異様な建築
No More 'Unusual Buildings' in Austria? Far-Right Party Tries to Ban Mosque Construction - ドイツのシュピーゲル紙がオーストリア最南部のケルンテン州(Kärnten、英語では Carinthia)政府が準備中の建造物規制法案について伝えている。異様な建築、つまり周辺の既存の建築物と調和しない建築様式、高さなどを持つ建物を新たに作ることを禁じるものだ。あからさまに名指しはしないものの、主な規制対象はイスラム教徒によるモスクやミナレット(塔)の建造だとされている。表向きは景観保全について定めるだけなので、信教の自由の侵害にはならないのだと言う。
何とも陰険なやり口に見える。ケルンテン州の知事は悪名高き民族主義者のイェルク・ハイダー(Jörg Haider)。オーストリアでは、このほか、最西部のフォアアールベルク州(Vorarlberg)でも同様な法案が準備されているらしい。ニーダーエスターライヒ州(Niederösterreich)の知事もミナレットをオーストリアの文化とは「相容れない」ものと発言していることを記事は伝えている。
以下、弁解がましく聞こえると思いますが、自分の国のことに目をつぶっているわけではありません。「東の石原、西の橋下」に対しても、きちんと異議を唱えていきます。
2008年 1月 30日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
うにさん、こんにちは。
TBありがとうございます。
フランスでも、学校でイスラムの女の子のスカーフを禁止するってのがありましたが、異質を嫌うというが、個人だけではなく、政治的な圧力であるというのが嫌ですね。もちろん個人でもイヤですけど。
>以下、弁解がましく聞こえると思いますが
のところは、私にとって、日本以外の動きみてわが振り考えるって感じでうにさんのブログはとても役に立ってます。
投稿: pianocraft | 2008/01/31 18:23:53
pianocraft さん、
> 日本以外の動きみてわが振り考えるって感じで
私も、視点の相対化みたいなものが大切だろうと思って書いているのですが、その間にも地面がずるずると滑っていってしまいます。あ~あ。
投稿: うに | 2008/01/31 21:59:00