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2008.03.08

良き隣人と信じるためには何が必要なのだろう

沖縄のうるま市で、2006年10月25日の夜、二人の男がナイフで人を切りつけ、現金や携帯電話などを盗む強盗致傷事件を起こした(沖縄タイムス、10月31日の記事11月1日の記事)。事件翌日に出頭したDは、キャンプ瑞慶覧の海軍水兵Sの無職の夫だった。もう一人は海兵隊員のMで、基地内で米軍が身柄を確保し、日米地位協定に基づき日本側へ引き渡されたらしい。那覇地裁で二人は禁固8年の判決を受けたようだ。

この顔ぶれが新聞に帰ってきた。今日づけのアメリカ軍の機関紙 Stars and Stripes の記事 "Sailor testifies she didn't try to have Marine killed" によると、S(海軍水兵の女性)が殺人教唆容疑で軍法会議にかけられている。夫のDが浮気をして相手の女性C(海兵隊員)を妊娠させたことに腹を立て、M(海兵隊員)にCの殺害を依頼したというのだ。Sは容疑を否認している。

証言台に立ったMは、自分がアメリカ最大の若者ギャング組織 Crips のメンバーであることを認め、そのことを知ったSが自分に殺人を依頼したのだと思うと述べている。

Crips は Bloods との抗争で(アメリカで私はギャングなどいない田舎町に住んでいたのだが、それでも名前を知っているほど)有名だ。そうなのか。沖縄にはロサンゼルスのストリート・ギャングがいるわけだ。いや、この言い方はよくない。どう表現すればいいのだろう… アメリカ軍の兵士の中にはギャングのメンバーがいる。つまり、基地にはギャングが付いてくる。そして日本政府は、そして私たちは、米軍基地の7割を沖縄に押し付けている。そういったわけだ。

怖い人(例えば暴力団関係者)が自分の家の近くに住んでいるとか、怖い人たち(例えば不良少年たち)が通り道にたむろしているとかといった時、人は不安に思って息をひそめ、萎縮してしまうかもしれない。そういう恐怖を私たちは沖縄の人たちに強いていると言うことができる。

米軍関係者による犯罪の発生率は沖縄全体の犯罪の発生率に比べて高くはない(から安心しろ)という言い方をすることがある。自分がそうやって(例えば、あなたの隣人であるその組長は今まで一度も逮捕されたことがありません、あそこにいる不良たちの中には今まで補導されたことのある者は一人もいません、とか)慰められる側になったとすると、すぐに「ああ、そうですか、じゃ、安心です」とは言えないと思う。まあ、それが偏見だと言うならば、そうかもしれないのだけれど、それを取り除くにはそういった統計だけではだめなのだとも言えるだろう。では何が必要か。私には分からない。

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2008年 3月 8日 午前 12:12 | | この月のアーカイブへ このエントリーを含むはてなブックマーク

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