをはじめ世界には不正義が多すぎて、だれしも、チベットの状況にそれらを重ね合わせてしまいますが(私もその一人です)、「チベットに平和を」という一点だけで広く力を合わせようという努力(考えの違う者でも協力できるという考え方)にも意義があるのだろうと思います。
nakashimaさんが旗を降ろしてでも参加してよかったと思えるような催しになりますようにお祈り申し上げます。
投稿 うに | 2008/03/24 7:33:46