« 韓国が差別禁止法制定へ | トップページ | チベット遊牧民の定住化政策 »

2007.10.02

オーストラリアのビッグイシュー

夏休みにオーストラリアに行っていた人がビッグイシューを買ってきてくれました。日本人の若者が買いに来たというので喜ばれ、販売員さんの間で話題になっていたようです。写真は9月11日から25日の間に販売された287号。月の上旬下旬というのではなく、隔週刊のようです。

The Big Issue, Australia価格は4ドル。オーストラリアドルが最近高いので、日本円にすると410円にもなります。半分の2ドルが販売員さんのものになるそうです。表紙から裏表紙まで入れて48ページです。紙も重みがあるせいか、日本版よりもかなり厚く感じられます。版は、横幅は日本と同じで、背丈が2、3センチ短いです。広告はあまり多くなく、日本版と同じぐらいです。日本版よりも写真やイラストを大きく取って、芸術性を意識しているようです。

この号で一番私の興味をひいたのは、40年前にオーストラリアが白豪主義を捨てる国民投票をした時のことをアボリジニーの人たちが綴る写真の展覧会についての記事でした。一人は写真の横に「私はもう植物でも動物でもなくなった」と書いています。植民地主義の世界が先住民を人間として認めさえしていなかったことに、あらためて驚きます。

買ってきてくれた人は、オーストラリアでは若い人が販売員をしているのでびっくりしたと言っていました。日本のビッグイシューが若い人を販売員にしない方針をとっている(『フリーターズフリー』01号、111-2ページ)のとは違うようです。…と思ったら、最新号(80号)に挟み込んであった値上げに関する文書は「若いホームレスの人々」に言及していますね。若い人たちの雇用がますます深刻になってきているのを含意しているようで、とても心配になります。

一年前に書いた、南アフリカのビッグイシューに関する記事:ビッグイシュー買った

Tags: , , ,

2007年 10月 2日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オーストラリアのビッグイシュー:

» 「ビッグイシュー」日本版の値上げ トラックバック 富久亭日乗
 「ビッグイシュー」といっても なじみがないかも知れないが、 ホームレス支援のため、 イギリスで創刊された雑誌の日本版である。  ホームレスが路上で雑誌を売って、 利益を生活費に充てる仕組みだ。 日本版は創刊して4年が経つ。 今までに669人のホームレスが登録し、 2億4090万円の収入を提供したという。  新宿ではJR新宿駅南口や西口の高層ビル街で ホームレスの方々が売っている。  「10月1日号」は、「秋、人生を魅了する本」の特集だ。    これまで一冊200円で販売してきたが、 流通経費がかさ... 続きを読む

受信: 2007/10/14 19:16:16

コメント

いつも、大阪駅で決まったおじさんから買います。
おじさんに逢うのも楽しみにひとつです。 ^-^

投稿: はんな | 2007/10/02 15:40:11

はんなさん、お久しぶりです。
私は、たいてい、京阪三条で買います。新聞の切り抜きとかをおまけにつけてくれます。

投稿: うに | 2007/10/03 0:23:07

コメントを書く